ようこそハイスコア狙いの教室へ   作:茶漬生活

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 0巻のネタバレがありますのでご注意願います。


12月19日(土)Also sprach Zarathustra

Δεν υπάρχει ευκολότερο πράγμα από το να ξεγελάει κανείς τον εαυτό του.

 自己欺瞞より楽な物はない。

 Δημοσθένης(B.C.384?-B.C.322)


 

 

 原作でイベントのほとんどない空白期間はーじまーるよー。

 

 とりあえず11月の報告から。

 

 

 22日日曜には化学グランプリ2020の二次選考がありました。

 

 六助は普通に1次は突破していたのでどちらも受験してささっと終わりました。

 1次突破の報酬は3万PPだったのでもうちょっとマシな報酬が欲しいところです。

 

 

 

 しかし11月はイベントほとんどないんですよね……ということで作っちゃいました。

 

 1年生限定独自イベント球技大会です。

 

 生徒会副会長のドラゴンボーイ権限で23日勤労感謝の日にグラウンドと体育館を貸し切って男女フットサル、男女3×3バスケ、男女バレー、バドミントンミックスダブルス、卓球ミックスダブルス、男女ドッジボールです。

 

 報酬もなく、別にクラス対抗でも何でもないので、部活でやってる人間は禁止というだけの好きに組んで競うただのレクリエーションなのですが中々盛り上がりました。

 

 男女別競技も退部済みのほも君と須藤、橋本、司城のイケメンたちが活躍する男子フットサル、ラベンダーガール&アイリスガールがミス・ベルフラワーを巻きこんで無双してた女子バスケ、実質クラス対抗になってた男女ドッジボールと見どころ沢山。

 

 ……男子バスケだけは無双すぎてアレでしたが。

 六助と清隆組ませちゃダメだわ。隆二が完全に置物。

 

 

 卓球とバドは男女で参加ってあたりがネックになるかと思ったのですが、参加者多数で予想以上の規模でしたね。

 

 サプライズ枠の坂上&茶柱先生にカップル1号の池&篠原は当然として、航&椎名、渡辺&市橋、葛城&神室、幸村&軽井沢あたりは予想してましたが、清隆&鈴音、六助&桔梗、三宅&長谷部、鬼頭、橋本&山村そして翔&帆波ペア、隆二&アル中ペア、鬼龍院先輩&博士ペアは意外過ぎました。

 

 

 ……なんか呼んだ覚えのない人がいましたが、パートナーが居ない伊吹が悔しがってたのはおもしろかったです。

 真嶋先生とか空いてたのにね。

 

 あと鬼頭君はなんでバドミントンと卓球でペアが違うのかな?

 佐藤ちゃんと井の頭ちゃんの両取りとかムッツリーニが血を吐いてたんですがそれは……

 

 

 ちなみに英輔君は千秋と組んで参加していたのですが、バドは翔&帆波コンビを破ったはいいものの六助&桔梗コンビにボコボコにされて準優勝、卓球は清隆&鈴音にボコボコにされてベスト8に終わりました。あいつらちゅよい……

 

 清隆と鈴音はもう完全にそういう感じですね。

 

 原作的には坂柳推しだったんですが……いや、まだ有栖ちゃんが滑り台送りと決まったわけじゃないですし、経過を見守りましょう。

 鬼頭君みたいに「お前たちが俺の翼だ」エンドの可能性もありますし頑張ってほしいものです……ハンカチの君は清隆じゃなくて志朗のような気もしますが。

 

 他には隆二のパートナーの手がプルプル震えて対戦相手の坂上・茶柱先生ペアが煽ってたり、ウザいのがまた胴元やって盛り下げたりとありましたが、全体として成功と言ってよかったんじゃないでしょうか。

 

 

 翌々日、担任3人の動きが少し硬かったりしましたが小さな犠牲です。

 筋肉痛が翌日に来ないとかショックですよね。わかりみが深い。

 

 

 やっぱクソみたいな高育教育より普通の学生生活させてた方がいいですね。

 

 

 

 

 

 そして月末に航を移籍させて12月。Aクラスは第2回高1全国模試で1位を取った英輔君、清隆、有栖ちゃんのおかげで前月から+90の6953CPの47人。

 

 化学グランプリの1次突破じゃCPは貰えなかったようです。

 

