オラリオ総異端児化計画   作:夜月工房

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前回のあらすじ:ひょんな事からノーカ・ウントを名乗る事となった変質sy……夢見る者は、ふとテンプル(こめかみ)を直撃した稲妻の様な形状をした光から受け取った疑問(お便り)お仲間(転生者)達に確認(披露)した――即ち、ラジルカ(魔改造済)ノーカ(自分)を超えたのでは、と。返って来たのは満場一致のExactly(その通りでございます)
こいつぁてぇへんだとノーカは取り急ぎ花束とくす玉を用意して、溜まりバー・ナザリック(誤字に非ず)に陣取りラジルカを待ち受けた。果たしてそれはもう元気良く飛び込んで来たラジルカの後先考えず何もかもを捨てるかの様なドロップキックを笑顔と共に受け入れたノーカは、直前に手放した花束を空中キャッチさせる形で受け渡したし、割れたくす玉の真下にラジルカを立たせる事にも成功した。その場所は透明な塗料で描かれた魔法陣の中心部でもあったので、ラジルカが着地を決めた衝撃――圧力を感知した魔法陣がこっそり起動した。こうして次なる悪戯の種を植え付けられたわけで、ラジルカ以外の転生者一同は大変満足したのである。
それはそれとしてノーカだが、ラジルカを玩具にして振り回すためには力が必要だと考えた。つまりは特訓(修行)パートである。幸い、溜まり場(バー・ナザリック)には現時点の自分よりも圧倒的な上位者が集う。これを活用しない訳がなく、相談をした結果、ノーカは色んな世界に散らばる――別の日に夢を見ている最中の――自分達(同位体)と緊急集会を開く事となったのであった……持つべきは(コネ)――!!


第六十話:都市外から拾って来ました――月が物理的に欠けた日――

「皆さんお早うございます。今日も元気にランダムイベントのお時間ですよぅ」

 

 朝のライブを満喫した面々の精神をガリガリと削る呑気な声。言わずもがな珍獣(例のアレ)である。

 

「今日のゲストはこちら、先日の体を張ったサイコロ芸で小さな子供達を笑顔に変えたヴァレッタ(悲鳴芸人)さんが意識しまくりな小人族(パルゥム)の雄、言わずと知れたオラリオが誇る最強の冠を戴く二大派閥の片翼【ロキ・ファミリア】の団長であらせられる勇者と書いてブレイバー、勇者と書いてブレイバー、既に有名ではありますが皆さんには改めてこの機会を活かして覚えて頂ければと思っております。【勇者(ブレイバー)】をどうか宜しくお願い致します。再変換すると無礼(バー)。きっと単なる棒から見て穂先を有する槍を言うのでしょうね。ランランサー遠くまでヤリヤリを流行らせたいフィン・ディムナさんじゅうごさいお嫁さん募集中、最有力候補は【アストレア・ファミリア】所属の【狡鼠(スライル)】なので後程まとめて妊娠するまでデレらんない部屋にでも突っ込んで置けばいいでしょうか?」

 

「ツッコミが間に合わないからノーコメントかな」

 

「むぅ、手強い」

 

 若干貼り付けた笑顔のまま華麗にスルーを決めたのは、珍獣の説明にあったフィン・ディムナその人であった。

 ギルド連合の実質的なトップが現場を離れている理由は勿論この珍獣が誘拐(やらか)したわけだが、代わりに魔改造の結果チート転生者の仲間入りを果たしたラジルカ・アーデが人海戦術で以て闇派閥(イヴィルス)を監視しているため、襲撃は起きない予定だ。流石の珍獣もその辺りの協力(フォロー)はしたらしい。

 尚、そこまで知っているのは連行されたフィンと監視を頼まれたラジルカのみであり、現場では映像を見ているロイマンやロキが泡を吹いて気絶しているのだが……いつか思い出話として笑い飛ばせる日も来るだろう。

 

「そんな事よりいくつか質問したい事があるのだけど?」

 

