バカと金髪と召喚獣   作:くろろん、

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バカテスト 化学

問 以下の問いに答えなさい。

『調理の為に火にかける鍋を製作する際、重量が軽いのでマグネシウムを材料に選んだのだが、調理を始めると問題が発生した。この時の問題点とマグネシウムの代わりに用いるべき金属合金の例を一つあげなさい』



姫路瑞希の答え

『問題点・・マグネシウムは炎にかけると激しく酸素と反応する為危険であるという点。』
『合金の例・・ジュラルミン』

教師のコメント

正解です。合金なので『鉄』では駄目という引っかけ問題なのですが、姫路さんは引っ掛かりませんでしたね。


土屋康太の答え

『問題点・・ガス代を払っていなかったこと』

教師のコメント

そこは問題じゃありません。


吉井明久の答え

『合金の例・・未来合金(←すごく強い)』

教師のコメント

すごく強いと言われても。


如月燐の答え

『問題点・・明久が料理を作ろうとしたが、金欠の為、水以外調達できなかった点』
『合金の例・・明久が欲しがっていた爛輝龍の重金塊』

教師のコメント

先生も一狩り行きたいです。



第1問 自己紹介と宣戦布告

ジリリリリリーン

 

目覚まし時計が俺を現実へと引き戻す。もう7時か・・・。

 

「やっぱ昨日明久に付き合わなきゃよかった。。。」

 

昨日、ドロップアイテムが一つ足りないからと夜中までモンスターハンティング3に付き合わされたことを後悔する。

 

こりゃ、明久のやつ寝坊確定だな。

 

春休み明けの初日、二度寝というベッドからの甘い誘惑を断ち切り登校の準備をする。

 

もう転向してから半年も経つのか。。。

 

そう。俺が転校してきたのは昨年の9月、慣れないことばかりでなにもかも戸惑っていたが、仲良くしてくれた悪友の顔を思いながら重い一歩を踏み出す。

 

 

俺が文月学園に転校してから初めての春が訪れた。

 

校舎へと続く坂道、その両脇には桜が満開に咲き誇っている。新入生だろうか、ちらほら見慣れない顔も混ざっており校門前は活気がある。

 

 

 

 

「如月、おはよう。」

 

 

 

 

 

と、校門の玄関の前で低い声で止められた。

 

 

 

 「おはようございます。鉄人先生」

 

「ちゃんと名前で呼べといつも言っているだろう」

 

 

僕の目の前に居る教師の本名は『西村宗一』だ。

 

 本校における補習(洗脳)や生活指導(拷問)を担当しており、一部の生徒からはそれはもう恐れられている。

トライアスロンを趣味とし、アマチュアレスリングの心得もある肉体派教師で、通称「鉄人」と呼ばれている。(許可は下りていない。)

 

「そうでした。すんません。鉄村先生。」

 

「お前ほんとにわかってるのか?」

 

「はは。冗談ですよ。」

 

「今回の試験の結果も冗談だとよかったんだがなあ・・・」

 

大きなため息とともに鉄人から一枚の封筒を渡される。

 

 

「わざわざてつ・・・西村先生が渡しているんですか?」

 

今時こんな面倒なことをやっている学校はあるのだろうか・・・

 

「うちは注目されている試験校だからな。色々と変わった方法を採らなければならないらしい。

 

 この発表方法もその一環だな。まだあんなにあるのが億劫だけどな。」

 

 

鉄人に指し示された場所に視線を向けるとフタの開いたダンボール箱と、その中に詰め込まれた多数の封筒が見えた。

 

これにはさすがに鉄人にも同情せざるを得ないな・・・

 

「鉄人ざまあwww(大変ですが頑張ってください)」

 

「如月ィ後で覚えt・・・。」

 

 

 

言い間違えた後、鉄人の言葉も聞かずに全力でダッシュしながら下駄箱へと向かう。

 

幸いにも鉄人は校門でクラス分けを手渡しするという仕事があるため追いかけられずに済んだらしい。

 

「危ない。。新学期早々死ぬとこだった。」

 

息を整えていると・・・

 

「如月くん(燐)、おはよう。(なのじゃ)」

 

後ろから声をかけられたので振り返るとそこには美姉妹が二人・・・去年同じクラスの優子さんといつも仲良くしている秀吉だ。

ここは天国か・・・?もしかして実は鉄人に処された?

