問 以下の英文を訳しなさい。
[This is the bookshelf that my grandmather had used regularly.]
姫路瑞希の答え
[これは私の祖母が愛用した本棚です。]
教師のコメント
正解です。きちんと勉強していますね。
如月燐の答え
[これは今は亡き私の祖母が愛用していた本棚です。]
教師のコメント
正解です。過去完了形から前後の文脈を推測するのはなかなか出来ません。素晴らしいです。
土屋康太の答え
[これは ]
教師のコメント
訳せたのはthisだけですか。
吉井明久の答え
[☆●◆△♪$≠ ]
教師のコメント
できれば地球上の言語で。
Dクラスから断末魔がしばらく鳴り響いた後、廊下から誰かが走ってきて、教室のドア勢いよく開かれた。そこにいたのは、
「騙されたぁっ!!殺されるところだった。アイツらすごい剣幕で掴みかかってきたぞ!!」
ズタボロになって戻ってきた明久だった。
「やっぱりな」
「予想してたのかよ!」
「明久、敵を騙すにはまずは味方からって言うんだぞ。」
俺は雄二と同じように肩をすくめる。
たぶん、このクラス全員が知ってたと思うぞ。Fクラスのことは誰も信じてはいけないということを。
「吉井君。大丈夫ですか?」
姫路さんが心配そうに明久に声をかける。
「あ、うん。大丈夫だよ。ほとんどかすり傷だし」
明久の頑丈さには目を見張るものがあるが、Fクラスにおいてそれは格好の餌食になるだろう。
「吉井。本当に大丈夫?」
島田さんも明久の元に駆け寄る。二人とも優しいな。
「島田さんまで……心配してくれてありがとう」
明久は二人の優しさに触れてか、涙を流している。
「よかった……まだウチにも殴る余地があるんだ」
「ああ! もうダメ! 死にそう!!」
島田さんも懲りないなあ。素直になるのはかなり先になるかもなあ。。
「そんなことより、今からミーティングに行くぞ」
――と雄二が珍しく明久に助け舟を出す。まあ、今後の試召戦争でこき使うつもりなんだろう。まあ、明久だけではないか。
「あの、痛かったら言ってくださいね」
「大変じゃったのう」
雄二に続いて、姫路さんと秀吉が教室を出ていく。
俺も続こうとしたが、その前にムッツリーニに用事があるんだった。
「おーい、ムッツリーニ。」
「・・・・・・・なんだ。燐」
「さっきの姫路さんの写真取れた??」
「・・・・・・俺を誰だと思っている。」
さすがムッツリーニだ。多めに買って明久に転売してやろう。
一応言っておくが俺はこれっぽっちも興味はない。あのスタイルに断じて目が眩んだなどありえない。絶対。絶対にだ。
「・・・・・ちなみに島田のもある。」
「言い値で買おう。」
すいません、欲望には逆らえませんでしちゃ。。。
俺とムッツリーニみんなより遅れて屋上に着いた。
見ると明久が秀吉に慰めてもらってそれを見た島田さんと姫路さんが何やら対抗意識を燃やしているみたいだ。
中々本題が始まらなそうなのでここら辺で声かけておくか。秀吉は可愛いけど。
「雄二。そろそろ本題にしようか。議題はDクラス戦の作戦、だよね?」
「ああ。そうだ。今からDクラス戦に向けてのミーティングを始める。明久、ちゃんと宣戦布告はしてきたよな?」
「一応、午後一時に開戦とは伝えてきたけど。」
「じゃあ、先にお昼ご飯ってことね?」
「そうなるな。明久、今日くらいはまともなもの食べろよ?」
「そう思うならパンの一つくらい奢ってほしいんだけど」
あいつは今日も塩水なのか。まあ、同情できないが・・・
「えっ?吉井君ってお昼食べない人なんですか?」
「いや、一応は食べてるよ」
飲んでいるの方が正しいな。
「あれは食べていると言えるのか?」
「何が言いたいのさ」
「いや、お前の主食って……水と塩だろ」
「水と塩!?」
初めて聞いた姫路さんはそれはそれは驚いていた。
そりゃそうだ。このバ以外で聞いたことないもの。
「失礼な! 僕をバカにするにもほどがある!きちんと砂糖も食べてるよ!なんなら昨夜は贅沢してパン粉もあったね。」
なぜ自信ありげなのだろう。。。
「明久、それは食べていないと同義だ。」
「舐めるが正解じゃろうな」
俺と秀吉の言葉を合図にみんなが明久に哀れみの視線を送る。いい加減ゲームへの課金や購入額を抑えることが出来ないのだろうか
「ま、生活費までゲームに使うお前が悪いよな」
「し、仕送りが少ないんだよ!」
「自業自得だな。こればっかりは俺らは何もできないぞ。」
周りを見渡すと、当然助け舟を出す者はいなかった。まあ、俺たちにとってはいつもの光景ではある。しかし、ある一人を除いて、だが・・・
「あ、あの」
ここで姫路さんが顔を赤くしながら口を開く。
「そ、その……よかったら私がお弁当を作りましょうか?」
どうやら姫路さんは明久に弁当を作ってくるらしい。やるなあ明久。
ちょっと羨ましいぞ。ほんのちょっと。
「えっ? ほんと? 塩と水以外のものなんて久しぶりだよ」
「はい。明日のお昼でよければ」
「よかったじゃないか、明久。手作り弁当だぞ?」
「・・・・羨ましい」
「姫路さんにちゃんと感謝しろな。」
「うん!」
姫路さんは奥手に見えてちゃんと距離縮めようとしているな。
島田さんはどうするんだろう。対抗しないのか?
