痛い、腹が刺されただけでこうなる…?
おかしい。
「ようやく効いたようだね、」
そう言った藍染は私を見下ろしていた
「てめぇ!!藍染!!リリーに何しおった!!」
「さっき貫いた時__彼女にとあるものを埋め込ませてもらった。
それは呪い__」
その瞬間、心臓が跳ねる
驚いたとかじゃない。血液が巡る巡る巡る___
熱い__熱い。
「リリー!!」
「それは君を蝕み___そして__」
その先は言わなかった、ニコリと笑った、
「リリー」
ひょいっと先輩に抱き上げられる
『先輩…』
「卍解はもうええ、そのもままじゃ身が持たん。解け」
『でも…』
「リリー」
そう言われて卍解が解ける__
「ハッチ、リリーも頼むわ」
『先輩!ぐっ…』
心臓が痛む…
「リリー」
背中を向けた先輩はニコリと笑い去っていった
「リリー、さん今治療を」
『ぐっ…うぅ』
なにか暖かいものに包まれると心臓がまた鳴り始める
『ハッチさん…ごめん…治療は無理みたい』
ハッチさんが治療した瞬間、私の身体中に墨のようなものが広がり
驚いたハッチさんが辞めたらそれは後引くように戻っていく
これが呪い…?回復させないため…?でも何かまだ違う気がする。
心臓が痛くなる理由もわからない。
『卯ノ花…たいちょ』
「リリーさん。これは?」
歩いてきた卯ノ花隊長が私の傍によった
『さぁ…藍染によると呪いらしくて、回復する瞬間、霊圧が根こそぎ吸い取られ…肌に墨みたいのが…心臓が痛くて』
「呪い…そうですか。ではまず『その前に…私は大丈夫。死ぬ訳じゃないと思う…。だから、先にひよりちゃんを…』」
コクンっと頷いた卯ノ花隊長はひよりちゃんの方へ。
空中では、一護が合流していてもうみんな戦い始めてる
悔しい。悔しい。転生して皆をみてキャッキャウフフして__
みんなとスローライフして、楽しく過ごす夢を見てたはずなのに。
それで最強な私なんて、酔い知れて
みんながやられ血飛沫を放って落ちてくのを見るしか出来ないの…?
やるせない気持ちが心に渦巻くたび
心臓が痛くなる
「リリーさん!リリーさんダメです気を失っては。」
卯ノ花隊長が私を呼ぶ声が聞こえる
________________
「…サン」
揺さぶられるのが分かる。目が重い
「リリーサン」
『きすけさん…?』
私は抱き上げられていて、喜助さんの刀が私の首元に向いていた
「よかった。起きて__。霊圧が暴走してたんで、負傷したひよ里サンには重いかと連れてきたんスよ」
なにか、それだけじゃない気がした。喜助さんの頬には傷、周りは半壊してる。
もしかして私…暴れた?だから切っ先が向いてて、あと少し遅れてたら殺されてたのかも
ポタッと、私の頬になにかが落ちる
瓦礫に行ってた視線を喜助に上げると
『あれ…喜助さん泣いてる…?』
喜助さんが泣くなんて、原作にあっただろうか
『ふへ、喜助さんの泣き顔だ。可愛い』
ゴシッっと乱雑に涙拭うと、笑った
「相変わらずッスね。それでこそリリーサンだ。安心しました。」
『何があったんですか…私。霊圧暴走だけじゃないですよね。』
「…それは後ッス…。とにかくよかった。リリーサン。悪いんスけど、後でむかえにきますんで。ちょっと此処で待っててください」
_______________
気づいた。
私は___キャラを殺せないのかもしれない
倒すなんて言っててなんで私は最初から喜助さんの霊圧制御装置を外さなかった?
外してたらギンが燃えてひよりちゃんが怪我するのもなかったし
藍染にもっとダメージを与えられてたかもしれない
なぜしなかったのか。それは私の中の本能がキャラを想ってたから。
ギンを燃やせば乱菊さんとの絡みも見えなくなるとか思ってたんじゃないか。
藍染には殺したいほど恨みがあってにくかったのに、そんなふざけた思いで躊躇った。
躊躇ったせいで呪いとかふざけたものを食らってみんなの邪魔して喜助さん怪我させて。
何してんだ私___
『あ”””あぁぁ!!私らしくない!!私らしくない!!
暗い気持ちは嫌い!!!!!明るいのが私の取り柄でしょ!!バカ私!バカ!馬鹿なのは知ってる自分で!ふぅ。』
口に出すと案外落ち着くらしい。
バチンッと両頬を叩く
『よし…!もうクヨクヨするな私!!
呪いなんて食らったものはもう仕方ない…。殴るって決めたじゃん。後悔は後。悔やむのもあと!!今することじゃないでしょ私』
____________
『もう出し惜しみはしません。』
真っ白はんぺんの藍染に
ようやく
ようやく_____殴り飛ばした
「ぐっ…!!!」
『私に変な
「リリーサン!!」
「それでよく動けたものだ__。相当身体堪えてるはずだ」
『知ってる?アドレナリンって凄いんだ』
「リリーがあやつの半身を割りおった!__!」
肩から横腹にかけて割れて気色悪いどす黒い何かが見える
『アドレナリン…じゃないや。ここは愛の力…って言った方がいいね』
「愛?そんな不可解で曖昧なもの___」
『私はもう油断しない_____飛べや』
全力全身全霊で蹴り飛ばす
なんて先輩の関西弁がちょっとうつったかも
「リリーサン。大丈夫ッスか」
『多分…』
「多分って」
喜助さんと夜一様の所まで引くと、そう言われた。
それから久しぶりの一心含め4人で連携__
心臓が痛い。強がったはいいものの心臓が痛む度に身体が悲鳴をあげる
ここで少しでも一護の負担を抑えるために、死ぬ気で死ぬ気でやらなきゃ
『ぐっ…!!』
「リリー!!!」
『夜一様…っ』
藍染に一撃入れる直前、とてつもなく心臓が痛んだ、その瞬間夜一様が私を庇うように突き飛ばし夜一様が吹っ飛ばされ
私も瓦礫の山に
『いた…い…』
手首の血管が、蛇のように浮き出てるのがわかる
本当に何をしたんだ…藍染…っ…
藍染は…去っていく。
穿界門から本物の空座町に向かったんだ
『一心…一護をお願い』
「あぁ…リリー隊長」
_______
大丈夫。きっと一護が倒してくれる。喜助さんのおかげで封印されるはず
「リリーサン」
『夜一様は…?』
「大丈夫。気を失ってるだけッス。アタシは
夜一様の隣に下ろされる。
しばらくして藍染の霊圧は____
あぁ。終わったんだ
殴れた、先輩の恨みも。目的も達成した。
____________
「リリー」
『先輩__』
包帯を巻いた先輩が私の前髪をかきわける
「おおきに、リリー。リリーのおかげであいつに一太刀いれれたわ。リリーが卍解使ってくれたおかげやで」
『終わりましたよね』
「あぁ…終わったんや」
『気は晴れました?』
「……晴れるわけないやろ、まだ殴り足りないぐらいや。後輩ボコボコにされてスッキリするわけないやろ」
『ふは、先輩やっぱり私の事大好きじゃん』
「ちゃうわ、ぼけ。」
藍染も封印された
先輩も私も藍染に一太刀、殴れてた
残されたのは呪い___。
『先輩…包帯姿かっこいいですね』
「何言ってんねんアホ___。相変わらずなやっちゃ」
続きます