ダンジョンで料理人が有名なのは間違っていますか?   作:混沌の魔法使い

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メニュー12 お好み焼き

 

メニュー12 お好み焼き

 

音を立てて馬車が止まり、俺は荷物を背負って馬車から降りる。

 

「悪いな爺さん。無理言って乗せて貰ってよ」

 

「良いさ、どうせワシはオラリオに向かう途中じゃったし、話し相手がいてくれて楽しかったわい。しかしあんたみたいに料理の上手い人が根無し草とはの」

 

「はっはっは。あちこち見て回るのが楽しくてな! それより爺さん、オラリオに行くんなら気をつけろよ? 最近あんまり良い話を聞かないからさ」

 

「荷物を降ろして帰るだけさ、じゃあな。兄ちゃん、またどこかで!」

 

「ああ、またどこかで」

 

またどこかでと笑いながら言う爺さんに手を振り返し、整えられた山道を歩き出す。

 

「しかしまぁ何年ぶりだ? 3年……いや、5年か?」

 

俺が向かっているのはゼウス・ヘラファミリアの団員とサポーターが作った田舎の村。オラリオの近くだが、そこはそれ、ユグドラシルの拠点擬装用アイテムを使っているので、オラリオの住人がやって来てもアルフィア達だと認識出来ないようにしてあり、それによってアルフィア達はオラリオから馬車で移動できる範囲に拠点を作ったわけだ。俺も暫くはその村に滞在していたのだが、アルトとメーテリアの1人息子、ベル・クラネルが産まれて、1年くらい後にこの世界を見て回りたくて村を出たきりで、何年ぶりに帰って来たかは正直定かでは無いが、多分4~5年はこの世界を放浪していたと思う。リアルでは見れなかった自然溢れる世界を見たいという欲求を俺は抑えられず、ザルドやアルフィアに止められたが俺は旅に出る事を選んだ。

 

「しかし色んな物を見たなあ」

 

緑溢れる森や、美しい海、流れる川や、森の中でくらす様々な動物達、そしていろんな国や村で触れ合う人達。その全てが新鮮で輝いていた。まぁちょっとおかしい奴もいたけど……。

 

「とりあえず2度とメイルストラとテルスキュラとラキアには行かないようにしよう」

 

歌劇の国ではなんで私の魅了が効かないとか怒る女神がいたし、ラキアではなんかアレスとかいう神が横暴だったので顔面にマーボー豆腐をシュートして兵士に追われながら着の身着のまま逃げてきたし、テルスキュラは……うん、忘れたほうが良いな。まさか女だけの国とは思わなかったし、なんか襲われたので適当にいなしてるうちに歓迎されて暫く腰を落ち着けていたが国を出ようとしたら殆どの国民に追われたし、何が原因かは分からんがとりあえずほとぼりが冷めるまでは絶対に近づかないほうが良いだろう、なんか目が怖かったし……。

 

「良い奴らもいたんだけどなあ」

 

なんか危険なモンスターを監視してるというファミリアと女神にもあったが、彼女らは良い連中だったので緊急時に逃げれるようにアイテムも渡したし、なんか明らかなバトルジャンキーにもあったが、どこかウルベルトに似てる事もあって意気投合したし、闇派閥とか言ってたけどただのバトルジャンキーの集まりでゼウスとヘラファミリアに勝つのが全てであり、罪人に相応しい処罰をとか言っていたな。流石に空気を読んでゼウスの爺さんとヘラに世話になった時期があるとは言わなかったが……それに後はやたらちゃらい神にもあったな、こいつもこいつでどこかペロロンチーノに似てて憎めない奴だったな、ただあんまりむかついたので口に麻婆豆腐を捻じ込んで、物凄い痙攣したが神だから生きてるだろ。うん……その後何かあったかもしれんが、俺は知らん。

 

「おお、随分と変わったなあ」

 

