カードファイト!! ヴァンガードG -LUPIN- ヴァン外編 作:D・MAKER
相手はミサキ、アサカ、スイコとなります!
「ゴメンね、棚卸に付き合ってもらって」
「構いませんよ、キャピタルにはお世話になってますから」
「ありがとね」
昼のカードキャピタル2号店。
本日は棚卸の都合で休業しており、アキラは朝からミサキの業務を手伝っている。
「ふぅ……あと少しね」
「そうですね。ミサキさん、ストレージBOXはどこに置きましょうか?」
「右の棚にお願いね」
「はい」
業務も大詰めとなり二人はペースを上げて業務を進める。
「終わったわね」
「終わりました」
30分後……二人が棚卸を終えると時計は12時を指してた。
「ねぇ、この後は時間あるかしら?」
「特に予定はありませんが」
「だったらお礼に食べに連れて行ってあげる」
「いえ、お礼だなんてそんな……」
「あら、私と食事をするのは嫌かしら?」
「そ、そうでは……」
「だったら、行くわね?」
「は、はい……」
ミサキと食事に行くのを強制させたアキラだった。
☆
「到着よ」
「綺麗なお店ですね」
ミサキに案内されて到着したレストラン。
まるで結婚式場みたいな純白な塗装が特徴だ。
「あら、アキラ君♪」
「偶然ね」
「あ、スイコさん」
「鳴海アサカまで……」
二人の横から現れたのは『立凪スイコ』と『鳴海アサカ』だった。
「お二人も食事ですか?」
「偶然、アサカさんに会っただけよ」
「それにしても抜け駆けなんて、貴女にしては狡いじゃないの」
「はぁ……アンタこそ雀ヶ森レンのお守りは?」
ミサキは溜息をつきながらアサカに尋ねる。
「レン様はお一人で出掛けられたわ」
「私も今日はオフだったから、さっきアサカさんに会って一緒にね」
「それで……二人で食事に来たってわけね……」
「えぇ、しかも運のいい事にアキラ君に会えたんだもの♪」
「ん?」
アサカはアキラの顔を見るなりニヤリと笑う。
「まさかアンタ……」
「私もアキラ君と一緒に食事するわ♪」
「な……!?」
「あらアサカさん、抜け駆けはダメよ?」
「仕方ないわね」
「待ちな、私はアンタ達と一緒だなんて言ってないから」
「ケチなこと言ってると、アキラ君に嫌われるわよ?」
「えっと……」
アキラは自分に振られ苦笑いを浮かべる。
「アサカさん、アキラ君が困ってるわよ?」
「珍しくまともな台詞ね」
「私の方がいいわよね?」
「スイコさん……」
「はぁ……分かった。4人でランチにしましょ」
「そうこなくっちゃ♪」
スイコはやってやったと満面の笑みを浮かべる。
☆
「美味しかったわ」
「サラダのドレッシング、もう少し味が濃くても良かったのに」
「濃すぎても素材の味が台無しになるから」
「……」
女性三人と食事をするアキラ。
周りからすれば両手に花だが本人は苦笑いしながら見る。
「アキラ君、手が止まってるけど大丈夫?」
「え? だ、大丈夫ですよ……」
「きっと……戸倉ミサキの圧が怖かったのね。可哀そうに……」
「はぁ? アンタの圧が原因でしょ?」
「なんですって?」
「やるの?」
「またしても……」
ミサキとアサカは火花を散らす。
アキラはさらに困惑する。
「二人とも、アキラ君が困ってるからやめましょう?」
「むむ……」
「分かった……」
「ふぅ……スイコさん、ありがとございます」
「どういたしまして♪」
アキラに礼を言われたスイコはニッコリする。
「そうだわ!」
「スイコさん?」
「はい、プレゼント♪」
「プレゼント?」
「「なっ!?」」
スイコがアキラに渡したのは赤い包装をした小さな箱だ。
アサカとミサキは動揺する。
「特別な日ではないけど、以前からプレゼントしたくなったの♪ 開けて見て♪」
「はい……ネクタイピン?」
中に入ってたのは赤と黒のネクタイピンだ。
「赤と黒はアキラ君のイメージかなって? アルセーヌも同じ色だもの♪」
「あ、ありがとございます……」
「ウフフ♪」
「ちょっとアンタ!」
「アイドルが抜け駆け!?」
アサカとミサキはアキラとスイコの間に割って入る。
「いいじゃない、プレゼントくらい」
「ファンが知ったら大炎上じゃない!」
「全く……」
「まぁ、落ち着きましょうよ……」
「だったら……」
「んむ!?」
「ちょ!?」
「あら」
ミサキがアキラの唇を奪う。
「ん……はい、いいプレゼントでしょ?」
「み、ミサキさん……」
「ズルいわよ! 私もアキラ君を!
「んむ!?」
アサカも負けずとアキラの唇を奪う。
「ん……」
「んん……!?」
「アンタ、長過ぎよ! 離れなさい!」
「ちょ……!?」
ミサキがアサカを無理矢理に引き剥がす。
「じゃあ私も……」
「み、皆さん……」
「アキラ……?」
「!?」
背後から聞き覚えのある声がしたアキラは振り向いた。
「随分と楽しそうね?」
「と、トコハ……」
「取り合えず、そこに正座」
「……」
「正座!」
「はい……」
鬼の形相で仁王立ちしてたトコハに2時間説教されるアキラだった。
FIN
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
今回はバレンタインの話が出来ませんでした……(汗)
次回も機会があれば、よろしくお願いします!