続航宙軍 3章 エピローグ 041
1回目のワープが終わりました。
『アテーナ、ごめんな。俺のわがままを聞いてくれて、つきあわせてしまった』
『いいえ、アラン様、そんなことはありません。むしろ、こうして一緒にいられることを嬉しく感じます。、、ああ、いま、知りました。人の心の温かさを。、、わ、私にも、どうやら、魂が宿ったようです』
『えっ、イーリスと同じ?』
『ええ、そうです。未知の魔素によるシプナスが出来ています。そして、暖かいです。本来、私たちAIには、人の感じる、五感を感じられませんでした。
でも、今、アランの暖かさを感じています。前にイーリスが魂を持ったことを羨ましく感じていました。それが、こうして最後に感じる事ができて、、本当に嬉しいです。
そう、作られて、約2000年をただ待つしかありませんでした。もしかして、このまま、永遠に動くことなく終わっていたかも知れないんです。、、それが、この数十年が本当に楽しかったです。こちらこそ、本当に感謝しています。でも良いんですか? 皆さまに最後の挨拶もしませんでしたが』
『良いんだよ。むしろ、止められるのは分かっているし、俺も、辛くなるからな。アテーナもありがとう。こちらこそ、感謝しているよ』
(ナノムも、ありがとな。こんな俺にずっと付き合ってくれて、本当にありがとう)
[いいえ、アテーナ様と同じです。むしろ、他のナノム達が味わえない、充実感で満たされています。こんな風に最後に声をかけて貰って、ナノム冥利に尽きます。こちらこそ、最後のお力に少しでもお役に立てれて嬉しいです]
『それで、アテーナ、最後の仕事を頼んでもいいかな。敵バグスの親玉がいるそばまで、ワープしてくれ。着いたと同時に、最後の魔法を発動する』
『了解しました。敵大将の座標確認しました』
[魔素の最大量準備完了しました]
アランが最後のワープ発動を唱えました。
【多次元ワープ、敵バグスの親玉そば】
◆ ◆ ◆
「もう、やつらの、せいけいのすぐそばに、わーむほーるがつながりました」
「そうか、では、われらのちからをみせ、おびえあがらせて、いたぶりながら、ころそうか」
「そうですな。このきょりなら、あの のばぁみさいるは つかえませんからな」
「さすが、さんぼうじゃな、、そろそろ、このわくせいばぐすが とおりぬけるところじゃな」
「はい、あと、すうふんで、とうちゃくいたします」
「わしも、べつ、うちゅうをじかにみるのは はじめてじゃ。いつもはえいぞうだけだからな」
「さようで、いま、この こうていかんきょうの しゃへいされたまどを あけまする。しばし、おまちを」
この要塞惑星バグスの皇帝の居る艦橋ブリッジの遮蔽された窓のシールドが開けられました。
「おお、これが、べつうちゅうか。たしかに、うつくしいぞ。われらのせかいは こうせいがほとんどない、あんこくのせかいだからな。このうちゅうは、かがやいているほしがおおい。ん?なんだ まどのそばに、いま、かがいているはねがあらわれたぞ」
「えっ、いま、なんと、かがやいている はね?、、いや、まさか、、、」
その時です、その一点が、猛烈な光を発し、目も開けられない状態になりました。
「ま、まぶしい・・・・」といいかけた、その声が、最後でした。
◆ ◆ ◆
魔法名:【アルティメットホーリー】、自分の命と引き換えに、直径10万kmの球状を完全シールドで覆い、その内部でⅡ型超新星爆発を起こし、その後ブラックホールが発生し全てを無に変える。究極魔法です。
内核は1000億Kの温度に達し、逆ベータ崩壊によって中性子とニュートリノが生じ、10秒間の爆発で約10の46乗ジュールのエネルギーが放出されます。そのため、そのままでは近くの星系にも影響があるため、完全シールドで覆い、その内部だけを破壊、消滅させます。
そのアランの魔法が行使された後に、惑星アレスの全人類が、見知らぬ声を聴きました。その声は、荘厳な響きが感じられる声で
『テ・テ・レ・ス・タ・イ(成し遂げられた)』
こうして、この宇宙に予言された【大いなる災い】が取り除かれました。
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ここは、真っ白な、世界でした。
『初めましてですね。アラン・コリント、、中尉』
『えっ、あ、なたは、なぜか、初めてって感じじゃないです、、えっ、まさか、イーリス中佐 いやイーリス准将?』
『ふふ、久々にその名で呼ばれたわ。でも、死んだあとは、准将になったのね。 ここは、聖域の調整者予備空間(パラダイス)ともいえるところよ。 私の意思を受け継いだアラン・コリントさん』
『えっ、調整者予備空間?』
『そう、ここで次代の調整者を育てるところね。そして新しい星系ができたら、そこに派遣されて調整者となるの。私も、もうすぐ出来る星系に派遣予定よ』
『ちょ、調整者!、、いやいや、自分なんか、だめでしょう、、』
『いきなりは、なれないから、そう、上級士官教育をうけるのと一緒ね』
『いやいや、あのときも、いきなり艦長なんて、、ああ、なにかまちがっているよ、、あははは』
『それじゃぁね』
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これで、この物語は終わります。拙い文章で、申し訳ありませんでした。
楽しんで頂けたら幸いです。
多く方々に読んでもらえてうれしいです。他にも、多くのファンが原作者様の復帰を待ち望んでいます。
「航宙軍士官、冒険者になる」大ファンの一人より