 

なんて考えていると・・・

 

「新学期早々何やってんのよ・・」

 

と優子さんにため息をつく。

 

「まあまあ、元気があっていいことじゃな。」

 

秀吉は優しいなぁ・・・

 

「実は鉄人影響されてトライアスロンしてから来たんだよね!」

 

見られてたら恥ずかしいので適当にごまかしておこう。

 

「ちゃんとさっきの後ろから見てたわよ。」

 

「あはは・・・ところで優子さんと秀吉はクラスどこだった?」

 

「Aクラスよ!」

 

優子さんがと薄い胸を堂々と張って答え・・腕があらぬ方向にぃぃぃ

 

「なんか失礼なこと考えてたでしょ!!!」

 

なぜばれたし。。。

 

「まあまあ、姉上、そこまでにするのじゃ・・・

それとわしはFクラスじゃぞ。」

 

早くも腕一本を失ってしまった。左でよかった・・・

 

「如月くんは?」

 

そういえばまだ見てなかったな・・・まあわかりきっているけど・・・

 

そういって封筒を二人の前で開けてみせる。

 

「じゃじゃーん。Fクラスでーす。」

 

そこには如月燐・・・Fクラスと書かれていた。

 

二人はなんでFクラスと言いたそうな顔をしていたので先に答えておくことにする。

 

「Fクラスはきっと退屈しないと思っているからね!!秀吉よろしくね!!」

 

色々話しているうちに優子さんがいるAクラス前に着いた。

 

扉のガラス窓から中を覗いてみる。

 

うわぁ……これはすごいな。

 

クラス全員分のシステムデスクとリクライニングシート。

 

黒板の代わりにあるのは巨大なプラズマディスプレイ。

 

壁にはやたらと豪華そうな絵画やらなにやらが飾られている。

 

さらに簡単なキッチンやその他の設備まで見えるな。

 

もしかしてFクラスもいうほど悪くないんじゃないか?とこの時は不覚にも思ってしまった。

 

「じゃあアタシここだから。またね。」

 

優子さんに挨拶をして二人でFクラスに向かう。

 

すると、住めば都って言葉を考えた人ですら逃げ出しそうな現実がそこにはあった。

 

紙で直されている落ちかけの2-Fというプレートそして目の前に広がるのは教室というより廃墟に近い。

 

とりあえずドアを開けるが、外観に違わず酷い所だ。ボロボロの畳に綿が入っているのかわからない座布団。叩けば足の折れそうな卓袱台。ってか卓袱台なんていつぶりに見たんだろう。

さらに言えば割れた窓ガラスは段ボールで補修されていたりと挙げたらキリがない始末。

 

「秀吉・・・強く生きような。」

「・・・うむ。」

 

二人で遠い目をしながら教室に入る。

 

(隠れて勉強するために)結構早めに来たつもりだったが、クラスには先客がいた。

 

俺がFクラスに入ろうと思った悪友の一人、赤ゴリラこと雄二だ。

 

「おう。秀吉と燐。早いな。それと燐、一辺表出とくか?」

雄二がファイティングポーズをとりながら言う。ゴングが鳴り響きそうな雰囲気だ。

 

あれ~。そんなに思ってることが顔に出ちゃてるかなあ?

