ようこそハイスコア狙いの教室へ 作:茶漬生活
“そこから先はお前様方次第だにゃ いい結果も悪い結果も 両方あるにゃ
お前様方の魂に宿る未加工の真の運命に賭けるにゃ
偶然を欲するのをやめ 必然と向き合うにゃ
命は皆その必然と出会うために生まれたのにゃから…”
水上悟志(1980-) “惑星のさみだれ”及び“戦国妖狐”“スピリットサークル”
飛んで火にいる冬の虫はーじまーるよー。
ついでに来年度入学生の詳細をお伝えしたところ、翔は宝泉のオトモダチ呼ばわりされたのが気に入らなかったのか肩を殴ってきましたが目がギラついてましたし、清隆は天沢と八神の名前を噛み締めるように呟いてたりと、色々成長してるみたいですね……ん?
この時間にコール?一階ってまさか。えぇ……?
確かに原作でも今日のはずですがこっち来んのかよ……
『少し時間を貰いたい。それとも出直した方がいいか?』
「出直してもらえますか。」
『誰かいるのか?』
「えっ、兄さん?」
『ふざけるな!鈴音を連れ込むとはどういうつもブツッ』
鈴音ちゃんさぁ……
許可出さないと下で暴れそうですし仕方ないですね。直ぐに上がってくるでしょう……
まぁ今の会話で事情はわかりますよね。
鈴音ちゃんだけは兄の醜態に顔を真っ赤にして、他のメンツは呆れた表情ですが暗い雰囲気が吹っ飛んだのはある意味タスカル。
「……可愛がり過ぎる兄と言うのも問題だな。」
康平はそんなしみじみと言わないでください。
君はいいお兄ちゃんしてると思いますよ。
……ドンドコうるせーな。
ドアを太鼓と間違えてんじゃねえのか?
チャイムも知らない野蛮人はともかく小さくなった鈴音を桔梗が抱き寄せて慰めてるの尊いですね。はやく数列まで進めなきゃ。
ドアを開け「どういうつもりだ鬼ヅッ」飛び込んできたアフォの鳩尾に一撃。
馬鹿につける薬は痛み。
これが一番早いと思いま「英輔君……気持ちはわかるけど流石にそれはかわいそうじゃないかな?」
千秋?なんでそこに居んの?
「今日土曜だよ。そろそろ話も終わった頃かなって。」
いや、今日はダメって言いましたよね?
「今日は」っていうか「今日も」なんですが。
「櫛田さん達もいるんでしょ? ならいいじゃない。」
えぇ……いや確かにいますけどね……デフォで人の心読むなよ。
えぇ……?
千秋を寒い外で待たせるわけにもいきませんし入れざるを得ないですね……絶対帰らないし。
悶えてるアホが邪魔くせぇな……放り出すか。
鈴音も文句言わなそうですし。
「いや、流石に入れてあげようよ。」
だから心を読むのやめろください。
ってアホも靴の数に気付きましたね。堀北家の恥晒しってどっちでしょう。
というか堀北家の教育方針自体を大分疑ってますけど。
「とりあえず上がってください。清隆、鈴音、スペース空けてやってくれ。」
流石にマグ足りねえな。最悪湯呑でいいか。
「紅茶・緑茶・コーヒー・ココアのどれがいいです?」
「紅茶よ。ミルクと砂糖をたっぷり。」
妹の方には聞いてないんですが……まぁいいや。カップがありましたね。
「わたしやるよ。先輩は英輔君に用があってきたんでしょ?」
……千秋の目にはそう見えたか? どう見ても錯乱してたぞ。
「ありがとう。頼む。」
さて、用件は……なんとなく想像つくし聞きたくないですね。
「随分にぎやかだな。」
「それで取り繕ったつもりです? もう本性バレてますよ。ご用件をどうぞ。」
「……あの契約書をなぜ使わない。」
案の定ですね。
泣きついてくるとかアホか。
「タイミングを計っているだけですよ。豚は太らせてから食えと言うでしょう?」
「……っ、そうか。」
「なんの話かしら。」
堀北に限らず他の連中はわからんでしょうね。
事情知ってるのは翔だけですし……六助は気付いてそうなのが怖い。
「自分の不始末のツケを払いたくないから1年から退学者を出せ。
Aクラスを諦めてくれと言ってるんだよ。」
「そんな大きな話はしていない!」
「そういう話だよ。なんで南雲に向かい合ってやらなかった。」
「何……?」
「あいつがお前に執着していた理由、何度も勝負を挑んできた理由。
お前ちゃんとわかっているのか?」
「……南雲は同学年に敵らしい敵に恵まれなかった。
だから実力を誇示するために3年の俺と勝負したがっている。」
