カードファイト!! ヴァンガードG -LUPIN- ヴァン外編 作:D・MAKER
ドラゴンエンパイア支部の一室
「アキラ、このイベントの流れなんだけど……」
「どれ……」
アキラとトコハが、トコハの兄であるマモルから支部のイベントの手伝いを頼まれた。内容は小学生以下の子供を対象に、初めてのティーチングのスタッフだ。
「思い出すなぁ、トコハとのティーチングファイト」
「最初は初めてとは思えないくらい、飲み込みが早かったわね。私もビックリ……」
「そうなのか? 」
トコハとの初めてのファイト、アキラにとっても良き思い出である。あのファイトが無ければ、アキラがファイトをすることは無かったのだから。
「教える立場になるの初めてだから、しっかりと企画書の方を読んでね」
「あぁ」
――――
ドラゴンエンパイア支部、イベント当日……
「お集まりの皆さん、こんにちは」
「「「「「こんにちは!!」」」」」
イベントステージのマモルの挨拶に、集まった子供達は大きな声で挨拶を返す。
「今日は初めての君達の為に、ヴァンガードを始めよう講座を開始します! 今日は特別ゲスト、トコハお姉ちゃんとアキラお兄ちゃんが来てくれてるよ! 」
「こんにちは~! 」
「今日は宜しくね」
「わぁ!! 『Q4 NEXT』のアキラさんとトコハさんだ!!」
「凄い凄い! 」
ステージに登場したアキラとトコハ、子供達は2人を見て大喜び。
「それでは皆、スタンドアップ……」
「「「「「ヴァンガード!!!!」」」」」
――――
「ねぇねぇトコハお姉ちゃん、此処はどうするの? 」
「それはね、こうして……」
「そうなんだ、ありがとう! 」
「トコハ、人気だな」
「お兄ちゃん、コッチのカードの効果を教えて~! 」
「あぁ、この効果は……」
「そっか、そうするんだ」
「アキラの教え方も上手いじゃない」
「初めてだけど、今の所は上手く行ってる」
トコハとアキラは子供達から、効果や手順を1つ1つ答えて行く。アキラも誰かにヴァンガードを教えるのは初めてではあるが、上手く説明が出来て順調である。
「ねぇねぇ」
「どうかしたのかな? 」
1人の女の子が、トコハの腕の袖を掴む。
「お姉ちゃんとお兄ちゃんは、恋人同士なの? 」
「え……!?」
女の子の突然の質問に、トコハも驚く。
「えっと、そのね……」
「そう、トコハと俺は恋人同士……カップルだよ」
「ちょっ!?」
「カップルになったら、ヴァンガードも上手くなるの? 」
「そ、そういう訳じゃあ……」
「その通り、愛は人やイメージを強くするんだよ」
「アキラあああああぁぁ!?!?」
アキラの連続爆弾発言で、トコハも顔を真っ赤にして叫ぶ。
「ちょっと、こっちに来なさい! 」
「あれ……? 」
トコハに強引に腕を引っ張られ、子供達には聞こえない範囲の場所まで連れて来られたアキラ。
「小さな子供達の前で、あんな爆弾発言をしない! 」
「ウソは言ってないけど? 」
「まだあの子達には早いでしょ! 全く……」
「照れてるのか? 」
「誰の所為だと思ってるのよ!? 」
「その赤面な顔も、また可愛いけど」
「誤魔化さないで! 」
「ん……」
「!?……」
怒るトコハに、アキラは唇を奪った。トコハは不意に唇を奪われて、再び赤面になる。
「全く、本当にキザなんだから……でも、大好き」
「俺も……」
そう言うと、またしてもキスをしようと2人の距離が短くなる。
「君達、何をしてるのかな……? 」
「「あ……」」
その時、いつの間にか2人のやり取りを見ていたマモルが居た。一見、笑顔なのだが……黒いオーラを感じる。
イベントが終わった後、2人が説教されたのは別の話。
TO BE NEXT
ご観覧ありがとうございました!新年早々のシリーズとなります!
此方は基本的に、更新が不定期で遅めですが宜しくお願いいたします!