続航宙軍 2章 はっちゃん登場 006
ここは、魔道具研究施設です。
メンバー紹介です。
1. ゴタニアから移住の魔法ギルドのカーラさん チームリーダ
2. ガンツから移住の家具工房のトルコさん
3. ガンツから移住の鍛冶屋のヨルダンさん
4. ベルタ国王都から移住の細工工房のクルスさん
5. ガンツから移住の革加工のドーハさん
6. 馬車工房のフランクさん
(新しく登場させた人物です。この原作者の登場人物の名前にドイツ人の名前が多いのでそこから探しました。)
7. 画家のレオナルド(初登場の人物、、名前が?)工夫、発想の天才ちゃん
このメンバーは、後にポラリスの七人衆と呼ばれます。
そして、我らの汎用ボット改のBT-122Wの8号機(通称はっちゃん、どっかの旦那2次作品に登場してます)
◇ ◇ ◇
アラン様が、はっちゃんを連れて研究所にやってきました。
「こんにちは、皆さんに紹介したいお助けボットを紹介します」
「えっ、ア、アラン様、、でいらっしゃいますか」
とてんぱっている方がフランクさんです。
「初めましてですね」
「あ、あ、はい」
「そんなに、緊張しないで下さいね。あっ、師匠ご無沙汰しています」
とアランさんがカーラさんに挨拶したら、
「と、とんでも、無いですわ。アラン様から、し、師匠って呼ばれるようなものではありませんよ」
とこちらも、焦ってます。
「まぁ、俺だって、成り行きで【使徒】ということになりましたけど、これでも、普通の一般人だったんですよ。もっと気楽に接してくれると嬉しいんですが、まぁ、でもそういう態度になっちゃいますよね。
要件だけ告げて早々に退散しますよ。要は、今日はこの”はっちゃん”というボットをこの研究所に置いていきますので、細かな計算とか、設計用図面作成とか、また、不明な用語の説明などをサポートしてくれるお助けボット君です。気安く”はっちゃん”と呼んで下さい。では、失礼します」
と、言われて、はっちゃんを置いて研究所から出ていきました。
「はぁ~、いやぁ~びっくらこいたぜ」とヨルダンさん。
「カーラさんって凄い方だったんですね。も、勿論魔法ギルドで、ゴタニアでは有名でしたが、まさかアラン様の師匠だったんですね。そ、尊敬しました」
「と、トンでもないわよ。そりぁ、最初の魔道具の初歩講習を行っただけで、その時から凄い才能の持ち主で、あの料理に使う[ミキサー]の考案者よ」
「えっ、あのミキサーってアラン様が考案なさったんですか」
「そ、そうよ。あの回転する機構が凄かったから、直ぐにA級に上げたわよ」
「そうなんですか。そういや、魔石から回転する動力へですか。もっと強力な回転力を生み出せないでしょうか」
とレオナルドさんが聞いて来た。
「どうしたんです?」
「いやぁ、なに、昔から馬の要らない馬車みたいのが出来ないかなって思っていたんですよ。そうあの車輪が他の動力で回せたら便利かなって」
「す、凄いアイデアですね。そうですね。魔石の魔素量にもよりますが、アラン様の考えたギアという構造は、小さい動力でも大きな力へ変換出来るんですよ。但し、もとの力が風魔法からなので、それほど大きな力には出来ないわね。そういえば、”はっちゃん”聞いてもいいかしら」
「はい、カーラさんなんでしょうか?」
「あら、他のボットさんよりも、話し方が流暢ね。凄く聞き取りやすいわ」
「はい、ありがとうございます。音声回路のメモリーを増量し、DA変換回路のビット数をあげて、より人間の音声に近い言葉を再現しました」
「はぁ、途中のメモリーとかDAなんじゃらとか、良く分からないけど改良したってことね」
「はい、そうです」
「それで、話を戻すけど、この帝都の門の開け閉めに使っているあの回転する機構ってどうなっているの?」
「はい、地下の地熱を利用して、水から蒸気の力をタービンという機構で発電機という電気力に変換し、その電力を銅の配線で伝えたのをモーターという機構で、電気の力を回転力に変換してその動力で門の開閉を行っています」
「元は、熱から水を沸騰させた蒸気でさらにそれを電気というものに変えているのか」
「その電気って、魔石から変換できないのかしら」
「はい、可能です」
「えっ、出来るの」
「詳細な原理は後にして、魔石を薄くスライスしたものを重ねて、プラスという電極とマイナスという電極を繋げると、直流電気を発生する電池が出来ます。
電極にはプラス側に二酸化マンガンとマイナス電極にはリチウムという物質を使います。
これはペタル石から作成できます。、この大樹海から大量に発掘されました。この層を重ねると高い電圧の電池というものになることが分かりました」
「確かに、細かな説明は難しいのね。でも、その電気の力を使って大きな回転力が生まれるのね」
「はい、そうです」
「わかったわ。その回転力を馬車の軸に伝える仕組みを考えれば馬の要らない乗り物が出来るのね」
「そらぁ~すごいですぜ」と馬車職人のフランクさんが喜んでます。
「まずは、試作機を作って見て、またそこから色々問題点を解決していこう」
こうして、数か月後に、あの魔石モータを使った電動カーが誕生します。