 英輔君と清隆・有栖ちゃんの1位でCPが入ったため、星之宮Aクラス、茶柱Bクラス、真嶋Cクラス、坂上Dクラスになりました。

 このクラス順位要りますかね? 来月また変わりますし。

 

 会計は以下の通りです。

 

 11月頭連合資金   :  35,003,900

 模試収入*1      :     300,000

 クラス移動(1人)  : -20,000,000

 化学グランプリ報酬*2 :      30,000

 Aクラス収入(12月):  32,679,100

 連合給料  (12月): - 4,800,000

 給食委員予算(12月): - 1,000,000

 残額         :  42,213,000

 

 

 年末なので給食委員予算と給料だけ倍に増額していますね。

 今月の移籍2名は予定通り被服委員古参の佐藤と井の頭でいいでしょう。

 鬼頭、刺されないよね……?

 

 

 

 そして7日月曜、8日火曜の期末試験も英語の試験中に噴き出す奴が多発した以外は特に問題なく終わりました。

 高難易度問題だけは事前に共有してなかったしね。

 茶柱先生がめっちゃニヤニヤしてましたが。

 

 週明けには結果も返ってきて星之宮クラスと茶柱クラスが無事勝利したのでこれで来月は200CP獲得ですね。

 坂上クラスだけやたら平均点下げてもらったので二度とやりたくない試験です。

 

 

 

 

 

 

 そして第3回全統高1模試の結果も返ってきて無事坂柳含めて1位が4人出ました。

 

 今回もめっちゃドヤ顔しててかわいかったですが清隆は多分サーモンランの事しか考えてないですよ。もっとアピールしてどうぞ。

 

 2連続満点なのでこれで有栖ちゃんのヘイトも今後下がっていくでしょう。

 

 鈴音と啓誠が悔しがってましたが君らもあとちょっとで100位圏内だからがんばれがんばれ。

 ただどっちにせよペーパーシャッフル敗北の-100CPと差し引きで真嶋クラスの30CPは消えるんですよ……ごめんね有栖ちゃん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、六助の化学グランプリの結果も出ました。

 

 大賞です。

 

 ……ほんとになんだこいつ。

 欠点は思考パターンが分かりにくいってぐらいしかないぞ。

 

 

 

 

 大賞は全部で5人出たようですが他4名は3年なので1人だけの1年として優秀さアッピルになりますし、名前も筆頭に書いてありました。

 3年は選抜に出れないので参加が許されるかどうかはともかく選抜合宿に選ばれるのは間違いないでしょう。30万PP美味しいです。

 

 文字通り日本一ですからCPの方も期待できますよ。流石超人六助。

 

 

 

 ついでに翔から次の特別試験が混合合宿になりそうだという報告があったんで一点だけ提案を通すようお願いしてあとは口出ししないよう伝えました。

 

 まぁ、パパ柳とは利害が一致してますし提案だけすれば彼が死ぬ気で通すでしょう。

 

 ちょっと前から始めた柔軟と結跏趺坐、長距離走練習の意味を悟って翔は地味に引いてましたが……

 

 しかしやっぱり共通テストにぶつけて来るのか……原作描写通りですけど、この学校ほんとにやる事エグいな。

 有栖ちゃんも流石にショック受けてましたし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして本日19日土曜。

 清隆から相談があるとのことなので、英輔君+学級委員5人+有栖+鈴音+六助のメンバーを英輔君の部屋に集めました。

 まぁ事前に伝えていた、あの事でしょう。

 

「昨日、父親がオレに退学を要求してきた。」

 

「録音はちゃんとしたか?」

 

「あぁ。今から流す。」

 

 まぁ想定通りですね。

 

 ちゃんと相談できたのは原作より人間として成長してていい点でしょうか。

 

 執事松雄の末路を聞いて、隆二は憧れの人のひどい実態に、康平と帆波ちゃん、鈴音と桔梗はレベルが違う話にショック受けてましたが、翔と有栖ちゃんは真剣に頭悩ませてましたね。

 

 いつもと変わらない六助は場違い感マックスです。

 

 清隆も割と深刻な顔してますし……あれ?気付いてないの?

 原作でも七瀬の話疑ってない感じでしたが、あれ演技じゃなくてマジなんでしょうか?

