続航宙軍   作:ytaki33

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人類銀河帝国ルミナス星系第3惑星アレス帝都ポラリス

続航宙軍 2章 人類銀河帝国ルミナス星系第3惑星アレス帝都ポラリス  002

 

ここは、帝都ポラリスでの家具職人たちの工房です。

 

「トルコの旦那~、、見ましたか。あの、ガラス板という窓に使っているものを、どうやって作っているんでしょうかね」

と職人の一人が親方に質問しています。

 

「ああ、なんでも、アラン様のアーティファクトのボットというゴーレム達の製造工場で作っているって聞いたよ。儂らの技術が上がれば、その技術を伝承して下さるって言われたよ」

 

「そんなんですが、夜間学習が中々理解出来なくて、正直、シリカ(珪酸(けいさん)とか、知らない言葉ばっかりで、結局、その言葉の理解するところから、躓いてしまって、むしろ学校というところで通っている手伝いの職人見習の学生のほうが、良く知ってましたよ。

 うちらって何なんですかね?、同じように、学校を通った方が良いかもしんないんすよ。まぁ、木枠を作るのはあっしらの方が上ですが、そのうち追い越されそうで、不安になってきてやす」

 

 「そうよな、俺も同じだよ。若い方がどんどん、知識の吸収がすごいというか、、うちらは、結構、感で作業していて、肝心の物の構造とか、技術的な事や、力の作用に対する耐久性とかの計算なんてしなかったからな、分からない事だらけだったぞ。もともと、家の造りも、今までは、その家々でみな大きさが違っていて、そのたびに寸法を測って材料選んで、それからだったけど、アラン様の造られた家は、内部の寸法が1mmも違わず、同じなんだよ。

 だから、組み立てるのも簡単で、1軒を1日もかからず出来てしまうんだよ。その方が部材の無駄もなく安くてさらに頑丈で、もし破損しても、直ぐ交換できる、いいとこ尽くめなんだ。儂らの今までの苦労って何だったんだろうって。そう思うと、最近、自信が無くなっていくんだ」

 

「そうなんですよ。あっしらも同じっすよ。なんなんですかねぇ、この焦燥感」

とため息しか出ていないようです。

 

      ◇       ◇       ◇       

 

 AIイーリスとアランさんとのARモードでの通信内容です。

 

 

『かん、陛下、以上のようなことが、職人たちの間で問題視されてます』

(艦長って、言いかけたよね。まぁ、まだ慣れてないからね)

 

『そうだよな。今までの職人さんたちの技量もそうだけど、知識が追いついていないよね。といって無理に転送知識量を上げると脳にダメージが加わるんだよね。全体の技術レベルを上げるのが難しいのはわかったよ。といって脳の改造とか出来ないし、どうしようもないよね』

 

『とはいっても、ゆっくり時間をかけられない状態で、66年後に対応出来るかは分かりません。やっぱ艦長の子供を100人くらい用意しないと』

 

『ち、ちょっと、待ってね。そんな、飛躍した話は置いといて、、別の手段を考えようよ』

 

『お嫁さん増やしたくないなら、希望者集めて体外受精させて子供だけつくるとか』

 

『だーかーらー、そこから話を変えないかな。ね。そんな事いったら、セリーナ達のクローンを増殖するの変わらないよね』

めっちゃ、焦っているアランです。(最近流行の、言い回し)

 

『はぁ、そうですが、具体的な対策案がありませんよ。クローンの体組織も他の女性の者をありますが、他の方でのクローンでも、、』

(この設定は、書籍版2巻の閑話「目覚め」の内容を考慮してます。)

 

『いやいや、結局、俺のDNAが必要なんでしょう?』

 

『イーリスの医療セクションなら、一度に20体を約一月でご用意出来ますよ』

 

『でも、それって、強制的にというか、ほぼ洗脳しているんだよね』

 

『まぁ、そういわれるとそうですが』

 

『話を変えようよ。ね』

 

『・・・了解しました』

この時、イーリスが、少し戸惑っている感じを受けた。そう、なんだろうこの違和感。

 

『ようは、彼らでも出来る事で、いや、彼らでしか出来ない事を探してやる気を維持させるようにしないとな』

 

『はぁ、そうですが。どうするんですか?』

 

『彼らの今までの経験で、こんなものがあったら便利だとか、新しいものを創造させるんだよ。ある程度こちらでそのヒントとなるものを見せて、これと同じのものが出来ないかいと持ち掛けるんだ。最初は中々出来なくても、物を作る喜びを知っているのは、そうした職人さんだよ。創造力だよね。既存の物はポッドでも出来るけど、新しいものは出来ないんだよ』

 

『それは、いい考えですね。了解しました。作りたくなるような刺激的なものを用意します』

 

『また、既存のポッドを小型改良し、印刷機を付けたのを一台用意してほしい。背の高さは150mmのお助けロボットを職人さん専用に常にそばにいられるように配備する。名前は、”はっちゃん”とか愛称で呼べるように』

 

『なんですか、その、”はっちゃん”って』

 

『気安く、なんでもお助けする知識を無理なく伝手られる存在が必要なんだ。今までだと【使徒】アラン様のアーティファクトとして、近寄りがたい存在だったからね。話し方も改善してほしい。もう少し流暢に話せるほうがいいな』

 

『はぁ、分かりました。BT-122Wの8号機を改造します』

 

『ああ、宜しく頼むよ』

 

 こうして、コリント領の職人魂に火をつける事業を起こしました。まさに技術の新発明を起こす部隊を結成しました。やはり、色々ありましたよ。「あったらいいね」シリーズがここに誕生します。そして、お助けロボットのはっちゃんが誕生します。あの、スター〇ォーズのC3XXとか、R2XXみたいなキャラクタロボットです。

 

 のちにこれが、一大文明改革を果たします。




読みかえしてると、色々ありますね。ほんと、こうした投稿って大変です。
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