はぁ、やっぱわかってないですね。
完全に高育に染まっています。頭お花畑かよ。
「クソ馬鹿が。この学校で一番不公正を嫌っているのが南雲だ。
お前が本当にAクラスに相応しいのか知りたがっているからだよ。
今まで
「何を言っている!?」
「3年の生徒会経験者はAクラス
ハンデ戦を繰り返しておいて、Bクラスとたったの312CP差。
実力を疑われて当然だろうが。」
何を言っているのかと思われる方が多いでしょうが、ここで2年生編2巻の描写を見てみましょう。
堀北が生徒会長を目指すと宣言して、生徒会入りした際、南雲はこんな言葉を送っています。
「生徒会入りを祝して面白いことを教えてやる。
歴代の生徒会長は皆、必ずAクラスで卒業しているって事実だ。
そのことを覚えた上で高みを目指すんだな。」
生徒会長になるためのハードルの高さを示唆して南雲が堀北を激励しているいいシーン――――
そう解釈した方は連合と一緒に数Ⅰを勉強していきましょう。
対偶を取って「Aクラスで卒業できなかったクラスには、生徒会長経験者が
聖杯戦争の勝者が全てセイバーだったという話のように、これは「生徒会長になること」と「Aクラス卒業」には非常に強い相関関係があるということです。
……あれ「なかったことになった」とか聞いたことあるんですがどうなんでしょうね。
数Ⅰで統計を学んだ方は分かると思いますが、これは「生徒会長はAクラスで卒業できるほどの実力者でないとなれない」と解釈してはいけません。
「生徒会長はAクラス卒業できるほどの実力者でないとなれない」
そして原作8巻の混合合宿。
綾小路が南雲の試験ルール介入を疑って兄北に問い詰めたシーンで兄北が「特別試験は大体4年サイクル」と言っていることや、2年生編2巻の八神の台詞などから分かる通り、生徒会には紙ベースで「特別試験や審議の
もうわかりますよね。
聖杯戦争のマスターが御三家当主と監督役を兼ねるようなものです。
と言ってしまうと大したことないように聞こえてしまいますが、審議の権限を持ち、様々な情報の記録が残っている生徒会はクラス間競争における
この学校の本音を考えれば当然なんですが、「約束された勝者」が着任することを前提にしている「約束された勝利の権」ですからね。
見方を変えれば、生徒会に入った時点で公平性がまともに担保されなくなり、それ以降、
つまり、南雲が堀北に送った言葉は「生徒会長になる前に、生徒会アドバンテージがなくても勝てる実力を示さないと意味がないぞ」という忠告です。
公平性を考えるなら、生徒会は全てのクラスの人間が就くべき
代表なくして課税ありはお茶会の始まり。世界史Aにも書いてある。
そして原作描写をもう一つ。
11巻、3月15日(月)に起きた綾小路と兄北の会話です。
「普通この時期の3年生はとっくに休みになってるんじゃないのか」
「そうだな。俺もその点に関しては入学後に知らされて驚いた。
大半の高校なら、既に休みに入っている時期だからな。
だが当然、進学や就職に関しても順調に進んでいる。
おまえたちの知らないところで着実にな」
特別試験が行われる合間に、色々と大変なものが重なっているようだ。
「しかし、まだどこがAクラスで卒業するか決まってないのに進学や就職か」
「いずれ分かる」
それだけ言い堀北兄は深くこたえようとしなかった。
残される在校生には言えないこともあるということか。
Aクラスであることが生きてくるどうかを知るのも、卒業直前だということだ。
「何か聞き逃したことがあるなら聞くと言い。答えられる範囲で教えよう」
「教えられる範囲が狭そうだな」
皮肉を言うと、堀北兄は本当にわずかにだが口角を上げて笑った。
「そうかもしれんな。元生徒会長としてのシガラミだと思ってくれ」
この時期、兄北は既に「一般受験ができない」、
B~Dクラスに何らかの手段が残されているとしても決してマトモなものではありません。
そして、そんな重要なことを後輩に伝える気がない。
一方で、妹と同じクラスの綾小路に答えられる範囲で情報を積極的に教えようとしています。
4.5巻で妹を想う葛城の懇願は断ったのにな。それでも兄か。
なにより、正規でない手段で進路を掴むことを
つまり、こいつの本音に
それでは、なぜ生徒会長なんてものをやっていたのか?
