主人公の能力は貴方達からの提案〜作者VS読者の殴り愛〜 作:悲しいなぁ@silvie
主人公君(名前未定)
昔ばなしの勇者と同じ痣を手に持って生まれた少年。
およそ人間らしい暮らしとは無縁だった為に常識が欠けているがヒナゲシとの2年間により幾らかは学んだ。
人の持ち得る技術を限界まで洗練、先鋭化させた末に人の身ながら魔物の
自身よりも遥かに上位の存在から声という形で【提案】を受ける事が出来る。
あくまでも声が聴こえるだけの為その【提案】の真偽や成否は不明である。
ヒナゲシ
昔ばなしにて勇者と共に魔王を打ち倒した聖女の生まれ変わりだと信じられる現代の聖女。
あらゆる魔術を修め負傷者の治療から魔物退治まで幅広く市民を助けていた。
2年前、主人公と出会いとある理由から彼を自身の家族として迎え入れた。
聖女の加護
ヒナゲシの下腹部に痣のように浮き出ている紋様。
これは聖女の証であると共にあらゆる魔術への適性を高める効果を持つ
夢幻魔鏡の怪物
ヒナゲシの死後、主人公のもとに現れたヒナゲシと同じ声と顔を持つ女性。
その正体は【夢幻魔鏡の森】の主にして魔王すらも恐れると言われる怪物。
主人公を旦那様と呼び、自身を愛して欲しいと言うが──
自身の眼で視た生物を完全に模倣する。
その生物の声帯や指紋等はおろか脳内すら完璧に模倣する為、模倣した生物の一生を追体験する事が出来る。
勇者
昔ばなしの英雄であり、実在した偉人。
魔王により危機に瀕した世界を救う為に異界より現れたと記されている。
あらゆる書物にて火の杖と片刃の剣で並居る魔物を蹴散らし、神算鬼謀の策略で人間を勝利に導いたと記される。
聖女
昔ばなしの英雄であり、実在した偉人。
異界より現れし勇者と共に魔王を打ち倒し、傷病に苦しむ民草を救ったと記されている。
あらゆる書物にも彼女と勇者の名は書き記されておらず、その姿形すら不明である。
魔王
過去に勇者と聖女により倒された魔物達の王。
現代でもその存在は確認されているが過去の魔王と同じ個体かは不明であり、その正体は未だ謎に包まれている。
自身の魔力でマーキングした三つの点により三角形を作る事で内部の生物を絶命させる。
以下、本作のネタバレ有り
ゼット(夢幻魔鏡の怪物)
夢幻魔鏡の主にして最強の魔物と呼ばれる
ある日、自身の棲む【夢幻魔鏡の森】にて四肢や頭部すらない肉塊を見付ける。
不審に思い近付くとその肉塊は未だに生きている事がわかった。
自身の
そして、ゼットは口すらも喪った肉塊に訊ねる。
「お前は何を望む
自身を辱めた魔物達への復讐か?
それとも、自身に危険を強いた民草への虐殺か?」
耳すら喪った肉塊は、されど蠢く。
ゼットは彼女の最期の頼みを聴くと死すらも奪われた肉塊を焼き払った。
「お前の望み、確かに聞き届けた
その少年にもう危機とやらは訪れぬ
今よりこの夢幻魔鏡が主、ゼットが護身の盾となるからだ」
彼女の生涯を追体験したゼットは彼女の最たる理解者であり、彼女に最も寄り添える生命である。
ゼットは少年とヒナゲシの2年間を見聞きし、それを微笑ましく何よりも代え難いと思うヒナゲシの気持ちを識った。
故に、ゼットは思う
この暖かい気持ちを、夢幻魔鏡の怪物すらもが羨む日々を贈ってくれた少年を護ろうと。
バミューダ(魔王)
現代の魔王であり、今現在聖女の真実を知る唯一の生命体。
当時の魔王の側近であり勇者と聖女をその目で見た事がある。
今現在に至るまで表舞台に立つ事は無く魔物による人類圏への進攻も彼女の代に代わってからは激減している。