俺がいた時よりも規模が大きくなってる畑や、放牧されている牛や豚を見ながら村の中に足を踏み入れ、アルトとメーテリアの家へ向かっていると白い髪が視界を過ぎった。それが一目でアルトとメーテリアの子供だと分かり俺は思わず苦笑した。

 

(ずいぶんとでかくなったな)

 

当然と言えば当然か、子供の成長は早いって言うしなと思いながら雑草を抜いていた子供に俺は歩み寄った。

 

「おじさん、だあれ?」

 

「よお、坊主。お前さんのお母さんに会いに来たんだ」

 

これが俺カワサキとベル・クラネルの最初の出会いであり、これから何年も続くベルとの物語の最初の1ページだった。

 

 

 

 

村に見慣れない奴が入ってきたと言う報告を聞いて俺は村の入り口近くの畑で作業をしているアルトとメーテリアの子であるベルを迎えに走った。

 

「たかいたかい」

 

「はっはっは、そうかそうか!」

 

俺がベルを見つけた時、ベルは見慣れない黒髪の男に肩車をされていて楽しそうに笑っていた。

 

(ちっ……人質か? なんだ、あいつの目的は何だ?)

 

ベルが肩車されているので攻撃する訳にも行かず、警戒しながら男とベルへ近寄る。するとベルが俺に気付いたのか満面の笑みを浮かべて手を振る。

 

「ざるどおじさん! おとうさんとおかあさんにおきゃくさまー」

 

「ん? おーザルド! 久しぶりだな、元気そうで何よりだ」

 

「誰だお前は、俺の知り合いにお前みたいな奴はいないぞ」

 

馴れ馴れしく声を掛けてくる男を睨みながら言うと、男はぽんっと手を叩いて、そうだったなと笑い指輪を外す。

 

「俺だ。ザルド、カワサキだ」

 

すると男の姿は一瞬で黄色い異形の姿へと変わった。その姿を見て俺は目を見開いた、それは7年間手紙でしか安否が分からなかったカワサキの姿だったからだ。

 

「かわいくなった!?」

 

「……そこはメーテリアと同じなんだな、ベル」

 

ベルに可愛くなったと言われ、頭をぺちぺち叩かれているカワサキは疲れたように溜息を吐いた。

 

「お、お前!? いままで何をしてたんだ!?」

 

「旅してたけど? 3年くらい?」

 

「7年だ! 7年! しかもここ1年は……というか人間になれたのか!?」

 

色々と言いたい事はあったが、カワサキが人間になれた事が1番の衝撃だった。

 

「別になれないとは言ってなかったと思うが?」

 

「そういう大事な事は普通言うだろ!? どこのファミリアとか殺されて無いかとか心配してた俺の気持ちを返せ!」

 

カワサキが何時の間にか旅に出たと聞いて心配していた俺の気持ちを返せと叫んでしまったが、これに関しては全部カワサキが悪いと思う。そんな話をしているとカワサキに肩車されていたベルの腹が大きく音を立てた。

 

「おなかすいた」

 

「そうか! ベルはお腹が空いたか! そうかそうか、よっし! ゼウスの爺さんに顔を出したら飯を作るか」

 

「ごはんたべる! あっちだよ」

 

「よっしゃ! じゃあザルド! 話はまた後で」

 

ベルが腹を鳴らしたことで好都合と逃げていくカワサキに一瞬呆けたが、すぐに追いかける。

 

「待て! カワサキ待つんだ!」

 

必死に制止するがカワサキは止まらず、ベルの家の前にいたアルフィアと遭遇し足を止めた。

 

「正座」

 

「はい?」

 

「正座しろぉ! 今すぐ、ここに正座しろカワサキィッ!!」

 

俺より心配していたであろうアルフィアの怒号が村中に響き、なんだなんだと集まって来た団員達が見たのはおろおろしているベルと正座しているカワサキと、カワサキに説教をしているアルフィアと言う凄まじい光景なのだった……。

 

 

 

7年村を出ていたカワサキがベルを肩車してやってきたのを見て正座しろと叫んだ私は悪くないと断言できる。モンスターにしか見えない姿で何時の間にか姿を消して、旅に出ると言う手紙だけ置かれていた私やメーテリアがどれだけ心配していたか考えろというのも当然だ。