もうわかりますよね。
この情報アドバンテージを狙っていたからです。
事前の情報収集・囲い込みも実力のうちと言ってしまえばそれまでですが、このチート利用をどう考えるかは人によって意見が分かれるところでしょう。
そして先述の通り3-A堀北学、3-A橘茜以外の3年生役員が出てこないのはなぜでしょうか?
以前にも言及しましたが生徒会室にはいつもこの二人ですよね。
原作9巻で南雲が一之瀬の面談をした際にも「会長は元からAクラスかどうかを気にする」と言った趣旨のことを言っています。
南雲の内心描写で「実際の選抜基準は違う」と語られていますが、南雲が元Bクラスであったことなど生徒会役員について細かく調べてきている一之瀬相手なので基準がどうあれ、実際の選抜結果が異なっているなら即バレする嘘です。
しかしそうなっていない。
つまり、
そして、昨年度は居たはずの3年生役員が南雲世代にいないのはなぜでしょうか?
普通に考えればこのアドバンテージを得るべく必死で立候補しますよね?
もうわかりますよね。
3-A以外はこの記録の存在を
3年の生徒会役員は3-Aだけであり、記録を独占していたというわけです。
そして、同じく原作8巻。橘先輩の発言です。
「堀北くんは……堀北くんはずっと一人で戦ってるんです。
これまでもずっと2年生と、そして3年生とも。
一人で周り全てを相手にすることの大変さがあなたには分からないでしょうね。」
この言葉も兄北に3年の別クラス役員がいないことを示しています。
でなければ2年と一人で戦う羽目にはならないでしょう。
一人で戦っている、他クラスと信頼関係を結べていないのは他のクラスを排除した結果であって、兄北自身が選んだ道です。
というかそこまでやっておいてBクラスと312CP差しかついてないことを恥じるべきです。
南雲じゃなくても実力を疑いますよ。
ましてやここでは、どこぞの一年にボコられてますし。
そして、シスコンは一之瀬・葛城の役員就任を拒否しているにも関わらず、妹に生徒会役員になるよう推奨しています。
南雲が本当に手段を選ばない女好きならば、最初に警戒すべきは妹が餌食になることのはずなんですがね。
考えられる可能性は4つ。
(イ) 妹が南雲に食われてもいいと思っていた。
(ロ) 妹なら南雲を捻り潰せると考えていた。
(ハ) 南雲はそんなことをしないと感じていた。
(ニ) それ以上のメリットがあると考えていた。
シスコンぶりから分かる通り(イ)はない、妹の実力を見くびっている兄北が自分より格上の南雲に勝てると考えていることもあり得ない。
つまり(ハ)か(ニ)のどちらか、あるいは両方です。
そして、以上の推測から一之瀬や葛城を断った理由も同様に南雲に取り込まれるからではないというのが分かります。
シスコンが妹よりこの二人のことを考えて動くわけがありません。
つまり、単に妹の競合相手に情報アドバンテージを渡したくないという
南雲の対抗馬にできるわけがない時期になってもしつこく綾小路をスカウトしたのも同じ理由です。
小賢しい小細工に走るより情熱を見せるスタイルの方がおじさんは好みですよ。
一方で南雲はどうでしょうか?
南雲は同学年の支配を進め、元Aクラスを下し圧倒的優位に立ったことを証明した上で、生徒会長選挙に臨んでおり、その圧勝している自分が終身を目指すと宣言しています。
更に生徒会長になる前は生徒会室にあまり寄り付いていませんね。
そして、当選後も副会長にBクラスの桐山先輩を据え、生徒会役員の定員を外してどのクラスからでも上限なしに受け入れることを表明しています。
勝つためだけなら兄北のように2-Aで情報を独占した方が楽なのに。
そして、綾小路世代で生徒会役員になったのは一之瀬と堀北。
堀北は2年目からの役員であり、2年目は満場一致試験以外、前例のない特別試験ばかりなので仕方ありませんが、1年目から役員だった一之瀬はなぜか1年生恒例行事のペーパーシャッフル、サイクル通りの混合合宿・学年末試験で有効な対策が立てられておらず連敗しています。
アホ之瀬なんでしょうか?
