現当主としての家は潰れたわけだけど。
まだ私がいて、私は実質百目鬼家の当主となった。
しばらくは隠密機動との連携で加担してた悪事の裏取り捜査なんかがあったり。分家とかの挨拶回りなんかで忙しくて目が回りそうだった。
それでも私は死神の仕事が残ってるわけで__
私の机の上には書類書類書類。+始末書
私には部下という部下もいないため、回す事も出来ないので一人でやるしかない。
元々書類関係は苦手だと言うのに。
確認項目多すぎだし、デジタル化しよ……12番隊に喜助さん所属したら頼もう。絶対
「リリー。」
『は、はい!やってます!書類!』
「まだ何も言ってないけれど……まぁ今はその話じゃないんだ」
やってきたのはヨン様でニコリと笑った
「君にとっておきの仕事があってね。」
______________
『やっぱり私にはこういうのが向いてるよね!』
愛刀ちゃんを腰に携える
虚の討伐命令が出たんだ。
場所は流魂街
ヨン様がわざわざ私に回してくれたらしい。
代わりに書類はやっておくって言ってくれた。
まぁなにか裏があるのかもしれないけど、書類やるよりマシ
「ほら……あれみろよ、この前の事件の……」
「あぁ、あの浦原家と縁結んだ?」
なんてヒソヒソ聴こえる。
仕方ない後ろ指さされるのは慣れてる。実力で見返すって決めたからそれに私メンタル激強だし。
「さぁ、ここらに出るぞ!班に分かれて調査をしろ!」
7席が指揮を取りそれぞれ事前に決められていた陣形にバラける
私の班になった人はさっきヒソヒソしてた連中
「ふん、女ごときが」
『よろしくお願いします』
一応下っ端なので何も言えん。これ以上問題起こしたくないし
するとあちこちで霊圧の衝突を感じられる。もう戦闘が始まってるらしい
『あれ、流魂街の子供では?』
指さした場所では流魂街の子供二人が遊んでいる
「んなもんほっとけよ」
『まずい』
子供の後ろにいる影に気づいて走る
「おい!!班長は俺だぞ!」
間一髪滑り込むようにして子供を抱き上げ避ける
先程居た場所は木っ端微塵にクレーターができていた
「ひぃ……なぁに?」
『大丈夫!お姉ちゃんの後ろにいて!!』
影の正体は虚。稀に流魂街に出現するんだよね虚って
『この子供!お願いします!!』
駆け寄ってきた班員に引き渡そうとするがグイッと肩を押され尻もちを着いた
「お前はどいてろ!!邪魔だ!」
カチンッと来るものがあるが仕方ない。
子供を抱き上げ瞬歩で安全な場所へ
『さぁ、しばらくしたら家に帰りな。ごめんねここまでしか送れなくて』
「う、うん!大丈夫だよ」
2人は兄弟なのかな。手を繋いで可愛らしい
すぐに戻ると班員2人はボロボロになっていた。
『私がやります』
「お前は!!どいてろ!」
まだ言うのか。出世に関わるからなのか?めんどくさいな
向かい来る虚を殴り倒すがまだ起きてくる。頑丈だなぁ
『いいから、あんたらの方が邪魔』
「なんだと!!!俺の方が上なんだぞ!!」
なんて。本当上下制度ダルい
するとあろう事か____
ドンッ
『なにするの!!』
っと押され___
熱いものが腕を流れる。
肩を切り裂かれ右腕の健が切れ。力が抜けたようにダランッと垂れる
押されたせいで避けようとした虚の爪をまともに食らってしまったのだ。
本当に殺してやろうかなんて思ってるけど先輩に何言われるかわかんないからとにかく虚を倒すか
その後無事倒し終えて、4番隊到着
そして____
「リリさん…誠に残念ですけど…右腕は今までのようには動かないでしょう」
っと卯ノ花隊長直々に宣告された
『そうですか。卯ノ花隊長今日も美しいですね』
「あら、相変わらずですね。もっとショックを受けるものかと思ったんですけど」
『私は大丈夫。油断してた私が悪いんですし。左利きになれば問題ないです』
「ふふ、貴方はいつも前向きですね。直せない不甲斐ない私を許してください」
っと謝られてしまった
『大丈夫です。卯ノ花隊長のおかげで命も助かって痕も残らなかった訳ですし』
卯ノ花隊長美人だなぁ、あれで初代からいるんでしょう?どうやったらあんな美貌保てるのかな。今度スキンケア聞いてみよ。
右腕は確かに痛いし。正直ショックだ。
完全に上がらない訳ではなく、上がるけど途中で止まるし動きが鈍い。
足じゃないだけマシかもしれないけど。
「んやクヨクヨしとんねん。」
『先輩』
「腕、大丈夫やったか?」
『今まで通りには動かせないようです』
「やからクヨクヨしとんのか、まぁ大丈夫やろ、お前足は強いやろ、」
『顔面も強いです「減らず口きけるなら大丈夫やな」』
『だってー!!!右腕動かないと先輩に満足に抱きつけないじゃないですか!!!』
「はぁぁ!んな事でクヨクヨしとんのか!!心配した俺の気持ちを返せや!!」
__________
その日の夜
『んで、なんで私の部屋に喜助さんが?えっ、もしかして夜のお誘iアイタッ!』
ペチンっと頭を喜助さん叩かれる。
夜、先輩と私の部屋に行くと喜助さんが部屋にいて。
何やら機械が並んでた。先輩は知ってたらしい
「補助できる機械作ってくれないかと言われて、寸法にきたんスよ」
その言葉に先輩の方をむくと、スっと視線を外した
『待って先輩!!私のことを思って!!トゥンク___』
「ちゃうわ!勘違いすんなや!書類も出来へんし戦闘もご飯も満足に食べれへんのなら邪魔になるやろ!!」
効果音口にだすなっと指摘を受ける
『えへへへへ、先輩♡』
「あのぉ〜はやくすわってください」
って言われてその場で正座する。
怖い。絶対無理やり連れてきたでしょ先輩。
『んで、胸のサイズまで図る必要は…?』
「えぇ?必要なんスよ〜やだなぁ〜意外とおっき、痛い!なんで殴るんスか平子隊長」
殴られて涙目になってる喜助さん可愛い♡♡
『喜助さんを包むためのお胸なので…いくらでも♡』
ゴンッ!!!っとまた平子隊長に殴られた私
『なんで殴るんですか、バカになったらどーすんです』
「元々お前はバカや!んな嫁入り前の女がそんな下品なこというもんやないで、貰いてなくなるぞ」
『だって〜』
「まぁボクが貰うんで大丈夫なんスけどね〜」
「いやいや、その許嫁問題は謀反の時の話やろ、事が落ち着いたら解消するやろ?」
「え?するつもりは無いッスけど…」
『え?』
「は??」
「んじゃボク寸法終わったんで帰りますね〜」
っとさっさと出ていく喜助さん。
残された私たち___