 

「松雄の焼身自殺はほぼ間違いなく嘘だから、心配しなくていい。」

 

 皆ポカンとしてますが、六助は察していたでしょうね。

 

 この学校の入学システム知ってる人間が録音で証拠残すのが常態化してる実態を知らないとは思えません。

 

 録音されてて事実だと判明したら人生詰むようなこと言うわけないです……パパ小路はアホなので完全否定できないのが辛いところですが。

 

 ……ってか、アシュラマンとか変な知識植えこんだのってやっぱ松雄ですよね?

 ホワイトルームがゆで理論とか教育してるとは思えないですし。

 

 

「0歳児。答えは出たか。」

 

「……オレはあそこに戻りたくない……と思う。」

 

「そうか。まだ時間はあるから悩むといい。

 ちなみに何もしなくてもお前は連れ戻されることはないから安心しろ。」

 

 ……六助以外はまた全員ぽかん顔ですね。

 

「それは何か根拠があるのか?」

 

 まあ清隆からしたら当然の疑問ですね。

 ちょうどいいタイミングですしいい加減教えておきましょう。

 

「綾小路篤臣の後ろ盾兼ストッパーの直江仁之助が来年12月頃に亡くなる。

 これはただの予知だ。確実じゃないが多分外れない。

 後ろ盾が亡くなればパパの方は市民党で争う気満々だが、野心に能力が全く釣り合ってない。

 パパ小路はほぼ間違いなく物理的に消される。

 もしパパ小路を助けたいならその日が来るまでに決断しておけ。」

 

 六助もぽかん顔するとは珍しい。

 

 

 

 

 

 何言ってんだ?って思う人もいるでしょうが、原作知識があれば割と当然の帰結なんですよこれ。

 

 原作0巻では珍しいことに各登場人物の年齢が描写されており、その描写によると、パパ小路が27歳で議員になってから4年目、31歳にプロジェクトを任された時点で直江の年齢は68歳。

 

 そして、その翌年度から始まったホワイトルーム第1期生を使って3年間かけた鈴懸・宗谷・石田の方針競争の後、2期・3期・4期と毎年1期ずつ増えていったことになっています。

 これは0巻ラスト、清隆が25歳になるときパパ小路は61歳と明かされる点からも明らかです。

 

 一方、ホワイトルームの成果報告の場で、プロジェクト凍結と総裁選を諦めて鬼島に総理を譲ることを勧告される前に、清隆が9歳、13期生が存在している描写があるので直江は最低でも83歳。

 

 この時、直江が総裁・総理を諦めると通達されたことにパパ小路はショックを受け、同期で年齢の近い磯丸容幸にやらせればいいと噛みついていました。

 

 

 一方、パパ小路は自分に酔って聞き流していましたが、0巻終盤でパパ柳からこのような台詞を贈られています。

 

()()()()()()になってやっと、国のトップに立つ資格を得る。

 綾小路先生がその点を不審に思うのは重々理解できます。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 もうわかりますよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 パパ小路は超ド級の()()()()です。

 

 中学生程度の知識があれば、80代の直江には既に総理の目なんてないことが分かります。

 10年遅い。

 

 ましてや、直江がダメならと言ってパパ小路が挙げた第2候補が直江と年齢が近い磯丸……

 年齢で論外だという話なのに同条件から探してどうする。

 

 

 

 

 

 原作0巻は、「野心だけが大きく他に誇れるものはない」という趣旨のパパ小路の独白から始まり、作中でパパ小路のサクセスストーリーと不屈の精神を描く構成になっています。

 

 そして、最後の最後でパパ小路と清隆の年齢差を明かされ、そこから時系列を整理すると、本当に冒頭独白の通りパパ小路はただの無能だったということが明らかになるという叙述トリックのような作りになっています。

 

 作中描写も一見大物のように見えますが、0巻は原作では珍しく前述の年齢のように、明らかに桁外れの金額や1巻の何年前といった具体的な情報(ヒント)がいくつも挙げられており、よく読めばパパ小路を愚者として徹底的に扱き下ろしているのがよくわかります。

 大体、本文中の言葉がブーメランとして突き刺さっていますし。

 

 彼の能力を示す描写を見ていきましょう。

 

 

 

 

 

 一つ目は、鴨川Jr.との初対面。

 

