ようこそハイスコア狙いの教室へ 作:茶漬生活
“o Domocle, ipse hanc vitam dequestare et fortunam mean experirri? ”
おおダモクレスよ。自らこの生活を味わい幸運を試してみるか?
Marcus Tullius Cicero(B.C.106-B.C.43)“Tusculanae Disputationes”
ほも君に哀しき過去……はーじまーるよー。
「事情を聞かせてもらおうじゃないか。
「ぼ、僕が裏切者だと言いたいのかい?」
「船上試験でPPの変動履歴を見させてもらった。
お前が連合を売ってるのは分かっている。」
黙っちゃいましたね。残念ながらハンター試験と違って沈黙は正解になりません。
割と衝撃の展開ですが、中学の教師からここの受験の話を持ちかけられた直後から英輔君は原作キャラの過去の裏取りを進めています。
ひょっとして英輔君は「露骨にモテない鬼塚」じゃね?ってのは普通に思いましたしね。
あとはお馴染みの探偵さん達と原作知識を使って色々同級生候補の過去を調べてやるぜゲハハ!と考えて、平田を特定すべく事件の方を探そうと思って気付いたんですよ……
平田の過去の「当時ニュースとしても扱われたある事件」ってなによ?
原作11巻では平田が恐怖政治を敷いて「笑顔が消えて、ロボットのような毎日を皆で送ったこと」が事件だと曖昧な説明していましたが、非常に違和感があります。
原作龍園クラスを「事件」なんて言い方しますか?
石崎・小宮・近藤に須藤を嵌めさせたことを事件と言うならわかります。
失敗した連中に加えた制裁が行き過ぎて大怪我したことを事件と言うのもわかります。
体育祭で怪我を偽装するため木下の足を蹴って怪我させたことを事件と言うのもわかります。
ですが恐怖政治を敷いてること自体は事件でも何でもないです。
ただの荒れたクラス・荒れた学校という「状態」ですね。
しかも龍園や宝泉、三宅がいた地域の中学よりははるかにマシでしょう。
……あそこだけ週間少年マガジンの世界ですよね。
「明日の朝刊載ったぞテメー!!」とか言ってたんでしょうか?
さらに言えば、全クラス解体再編のような大ナタが振るわれるのはセンセーショナルな事件が起こった時であって、平田の説明では問題を起こす生徒を両成敗で制裁していただけなので平田が居ようがいまいが問題が起きています。
むしろ平田は未然に防いでいた側のはずです。
中学側の目線としてもむしろ平田番長によって問題が減っている上に、放っておいても進級でクラス替えがありますので急遽大ナタを振るう理由がありません。
鉄拳制裁までやるのはアレですが、実質的には「荒れた中学の
風紀委員らしく普通に教師に報告しろよとは思いますが。
全クラス組み替えの措置を取るならむしろ杉村くんが飛び降りた時にやっておくべきことです。
もちろん平田体制の下で平田が制裁で誰かを殺しかけた、大怪我をさせたと言うならそれは確かに「事件」に相当しますが、そんな事件があったなら平田の進学先は高育ではなく少年院でしょう。
つまり、これは平田の「嘘」です。
そして、平田を一度疑ってしまえば、彼の「嘘」が次々と出てきます。
二つ目は平田の高校デビュー理由ですね。
平田は中学時代、同級生の笑顔を奪ったことを反省して方針を改めたと言っていますが彼の過去と照らし合わせてください。
彼は同級生をこう評しています。
「人間の底知れない闇を見た」
なんで傍観者から虐め加害者に変わった同級生達の笑顔を奪ったことを気にして方針を改めたんでしょうか?