もう分かりますよね。
南雲が一之瀬の記録閲覧を制限していたからです。
結果として1年の特別試験は一見、公平性が保たれています。
というかおそらくこれが一之瀬を着任させるにあたって兄北との妥協点ですね。
実は「約束された勝者」坂柳が居るせいで出来レース傾向が残ったままなんですが、そこまで気付いて何とかしろと言うのは酷でしょう。
そして、混合合宿。
これはよく南雲が兄北を嵌めるために立ち上げた特別試験と思われていますが、違います。
グループ分けで「過去責任者を決めることが出来ず退学になった間抜けなグループなど存在しない」と言われていることから分かる通り、これは過去にも何度か行われている試験であり、先述の綾小路が疑って兄北に問い合わせた際の会話から分かる通り、これは南雲の関与ではなく学校側の本来のスケジュール通りの行事です。
そして、兄北はその後の特別試験がプライベートポイントが重要になる内容だと理解しており、南雲と組んでいた3-B、3-C、3-Dが共同して橘先輩を嵌めに来たことから分かる通り、この3クラスも混合合宿や年度末特別試験の内容をこの時点で知っています。
誰が教えたのか? 当然、南雲ですね。
もう分かりますよね。
南雲は1年生の一之瀬には特別試験の情報を制限して他3クラスのディスアドバンテージを消し、3年の3クラスには逆に3-Aと同等の事前情報を与えてアドバンテージを消すように動いている。
つまり1年と3年に
そして混合合宿で南雲が提供したとされているのは2000万PPだけ。
混合合宿って、退学者を出す覚悟で戦えば満場一致試験以上に差がつく試験なんですよね。
結果はどちらも見捨てず3-Aと3-Bがともに400CPを失いましたが、退学者を見捨てれば-100CPで済みますので一気に差を詰めることが出来ていました。
なのに、全く得がないどころか3-C、3-Dとの差が埋まるだけの選択を取っている。
特に3-Bは2000万PPを振り込まれたのは石倉先輩なので猪狩桃子を見捨てていればAクラスとのCPは300埋まり、Aクラスとの差はほとんどなくなり資金差に至っては4000万PPになります。
確実に逆転できたでしょう。
3-Bが馬鹿揃いなのか、それとも3-Bはこんな教育を受けても異常に結束が固いクラスなのか。悩むそぶりすらなかったですよね?
せめて橘先輩が退学回避するかどうかを見定めてから判断してもよかったものを。
もうわかりますよね。
南雲との契約に猪狩桃子の救済が含まれていたからです。
3-Aを負けさせたかったわけではなく、それまでの不公正で受けたハンデを消そうとしているだけだったというわけです。
つまり、
混合合宿の結果は言ってしまえば、単に3-Aだけが情報アドバンテージを持っていると考えていたのを逆手に取られて、同じアドバンテージを得た他3クラスから袋叩きにあっただけです。
南雲が体育祭で八百長を決めていたのを疑問に思うかもしれませんが、2年は1年時点で既に南雲支配体制を固めているので、順当な実力勝負の結果です。
しかも連合のように露骨にやるのではなくある程度ちゃんとした試合を演じて他学年のやる気を削がないようにしています。
無人島サバイバルでも南雲は綾小路に瞬殺されて格の違いを晒していますが、自分の実力不足を受け入れています。
更に言えば、八神の件をみれば分かる通り、本当にやりすぎな暴力に対しては厳しい処分を取る意思があり、同学年同士の特別試験については頼られない限り、基本的に介入をしてきていません。
あの「多少の暴力は許容する」という発言も、大前提として「暴力等でポイントを奪うのは禁止」「いじめには厳しく対処する」といった学校のルール自体に変更は加えられていません。
よく批判されることが多いですがそれまでの体制がどうだったかを考えてみてください。
些細な喧嘩を起こして、証拠を握って人を嵌めること前提の方針でしたよね?