 

「なな何言ってんの雄二。それと雄二は俺がここにいること驚かないんだな。」

 

あの対格差は正々堂々戦ったら分が悪いのでここは許しておこう。

 

「まあ俺がお前なら俺もそうするからな。」とのこと。随分信用してくれているようで何よりだ。まあ、何かあれば犠牲にするが・・・多分雄二も同じこと思っているだろう。

 

「席はどこ座っても構わないそうだ。」 

 

融通は利きそうなのはこのクラスの唯一の利点だな。あとは担任が鉄人にならなければいいが・・・まあさすがにないよね。うん。

あの人、生徒指導担当だしな。

 

(今思えばこの時フラグ立てたのが悪かったのだろうか・・・・・)

 

雄二や秀吉と話しながら教科書を隠し読みしているとHRの時間になった。

 

明久は案の定寝坊か・・・そんなことを考えていると雄二は教壇の前に立っていた。

 

 

そして・・・

 

 「すいません、ちょっと遅れちゃいました♪」

 

といかにもバカっぽい声が響く。

 

 

 「早く座れ、蛆虫野郎が!!」

 

 

 

 雄二の声のした方を見てみるとそこには雄二と同じく去年から仲良くしている明久こと吉井明久が立っていた。

 

「あれ?燐もFクラスなの?」

 

「明久が疑問に思うのも当然だが、少なくとも燐はFクラスの一員って事は確かだ。同じクラスになった以上こき使ってやるからな」

と雄二が言う。

 

 

 

「そうだな。俺の場合は明久のような捨て駒よりはマシな扱いになると思うけど」

 

 

 

「ちょっと、それって一体どういうこと!?僕はその程度の存在ってこと!?」

 

 

 

俺達三人はいつもの様に喋って(明久で遊んで)いると

 

 

 

「すいません通して貰えますか?今からホームルームを始めますので皆さん席に付いてください」

 

ドアの外から覇気のない声が聞こえてきた。おそらくFクラスの担任だろう。

覇気が溢れて、趣味でトライアスロンやってそうな声じゃなくてよかった。

非常に良かった。小さな喜びを味わいながら席に向かう。

 

 

 

「えー、おはようございます。このクラスの担任の福原 慎です。よろしくお願いします」

 

 

福原教諭はそう言うと黒板に名前を書こうとしたが、チョークが支給されていなかった。

え、どうやって授業するのこれ・・・誰も突っ込まないってっことは授業受ける気ないだろこれ・・・なんて思ってしまった。なんとかしてAクラスの友達を作ろうと決心した。

 

「皆さん全員に卓袱台と座布団は支給されていますか?不備があれば申し出て下さい」

 

「先生、俺の座布団に綿が入っていません」

 

「あー、我慢して下さい」

 

「俺の卓袱台の足が折れています」

 

「木工用ボンドが支給されてますので、後で自分で直して下さい」

 

早めに学校来てよかった。うん。

 

クラスの皆が不満を訴えたが軽くあしらわれそのまま自己紹介が始まった。

 

 

「木下秀吉じゃ、演劇部に所属しておる」

 

 

 

 「・・・・・・・・・・土屋康太、趣味は盗さ・・・・・・何でもない、特技は盗ちょ・・・・・・何でもない」

 

 

 

 自己紹介をしているのは去年からの付き合いである秀吉とムッツリーニ。秀吉は男だけど可愛いなあ、、ムッツリーニに至っては趣味と特技が盗撮に盗聴で外部から聞くと犯罪なのだが、昨年から写真や聖典などたくさんお世話になっているので、何も言えない。

 

 

「島田美波です。えーっと趣味は吉井明久を殴ることです♪」

 

 

 

 今物騒な発言をした女子がいたな。と思い見てみるとそこには明久達と同じ去年クラスメイトだったポニーテールと平らな胸が特徴の島田美波がいた。

あ、本人前にしたらこれ殴られるんだろうな・・・誰かみたいに・・・

 

 

「島田さん・・・・・・」

 

 

 

「ハロハロ~吉井。今年もよろしくね♪」

 

 

 

 

「如月燐です。よく運動部の助っ人やってます!よろしくお願いしま~す!」

 

 

 

と軽く自己紹介をし自分の席に戻る。

 

 

 

「吉井明久です。僕のことはダーリンって呼んでください♪」

 

 

 

『ダァ━━━リン!』

「・・・・・・失礼、忘れてください」

 

 明久は自滅している。ざまあw

 

っとまあこんな感じで自己紹介が進んでいる途中扉が開き、

 

 

 

