「って事で、ボクの許嫁になりました〜」
「全くお主はたまに行動力が化け物だの」
っと夜一様に呆れられる。
喜助さんが考えた方法はこうだ
四大貴族である上級よりさらに上である四楓院家
それに奉公している貴族である浦原家と、上級貴族である私と縁ができればそうそう失脚できない。
つまり四楓院家という浦原家を通しての後ろ盾を作るという事だ。
つまりは許嫁。婚約者としてとりあえず形だけでもそうしておこうみたいな感じらしい。
ってか薄々感じてはいたけど浦原喜助って中々のお坊ちゃんなんだな。
そんなこんなで私たちの婚約は広まり。
平子先輩は訳を知ってるもものいい顔をしなかった
『も、もしかして嫉妬!!愛!?』
「ちゃうわ」
拳で作ったハンマーが私の脳天を直撃。
本当に痛い
「形だけゆうても、上級貴族同士の婚約話や。謀反の事件が片付いてもそうそう破談に出来ないんやで?わかっとんのか。嫁入り前の女がそんなに噂やらなんやら出来たら次の縁談にも影響出るやろ」
って私を心配しての事だったらしい
『大丈夫ですって!いざとなったら平子先輩と愛の逃走!駆け落ちするんで!!』
「だァァァからそんな事をポンポン言うなつーに!」
なんて2度目のげんこつ。
脳が揺れた
『まぁ、私はきっと結婚できませんよ』
「んでや?お前なら結婚結婚!って言いそうなもんやけどな」
『私がミーハーだからですね!』
「言うと思ったわ。お前の旦那に進んでなるやつはおらんやろ。
まぁともかく。5番隊に謀反者が出たんやからボーッとしてる訳にもないわな」
ポンポンっと私を撫でる
「それに、噂程度で失脚出来なくなった今。リリーをどないするかはもう分かってるやろ。次は狙われるのは命や」
『でしょうね』
「でしょうねじゃあらへんで」
『知ってるでしょう?先輩。私知らない人にやられるほど弱くないんですよ』
「ふは、それでこそおれの後輩やわ」
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百目鬼家
それは私の家。
「×××よ.、お主はもう知っているであろう。我らが死んだらこの家は崩壊する!!消して我らを死なせぬよう勤めるのだ×××よ」
その名で呼ばないで。私にはリリーという名がある。
先輩がつけてくれた名前なんだ
『貴女方が死んだら私が当主。死んでもかまいませんけど』
「戯けた事を。女が無理に決まっておろう」
女は三歩後ろを歩きこうべをたれよなんて、古臭い。
あの夜一様だって、無理な努力をして初の女当主になったんだ。
そんな古臭い考えは常識では無い。
謀反してるヤツらが私を使って私の家を壊そうとしてる理由は分かる。
だってクソだもん
あらかた悪い事に手を突っ込み。怖くなったら逃げる。
薬や女、奴隷や実験、様々な違法行為に加担し金儲け。
上級貴族なもんで潰せずに潰せない。
バレそうになったらトカゲの尻尾切り
そんな家に私は産まれ。黒い噂も流れてるためか私は貴族の間でも疎まれ続けた。
そんな私に先輩は手を差し伸べ、名をつけてくれた
謀反衆が私の家を潰す……?
させない
私がこの家を潰す