気にするべきは杉村くんと新たなターゲットの笑顔の方でしょうに。
言ってることとやってることが完全に矛盾しています。
更に細かいことを言えば、平田は原作10巻冒頭の独白でクラスが大事と主張していますが、11巻の平田の発言によれば彼はクラスではなく学年全てを締め上げていたことになっています。それならクラス替えなんて意味ないでしょうに。
大分話を盛っていますね。
三つ目は杉村くんの容態です。
4巻では「脳死と判断されたみたいだ」「今もご両親は杉村くんの快復を信じて待っている。」と説明されていますが、11巻の説明では「命だけはとりとめたが快復することなく眠り続けている」、10巻冒頭の内心描写では「生きていたのは単なる偶然。死んでいてもおかしくはなかった。」とされています。
ここで前提を一つ。
脳死は植物状態とは大きく違います。
蘇生の可能性がないからこその「脳
そしてこの脳死判断のための検査自体が患者にダメージを与える可能性があるため、
これは今では高校の保健の授業の範疇でもありますからご存じの方も多いでしょう。
その条件とは臓器移植を行うために「死んだ」と認定する必要があることです。
日本の15歳以上の未成年の場合、臓器移植を行うには「本人が臓器移植に拒否の意思表示をしておらず保護者が臓器提供に同意している」ことが必要であり、実際に脳死検査が行われたのなら死んで臓器移植に回されていますから家族が快復を待っているわけがありません。
つまり「脳死」に関する発言が他の「生きていた」と言う部分と決定的に矛盾しています。
原作10巻の内心描写で生きていたとされているので、意図的かどうかはともかく4巻で平田が綾小路に語った「脳死判断」については明らかに「偽」ですね。
間違った伝聞を真に受けたか意図的な嘘のどちらかになります。
そしてもう一つの前提として、臓器移植の意思表示が有効になるのは15歳からであることから、厚生労働省の関連法人が脳死・植物状態や臓器移植についての啓発活動を全国の中学校に行っています。ドナーカードとパンフレットを配るあれですね。
この時期はまさに15歳を迎える生徒が出る前、中学校2年の末頃です。
中学2年時に目の前で起こった杉村くんの飛び降りを気にしていたなら、平田がこれをスルーするはずはなく、脳死という伝聞がおかしいと優等生の彼が気付かないわけもありません。
つまり4巻の平田の「脳死」に関する発言は明らかに「意図的な嘘」です。
また話を盛っています。
四つ目は平田が恐怖政治を始めた切っ掛けです。
杉村くんが飛び降りた後、平田のクラスメイトから新たな虐めのターゲットが出て、それまで虐めに加担していなかったクラスメイト達まで虐めを行い始めたので平田は暴君化。
平田は特別喧嘩が強い人間じゃなかったが、本気で人を拳で殴ることができたので、殴り返してこれる相手はいなかったと説明されています。
酷い言い方ですが、拳で本気で殴ったら殴り返してこれる相手がいなかったというのは、殴り合いをしたことがない人間の発想です。
拳で殴るのに大事なのは体格・筋力・体重と技術・反復鍛錬であって本気や覚悟などではありません。
本気や覚悟が役に立つのは刃物で刺す、鈍器で殴る、指を掴んで折る、目を突く、玉を潰す、ガソリンをかけて火をつける、毒を盛る、薬品を投げつけるなどの「相手がどうなってもいい」「自分が捕まってもいい」と言う後先考えない手段を使う場合です。
そもそも「気が強くて喧嘩っ早い杉村くん」ならターゲットになった最初の時点でやり返しているはずですがそれでも虐めにあっています。
つまり杉村くんは喧嘩で負けた上でターゲットになったということです。
杉村くんより弱そうな平田相手に殴り返してこないはずがありません。
話が矛盾しまくっています。
しかも10巻でトラウマが爆発した際も堀北や机を殴るのではなく「机を蹴り飛ばしている」ことからも分かる通り、中学でもサッカー部だった彼が
素人が相手を殴ってどうこうは相当に難しく、戦意喪失するまで一方的に殴り続けるには本能的に丸まって亀になろうとする相手にマウントポジションを取り、ガードを抜いて一方的に殴り続ける高度な技術が必要です。周囲に止められる可能性もありますしね。
一方で蹴りならば膝を踏み壊す、股間を蹴り上げる、奇襲で一度転ばせた後、サッカーボールキックで後頭部や背骨を蹴り続けるなど周囲への警戒性や、実行難易度が段違いです。
それを使っていない時点で平田は全く
このように平田の語った説明と高育でとっさにとった行動、平田がとったはずの行動が一致していません。
つまりこれも平田の「嘘」です。
五つ目の一番大きな嘘は平田自身と杉村くんの関係です。
平田と杉村くんは幼稚園から小学校6年間は同じクラスで毎日一緒に登下校していたが、中学1年で別のクラスに分かれ、平田が新しいクラスの子たちとばかり遊ぶことを優先している間に杉村くんはひどい虐めを受けていた。
中学2年でまた同じクラスになった時、杉村くんの心は壊れていて公然と虐めが行われていた。
これが平田の主張です。
一方、10巻冒頭の独白ではこんな書き方がされています。
「幼稚園から中学校
書き方が嫌らしいですが普通に読めば、中学も同じクラスでしょう。
これを踏まえると中1の平田と「同じクラス」の杉村くんが「知らないところで虐められていた」と言うのが真相になります。
「なんだそりゃ?」と思いますが、ここで11巻のある発言に注目してみましょう。
「僕は、僕の耳にさえ入らなければ知らないフリをしようと思った。
クラス内投票のその日まで、沈黙を貫きたかったんだ。」
もうわかりますよね。
中1平田は杉村くんの虐めに「知らないフリ」をし、「耳に入らない」ように立ちまわっていたということです。
加えて「顔を怪我していたり痣ができていたりといったSOS」「トイレにすら行かせてもらえず漏らした」……平田ですら気付いた、こんな異常を杉村くんの両親が見落とすでしょうか?