「おや、せっかち。個人的には女心を理解しないムーブをオラリオ中に流してしまい申し訳ない限りなのですが、よもや勇者様は相手を高望みし過ぎて未だにそういった方面の経験をお持ちでない……あぁ、武器を取り出すのはお奨めしませんよ。勇者様は喧嘩っ早いと噂になって伝言ゲームの中で喧嘩が取れたり余計なのが付いたりしてしまいますからね。しかも種族柄背丈は小さく取り出すのは槍。凄いですねセクハラの神から加護でも貰ってらっしゃる?」

 

「事実無根なのに否定できるか一瞬でも悩むような物言いは止してくれないか」

 

 この時、フィンは主神(ロキ)が涙混じりに自分の名前を呼ぶ声を聞いたとか。幻聴ではあったが、予想される反応でもあったため、やけにハッキリ聞こえて内心驚いていた。ちなみにロキを知るほぼ全ての人々が納得しそうになった事が後の調査で判明するのだが、それはまた別の話。

 

「まぁ、それは置いといて」

 

「……そうだね。では、改めて尋ねたい。()()()()()?」

 

「はて?」

 

 フィンの質問は、問われた本人を含めてオラリオに居る人々の多くが首を傾げる内容だった。何しろそれなりに自分から吹聴して回り、神々がそれを否定していない。

 天界から遣わされた、神を見極め回収する権限を持つ審判者。救界(マキア)を推進するために人類を後押しする支援者。目的以外の部分で自由(フリーダム)過ぎて制御不能な飛び回る災害。人々の認識としては概ねその様な物になっている。

 

「君はこの数日で様々な技術を見せてきた。どこからともなく現れ、任意で消せる、魔石を持たない不可思議なモンスター。ポーションの雨なんて非現実的な物まで可能にする天候操作。妨害ありの競争。季節を無視した祭……それらは例外なく神を楽しませていた。他ならぬ神に作られたはずの君が、だ」

 

 だが、だからこそ、フィンは問わずにはいられなかった。

 目の前の珍獣が神によって作られたのならば、知識や発想の大元は神々にあり、同じ神々をも熱狂させる催しを考え付くのは不自然だ。仮に下界を旅して学んだとしても、神々だけではなく人々にとっても初めて体験する以上は考え難い。

 

「それらの知識の源泉は? どこから着想を得た? 僕には君が誰も知らない、とんでもなく遠い場所から、ある日突然やって来た様に思えて仕方ない」

 

「ふむ……おぉ、なるほど」

 

 果たして彼の投げ掛けた疑問と推論は、一つの事実を暴き出し、不発弾を爆発させた。

 

「思えば言ってませんでしたね。私、魂的にある程度は前世の記憶があるタイプでして。しかも由来は異世界ですよ異世界。何ならオラリオだの『神の恩恵(ファルナ)』だのの名称やらダンジョンだの全知無能を楽しむ神だのといった常識やらの非常に良く似た世界が、創られた物語の形で存在してまして。だから常識を探りつつ無理が通る設定を考え出したり多少近道や逆に遠回りしたりで色々と知ってる歴史を変えられるか試してたりする最中なんですよね現在進行形で。ぶっちゃけ私の知る物語は今より未来なので通用する知識は断片しか知らず結局は自分の手足や張った網で得るしかなかったので推測八割ってとこですが、本来なら今頃は後手後手に回らざるを得ないのに民衆から足を引っ張られながらも闇派閥(イヴィルス)対策に忙しい冒険者vs死の恐怖と大切な人を失った怒りを冒険者にぶつけて自分の首を絞める民衆vsそれをニヤニヤ見守りながら水面下で作戦を進める闇派閥(イヴィルス)という混沌がオラリオに広がって邪神の皆さんが良い空気吸ってたと思われますし」

 

「………………おっふ」

 