「あの・・・・・・遅れて・・・・・・すいません」

 

 

 

「えっ?君は・・・・・・」

 

 

 

声のした方を振り向くとそこにはこのクラスには似つかわしくない女子が来て皆は驚くのであった。

 

 

「あの、姫路瑞希といいます。よろしくお願いします」

 

そこに立っていたのはピンクの髪に可愛いらしい顔、可愛らしくないボディをもった女の子で二年生なら誰もが知ってる優等生の姫路瑞希だ。

 

「はいっ!質問です!」

 

既に自己紹介を終えた男子生徒が高々と手を挙げる。

 

「なんでここにいるんですか?」

 

聞き方としては勘違いされてもおかしくない聞き方だが、それもそのはずである。

 

「その、振り分け試験の最中、高熱をだしてしまいまして・・・」

 

途中退出か。これにはうちの学校は厳しいもんなと同情せざるを得ない。

 

 

『そういえば俺も熱の問題が出たせいでFクラスになって』

 

『ああ、化学だよな?アレは確かに難しかったな』

 

『俺は弟が事故にあったと聞いて全力を』

 

『黙れ一人っ子』

 

『試験の前の晩、彼女が寝かせてくれなくて』

 

『今年一番の嘘をありがとう』

 

駄目だこのクラスバカばっかや。知ってたけども。

 

 

「で、では、一年間よろしくお願いしますっ!」

 

 

自己紹介を終えると、姫路さんは逃げるように明久の隣の卓袱台に座り、安堵の息を吐いて卓袱台に突っ伏す。よほど緊張したのだろう。

 

 

「あのさ、姫―」

 

「姫路」

 

明久のセリフにかぶせるように雄二が言う。あ、これわざとやってんなw

 

「よ、吉井君!?」

 

 

なぜか明久の顔を見て姫路さんは必要以上に驚く。あーなるほどね。面白くなりそうじゃん。そういえば明久も満更でもなさそうだな・・・

 

 

「姫路。明久がブサイクですまん。」

 

 

雄二が悪意あるフォロー(?)をする。

 

「そ、そんな!目もパッチリしてるし、顔のラインも細くて綺麗だし、全然ブサイクなんかじゃないですよ!その、むしろ・・・」

 

「そう言われると、確かに見てくれは悪くない顔をしているかもしれないな。俺の知人にも明久に興味を持っている奴がいたような気もするし」

 

「え?それは誰―」と明久。

 

「そ、それって誰ですかっ!?」

 

島田さんも聞き耳立てて反応するのか・・・なるほどね・・・

 

「確か、久保・・・

 

俺は知ってたけどこれはきつそうだしフォローするか。

 

 

「明久~今夜逆鱗手に入れるの付き合ってくれよ~」

 

「燐。今はそれどこじゃない。僕の青春の1ページが新しく刻まれようとしているんだ。さあ雄二続きを教えてよ。」

 

お前の為を思って言ってやってんのになあ…

 

 

「はいはい。そこの人たち静かに…」

 

 

 

先生が教卓を軽く叩いて注意すると・・・バキィッ バラバラバラ・・・教卓が崩れ落ちた。

 

え?そんなことある?思わず二度見いや三度見したね。

 

 

 

「え~替えを用意してきますのでしばらく待っていて下さい。」

 

 

先生が教室を出て行くと明久は雄二に手招きして雄二はしぶしぶ廊下に出て行った。

 

 

詳しくはわからないがきっと体の弱い姫路さんのことなんじゃないかな?

明久は馬鹿だけど他人の為ならなんでもするからな・・・

 

でもあんな呼び方だと明久×雄二とか言われかねないなw

 

まあこの間に島田さんと姫路さんに挨拶しておくか。 

 

「島田さん、姫路さん、初めまして!よく明久から話は聞いてるよ!よろしくね!