 

「ばっかでー! ぶわははははは「福音」ぐぎゃッ!?」

 

「お、おじいちゃんッ!?」

 

馬鹿笑いしている爺に魔法を叩き込み、爺を心配して駆け寄るベルを抱き上げる。

 

「あ、あるふぃあおかあさん、おじ、おじいちゃんが」

 

「大丈夫だ。ベル、あの爺はあの程度では死なない」

 

下着泥棒、覗きなどでこの7年間何度も殺そうとしたのに死ななかったので心配する必要なんてこれっぽっちも無い。

 

「可愛い人、お姉様は凄く心配していたんですよ?」

 

「まぁほらあれじゃん? 俺の住んでた場所って緑とか無いからさ、色々と見てみたかったんだよ」

 

「それは分かるが、モンスターの姿で移動して「ああ、大丈夫大丈夫。俺人間になれるし」は?」

 

人間になれると言ったカワサキが指輪を嵌めるとやたら目付きの鋭い、黒髪の人間が私の前で正座していた。

 

「ほら。ちゃんと人間になって旅してたんだ」

 

人間になれるから大丈夫だったと能天気に笑うカワサキの肩に手を置いて私は笑った。

 

「そういう問題じゃないんだ。カワサキ」

 

「あいだだだ!? 折れる! 肩の骨折れるッ!」

 

「ええい、折れてしまえッ! ついでだ、足の骨も圧し折ってくれるッ!」

 

「いだだだだッ!! 折れる! マジで折れるからッ!!」

 

命の恩人(?)なのでそれなりに気を使うつもりだったが、あまりに能天気なカワサキに我慢しようとか、気を使おうという気は一瞬で消し飛び、本気の折檻を加えてやろうかと思ったのだが……。

 

「おにゃかすいた」

 

「ほら! アルフィア! ベルがお腹空いたって! 飯作るからとりあえず、肩の骨と足の骨を折るのは止めてくれないか!?」

 

「俺もそれはちょっとやりすぎだと思う」

 

「お姉様。嬉しいのはわかりますが、ちょっと暴力的だと思いますわ」

 

ザルドとメーテリアにも止めろと言われて、私は舌打ちと共にカワサキを自由にするのだった。

 

 

「何を作ってるんだ、お前は」

 

鉄板を加熱し、キャベツを混ぜ込んだ生地を焼いているカワサキに思わずそう尋ねる。

 

「お好み焼き。知らないか? お好み焼き」

 

「知らん」

 

「知らないな」

 

「ワシも知らんぞ」

 

「しらにゃーい♪」

 

「知りませんね。なんですか?」

 

上から私、ザルド、爺、ベル、メーテリアと知らないと言うとカワサキは広げた生地の上に豚肉を広げる。

 

「まぁ薄力粉にざく切りにしたキャベツを混ぜて、軽く味を付けて出汁を入れて生地を作って、その上に好きな具材や、生地に具材を混ぜて焼く料理だ。簡単だし、量作れるし。ほっと」

 

簡単に作れるとカワサキは言ったが生地を引っくり返すのはかなり難しいように見えたが……技術があればそう難しいものではないのだろうな。

 

「そして仕上げにソースをどばーっと」

 

ボトルに入ったソースがお好み焼きの上にかけられると熱せられた鉄板で蒸発し、ジューっと言う音と食欲を誘う香りがあちこちに広がる。

 

「あ! カワサキさんだ!」

 

「帰ってきたのか!」

 

その香りであちこちの家から団員達が顔を出してこっちにやってくる。騒がしくなるなと思わず眉を寄せてしまう。

 

「ほらほら、お姉様。笑顔笑顔」

 

「あるふぃあおかーしゃん、にぱー」

 

「む……ああ、そうだな。メーテリア、ベル」

 

メーテリアとベルに言われると素直に従ってしまうが、この7年の間に少しばかり私も丸くなったのかもしれない。

 

