続航宙軍   作:ytaki33

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建国20年目 新たな乗り手 暫しの別れ

続航宙軍 3章 建国20年目 新たな乗り手 暫しの別れ 030

 

 

 

 時が経ち、建国20年目 第1子たちが18歳になりました。

 

 ここ、ザイリンク帝国の神機の祭壇に、子供達全員で来ています。

すでに、コンバットレベルは、最高がマグニで85、他も75~80と凄いです。

アランがこの星に来た時で85ですからね。皆、流石に優秀です。

 

 そして、神機のセラフィムの10機には、全員が選ばれました。

     機体名       搭乗者     剣の名

1の翼  アビブ        マグニ     フラガラッハ

2の翼  ジブ         オーディン   バルムンク

3の翼  シバン        ビクトリア   シャスティフォル

4の翼  タンムーズ      ウル      カラドボルグ

5の翼  アブ         ピュラー    バルムンク

6の翼  エルール       アラル     ブルートガング

7の翼  エタニム       オグマ     フルンティング

8の翼  マルヘシュヴァン   レア      アロンダイト

9の翼  キスレーウ      ルフタ     グラム

10の翼 テベット        シン      ミスティルテイン

 

 勿論、全員が1の翼にも乗れますが、戦術的にマグニが指示を出し、サポートにオーディンが回ります。但し、オーディンのコンバットレベルが75で一番低いですが、周りの事をしっかり見られるので、2の翼にしました。

 

 それぞれが、搭乗し、初めてのフライトをしています。流石に戦闘機訓練もこなしていますからすぐに編隊飛行でVicフォーメーションを披露しています。

 まだ、円形フォーメーションは出来ていませんが、立ち姿でホバリングし、空中で様々な隊列を行っています。これには、同行していたザイリンク帝国の神官長が驚いています。

 

「流石は、【使徒】様のお子ですね。初めての搭乗で、これほどとは、、いやぁ、感服致しました」と絶賛しています。

 

 今回は、エラ王妃の子も6歳となり、『女神の雫』の投与も終わったので、連れてきています。

 

「大きくなったら、あの、ふたごのつばさにのりたい」

とディアーナが早々にやる気を見せています。

 ウェスタの方は、まだ、実感が無いようで、他の子たちの飛んでいる姿を楽しそうに見ています。まぁ、双子といっても性格は違いますからね。ウェスタは、とてもおとなしい感じの子です。それに引き換え、活発なのがディアーナです。

 

 最近は、エラ王妃が本当にお母さんになった感じで、子供たちを本当に可愛がってますね。そう、自分が得られなかった、母親としての愛情をこの子たちにはいっぱい感じてもらおうとしています。それだけに、この子らを闘いの場には送りたくないとも思っています。

 でも、いつかは訪れる、バグス。その脅威も知っています。すでに、エラ王妃もこの神機を使った訓練もしていました。

 でも、いまだ、アラン様の乗られる神機アテーナには選ばれていません。

 たとえ【使徒の従者】であってもダメでした。勿論、理由も知っています。それが、どんなに大変なのかも、、

 

 そして、遂にアラン様が皆にお知らせがあるということで、人類銀河帝国総会議が帝都ポラリスで開催されました。

 

          ◇       ◇       ◇       

 

 ここは、帝都にある大聖堂です。各国の代表や、軍事関係者など、総勢50万人もの人々が建国20周年の祝典とこれからの【大いなる災い】に対しての今後の方針を発表します。 大聖堂の講壇の後ろにルミナス像の手前と、3階構造になっている2階と3階席には、各国の代表が、1階手前に帝国軍幹部が周りを守るように取り囲んでいます。

 そして、ルミナス像の横に大画面のプロジェクター用の幕が張られています。

 

「お集りの皆さんに、これからの人類銀河帝国の皇帝陛下アラン様より、重大な発表があります。ご静粛願います」

と講壇におられるゲルトナー大司教が挨拶致しました。

 

 その後、講壇に登られたアラン皇帝がゲルトナー大司教と入れ替わりに講壇から演説を行った。そのプロジェクタの幕にアラン皇帝の姿を映し出しています。

 

「この場は、皇帝としてでなく、【使徒】として語る。来るべき【大いなる災い】に対抗するために、約40年のコールドスリープに入る。

 これは、生きたまま、冷凍状態になり今の体力のままで、40年後この姿のまま再び皆の前に立ち、神機アテーナにて宿敵バグスに戦い皆を必ず守ると女神ルミナス様に誓う」

 

 そう語られた時、会場が騒然となった。ある者は、そのような事が可能なのかとか、信じられぬといった声が上がり、その多くのものが罵り、罵倒し始めた。

 まぁ無理もありません。まだ、全部の人間が『精霊の雫』の加護を得られてませんから、知識としては知られていますけど、実際は殆ど理解されてません。そう、逃げてると思われているんです。さらに、自分の子が神機アテーナに選ばれていないことも、甘やかしているとか、、難癖つけているんです。

 

 

 その時、突然、ルミナス像が輝きだし、辺りが真っ白な空間に染まった。

 

 『我が【使徒】の言葉をよもや、疑っておるのか。過去にも我が奇跡を見ながら、私利私欲に走り、我が教えに背くもの達よ。今今、申し渡す。もし、その災いに至るとき、民全ての心が一つとなり、この災いに抗うならばその命救われ、もし背けばその命失うであろう』

 と荘厳な声と共に怒りが込められた御言葉が語られ、その御姿を顕現為さりました。

 ここにいる、全ての民が、その御前に跪き頭を垂れています。

 それに、はっきりと、明言されました。使徒と共に戦うものはその命を救われ、そうでない者には、最悪、死が待っていると。そうです。今後一切、その恩恵を与えないと。

 

 その御言葉の後にアラン様が語られました。

「ルミナス様、ありがとうございます。そのお言葉だけで、どれだけ力と勇気を賜りました。そして、ここにいる者達を決して責めないでください。彼らは知らないのです」

 

『アランよ。何と慈悲深きことよ。これからは、ルミナスの【使徒】ではなく、【ルミナスの子】と名乗りなさい。新たな加護を与えます』

 と云われ、アラン様の体が光りました。

『アランがこの星に来た時の若さに戻しました。その状態でコールドスリープしなさい。さらに子供達と予言の子の双子には、【聖魔法】ホーリーアローとホーリーランスの加護を与えます。

また、双子の翼には、距離4万km以内の亜空間移動(ワープ)と、数秒の絶対シールドの機能を付与します』

 

こうして、暫しの間、アランとセリーナ、シャロン王妃の3人が来るべき【大いなる災い】に向けて眠りにつきました。

 

 この内容は、全世界に、動画配信されました。さらには、ここに参列したもの全てが悔い改めています。

 

 

 

 

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