 フィンは理解を拒みそうになるも、何とか堪えて一つ一つの情報を抽出して検分する。

 珍獣は異世界の記憶を持つ。ならばそれはこの世界の誰にとっても未知であり、謎の知識やぶっ飛んだ発想は説明できる。できてしまう、と言うべきか。

 そして常識を知っているにも関わらず言い忘れていただけと言わんばかりの明け透け過ぎる暴露に、フィンは頭を抱えた。

 更にはその内容が内容(部分的な未来の知識)なので、神々が放っておくとは思えない。珍獣が神を送還する権利を持つという話と、実際に邪神の一柱(アパテー)を送還したという話がある以上は遠回しな催促に留まる可能性も高いが……むしろ主神(ロキ)こそが無駄に遠回りな作戦を立てて眷族(自分達)を巻き込むのでは、とフィンは今から腹に重石を括り付けられたかのような心地を覚えるのであった。

 

「ちなみに私が知ってる範囲は概ね七年後の一部分だけでして。しかしながら物語の主役になる登場人物が現時点で明らかに私の知ってる物語から解離しちゃってるんですよねぃ。もう事前知識なんて青田買いくらいにしか使えないんでポイですよ、ポイ」

 

「……捨てるのなら拾っても構わないかい? 僕達にとっては価千金だろうからね」

 

「あ、いいっすよ」

 

「いいんだ……」

 

 断られる前提で提案した最上をあっさり通されてしまい、思わずフィンとしての仮面がズレてしまった。が、その事にも気付かない程に精神的な疲労を覚えていた。

 

「私、皆さんに対する未知をこそこ蓄えている一点で翻弄できてますけど、地頭は良くありませんので。頭脳戦(そういった事)を得意な方が自分で動いてくれるのなら、こちらとしても誘導する手間が省けて楽ができますからね。何せ既に水面下で進んでいる事態もありますし」

 

「僕達の考えと君の考えが食い違う事だってあると思うけど?」

 

「それこそ人が自分の足で立って歩く事実を尊重しますよ。救界(マキア)は人の手で成し遂げられるべきですので」

 

 またしても看過できない内容を軽い調子で付け加える珍獣に対して、それはそれとして言いなりになる気はないと揺さぶりを掛けるも、当の本人は肩を竦めるだけであった。

 どこか他人事のような態度は、神から与えられた役割に由来する物なのか、或いは異世界の記憶とやらのせいなのか。いっそこちらがどう動こうとあちらが最終的に描く未来へ何の影響も及ぼさない余裕の表れにすら思えるのが厄介極まりなく、得体の知れなさを十分に活かしておきながらどの口で地頭は良くない等とほざくのかと心中で舌打ちをした。

 フィンは頭の中で考えを纏めながら、微かではあるものの疼きっぱなしな親指を舐めたい衝動に駆られていた。オラリオ中に映像が中継されている事から、行儀の悪い真似をして評判が落ちては困ると何とか耐えていたが。

 そして考えを纏め終わる。フィンは自分の考えが確かならば前提も何もかもが覆るとの予測から、慎重に口を開いた。

 

「ところで「長話のせいで時間も押してますから、まずはサイコロからお願いします」アッ、ハイ」

 

 そして核心に迫るべく話を切り出そうとした所に、向こうからすれば本題であろう依頼が振られた事で出鼻を挫かれた。これには映像に注目していた人々も思わず体勢を崩したそうな。

 

そんな地上だが、少しだけ時を戻して見れば、唐突な爆弾宣言(異世界の記憶)により程好く混乱していた。

 

「オイオイオイ、異世界だってよ」

 

「それだけじゃなく未来もだって?」

 

「あの珍獣、嘘がわからねぇから厄介なんだよな」

 

「ガネーシャだ、ガネーシャを探して問い詰めるぞ!」

 

 特に娯楽目的で未知を求めて降臨して来た神々の騒ぎ様はいっそ滑稽な程で、しかしながら人々も浮き立つ気持ちを抱えた者も少なくない。

 

「そら(異世界とか言っちゃったら)そう(騒ぎになる)よ」

 