「ほい、完成。まずはメーテリアとアルフィアとベルな。熱いから気をつけて食べてくれよ」

 

切り分けられたお好み焼きが乗せられた皿を受け取り、ザルドに作らせた机と椅子に腰掛ける。

 

「おいしそー」

 

「そうね、美味しそうねベル」

 

「そうだな、確かに美味そうだ」

 

見た目は丸く焼かれた平べったいパンのように見えるが、その上で動く紙の様な物と焦げたソースの香ばしい香りは確かに食欲を刺激する。

 

「いただきます」

 

「いにゃにゃまーひゅ」

 

「いただきます」

 

カワサキに言われて癖になってしまったいただきますに苦笑しながら、フォークで小さく切ったお好み焼きを口へ運ぶ。

 

「はふ、はふ……ふっふ……」

 

思ったよりも熱く、口の中で転がして熱を冷ます。そんな私を見てメーテリアは苦笑し、ベルの為に小さく切ったお好み焼きを良く冷ましてからベルの口元へ運ぶ。

 

「お姉様ったら、ふーふー。はいベルあーん」

 

「あーん、んんーおいひいッ!」」

 

幸せそうに笑うベルを見てからメーテリアもお好み焼きを口へと運んだ。

 

「ん、確かに美味しいですね。お姉様」

 

「そ、そうだな。確かに美味い」

 

舌を少し火傷してしまったが確かに美味い、見た目は薄いから固いのかと思ったが思ったより柔らかく、中はトロリとした食感とざく切りキャベツの食感の2つがあり、そこにカリカリに焼かれている豚肉の食感と味が加わり、ソースの濃い味が食欲を加速させる。

 

「俺は豚玉!」

 

「シーフードが気になるな。シーフードミックス」

 

「豚玉シーフードミックス!」

 

私達が食べてる中、どんどん自分の好きな具材で作ってくれとカワサキに頼む声が重なる。

 

「おう、すぐやるぜ」

 

巨大な鉄板の上に幾つも生地を広げ、その上に具材をどんどん乗せて次々とお好み焼きを焼いてるカワサキの手が止まる事は無く、ソースの香りにつられてやってきて、食べたい具材を告げて増えていくお好み焼きの注文をどんどん捌いている。

 

「なんだろうな、カワサキがいると一気に賑やかになるな」

 

「そうだな、騒がしいのは嫌いだが……悪くないな」

 

ムードメイカーと言う奴なのだろう。カワサキがその場にいるだけで笑顔が溢れる。美味い物を食えば笑顔を浮かべるのは当然だが……カワサキにはそれだけでは説明出来ない何かがある。

 

「おいしいね、あるふぃあおかーしゃん」

 

「ああ、美味しいな。ベル」

 

口の周りをソースでべたべたに汚しながら美味しいと笑うベルに私は微笑み返し……。

 

「おお! カワサキ! カワサキ帰ってきたのか!!」

 

騒がしく、決して認めたくない義弟の馬鹿声が聞こえ、駆け寄ってきた馬鹿に福音を叩きこんだ私は絶対に悪くないだろう。

 

 

 

「おーいてえ……死ぬかと思った」

 

福音で吹っ飛ばされた俺を無視して家の中に引っ込むメーテリアとアルフィア、そして心配そうにしているベル。やっとの思いで家族の元へ帰ってきた義弟にやるべきことじゃないと思うんだよなとぶつぶつと呟いているとヘラがやれやれと肩をすくめた。

 

「それを言えてる間は余裕だろうよ、アルトよ。それより、カワサキ。良く戻ったな」

 

「それよりですませるか?」

 

「うるさい黙れ、お前の役目はすんだからとっとと消えろ」

 

「ひでえ! 頑張ったじゃねえかよ! 情報収集にオラリオに忍び込むのがどれだけ大変だったと思ってるんだよ!?」

 

