続航宙軍 3章 新しい神機と複雑な思い 015
ここは、聖地テラにて、アランと《かみさんズ》のメンバーとAIアテーナ、イーリス、が集合しています。
「今回、ザイリンク帝国での神機っていくつあったの」
とクレリア王妃が尋ねてます。
「全部で12機で、そのうち2機がセリーナとシャロンが認められた。他の機体より少し大きかったな」とアロン
『はい、アテーナより、詳細を説明致します。
まず、10機体は、セラフィム(熾天使)と呼ばれ、
1の翼 アビブ
2の翼 ジブ
3の翼 シバン
4の翼 タンムーズ
5の翼 アブ
6の翼 エルール
7の翼 エタニム
8の翼 マルヘシュヴァン
9の翼 キスレーウ
10の翼 テベット
となります。
【双子の翼】が
青い機体(カホール・トマス)
赤い機体(アド・トマス)
という名です』
『基本性能は、わかりますか?』
『はい、各機体に対して、搭乗者の魔法技能がそのまま使用出来、搭乗中は竜脈より補充しますので、ほぼ、制限なく使えます。
魔素エネルギーは、竜脈より供給。移動等で本体の魔素を使用するので使用後補充が必要です。
大気圏内での通常飛行は最高速度:マッハ10 内部コクピット内は別空間にてGが加わりません。
多次元移動の機能はありません。あれは、サイラス人が追加工した機能です。
アテーナだけは、さらにルミナス様の加護を受けています。
絶対防御システム:使用時間で魔素エネルギーが減ります。約1時間で10%使用。
水中活動も可能です。1時間1%使用
また、機体によって専用の武器があります。剣です』
『そうなんだ。知らなかったよ。アテーナにもあるの?』
『はい、あります。【剣召喚】と唱えると利き手に剣が現れます』
『そう、次回試してみよう。まぁ、人間相手に使うことはないよな』
『そうですね。建物の破壊とかに使えます。バグスの戦艦にも有効打が与えられるはずです』
『そうなんだ。ありがとう』
『基本攻撃は、俺は聖魔法だろうけどね。接近戦も必要な事もあるだろうから。搭乗者が剣術をマスターするのは必須だな。いやぁ~、まさに地球のホロアニメのガ〇ダムみたいだな』
[そういうと、思ってました。見過ぎですとは言いませんけど]
とナノムが突っ込みをいれてきました。
『ちっ、ナノムに先に突っ込まれましたか』
とイーリスがちょっと悔しがってます。それに舌打ち?えっ?
『地球の知識というか、基本、アランのナノムからの情報提供が多いですけどね』
とイーリスさんが、でも結構、艦にいたときも、搭乗員の趣味と調べてましたからね。
(WEB版、書籍版の最初のメインプログラム及びコアプログラム(書籍版)のイーリスの人間観察が述べられています)
さらに、AIアテーナから追加情報がありました。
『あと、10機体セラフィム(熾天使)には、合同技があります。【セラフィムの滅火】というのがあります。但し10機の心が一つに合わされないと発動しません』
『そういう、必殺技もあるのか。結構、訓練が必要だね。単騎だと、そういうの考えないけど、今後の課題だね。そもそも、その搭乗者が誰になるかだものね』
『はい、全て、アラン様のご子息になると思います。【使徒】の子または、従者及び予言の子ですかね。双子の翼は、まさに予言の子になりました。但し、双子の翼が誰に継承権があるかは分かりません。調査が必要ですね』
『そうなんだ。ちょっと、複雑な気分だよ。我が子をこの神機に乗せるということは、バグスと戦わないといけないんだよな。正直、気が重いよ。子の意思に委ねたい。戦いたくない子もいるだろうし、無理強いはしたくないよ』
『そうね、自分の子が、、戦いで、もしもって考えたら。辛いです』
とクレリアが少し落ち込んでいます。
『そうね。これを使わなくても戦いで勝てれば、無理に使用しなくてもいいですよね』
とセリーナ。
『そうね。やはり、人の親になって初めて思います。子を危険な戦いに参加させたくないって』
そう、シャロンもそう考えています。
『重い問題ですわ。そうならないように。頑張るしかないですね』
とカリナも思うところがあるようです。
『そうですか。むしろ自分が育った貴族では、親が騎士なら騎士の仕事を継がせるための教育を施すのは当然の行為でした。戦場に行かせるのも義務になってます』
とエルナが話に入りました。
『そうなんだ。でも、そんな貴族でも、死ぬと分かっている戦場には送りたくないと思うよ』
『そうですか。むしろ武勲を上げる事を重んじられます』とエルナ
『そうか、地球の日本でも、戦国時代の武将の子らは元服後、初陣で戦場に駆り出されるってあったな。14,15で戦場だよ』
『そうなんですか。地球は、そういう歴史があるんですね』
『正直、今回のことで、イーリス准将とその夫アーロンさんの思いが辛かった。死を覚悟して愛する者を送り出すなんて、いくら神託で定めだとしてもね』
そうです。もし、自分ならそう出来るかって思います。いくら、多くの命を救うために愛する者を犠牲にすることが。
でも、いつかは、このバグスとの壮絶な戦いに終止符を打たなければ、全てが奪われるんです。そう、全てが、、