『夜一様、あれどーおもいます?』
アレとは、さっきから平子先輩と喜助さんと戦ってる
ジンという男。
「高密度の霊圧を纏ってるの、霊圧硬度は相当なもんじゃな」
『やっぱりそう見えます?』
さっきから先輩と喜助さんの連携で傷はつけてるけど浅い。
喜助さんなら腕を切り落としてもいいほどなのに。
相当な防御力
いやそれより
『きゃーー先輩と喜助さんの共同作業なんてカッコよすぎ!!』
「ゴルァ!気色悪く聞こえるやろ!!黙れやリリー!!」
っと怒られた、ほんと地獄耳!!
『にしても___倒す気とか私を攫う気よりも、なんか視察って感じしません?変に手加減してるような、観察してるような』
「この人数差で単独で来てるということは逃げる手だてがあるということ。喜助もそれをわかってて探っておる。探り合いなど面倒な…」
『なんか心理戦とかめんどくさいですよね〜やっぱ時代は拳でしょ』
「おなごが言うセリフでないわな」
えっ、物理夜一様がそれを言うの〜。
『よーし!応援しましょ!!喜助さん〜先輩〜頑張ってぇぇぇえ!!』
「ありゃ、応援ッスか〜照れるッスね〜」
「喜助ゴルァ!集中しろや!!!リリー!っておい!」
『きゃ!先輩こっちみたー♡バーンってして先輩〜』
「どっから出したんや!!」
私の両手には推し団扇。平子先輩♡って書いてある
「ばぁぁぁあん!!!!!!!!!」
『ぎゃぁぁぁ!!私の推しうちわがァァァァ!!』
斬魄刀片手に突っ込んできた先輩が私の団扇を一刀両断した
バーンじゃない!!
なんて茶番をしてると__
「ははは、今回は引きます。さようなら諸君」
そう言ってあっという間に消えた。本当になんだったんだ
「消えた…な」
霊圧をあまり感じない時があるし、気配もキモイ。
でも姿かっこいい
『なんか今までの敵の中で一番不思議かも。って!!先輩!頭…』
「ん…あぁちぃとしくってな」
先輩の頭からはダラりと血が流れてた。
先輩ん傷つけるなんで相当の手練…?
『うわぁぁぁあん先輩が死ぬぅぅぅぅぅ』
「額切っただけや!こんぐらいで死ぬか!!」
私にも回道使えたらなぁ…私才能なくて__
「んなクヨクヨすんなや___別に期待しておらんで」
『酷い!』
鉄斎さんが直してくれてるのを眺める
『お店直さなきゃですね』
「リリーサンお仕事ッスよ」
『えぇ?壊すならできますけど』
「直そうって話なんスけど???」
なんで私が。夜一様はちゃっかり逃げたし!!!
っと持ってこられたトンカチと板で修繕
『あっ』
バキィンっと飛んでったトンカチの先___
「あいたっ…もーリリーサン?」
ギロッっと帽子の下で喜助さんに睨まれてしまった。
『ごめんなさい〜!!先輩が〜』
「今俺関係なかったやろが!」
『…先輩、喜助さん。あのジンってイケおじ…勝てます?』
「…んなも勝てるわ」
『でも…珍しく先輩怪我して…』
「だーからかすっただけゆーとるやろ。」
「大丈夫ですって〜相手の霊子構造も把握しましたんで。」
『さすが喜助さん♡』
「あの〜穴開けてどうするんスか?」
ボロボロの壁。
大工役クビになりました…