 直江の会談相手を待っているところに、1年生議員として現れた鴨川Jr.に先輩として直江に仕える心掛けを教えつつも、気の抜けている鴨川2世を見下し、自分が鴨川と同じくまだ新人議員扱いなことを嘆いている描写ですね。

 

 一見すると政治のことをわかっているパパ小路と情けない鴨川2世に見えますが、よく考えてください。

 

 議員になる前に付き人や秘書をやっているならまだ分かりますが、大物議員のベルボーイは衆議院議員4年目にもなってやる仕事ではありません。

 しかも会談の場に同席出来ていないので付き人未満です。

 

 あの描写を冷静に見ると市民党の公認を貰って議員になれただけの4年目衆議院議員が、埼玉の選挙区を勝ち抜いて参議院議員になったばかりの2世議員にパシリスキルでマウントを取っている場面です。

 

 ……そりゃ鴨川もあんな反応になりますよ。

 鴨川がパパ小路を褒めていた台詞は明らかに社交辞令であって、パパ小路は裏を読めないピエロです。

 

 ついでにキャバ嬢の美香相手にこのようなことを考えています。


 一般人から見る政治の世界など、そんなものだろう。

 与党と野党で子供のような罵声を浴びせあっているのが仕事だと思われている。


 

 事情通ぶっていますが、議員の仕事は法案審議と()()()()()使()です。

 

 月城に高卒という経歴を突っ込まれて大学行ってないコンプを刺激されてましたが、おそらく「ほんとに高校出てるのかよこいつ」という意味でしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 二つ目は彼の金銭感覚。

 

 25歳で衆院選に出て命懸けで貯めた300万円を供託金として没収されたとなっておりますが、この原資は後にホスト時代に貯めたと説明されています。

 ……バブル期のホストに命を懸けてたった300万円? ヤクザに吸われ過ぎです。

 

 そして、ホワイトルームの初期費用ですが、彼の私費1000万円で始まっています。

 ……非課税収入含めて年収が4000万円近いのに4年間弱も何をしていたんでしょうか?

 お友達のヤクザに貢ぎすぎです。

 

 そして、彼が政治家の接待に使っているというキャバクラ。

 そこの元ナンバーワンをヤクザを使って薬漬けして美香をナンバーワンに押し上げた、美香を使って政治家の弱みを握っているなどと言っていますが、ナンバーワン嬢の美香と飲んで支払いが「適当に抜き出した万札」ですむ程度のクラブです。

 

 本当に政治家御用達のクラブなら支払いがそんなに安いわけないですし、そこの元ナンバーワンが木端の新人議員に潰されたら大問題です。

 どう考えても活動家の溜まり場になってる底辺スナックを政治家御用達と思い込んでいるだけです。

 

 というか本当にそんなところのナンバーワンなら戸籍を汚して、子供を産むなんて仕事を()()()()()()ぽっちの端金で引き受けるわけないでしょうに……

 提示する額の桁が違いますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 三つ目は彼の行動指針。

 

 議員になれたのは直江に従って市民党の公認を得たから。

 

 プロジェクトを任されたが、研究者は直江がリストアップした人員から選ぶだけ。

 

 コア人材の鈴懸に至っても月城が紹介してきた人材をそのまま採用しただけ。

 

 資金源は手持ちの1000万円以外はパパ柳の紹介で知り合ったスポンサーにパパ柳に言われた通りの取り入り方をして集めるだけ。

 

 ホワイトルームの場所も鴨川が探してきた工場跡地を採用しただけ。

 ヤクザで値切ったりはしてましたが。

 

 教育方針も紹介された鈴懸・宗谷・石田に全部丸投げ。

 

 育てる子供もヤクザに攫うようお願いするだけ。

 

 

 彼のやることは9割誰かに言われた通りに動いて、残りの1割はヤクザ頼りです。

 それ以外の行動といえば「ホワイトルーム」の名前を付けたぐらいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ……もう分かりますよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 パパ小路は全て他人に示された方針に乗って責任を負わされているだけのピエロ。

 自分の意思だと信じて100%他人の意思で踊らされているマリオネットです。

 勉強しないとこうなるぞという反面教師としては有能でしょうか。

 

 高育にも操り人形はいますが、流石にここまでパッパラパーではないですね。

 むしろあれはトップクラスに優秀な部類です。

 

 

 そもそも、鴨川が探してきた埼玉の工場跡地がたった()()()()()で借りられるという旨すぎる話に疑問を持たないのでしょうか?