明久相手だと大変だと思うからいつでも相談乗るからね」

 

と少し含ませる感じで挨拶した。この方が距離は縮まるだろう。

 

秀吉やムッツリーニを含み4人と話していると廊下にいた二人が戻ってきた。

 

「えー・・・・クラス代表の坂本雄二だ。坂本でも代表でも好きに呼べ。それとお前ら。Aクラスはパソコンにシステムデスクらしいが・・・・・不満はないか?」

 

 

 

「「「大ありじゃあぁああっ!!!!」」」

 

これには俺も賛同せざるを得ない。クラスのみんなも思い思い口にする。

 

 

「Aクラスと同じ学費なんだろ?!」

 

 

「こんなのあんまりだ!!」

 

 

「改善を要求する!!」

 

 

「そうだろう?だから俺達は・・・・・Aクラスに対して試験召喚戦争を申し込もうと思う。」

 

説明するまでもないとは思うが、この学校、点数によってクラス分けがされ、その点数によって強くなったり弱くなったりするシステム「試験召喚獣システム」、それらを用いて下剋上を行う「試召戦争」なんていうものが採用されている。というより、発明したのがこの学校の学園長(ババア)なわけなんだが。

 

 

先程まで不満を言っていたクラスメイトがその一言だけで静かになる。さすがにバカでも到底勝てないという事が分かってるらしい。えらいえらい。

 

 

「そんなの無理だろ・・・・」

 

 

「これ以上設備を落とされたらたまったものじゃない・・・・・」

 

 

「姫路さんがいてくれれば何もいらない。」

 

 

若干数名はもっと馬鹿でした。褒めなきゃよかった。

 

こうなるであろうことはわかっていた雄二は胸を張って続ける。

 

「いいや、できる。このクラスには勝てる要素がある。今からそれを説明してやる」

 

「まず第一に、演劇部のホープ木下秀吉。コイツがいる。」

 

 うん。可愛い。

 

「そうか。秀吉の姉貴はAクラスの優子さんだ。」

 

それは理由になるのだろうか・・・まあ、盛り上がりかけているムードに水を差すほど野暮なことはないのでやめておこう。

 

「そうだ。そして次に・・・・」

 

 

 

雄二の視線が今にでも姫路のスカートを覗こうとしているムッツリーニに向かう。

 

 

 

「おい康太。いい加減姫路のスカートの中を覗こうとするな。」

 

 

「・・・・・!!(ブンブン」

 

 

雄二に声をかけられ、すぐに姫路さんから離れ、犯行を認めないムッツリーニ。そして慌ててスカートを押さえる姫路さん。写真撮ってたら一枚貰おう。あとで。

 

 

 

「コイツは土屋康太。あの有名な『寡黙なる性職者「ムッツリーニ」』だ。」

 

 

 

未だにムッツリーニは首を横に振っている。

 

 

 

「こいつがムッツリーニか・・・」

 

 

 

「あいつが・・・・?」

 

 

 

「そうだ。そして当然、俺も全力で戦う。」

 

 

 

そういった途端、クラスメイトがどよめきを隠せないようだ。

 

雄二も多分本気出せばAクラスはいけるんじゃないか?でも、雄二の弱点は慢心だからなあ・・・多分気づいていないけどね・・・

 

 

 

「たしか坂本って昔は神童って呼ばれていなかったか?」

 

 

 

「そして次。学年トップクラスの姫路と勉強だけでなく運動部から引っ張りだこの燐。この二人がいること。」

 

 

 

「おい、これって・・・Aクラス並みの実力者が3人もいるってことかよ・・・・」

 

まあ頑張っても勉強は姫路さんほどではないけどね・・・

 

 

「姫路さんさえいてくれれば何もいらない」

 

こいつはあとでしばくことにしよう。

 

「それに───」

 

ん?この流れは・・・?

 

「──それに吉井明久だっている」

 

・・・・シン────

 

 

 

そして急激に士気が下がる。閑古鳥すら鳴かないぞこれは。

 

「ちょっと雄二!どうしてそこで僕の名前を呼ぶのさ!全くそんな必要ないよね!」

 

「誰だ、吉井明久って」

 

「聞いたことないぞ」

 

オチで使うとはw雄二のやつ楽しんでるなw

 

「ほら!せっかく上がりかけてた士気に翳りが見えてるし!僕は雄二たちとは違って普通の人間なんだから、普通の扱いを──って、なんで睨むの?士気が下がったのは僕のせいじゃないでしょう!」

 

「そうか。知らないなら教えてやる。こいつは《観察処分者》だ」

 

「ち、ちがうよ!ちょっとお茶目な生徒につけられる愛称で……「いかにもバカの代名詞だ」雄二、きさまああ!!?」

 

流石雄二w明久で遊ぶことに関して右に出る者はいないんじゃないか・・・?

