続航宙軍   作:ytaki33

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戦艦イーリスの改造内容と謎

続航宙軍 3章 戦艦イーリスの改造内容と謎  012

 

 

 ここは、聖地テラ・サーンクタの修理用ドックです。

 

 今、この場所で戦艦イーリスの修理が行われています。攻撃力をアップする予定です。

 

この惑星に来るときに失ったもの

〇艦橋      →最新装備での追加補修

 

〇機関セクション →現存のリアクターよりパワーアップし、さらに竜の魔石(数百個ある)にて魔素圧縮リアクタを追加。惑星セレスの周回軌道上なら惑星セレスの竜脈と接続可能。

 

〇第一コールドスリープ→最新設備で改造

 

〇第二コールドスリープ→最新戦闘機20機、高速連絡艇5機、エアーシップ(上陸艇)5機(より攻撃に特化する)

 

〇通信セクション   →従来のFTL通信だと現在の位置から一番近い人類銀河帝国の宙域までに数百年かかると算出されたため、サイオン帝国式、多次元通信機能に修正追加。人類銀河帝国の暗号化と通信IDが必要のため変更修正が必要。

 (惑星アレスの宙域が、人類銀河帝国の知られてない宙域であるため、その近くまでには数千光年離れている可能性があるためこの設定を追加しています。)

 

〇格納庫セクション→各種改良したパワーポリマースーツ約500着、最新武器、汎用ボット改100体、偵察及び攻撃可能ドローン100体

                  

それ以外、現在あるセクションも改造強化します。

 

 また、今回の診断結果にて、重大な損傷が見つかりました。そう、メインフレームが予想以上にダメージを受けていました。そう、イーリスの消滅の危機でした。

 

『イーリス、今回の診断で、メインフレームがかなり損傷しているのが判明したよ。無理させていて申し訳ない。もっと早く気付くべきだった』

 

『アラン、ありがとう。その言葉だけでも癒されます。こうして再び、ううん、今まで以上に改修されていますからね。これが終われば、もっとアランの為に尽くせると思うと嬉しくしょうがありませんよ』

 

『そういって、貰うと、心強いね。ありがとう。そういえば、そのメインフレームの修繕中に、隠蔽されていた箇所に封印を施されていたメモリーが発見されたよ』

 

『ええ、聞きました。今、その解析中です。もうすぐ、テラ様から連絡があるそうです』

 

『了解。でも、なんだろうね。凄く気になるんだよ』

 

『そうですね。確かに、このイーリス艦には不明な部分がありましたからね』

 

『そうなんだ』

 

『まず、この艦の名前になったイーリス・コンラート様の体組織ですが、実は髪の毛だったんです。それも、そう、綺麗に切断された髪の毛で焼け跡とかが全くありませんでした。

 本来バグスとともに重巡洋艦テオとともに自爆したなら体組織が残るはずがないんです。リアクターの臨界爆発は数千度の高熱が発生しますから、中心地点は全て蒸発してしまいます。残るはずのない体組織が、なぜあったのかって疑問でした』

 

 

その時です。AIテラから連絡が入りました。

『アラン様、そしてイーリスに報告します。先ほど、イーリスのメインフレームにあったメモリ内の文書の解読が出来ました。以下がその内容になります。

 

――――――――――――――――――――――――――――――――

 この文章を解読したということは、イーリス艦に重大な事柄があったと推測する。ここに記載している内容は、第三者調停者様からの神託の予言の内容を記載する。

 

 我々、帝国新教会にて、この内容は上層部の一部の者だけが知らされている。下手に公にすると混乱が生じる恐れがあるため、秘匿とされてきている。以下がその内容になる。

 

 その予言に従い、我が妻の体組織の保存と、その名がつけられる戦艦に、この体組織を乗せ、この予言書をイーリスのメインフレームに秘密裏に隠蔽した。

 

 その予言の内容は

 

 『人類に大いなる災いが降る注がれるとき、この体組織より生まれし新たなる戦士とその仲間が世界を導き救うであろう』

 

 この予言に基づき、妻の体組織を準備した。

 その後、妻が、タウ・ベガス2星系への任務が告げられた日に、彼女から髪の手を貰い保蔵した。当然、妻に起こりうる災難の事も話した。正直出来るなら他の方法もと考えたが、妻は笑ってこの宿命を受け入れた。それは、愛する者を守るため、自分を犠牲にして守れるならと、そして、これを解読したものに告げる。大いなる災いに備えよ。

 

    人類銀河帝国 帝国新教会 アーロン・コンラート大司教

 

    帝国暦2248年某日

 

――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 アランもイーリスも言葉が無かった。そう、これが、このイーリスが巻き込まれた真実の原因だったのです。すでに、帝国新教会は第三者調整者の存在を認知して、さらに神託を授かっていたんです。それも、この大司教は妻に災いが降り注ぐことを承知で、戦地に妻を送ったんです。衝撃的な内容でした。さらに、イーリス准将は、そう、覚悟していたんです。自分の死を、、

  今、アランが手を握りしめながら、泣いています。そう、何故、、どれだけ辛かっただろうか

愛する者を死地に送る者とそれを受け止め笑顔でその宿命を受け入れる者、その信頼関係は、、でも、他に方法はなかったか、ある意味残酷過ぎます。

 

 そうしなければならない事が何故と、、そして、この時、アランがある決意をしたんです。

 そう、来るべき災いに抗う方法を、、

 

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