息子の快復を1年以上待つような親ならばまず調べようとするでしょう。
両親が最初に聞くのは誰か?
当然幼稚園から中学までクラスが一緒で一緒に登下校している家が近所の幼馴染です。
そして平田の対応は……わかりますよね。
そう「沈黙を貫く」です。
10巻の独白では杉村くんとの登下校の数が減った境の「
徐々に減っていったのではなく「
さらに、彼の発言によれば中学2年で
『顔を怪我していたり痣ができていたり』
『トイレにすら行かせてもらえず漏らした』
同じクラスで幼馴染がこんな状況になっている状況の何が「楽しい環境」なんでしょうか?
4巻ではあるある話のような言い方をしていますが、平田は完全に壊れています。
じゃあ、中学の平田は一体何をやってニュースになったんだ、という話になります。
原作描写の平田の話が全く信用ならないので杉村くん飛び降り事件の方から学校を特定しました。
結論を言えば「虐めのターゲットによる逆襲」です。
優柔不断のキョロ充ムーブを見れば分かりますが、平田は本質的に虐められっ子体質です。
虐めっ子の雰囲気に敏感なはずの軽井沢が偽装関係の相手に「
そして、平田と杉村くんの描写は以下のようになっています。
気が強くて喧嘩っ早い杉村くん。
目立ちもせず、影も薄すぎず、友達もそこそこな平田。
このアンバランスな描写を見れば、二人の関係を察することが出来るのではないでしょうか?
そう、ガキ大将とその取り巻きです。
平田はガキ大将杉村くんの取り巻きをやって守ってもらっていたんです。
平和の傘というやつですね。
平田が軽井沢との関係をすぐ承諾したのはこういうことですね。
むしろ平田にとっても渡りに船な提案だったのでしょう。
集団的自衛権、スイミーみたいなものです。
そして運命の中学1年。
なぜ「気が強くて喧嘩っ早い」杉村くんがターゲットになったのか。
簡単ですね。
最初のターゲットになりかけた平田を庇ったからです。
異常なまでの虐めに遭いながらも杉村くんが登校拒否をせず地獄のような中学に通い続けた理由も杉村くんが居なくなればターゲットが平田に移るからです。
そこまでして庇った平田にすら見捨てられていって杉村くんの心が壊れたわけですね。
そして、中学2年で杉村くんが飛び降りた後、これまで傍観者でしかなかった生徒が新たな虐めのターゲットになった。
もうわかりますよね。
新たなターゲットになった元・傍観者は
平田自身は「特別喧嘩が強いわけでない」ですが、杉村くんの末路を1年間見続けてきたため、
これなら実行力も威圧効果も蹴りより上です。
飛び降り自殺が出た後に続いての虐め再発、そして新たなターゲットの
これが「事件」の真相です。
そして年度末を待たずしてクラス組み換え措置と卒業まで厳しい監視の目がついた理由。
平田が少年院に行かずに済んだ理由です。
過剰防衛気味ではありますが、既に植物状態になった生徒が出た上で間をおかずに再発した
原作3巻の挿絵、平田の学生データベースで「一部の証言から当時ニュースとしても扱われたある事件への関与が発覚した」として扱われていることからも不起訴で公的に調べられなかったと推察できます。
ここまでわかれば高育での平田の行動の矛盾も判明します。
クラスを守りたいはずの平田がDクラスの脅威、龍園に何の手立ても打たないどころか、近づかず消極的な態度で済ませている理由は、能力・気質的にどうにもできないからです。
2巻でも明らかに佐倉を
彼の語る過去が本当ならばこの時に立ち上がっていないとおかしいです。
そして船上試験で軽井沢を綾小路に託した理由。
これも直前に何があったかを考えればわかります。
そう、軽井沢と龍園クラスの真鍋グループとの衝突です。
平田は軽井沢のことを考えて託しただけではありません。
厄介払いでもあったんです。
同じタイミングで「杉村くんが脳死した」と話を盛った理由もわかりますね。
本人が語っている通り「綾小路を不気味に感じ」ており警戒したからです。
軽井沢を
本当に軽井沢のことを考えての行動なら不気味に思っている相手に差し出す行動自体が不自然すぎますし。
コスパ最悪な体育祭の推薦競技にわざわざ大金を突っ込んだのもクラス内でのカースト維持に必死だったからです。普通の利益計算が出来ればあの行動はあり得ません。