 

いや、俺も負けないこれに関しては!

 

「うるさい、バカ雄二!」

 

「まあ、いてもいなくてもいい雑魚は放っておいて……どうだお前達?これだけの戦力もあれば夢のAクラスのシステムデスクだぞ!」

 

雄二の演説はバカをやる気にさせるのには十分だった。

やっぱカリスマ性があるなあ・・・

 

 

「いけるぞ!いける!!俺たちがこんだけの戦力いるのなら!」

 

 

 

「あぁ!負ける気がしねぇ!!」

 

 

 

「分かったか?最低辺だと呼ばれているクラスに、こんなにも有能な奴らが集まってるんだ!さぁ、勝ちたい奴はペンを取れ!決戦の刻は近い!俺達Fクラスの真の実力を、上に居る優等生供に見せつけてやろうぜ」

 

 

「「「「「おぉぉぉぉぉぉ!!」」」」」

 

俺も頑張るとするか!このためにFクラスに来たんだし!!

 

 

「では代表である俺から、観察処分者である明久に最初の仕事を任命する。」

 

 

 

「なんで僕!?」

 

 

 

「そうだな。Fクラスの使者を吉井明久に任命する!相手はDクラスで時間は正午……つまり昼休み終えてからが開戦だ!」

 

 

 

「嫌だよ!?下位クラスからの宣戦布告の使者って、大体エラい目に遭うよね!」

 

 珍しい・・・明久にしては冴えているじゃないか。

 

暫く喋ってなかったし雄二をフォローしてやるか。

 

 

「おいおい何言ってんのさ明久。それは映画やドラマの話だろう?大事なイケメンな大使様にそんな失礼な真似をするわけがないだろう?」

 

もちろん嘘だ。イケメンってとこも。

 

「本当に?」

 

もちろん嘘だ。

 

「あぁ、俺は嘘ついたことないからな。」

 

これも嘘だ。

 

「まあ燐が言うなら。わかった。いくよ」

 

さらば明久。安らかに眠れよ。

 

明久は俺の言葉を聞いて、信じて勇敢にFクラスに出ていった。俺と坂本は顔を見合わせ・・・

ここで言うのはもちろんあれしかない・・・

 

「如月や、お主も悪よのう」

 

 

「いえいえ、お代官様ほどでは・・・」

 

 

さすが雄二。考えていることは一緒か。

 

 

「お主ら・・・存外に鬼畜じゃな」

 

 

「・・・明久・・・無茶しやがって」

 

 

 

俺と雄二は握手を交わし、ムッツリーニは黙祷を捧げていた。

 

 

その直後、Dクラスから戦士の断末魔が聞こえてきたのは言うまでもない。




新年早々、ここまで読んでいただきありがとうございます。

以下、今後のことを書きます。

アンチはしないつもりです。暴力系の方々(姫路、島田、霧島)らへんの描写は控えめかもです。
オリ主のヒロインは優子の予定ですが、まだまだ先になりそうなのでタグはまだつけないでおきます。

FFF団に関しては、オリ主物では珍しいですがオリ主である燐も所属させていこうと思っているので、アンチにはしません。(2年時の雄二と同じ)

オリ主、Fクラス原作キャラはチート性能(主席レベル)にしないので、俺TUEEE物を期待された方はすいません。

Fクラスでバカやってるのに一人加わった程度でご覧ください。
オリ主が常識人とか言ったのに余裕でFクラスの一因になりました。

緊急時は常識的になるってことにしてくださいお願いします。。。。

ゆっくり書いていきます。次回もお楽しみに。
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