ゼウスのじっ様とヘラがいなくなった後のオラリオを定期的に調べるのが俺の仕事だが、カワサキの残してくれた認識阻害の指輪があってもかなり骨の折れる仕事だったんだ、もう少し優しくしてくれても良いじゃないかと声を上げる。

 

「おうおう、お疲れさん。ほら、豚玉、焼きあがったぞ」

 

「俺に優しくしてくれるのはカワサキだけだよ……いただきまー……あちいッ!!」

 

出来立てのお好み焼きに口の中を焼かれて思わず声を上げる。

 

「腹が減ってるとは言えがっつきすぎだな。しかし、うむ。悪くないな、見た目はあれだが」

 

「気に入って貰えて何よりだよ、ヘラ。それよりやっぱりオラリオはヤバいのか? 旅の中で色々と話を聞いていたが……」

 

「あーひでえぜ。ロキとフレイヤファミリアが最大派閥になってるけど、俺らにボコボコにされたから抑止力として機能してなくてな」

 

しかしこれうめえな、見た目よりふわふわだし、食感も色々あって面白い。

 

「今度はシーフード、それに牡蠣も」

 

「あいよ。んで、どうなんだ?」

 

口の中のお好み焼きを飲み込み、良く冷えたビールで身体の火照りを取りながら深く溜め息を吐いた。

 

「ひでえもんだよ。かと言って今ゼウスのじっ様とヘラが戻ったら」

 

「形振り構わないものが出て来る」

 

俺の言葉をヘラが続ける。今のオラリオの情勢ははっきり言って最悪だ。孤児が多く、殺人、強盗……例を挙げれば切りの無いほどに犯罪で満たされている。正直これがオラリオかと、ラキアより酷いんじゃないかというのが俺の意見だ。

 

「何か打開策が必要だ、それもゼウス、ヘラの名前を使わないで、闇派閥も、オラリオのファミリアも同時に相手に出来るような劇的な一手が必要だと俺は思う」

 

だがそんな上手い話があるわけも無く、どうしたものかと頭を悩ませながらお好み焼きを頬張る。美味い、めちゃくちゃに美味いのだが、ベルと同じ位の歳の孤児で溢れるダイダロス通りを思い出し、どうすればオラリオが以前のように戻るのかという考えが頭を過ぎり、カワサキの作ってくれた料理の美味さもどこか上滑りしてしまう。

 

「んーつまりあれか? 闇派閥の神と団員がいるから酷いと?」

 

「主な原因はそうだが、それだけとは言い切れないがそれがどうかしたのか?」

 

俺とヘラの話を聞いたカワサキは顎の下に手を当てて、足踏みしながらうーんっと唸る。

 

「なぁヘラ。ゼウスのじい様が浮気しないようにしたくないか?」

 

「したい」

 

即断でゼウスのじっ様が浮気しないようにしたいと言うヘラにカワサキは決まりだなと笑った。

 

「良し、じゃああれだ。ゼウスのじい様で実験しよう。上手く行けば今のオラリオを変えれるぜ」

 

止めるべきなんだろうが、今のオラリオを変えれると言うカワサキの言葉を信じ、そして俺に被害が及ばないならとゼウスのじっ様で実験しようとするカワサキとヘラを俺は止める事無く……。

 

「それもう焼ける?」

 

「おっとと、焦げるところだった。ほら出来たぞ」

 

「やりい! あ、後ビールもおかわり」

 

カワサキの作ってくれた料理に舌鼓を打ちながら、心の中でほんの少しだけゼウスのじっ様の心配をするのだった……。

 

メニュー13 極辛麻婆豆腐へ続く

 

 




というわけで暗黒期編開幕です。色んな場所を見て回っていたカワサキさん。良い出会いも悪い出会いも沢山あったようですが、楽しいたびをしていた模様です。そして実験台に選ばれたゼウスに何が待ち構えているのかを楽しみしていてください。それでは次回の更新もどうかよろしくお願いします。

オラリオにアインズ・ウール・ゴウンのメンバーがいるのは

  • 間違っている
  • 間違っていない

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