Dクラス40人に1万ずつ配ってクラスの損害補填をした方がまだ建設的でしょう。
つまり、平田は「嘘がバレなかったハイスペック山内」であり、「他人を売ってしまうタイプの軽井沢」です。
親しい友人を作らないのも、自分がいざという時に「どういう行動を取るか」をよく知っているからでしょう。
クラス内投票で平田のトラウマが爆発した原因も単にクラスでターゲットが発生したことではありません。
これは満場一致試験でも全く同じです。
それは原作の投票結果からも明らかです。
第17回投票(平田退学) 賛成 6票 反対32票
第18回投票(堀北退学) 賛成16票 反対22票
第19回投票(櫛田退学) 賛成 5票 反対33票
第20回投票(堀北退学) 賛成 1票 反対37票
第21回投票(長谷部退学) 賛成35票 反対 3票
第22回投票(佐倉退学) 賛成38票 反対 0票
第20回の賛成1票は当然櫛田なので平田は堀北には反対票を入れていることが分かります。
一方で、第21回の反対3票は佐倉・三宅・綾小路で確定していることから、平田は長谷部退学に賛成票を入れていると分かります。第22回は言うまでもないですね。
平田のトラウマが語られている通りならここで長谷部・佐倉をターゲットにすることに乗るのはおかしいですし、そもそも元凶の綾小路・堀北が「退学する」という言を覆して
結果自体は別の見方もありますが、あの場での綾小路と堀北は立派な虐めの主導者です。
平田にとって虐め自体はトラウマではないということがよくわかります。
加えてこの二つの特別試験に共通して平田が取った行動があります。
そう「自分をターゲットにしろ」と名乗り出ているんです。
これこそが杉村くんリスペクトで平田がトラウマを乗り越えようとしている行動でしょう……結局どちらも不成立でしたが。
ちなみにどちらの行動もその前にピンポイントで平田を煽ってる人物がいます……
そう、みんな大好き高円寺六助です。
なんやこいつ……
そして、本人に自覚があったかどうかはわかりませんが、先述の通り原作でも平田が南雲と繋がっていたのは明らかです。
流石に茶柱に負けないことに拘る星之宮と違って、Aクラス自体に固執している茶柱は自クラスのエース堀北の情報は売らないでしょうし。
うっかりですから完全に信用しきれないのがアレですが……
原作南雲は当初、堀北と兄北の関係にも気付いてなかった感じですし、原作では高円寺の情報を流した程度の罪悪感がないようなものだったんでしょうが、ここまでガッツリ裏切らせたのは英輔君が原因でしょうね。
多分英輔君が連合を立ち上げたせいで1年への警戒が上がったんでしょう。
同じように星之宮クラスの柴田もPPの授受がありましたが、こちらは金額がまともな範疇でしたし、スーパー帆波ちゃんとムッツリーニ同席で後ほどお話しする予定です。
南雲と係わりが深いサッカー部ならPPやり取りの頻度が上がっていてもまぁおかしくありませんが南雲に気を付けろって、何度も言ったでしょうに……柴田ェ……
ですが裏切りを許すかは別問題です。
ほも君を連合から排除しようとは思いませんが、しっかり原因究明と再発防止策を打たなくてはいけません。
英輔君のせいでもあるので、かわいそうだとは思いますが吊るし上げます。
周りもざわめいてますね。いかに平田の人望が高かったかよくわかりますね……
正直英輔君も「えぇ……?」って感じですよ。
「軽井沢、もう一人はお前だよな。」
ビクっとしただけで、こっちもだんまりですか。
軽井沢はポイントを受け取ってはいませんでしたが、こいつも致命的な弱みがありますからね。
原作だと飴と鞭で無自覚に利敵行為をしてるんだと思ってましたが、こっちじゃ軽井沢はポイントを受け取っておらず、平田だけが受け取っているあたりからして多分、南雲に目を付けられて過去を探られた平田が売ったんでしょうね。
英輔君の脇が甘かった部分が大きいのでここらで追及は一旦止めましょうか。
……これを機会に、ほも君との関係解消してもらいたいものです。
「平田、携帯のロックを外せ――――28万PPか。
票だけじゃなくうちの情報も流してたな? しばらく携帯は預かるぞ。