 

 初期資金が1000万円ということから考えれば300万円は年額か、それ以上の期間の賃貸費用のはずです。

 月額なら3カ月しか持たない上、研究者への給料も払えませんからね。それに普通は大きな建物借りるときには保証金が要りますし。

 

 

 つまり最高でも月額25万円以下。

 

 

 ……最低でもホワイトルーム1期生15人が生活して研究者や医者のワークスペースがあると考えれば、建材が段ボールでもなければあり得ない価格です。

 

 いやどう考えても土地代だけでオーバーしてますけれども。

 これじゃ貸主は固定資産税すらペイできないでしょう。

 

 

 その上、この破格の安値をヤクザを使って更に値切ろうとしています……

 非合法でヤバいプロジェクトをやれと言われているのに秘匿性を無視してどうするんですか。

 

 このように話の裏を読む注意深さもなく、相手の事情を考えず自分の都合を押し通すことしか考えないと交渉事にも全く向かない人間……つまりカモです。

 

 

 そして、支払いは全額カモ小路持ちになっていて、土地を探してきた共同責任者の鴨川が金を出さず、口もほとんど挟まない。

 つまり()()()()()()()よう立ち回っていることを気にもしていません。

 

 もっと言えば、国策にするつもりだと言われた「プロジェクト」について、役人を動かして実施させるのではなく、()()()()()()()()()()()()()()()()と言われたことに疑問を持つべきです。

 

 本業の政治に無関心なところがとことん祟っていますね。

 

 


「ダメな政治家は寿司が食べたい客に天ぷらを提供します。」

「良い政治家は、寿司が食べたいと要望する客にしっかりうまい寿司を食べさせます。」

「極めて優秀な政治家と謳うなら、それ以上が求められる。寿司が食べたい客に対し、カレーや牛丼を提供しても最大限に満足させられるよう誘導出来る者だと俺は考えます。」


 

 これはプロジェクトを任される直前に、直江に対してカモ小路が答えた政治家の分類ですが、皮肉にも直江は「極めて優秀な政治家」以上だったということです。

 

 寿司(栄達)が食べたい(篤臣)に対し、毒饅頭(プロジェクト)を提供しても最大限に満足させられるよう誘導したわけですからね。

 

 そして、パパ小路は政治家ですらない、ただの(カモ)ということです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、一番の問題は、プロジェクトは重要だと言われたにも関わらず、詳細報告が()()()()()経ってからという報連相の出来なさです。

 

「進捗報告しなくていいのか?」、「どうして直江はリマインドして来ないのか?」とか疑問に思わなかったんでしょうか?

 

 15年も何も報告せずにいれば、状況なんて大きく変わって凍結を宣言されても仕方ありません。

 キレる方がお門違いです。

 

 というか、それだけ経っていきなり直江に話を持ち込んだにも関わらず、直江がそれを覚えていたことにまず疑問を覚えるべきでしょう。

 普通それだけ放置してれば忘れられている方が普通です。

 

 しかも「ホワイトルーム」は直江に「()()()()()()」を任されてからパパ小路が名付けた名前なのにも関わらず、報告の場で「ホワイトルーム」という言葉が直江に()()()()()()

 

 カモ小路の知らないところで誰か(鴨川)が報告していたということに気付くべきですが、これもスルーしてしまっています。

 

 

 

 

 

 

 0巻冒頭の独白で本人が語っている通り、野心以外の能力が皆無の愚か者です。

 能力ゴミで野望だけ高いとかノブヤボの足利義明みたいなやつですね。

 

 いや義明は少なくとも武力がありました……

 国の頂点を目指すとか言ってましたが、ネゴトワ・ネティエさんも呆れてますよ。

 

 高卒とか「持たざる者」がどうこう以前に頭の悪さが命取りです。

 息子の性能を活かせぬまま死んでゆけ。

 

 ということで、野心を剥き出しにしたところでアゾられて終わるヌケサクを気にする必要はありません。

 

 

 

 

 

 

「……貴方は未来を知ることができるとでも?」

 