兄北時代の龍園は須藤を嵌めて「退学処分」という言葉を会長から引き出すのに「3人が殴られる」というだけで済みました。
一方で、南雲時代の宝泉は綾小路を嵌めて退学させるのに「ナイフで腿を刺される」というやり過ぎな偽装が必要になっています。
あれ刺し所ミスったら出血多量で死んでるぞ……音羽地域だか講談地域だか知りませんが、あそこの出身者は覚悟ガンギマリ勢しかおらんのか。不良道は死狂ひなり。
宝泉は自作自演に失敗して綾小路の掌を刺すことになったため、暴力バンザイになった印象が強いですが、パートナーに飢えていた綾小路が訴えなかっただけであって、普通に一発退学行為です。
清隆×和臣……いやカズキヨでしょうか。
そして暴力禁止を掲げているくせに、妹虐待を綾小路に止められて、顔を殴りにいった誰かさんの例からも分かる通り、バレなければOKという部分は元からそうです。
兄北体制は取り締まる側も少数ですしね。有段者があれやったらアカンだろ。
「多少の諍いは当事者同士で殴り合ってでも解決しろ。細かいことは言わない。」という方針と「些細な諍いを起こして針小棒大に演出して人を嵌めろ。」という方針のどちらがマシでしょうか?
宝泉並みに体を張る覚悟がなければ自作自演が出来ないわけですから、正直言って、諍い自体の抑止効果は南雲体制の方がはるかに上です。
また、坂柳と組んで、一之瀬を飼い慣らそうした内容も描写をよくみると、星之宮から聞き出した情報を元に、自力(笑)で一之瀬を疑った坂柳に提供しているだけです。
場所が生徒会室なので勘違いされやすいですが、南雲は一之瀬を口説いたり秘密を聞き出すのに生徒会長としての権力を使っていないんですね。
生徒会役員の任命が出来るのは選挙と生徒会長だけ。
彼は当時任命になんの権限もない副会長なので、単に会長に口利きをしただけ。
ただの一般生徒でも出来る行動です。
小物ですし、女好きで生徒会長権限を使わない以外は手段を選ばない上、見た目がぶっ殺したくなるようなチンピラなので分かりにくいですが、金髪はおそらく一番真面目にこの学校の建前に沿っている生徒です。根性ねじ曲がってて、ぶっ殺したくなる見た目してますが。
だから兄北も一定の信用を置いていたのでしょう。
南雲自身は信用より実力を優先しているようですが。
口だけ実力主義を謳いながら、実際は利権を啜っていただけの誰かさんとは正反対です。
というか多分、兄北は原作坂柳と同じで多分自分が生徒会長としての恩恵に浴していることに気付いておらず、無自覚に当然のものとして独占しています。
でなければ原作4.5巻で分かる通り、特別試験委員から情報を抜くなんてことしておきながら、実力主義を謳っている面の皮が厚すぎます。
つまり「公正な競争による実力主義」を
兄北のは君主道徳にしては卑屈すぎますし、南雲のは奴隷道徳にしては前向きすぎますね。
南雲が兄北の卒業を祝福したのは混合合宿以降の戦いで「ちゃんと相応しい実力があった」ということを確認できたからでしょう。
……ここには環境に染まりやすいピュアボーイしかおらんのか。
系統主義一辺倒のホワイトルームの真逆で、経験主義一辺倒の高育で育った結果とは言え、両極端すぎます。
もっとこう中庸とかさぁ……やっぱ倫理の授業必要だぞパパ柳。
南雲が連合を気にしたのも英輔君が兄北と接触した上で、明らかな独り勝ちしたから類推で不正を疑われたってところでしょうね。
原作で大躍進していた堀北クラスで兄北と関係があった綾小路が疑われたのと同じ理由です。
月城の綾小路清隆退学特別試験に噛んだ点だけが原作綾小路の言う通り、南雲の行動パターンから微妙に浮いてる気がしますが、理事長代理の言に逆らえない、綾小路に興味を持ってたってだけなんですかね? ますます小物感が出てしまいますが。
理事長代理より生徒会長の方が信用の担保になるなんて説明が大分、不自然な気もしますし。
どちらにせよ兄北が公正な条件で戦って、南雲に実力を証明していれば洋介と恵が目を付けられることにはならなかっただろうに……まぁどっちにも責任は取ってもらいますが。
って兄北黙っちゃいましたよ……こうなるから嫌だったんですよね。
「あと、ご自分が退学に追い込んだ生徒のこと忘れてませんか?