 そんな中で、数少ない同類(記憶持ち)と呼べるラジルカは、珍獣(悪友)が考えなしに喋っているだけだと理解していた。

 

『でもネキの方が詳しいんすよね?』

 

「まーな。言うてオラリオ換算で数ヶ月でしかねェ内容だし、今となっちゃ……むしろアタシらの夢を通して観測した内容から補ってる部分もあるだろうし、どっかで致命的に間違うぞあの珍獣(アホ)は」

 

 ラジルカが前世で原作または外伝に触れた切っ掛けは他ならぬ珍獣――正確にはこの珍獣よりも未来における中の人――の影響であるが、原作の主人公であるベル・クラネルも、外伝の語り部と呼べそうなレフィーヤ・ウィリディスも、オラリオにやって来たのは暗黒期が終息した後だ。

 故に二人の知る範囲における作中では、五年前の復讐の鬼と化した【疾風】による闇派閥(イヴィルス)への復讐や、それを受けて暗黒期が終わったとするギルドからの発表、六年前に起きた27階層の悪夢といった事件が取り上げられるも、現在(死の七日間)に関しては語られていなかった。

 とある溜まり場に屯する他の同類(転生者)に前世の現代日本へ干渉できる者がいたおかげで、ラジルカの(体験し)た不思議な夢は過去や未来に関してもそれなりに構築されていたそうだが、それすらも一部は読み込みが足りず矛盾を孕んでいたのだから参考にするのは間違っているとしか言えない。尤も、矛盾(それ)を当の珍獣は知らないそうだし、ラジルカも知らせる気はないのだが。

 

『まるでファルスだ』

 

『下らない敵と下らない味方ってそういう意味っすか?』

 

「さァな。何れにせよアタシ達は指示待ちだ。賽の目は……10か。流石、持ってンなァ勇者様は」

 

 ランダムイベントの名は隕石。そこから予想される内容に、オラリオの至る場所から悲鳴とどよめきとが上がり、街全体を覆い尽くした。

 

「天然って強ェよな」

 

『っす』

 

 視線の先では、石化したかの様に固まったフィンの姿と、未出の内容であった事から嬉しそうにしている珍獣の映像が流れていた。

 

 

 ランダムイベントの詳細は、至って温厚な隕石の展示であった。人も神も胸を撫で下ろし、いつぞやの予想が当たったシャクティはそっと小さくガッツポーズを取った……ばっちり周囲に目撃されて、茶化されもしたが。

 決定直後にいそいそとショーケースを取り出して並べると共に、それぞれに関する解説の動画を流す。そこから余談として少しだけ宇宙の説明もしており、視聴した人々は自分達の見上げる空の正体を垣間見て、多いに憧憬を抱いたのだそうな。

 更にオマケで宇宙人(地球外生命)についても話題を挙げ、重力や大気の組成といった部分から知能が発達していても姿が人間に近い(ヒューマノイド)とは限らない可能性を伝えたのは、恐らく『異端児(ゼノス)』受け入れへの布石だったのだろうが、効果が有ったのか無かったのかは神ですら知らぬ事であった。

 

 混乱こそあれど暴動は起きなかった朝のランダムイベントが終わり、人々は改めて活動を始める。とはいえ避難生活である以上は、襲撃が無い事を祈りながらカードゲームや噂話に終始しており、なまじギルドから配給が行われているために最低限の避難生活が保証されでいる事から出る余裕――不満の爆発が見えていた。

 ギルド連合の側は課せられた任務(闇派閥の本拠地発見)を急ぎ、対する闇派閥(イヴィルス)の側は捜索中の冒険者にゲリラ戦を仕掛けて少しずつ連合の戦力を削っていく。緩やかではあるが、事態は転換期を迎えつつあった。

 

 

 それから昼のライブが終わり、続くランダムイベントの決定には変わらずフィンの姿があった。

 何気にイベントの後も隕石や解説パネルの現物じっくり眺めつつ動画に関する質問をしていたため、珍獣をその場に縫い付ける事に成功していたらしい。そこにはイベントの動画に夢中で碌に追及が出来なかった事実もあったが、ある種の偉業と呼んでも差し支えない成果であった。

