続航宙軍   作:ytaki33

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バグスとの厳しい闘い その1

続航宙軍 3章 バグスとの厳しい闘い その1  035

 

 まだ、バグスとの闘いは始まったばかりです。

一見、優位に進んでいるように見えますが、アラン様だけは、始終、苦虫を潰したような表情をされています。

 

「アラン閣下、惑星アレス帝国軍も凄いですね。まだ、地上にバグスが降下する前に敵を撃破しています」

と副官であるセリーナ副総司令が戦果を褒めています。

 

「凄く嫌な予感がするんだ。バグス達がこんなに簡単に撃破出来ない。これは囮の部隊のような気がする」

 

「えっ、そんなんですか?」

 

「ああ、あいつらの狡猾さは、普通じゃないんだ。惑星ミルトンでは、始め有利だとしていたサンダーボルトが効かなくなったんだよ。すぐに対抗手段を用意していた。多分奴らは、この戦況を分析している。すでに対抗手段を用意していると思うぞ」

 

「そうなんですか」

 

『AIテラ、全軍に至急連絡頼む。この部隊は囮だ。次に攻撃してくる部隊がいる。探査レーダー及び、異空間センサーを惑星セレスの大気圏内に集中させてくれ、微妙な空気振動及びアンチステルスセンサー起動。電波を吸収している場所も検知してくれ』

 

『AIテラ、命令受諾、直ちに全部隊にアンチステルスセンサー及び異空間センサーの捜索を指示します』

 

こうして、数分後に、各部隊から、連絡が入りました。

『AIテラより、各主要都市から、結果が送られて来ました。各主要都市上空に、アンチステルス反応あり、電波を吸収した箇所多数。約300都市全域に反応あり。

緊急警報発令。

各主要都市、防衛隊直ちに攻撃を開始してください。繰り返します。

緊急警報発令。直ちに攻撃を、、、、』

 

「ウーーーー、ウーーーー」各都市に緊急サイレンが鳴り響きました。

 

 各都市の防衛ラインが一斉にアンチステルス反応の箇所に砲撃を開始しました。

 

「ババババーー、キュン、、ババババーーー、キュン、キュン、、ババババーー」

 多くのビーム砲の音、リニアカノン砲の音が飛び交っています。

そして、その砲撃の場所に、今までにない上陸艦が姿を現しました。そうです。すでに亜空間移動にて、地表近くにワープしていたんです。

 

 まさに、そこから、無数の飛行型バグスが飛び出してきています。

 

 『神機セラフィム、直ちに首都防衛に回れ』

とアラン皇帝から直接子供たちに指令を飛ばしました。【女神の雫】を受けた者は、距離無関係にナノム通信が可能です。

 

「我々も、出動する。【召喚アテーナ】」

 

【召喚カホムール・トマス】青の機体のセリーナ

【召喚アド・トマス】赤の機体のシャロン

 

が遂に出動しました。

 

『AIテラ、一番多くのステルス上陸艦は、どの都市だ』

 

『はい、ポラリスです』

 

『了解、アテーナ、ポラリスに【多次元ワープ】』

 

『了解しました。【多次元ワープ、ポラリス】』

 

こうして、次々と数の多い都市に向けて飛び立っていきました。しかい、神機の数に対してはるかに分散された都市の数が多く、当然、被害が出て来てます。

 

 

 とある、都市での攻防戦です。

 

『こちら、新生ルミナス共和国ハイファ市。救援を頼む。帝国軍パワーポリマ部隊が壊滅しそうだ。

救援を頼む、、、、』

 と悲痛な叫びがあちらこちらから聞こえてくる。そう、全部が対応出来ていないのだ。

『AIテラより、今人類銀河帝国からの救援隊が、まもなく到着する。希望を捨てるな』

 

『ーーーツーーツー』通信が途絶えていた。

 

『こちら、コスモドラゴン、144番隊、、只今、アラム共和国ハイファ市上空に到達、直ちにバグスを殲滅する』

 

 約1時間後には、このハイファ市のバグスは、殲滅されたが、住民は地下シェルターにいて全員無事を確認したが、防衛していた帝国軍は約9割が死亡、残りも重症だった。

 

ポラリスにワープした【アテーナ】は、数万いたバグスとステルス上陸艦10隻を瞬く間に、壊滅していた。

 

          ◆       ◆       ◆       

ポラリスにいたバグスの艦隊の指揮官が、本体の部隊に通信をしている内容です。

 

 《なんだ、あのこんじきの はねのはえたぽっどは、みたことがないぞ。それに、なんだ、あのこうげきは、いっさいのぼうぎょがきかず、ひかりのやりがあたったしゅんかん、こなごなにされている。 しきゅう、ほんたいにこのじょうきょうをつたえろ》

 

          ◆       ◆       ◆       

 

他にも、神機のセラフィム(1の翼)が向かった都市では、

 

【ホーリーアローX10000】

を唱えると、全ての聖なる矢が、全てのバグスに照準され、放たれました。当然、バグス達は、躱すように素早く移動しましたが、全ての矢が追従され、全てに命中し撃ち落されていきます。

上陸艦には、

【ホーリーランスX10】

と10隻の上陸艦が消滅しています。こうして、主要都市での攻防が続いています。

 

 

『AIテラより、新生ルミナス共和国(旧アラム聖国)の首都ベツレヘムにも多数のステルス艦あり、至急、【双子の翼】の出動を命じる。繰り返す。【双子の翼】の出動を命じる』

 

『『了解、命令受諾、カホムール及びアド・トマス。行きます』』

【【ワープ、首都ベツレヘム】】

さすが、双子です。ほぼ、同時に魔法起動し、新生ルミナス共和国にワープしました。コールドスリープに入る前に、ルミナス様かたの加護にて、新たに手に入れた魔法です。

 

 ベツレヘム上空にステルス上陸艦が20隻います。他にも多数の小型上陸艦もいました。

このセリース大陸で、最も人口の多い都市です。

 

 【【ホーリーランスX10】】

と、同時に魔法を起動し、瞬く間に、敵のステルス艦20隻が粉々になっています。

 

さらに、剣を召喚し、小型の上陸艦を、舞を舞うように、切り刻んでいます。そして、攻撃後敵艦が爆発する瞬間は、絶対シールドを張って防御しています。

「ジュバッ、、ババーン、ジュバッ、、ババーン」と切っては、瞬間移動し、、さらに2機が同時

に、大型の敵艦に対して、合体技

【【クルクスアタック】】

と十字に切り刻み、撃退しています。

 

 

その光景をみていた、ベツレヘムの兵士たちが、

「双子の戦舞姫だ」と、天を仰ぎ、祈っていたとか、、

 

 

そこに、AIテラから、緊急通信が送られて来ました。

 

 




アラム聖国→新生ルミナス共和国(39話 法王の最後にて)
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