カードファイト!! ヴァンガードG -LUPIN- ヴァン外編 作:D・MAKER
「それで、何故に俺……?」
「いいじゃない♪ アキラなら私たちのナイトとして相応しいんだもん♪」
「ナイトは江西さんじゃん……それに俺は……」
「賊だ……でしょ? アキラ君の言うことは分かるよ♪」
「…………」
土曜日の朝――。
変装してるラミラビ二人がオフだからと言う理由でアキラを呼び出し、買い物に付き合わせている。
「トコハにバレたらヤバイのに……」
「ちょっと! 私達と一緒なのに、トコハの名前を出しちゃダメじゃない!」
「アキラ君、やっぱりトコハがいいの……?」
「…………」
「今日は久しぶりに
「堂々と抜け駆けって言ってる……」
「アムぅ! 独り占めはダメだって言ったでしょ!?」
「分かってるわよ」
ルーナが釘を刺すと、アムは少し不貞腐れていた。
「それで、いつになったら入る?」
「そうだった、トコハや他の略奪組の人たちに見つからない内に行かないとね!」
「じゃあアキラ君、行こうよ!」
「あぁ~~…………」
アキラは二人に腕を掴まれ引っ張られるのだった。
☆
「いっぱい買ったねアム~♪」
「そうね♪」
(結構、買ってるなぁ……アイドルって給料高そうってクミも口にしてたっけな……)
「…………」
「どした?」
「アキラって、いつも似たような黒い服ばかりだなぁって……」
「まぁ、黒をベースに赤か白かな」
「ふ~ん……なるほどねぇ」
アムは相槌しながらアキラを見る。
「だったら、私がアキラの服を選んであげる!」
「はい……?」
「そうすれば、一緒にアイドルする時に役立つでしょ?」
「さすがアム!」
「もしも~し、俺はアイドルをするなんて……」
「なぁに? 折角、私が選んであげるって言ってるのに不満なの?」
「そ、そう言うワケじゃなくて……」
「大丈夫だよ、私とアムがアキラ君に似合う服を選んであげるから!」
「あ、うん……」
こうしてアキラはラミラビによって(無理やり)服を選んでもらうことになった。
「最初はカジュアルな水色のカッターと白いTシャツね!」
「わぁ、爽やか~!」
「な、何か違和感が……師匠の方が合うな……」
「そう? じゃあ次はコッチ!」
次にアムが出した服を試着室で着替えるアキラ。
「こ、今度は……赤いチョーカーと、黒コートか……コッチは好きかな」
「あ! だったらコッチはどうかな?」
「ルーナ、何を持って来たの?」
「えっとね、ワンピース!」
「女性のじゃん……」
「うん! 女装のアキラ君も見たいなぁって♪」
「…………は?」
ルーナの発言にアキラは固まる。
「ルーナ、ナイスアイディア! じゃあアキラ、次はコレを着て♪」
「…………」
「アキラ君、どうして元の服に着替えてるの?」
アキラは試着室の扉を閉め、本来来てた服に戻す。
「女装は、死んでもしないから……では!」
「「あぁ!?」」
アキラは猛ダッシュで逃げて行った。
「アキラ、待ちなさい!!」
「アム、早く捕まえないと!」
「えぇ、絶対に逃がさないわ!!」
アキラに女装させようと、アムとルーナも猛スピードで追い掛けるのだった。
FIN
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
こちらも裏ヴァンと同様、ゆっくりになりますが、次回もよろしくお願いします!