「ふーん……瑞希って随分優しいのね。吉井だけに作ってくるなんて」
ある部分を強調し不機嫌そうな口調でいう島田さん。これではまるで姑である。
「あ、いえ。その、みなさんにも」
姑の小言を聞いてで嫁さんが訂正する。明久、残念だったな。明久だけの特別じゃなくて。
「それじゃあ、お言葉に甘えるとするかの」
「・・・・楽しみ」
「お手並み拝見ね・・・」
「これでDクラス戦お前ら頑張れるな。勝って心置きなく飯をいただくとするか。」
「姫路さんだけだと悪いから俺も作ってくるね。」
確かに女子の手作り弁当は嬉しいが、7人分は大変だろう。昨日スーパーで買い物したし食材的にはまだ余裕があるはずだ。
「如月君って料理できるんですか?」
確かに姫路さんとは今日がほぼ初対面なのでこの質問は当然と言えよう。
「俺も明久と同じく一人暮らしで両親や妹はほとんどいないからね。たまに明久と料理することもあるし。」
「そうだったんですね。7人分だと持ってくるのが大変だったのでありがたいです。私、頑張りますね~。」
ああ、姫路さんが献身的過ぎて明久ではもったいないな。間違いなく。姫路さんのガッツポーズいやされる。
「よし。弁当の話はそれくらいにして、本題に入るぞ」
確かに脱線が過ぎたな。でも負けられない理由ができた。俺も頑張るか。
「雄二よ。一つ気になったのじゃが、なぜAクラスでもEクラスでもなくDクラスなんじゃ?」
姫路さんがいたらEクラスの中林達では止められる人はいないだろう。あいつら脳筋だし。
「理由は簡単。正面からでも勝てるからだ」
「どうして? 相手は上のクラスだよ?」
雄二が言ったことに明久が疑問を抱く。一般的に見たらそう思うのも無理はない。
「明久の言いたいことはわかる。が、今ここにいるメンバーをよく見てみろ」
「ここにいるメンバー? えーっと……」
俺に言われて明久は全員を見渡す。
「美少女が三人とバカが一人、金髪が一人にムッツリが一人いるね」
「俺が美少女だと!?」
「・・・ポッ」
「吉井ったら正直ね」
「おい明久、戦争前に死にたいか?」
「わしはブリーチはしたことないぞい。」
「ちがーう!!どうしよう、僕だけじゃ突っ込み切れない!この中なら島田さんしかあってないよ・・・」
シンプルに秀吉が美少女扱いされてるな・・・まあ言わずが吉だろう。
そして島田さんは島田さんで顔を赤くしている。なんだこれ。俺が言うのもなんだけどどうしろと。そろそろ止めるか。
「まあ、冗談は置いておいてだな、姫路さんは言わずもがな。明久の観察処分者としての召喚獣の操作技術に長けているし、島田さんは数学ならBクラス並みの学力を持つからね。雄二は機転が利くし、秀吉は国語はまあまあできるし演技も戦争中に役立つことはあるだろう。ムッツリーニは情報収集力と保健体育があるからね。このメンバーならEクラスには余裕ってことだよね?雄二?」
「ああ。そうだ。加えると燐も勉強はAクラスくらいはできる。初回限定でできる姫路を最終兵器とする作戦をEクラスに使うのはもったいないってことだな。」
「ところで雄二。俺は試験を受けているからFクラス並みの点数しかないが最初は姫路さんと一緒に試験受けたほうがいいか?」
「いや、燐はそのままでいい。今回は姫路が試験を受け終わるまで耐えるのがカギとなってるからな。できるだけ情報を敵に渡さないほうが今後いいと思ってな。」
「了解。頼むぜ代表様よ。戦死して補修は勘弁だからな。」
「任せろ。」
これで戦死したらムッツリーニに頼んで雄二×明久の写真集新しいの作ってもらおう。あれ何気に需要あるのが恐ろしい・・・
そうこうしているうちに昼休み終了の鐘が鳴る。
「初戦Dクラス。勝利で飾るぞ!」「「「おー!」」」
試験召喚戦争の火蓋が切って落とされた。
明日から仕事なので更新の頻度下がると思います。
長い目で見てください。
キャラブレがすごいかもです・・・
難しいな。