 次の被害者は自分かも知れない――そんな心配と戦っていた有力者達は、所属を問わず大なり小なり勇者へ感謝したのだとか。

 

「さて、前担当を返して元担当を迎えるタイミングを失ってしまいましたね。折角なので今回も振って貰いましょうか。勇気を力に変える事で未出のイベントを引き当てて下さるはずです」

 

「残念だけど運否天賦に任せるよ。それに未出のイベントは一つしかないわけだしね」

 

「神エレボスはできましたよ?」

 

「確率の問題を分かってて言ってるなら意地が悪いよ。さて、どうなるかな……っと」

 

 珍獣からの無茶振りにも揺さ振りにも気を乱されず、マイペースにサイコロを放り投げる。その反応に口を尖らせて不満気な珍獣ではあったが、丁度干支スーツ(たつ)にかぼちゃマスクを合わせた珍妙な姿であったため、極一部の例外を覗いて伝わる事は無かった。

 

「うーん、参ったね」

 

「出た目は4……残念ながら被りましたね。これもまたセクハラ神の加護なのでは? さて置き、次のランダムイベントは懐かしきポーションの雨になります」

 

 珍獣の台詞通り、結果はポーションの雨。現地民の誰も予想出来なかった有毒な水薬(トキシケートポーション)が降り注ぐ事態により最も多くの死亡判定を生み出したランダムイベントだ。想定の斜め上を行く珍獣(愉快犯)の警戒度が上限一杯にまで跳ね上がった一件でもある。警戒した所で何の解決にもならず、振り回されっ放しになっている事実は、見なかった事にする方が健康的だろう。

 

「まだ三日前だけどね。これは不参加になるのを喜ぶべきかな?」

 

「んー、前回と同じ(トキシケート)だと芸がないですし、どうせなら敗者の部屋で戦闘経験を積んでる方々にも負けない実戦宛らな訓練をして貰える様に各種高級ポーションを降らせておきましょう」

 

「……今からロキと交代する事は出来るかな?」

 

「名案にごつ」

 

「あ、通るんだ……言ってみるものだね」

 

 各種回復薬が降り注ぐ中での戦闘訓練。それは即ち常時回復効果を受けられる事を意味し、タイミング次第では頭部を破壊される一撃を受けた場合ですら死亡前に回復できる可能性を有する点で何とも贅沢な条件だった。その上で死亡判定を受けた場合も残機制度により復活地点に戻るだけとなっており、相乗効果は計り知れない。

 フィンは最強派閥(ロキ・ファミリア)の団長をしている責任と義務、そして何よりも人生における最大の目的である小人族(パルゥム)の再興を達成する手段として選んだ人工の勇者(名声値稼ぎ)の道を歩む関係から、最強の看板を背負ったタイミングで活動を活発化させた闇派閥(イヴィルス)への対策に腐心する日々を送っていた。それに加えて団長の立場から関わりを断てない日頃の書類仕事も少なくない時間を彼から奪っており、ダンジョンに潜る場合もそう長く本拠(ホーム)を空けられず、冒険から遠退く日々を送らざるを得なかった。

 そこに来てのポ雨(これ)である。思わず主神を生け贄とする選択肢に飛び付いた彼を、果たして誰が責められるだろうか。A.本神(ロキ)

 

 尚、フィンの帰還に伴いラジルカによる封鎖が解けたため、前回の雪辱を晴らさんとばかりに闇派閥(イヴィルス)が表に出て来たので、一戦士として強者達を相手にしたほぼ実戦の苛烈な模擬戦に挑む事は叶わなかった。ギルド連合の総指揮官としてギルド本部に詰めて指揮を執る羽目になったフィンが、魔法無しで赤い瞳を発動させたのが今回のハイライト。言うまでもなく、本人の瞳からはハイライトが消えていた。

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