お世話になっております、yozoraです。
サイレンススズカと同棲する30日間、お楽しみいただけたでしょうか。
当初の予定では2022年の1月30日に完結させるつもりだったのですが、諸事情により投稿がずれにずれた結果、なんと一年もの月日が経ってしまいました。本当に申し訳ございません。投稿ペースの関係で離脱してしまった方々にも、心より申し訳なく思っております。
さて、暗い話はここで切り上げて、本あとがきではシリーズ執筆におけるちょっとした裏話や、設定の補足などをしていくつもりです。よろしければ、どうかお付き合いください。
まずはじめに、この”サイレンススズカと同棲する30日間”というお話の根本的な設定についてですが、実はサイレンススズカを主役として書くことを予め決めていたわけではありませんでした。
というのも、構想当初はなんとなくお正月物を書きたかったというだけで、長編化というアイデアは考えてもいなかったのです。ゆえに雰囲気だけで選定した結果、グラスワンダーを主役の位値において執筆するつもりでした。
しかしながら、無教養極まりない自分では”グラスワンダーと正月”という組み合わせを上手く引き立てられないと考えたこと。同時に──本当になんとなくですが──「この時期って冬休みだし、まるまる同棲させてみたら面白いのでは?」と思いついてしまったこと。以上の事柄を含めて検討を繰り返した結果、サイレンススズカが抜擢されたというわけです。ちなみに理由は、”自分(=作者)がスズカと結婚したいから“です。創作の動機なんてそんなものですよね。
次に、ストーリー展開について。全体的な方針として、「のんびりとした日常とドキドキ進展パート(と、多少のシリアス)を交互に描写すること」、「どの話から呼んでも楽しめるように書くこと」を心がけてきました。前者の理由としては、単純に飽きがこないようにするためです。後者についてはさすがに厳しいところはありましたが、なるべく新規の方でも入りやすいように心がけたつもりです。
そしてこれは余談ですが……自分は基本的にハッピーエンド至上主義者というか、心が弱いのでシリアスや鬱展開を読むのが極めて苦手なんですよね。なので本作品においても、ちょっとしたシリアスはちょこちょこ登場してきましたが、正直書いててめちゃくちゃ辛かったです。たとえば映画館の話とかね、できることなら最初から最後までイチャイチャのまま終わらせたかったんですよ。話が進まないため、リメイクする際にもあえて書き直しはしませんでしたが、似たような読者様がいらっしゃったとしたら今一度お詫びさせていただきます。
また、最近の短編でよく行っているような、文学チックな文体はできるだけ排したつもりです。自分もかつては堅苦しい文章が苦手でしたし、実際にリメイク前のスズカを呼んでくださった人たちのなかには、あのライトな文体が好きだったという人も少なからずいると考えているからです。実際に試みが成功したかどうかに関しては、コメントで教えてくださると非常に助かります。
それと、登場するフレーズやストーリー展開の重複にひどく難儀しました。「あ~!この話どこかでやったな&この表現すでに使ったな……でもどこかわかんねぇ!」みたいなことが無限にありました。こういった重複はできるかぎり避けたつもりなのですが、さすがに消し切るのは不可能でした。これからインプットによってお話のストックを増やしたり、語彙力を補強したりして、ちまちまと改善していくつもりです。
こんなところでしょうか。それと告知というわけでもないのですが、実は……サイレンススズカと同棲する30日間、製本予定です!
物理本と電子版の両方を予定していますが、資金と手間の都合上、電子版が先になると思います。内容としては本編全体を再リメイクしたものに加え、番外編を数話収録。ギリギリまで悩んで没になったIFストーリーや、スペシャルウィーク側の事情についてのお話も差し込む予定です。
とはいえ現時点では、”製本をする”ということ以外何も決まっていないので、絵師さん探しや紙面作成、業者さんの選定などはこれからやっていくことになるですが、僕自身の病状やスケジュールがいろいろとデンジャラスなことになっているので、具体的な日付などは現時点では何もお知らせできません。重ね重ねお詫び申し上げます。まあ、ふとpixivの通知を見たときに「そういやあいつ、製本がどうだとか言ってたっけ」みたいに冷やかしてくだされば幸いです。
最後になりますが、本リメイクから入ってくださった皆様、前シリーズより長らくお待たせしてしまった皆様、ご愛読いただき本当にありがとうございました。ここまで執筆を続これたのは、間違いなく応援してくださったみなさまのおかげです。
これでスズカさんとトレーナーの物語はひとまず終わりとなりますが、きっと彼女らはこの先も変わらずに、彼女らなりのストーリーを紡いでゆくことでしょう。現実の世界を生きる私たちも同様に、振り返ったときに一つの長編として語れるような、そんな重厚な毎日を過ごせるといいですね。
それでは、またどこかで会いましょう。お元気で。
yozora