「限定的だし外れることもあるがな。信用は今までの実績で十分じゃないか?」

 

 六助はお目々キラッキラやな。

 有栖ちゃんの方は目が揺れてますね。

 

 天才に関する持論が崩壊してるかもしれませんが知りません。

 カビの生えた優生学思想は早めにアップデートした方がいいですよ。

 その思想だと淘汰されるの君の方ですし……

 

 この似非選民思想みたいなの植え付けたのもホワイトルーム見せたパパ柳なんですよね。

 あの毒親、ほんとロクなことしないな。

 

 

「混合合宿の次の試験はなんだ?」

 

 翔は現実的ですね。さっさと事実確認にきました。

 

「3月から6月まで生活態度減点のサイレント特別試験。年度末試験としての選抜試験。

 ただし俺の読みが外れていればクラス内投票が捻じ込まれる。

 各クラス内で批判票と称賛票を入れ合って最も批判を集めた1名を退学にさせる試験。

 退学回避には1人2000万PP。4クラスで8000万だな。」

 

 全員顔が引き攣りましたね。

 まぁ極悪試験なので坂柳以外は絶対やりたくない試験でしょうし、嬉々として参加するタイプの有栖ちゃんは現在退学筆頭候補です。

 

 

「そ、そんな理不尽な試験を父は認めないはずです!」

 

 まだ父親に幻想持ってますか。表面的にはいい父親だったんでしょうね……

 

「娘が退学確実な今ならそうなるかもしれんな。

 だが、お前の父親はまともな人間ではないぞ。

 前も言ったがまともな親なら子供をホワイトルームに連れては行かない。」

 

「それは父が知らなかったからです!」

 

「パパ小路にホワイトルームのスポンサーを紹介した人物。

 パパ小路にスポンサーへの取り入り方を教えた人物。

 どちらもお前の父だ。

 直接金を出してないから無関係? 違うね。ただ狡猾なだけだ。

 パパ小路はただの傀儡でパパ柳が主犯(操手)の一人だよ。」

 

 

「っ!」

 

 これは知らなかったみたいですね。

 パパ小路にホワイトルーム立ち上げの協力者として直江から紹介された人間が知らなかったわけがないでしょうに……

 

 0巻でパパ柳がやっていることは9巻で山内を操った坂柳と全く同じです。

 

 ましてや視察でカバーストーリーを見て娘にSEKKYOしてからも「綾小路先生のやってることに口出ししない」とか言っちゃうし、綾小路清隆の実態を見てもホワイトルームに激昂しない人ですよ。

 

 人格者なわけがないでしょう。

 

 そもそもパパ柳が本当に有栖ちゃんの語る通りの人間ならパパ小路と清隆を会わせた行動自体が矛盾しています。

 

 保護者だろうと外部の人間と会わせない学校のルールどうなってんだという話です。

 

 

 

 ……ボロ自動車でドライブをしていた(自分で進路を決めていた)頃が一番楽しかったという内心描写からして、本当はパパ小路も他人の敷いたレールに乗せられていることに気付きつつ見ないフリをしているのかもしれませんね。

 

 自業自得と言ってしまえばそれまでですが、哀れな男です。

 

 

 

 

 

「清隆、現代社会のお勉強だ。

 なんでホワイトルームの責任者が国会議員だったんだと思う?

 

 やるべき事多数・目立つ・政治資金規正法の監査を受けると責任者に最も向かない立場だ。

 幹事長の指示だと漏れたら市民党どころか日本全てを巻き込んで吹っ飛ぶと不利益しかない。

 

 そして成功しても問題起こして表に出れない研究者が並んでいる時点で経緯は出せない。

 当然、パパ小路の功績になんてなるわけがない。

 

 普通に考えたら無関係と言い張れる人間を据えるよな?

 場所だってもっと命と物価が安く、会計制度がザルな国で実験するのが適当だろう。」

 

 

 政治力/zeroのパパ小路は暇だったのかもしれませんが、国会議員への出資は税務調査でバレるリスクも跳ね上がるため、後ろ暗いことを隠れてやるリスクが最も高い人種です。

 

 ホワイトルームを法人化して対策してたら本末転倒すぎて逆に笑いますが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ホワイトルームは失敗が前提だった……ということか……?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1
第2回高1全国模試

*2
1次選考突破

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