話しにくいこともあるだろうから1対1で話を聞かせてもらう。
軽井沢も携帯を桔梗に渡せ。ロックはそのままでいい。」
絶望したような顔のほも君と違って軽井沢は顔色が悪いものの、すっきりしたような顔ですね。
やっぱり平田は軽井沢を南雲に売り飛ばしていましたか……
正直、こっちを優先したいのですが、結果発表終わってLHRも終わるし、英輔君と翔は生徒会の引継ぎもあります。
あとは買い物すませてからですね。
平田は清隆と六助、軽井沢は桔梗と鈴音、柴田は帆波達に相談させないよう監視してもらって、他は買い物に行ってもらいましょう。
今日の買い出しは人手少ないけど沖谷班はやりくり頼みます。
実質最後になる現生徒会の集まりは、落胆してた会長が印象的でしたね。
お前にその資格はないよ。
南雲は選挙結果で譲った理由を聞き出したそうでしたが番犬ならぬ番龍が怖いのか英輔君に対しては大人しかったです。
一方で会長には「伝統ぶっ壊すから引継ぎとか必要ない」とかやたらイキってシスコンをますます気落ちさせてました。
まぁ一番大事な立場や権限は先ほどの選挙で自動的に引き継がれますしね。
引継ぎ受けようとしたら南雲を煽るつもりでしたが。
あともう一人の副会長はやはり桐山先輩になるようで、英輔君には声もかかりませんでした。
究極の実力主義(笑)
……
泣き言言うなよクソガキども。
さてと、うっとおしい南雲のお相手も終わりましたしほも君達の取り調べ行きましょうか。
柴田は帆波ちゃん達がざくっと話聞き終わって白とのことです。
平田が吊るし上げられてるって話を聞いてビビってるらしいので、まぁ大丈夫でしょう。
軽井沢は相変わらず顔色は悪いですが、なんか覚悟決まったみたいな顔してますね……こっちから話聞きますか。
まぁ、大体予想通りでした。
小中9年間じゃなく中学時代の3年間と言ってるんで真実で間違いないでしょう。
自分から全員に過去をカミングアウトする覚悟らしいので、先に幸村呼びました。
絶対守るとかカッコいいこと言ってましたけど、そこは告白しろよ馬鹿啓誠。
まぁ恵の方は感動して泣いてましたし、馬に蹴られても困るので後はお任せして退散しましょう。
平田の方も恵が全部吐いたってことと、中学のことを知ってると伝えたら驚くぐらいあっさりゲロしました。
なんか連合のルールとかホワイトルームの話とか学校の教育問題とか片っ端から流していたそうです。
ホワイトルームしゃべっちゃったかー。ちょっとやらかしが過ぎますね。
清隆の個人事情売らないぐらいのモラルは持ってると思っていたのですが完全に見誤ってました。
とりあえず、顔が腫れあがるまで平手で打っておきました。
形だけとはいえ罰を受けた方が救いになるでしょう……英輔君が六助に殴られたのと同じですね。
それに目に見える形で罰を受けてる方が連合メンバーも許しやすいでしょうし。
これで多少なりとも目が覚めてくれればいいんですが……
今の体制だと平田のトラウマを払拭するような機会は来ないでしょうしね。
彼の人格形成には叱られてなかったというのも大きな影響を及ぼしてる気がしますし。
後は連合内部での処分としては恵と別れさせてPP没収するだけのつもりでしたが一旦部活やめさせましょうかね?
本人はプロになりたいとも思ってなさそうですし、また南雲達に虐められそうになったら同じことするかもしれませんからその方がいいでしょう。
ただ、精神安定のためにも携帯は当面の間、没収しておいた方がいいでしょうね。
南雲から連絡が来たらまた不安定になりそうですし……三宅・長谷部あたりにでも平田の監視と保護をお願いしますかね。
あの二人は割と如才なく立ち回れますし、いざとなれば三宅はそこそこ戦えます。報連相もちゃんと出来るでしょう。
平田はしばらくカースト最下層でしょうが、今度こそ対等な友人関係を持ってほしいものです。
南雲の教育に手を抜いた責任は取ってもらうぞ堀北学。
(追記)
前話を見れば分かる通り、今回の選挙に関して裏切りを働いたのは平田達だけではありませんよね。
公示前のラ・ロシュフコーの引用を見直してもらえればアハ体験ができるかもしれません。
今回、多くの方が疑問や違和感を持ったであろう部分にも関係しています。