それに比べればこれから起きることは大分マシでしょう。」
南雲世代は2年目冬休み時点で退学者17名、3年目の無人島サバイバルまでこの人数は変わらないはず*1ですが、原作11.5巻によると兄北世代も2年末で11人、卒業時には24名の退学者を出しています。
原作の兄北によれば17人の半分が南雲関与とのことなので2年冬休み時点で自然に出る退学者が8人程度と考えれば兄北世代も相当の退学者を出しています。
詐欺や虐めで強制退学だったり、自主退学したわけじゃない以上、兄北だって関与しているわけで実績は南雲の同類です。
自分の身近な人間がターゲットになりかけた時だけ気にするのは全く筋が通りません。
……まぁマシというのは嘘でこのままじゃ酷いことになりそうですけど。
千秋が用意してくれたそれ飲んだらさっさと帰ってくれませんかね。
周りからの白い目はともかく妹からもそんな動揺した目で見られるの辛いでしょうに……
有栖ちゃんも他人をそんな目で見るとか成長したなぁ……原作の君は同じ立場だったんやで。
「退学の話してたけど、英輔君は退学するの諦めてくれたのかな?」
ウボァー!千秋さん爆弾突っ込むのやめてくれません!?
みんなこっち見んな。
「どういうつもりだ英輔。」
翔か……めんどくさいのに知られたなぁ。
一番事情知ってますし一つ気付いたら野生の勘で全部見抜いてきそうで怖いんですよね。
兄北はポカン顔してますがほんとに覚悟が足りてませんね。
「別に退学したいわけじゃない。
そこの元会長が裏切ったりすれば、そうなる可能性があるってだけだ。
基本的にはあなたと現会長次第ですよ。がんばってくださいね。」
本人ビクッとしてますが、事実ですしヘイトは焦燥してる兄北に押し付けときましょう。
空気がひっどいことになりましたが、最低限の共有は済ませたのでとりあえず解散ですかね。
千秋のいるところで六助に頼めないですし。
……千秋さんも帰ってくれませんかね? ダメ?
襲われるの怖いし、博士たち呼びましょうか。
攻殻機動隊はこないだ見たとき椎名にも割と好評だったし、今日はPSYCHO-PASSにしようかな?
自由人HEROINEの方もまた来そうですね。
……あの世界だと転生者って免罪体質者になるんでしょうか?
鹿矛囲桐斗の改革まではそうなりそうだなぁ……あんな世界行きたくねぇ。
堀北学……南雲雅……
上級生で一番警戒すべき相手はお前たちじゃない。
『操られてるだけなのにかわいそう』
『とか』
『ちなみに僕は全然思わないよ』
『操られる奴が悪い』
「生徒会? 悪いけどそれはパス。私その手のには興味ないし。
それに雅はまだ元生徒会長との決着がついてないでしょ?」
「まぁ……もし堀北会長に勝ったら、その時は考えてあげてもいいけどね。」
「調子に乗ってるなぁ、雅のヤツ。
にしても堀北生徒会長も使えないって言うか、雅を止めてくれると期待してたのに。
結局、
『きみと勝ち負けを競うつもりなんてない』
『というか』
『操られてるきみと戦わされてる時点で僕の負けだ』
兄北が時間を無駄にし続けた結果、
800万PPを失い、模試や教科書、参考書を買い漁って、それでも山菜生活をしていなかった暢気な3-A。
2000万PPを用意できるのか、それとも誰かが気付いて止められるのか。
グラ賽がどの目を出すのか……予想が外れるといいんだがね。
一応、ここで2学期編は終わりの予定です。
予想通り2年生編9巻は会長選挙になるようなのでそれまでに終わらせられてよかった……
というわけで主人公が期待していた、兄北が南雲にするべき教育は「情報を公開して、対等な環境になった上で自分の実力を示す」という一点。
そして、パパ小路との比較で出された優秀な操り人形は南雲、9月1日で言及された「上級生で一番ヤバそうな人」は朝比奈なずなでした。
混合合宿編は2年生編9巻読んでからにしたいので、しばらく時間をいただきますが、ここまで書いて来た曲解がどこまで受け入れられるか気になります……
ここらで濃い評価が一杯怖い。オナシャス!
そして作者は「暁の護衛」については「オレが髪を掴んでいた手を放すと、ハゲは地面に倒れた」ネタぐらいしか知らなかったんですが、似たような世界観だったんですね……
(追記)
最後のルビは誤字ではなくラテン語です。サブタイトルの著者名と合わせて検索していただければ意味を察していただけるかと。
ニーチェの思想は当時、既存の価値観を曲解してひっくり返し、完全に破壊したもので高円寺バンザイみたいな内容なので、興味がある方は調べてみてください。ある意味危険思想ですがw
(再追記)2023/3/1
3年の退学者数不明としていましたが11.5巻で言及があったため修正しました。合わせて選挙の際の人数も修正します。また、主人公前世関係の人物の漢字を変更しました。