好評価もいただけると嬉しいです…(強欲)
今回はあまりメインの話ではないです。七草と四葉(司波)家が八幡をどう思っているのかになります。
上手く書けていれば良いですが。
度々の誤字脱字報告申し訳ございません。
口調が原作のキャラと違う!と思われますがご了承を。
「おかえりなさい達也、深雪」
「おかえりなさい達也くん。深雪さん」
達也達は八幡達と分かれた後帰路に着いた。
自宅の扉を開けると達也達の母親とその護衛兼お世話役が出迎えた。
「ただいま戻りました母様、穂波さん」
「ただいま戻りましたお母様、穂波さん」
二人は出迎えてくれた母親と姉のような存在に返事を返す。
「さぁ、お二人とも?手を洗っていらっしゃい。食事にしましょう」
深夜から指示され達也と深雪は洗面台へと向かった。
「…やはり私たちを救ってくださったのは八幡さんなのね」
「はい、あの場にいてお母様と穂波さんを救ってくださったのは八幡さんだったのです。それから今日の八幡さんったら…」
深雪は嬉しそうに今日判明した出来事と活躍を深夜に報告していた。
その報告を母親の深夜も微笑みながらその話に耳を傾けている。達也はなんともいえない表情をしており、それに気がついた穂波が達也に耳打ちする。
「達也くん」
「穂波さん」
「深雪ちゃん取られちゃって寂しい?友達に」
穂波が達也に問いかけるが
「…どうなんでしょうね?俺はその感情は無いと思うんですけど…寂しいと何処かで思っているのかもしれないです」
「深雪ちゃんも兄離れする時期がきたかー…達也くん的にはどうなの?その深雪ちゃんの意中の八幡くんだっけ?」
達也に深雪の意中の相手である七草八幡について質問してきた。
「そうですね…八幡は良い奴ですよ。面倒くさがり屋ですがやるときはきっちりやる…強いて言うなら…」
達也は以前に渡辺委員長が八幡に言っていた言葉と深雪などに『デレ』を見せていたのを思い出した。
「『捻デレ』ですかね…」
この言葉以外に思い付く言葉がなかったのだが、何故か八幡の印象にしっかりと合っていた。その言葉を聞いた穂波は笑っていた。
「『捻デレ』か…あははっ!面白いね八幡くんって子は。その子本当に『七草家』?」
「あいつは『七草家』の人間ですが良い奴です…それにあいつとは『友達』ですし…あいつが生徒会長を、家族を大切に思い行動しているのは『四葉家』に近いと思いますよ」
「そっか…深雪ちゃんは気になる子が出来て達也くんは友達が出来たか…よかったね達也くん」
「…もし仮に八幡が深雪の伴侶になるなら俺は祝福します。あいつになら任せられると思います、深雪の目に間違いはないはずですので」
「ふふっ、お兄ちゃんしているね達也くん」
「…茶化さないでください」
複雑な心境の達也と穂波が会話をしている中、母は娘にアドバイスをしていた。
「よかったわね深雪」
「はいお母様!」
「ふふっ…深雪。八幡さんに恋しているわね?」
深夜にそう言われ深雪が恥ずかしそうにしていたが、自分の気持ちを告げた。
「…はじめは救ってくれた事への感謝でした。
それが高校に入学をしてあの特徴的な瞳を見たときに再会できるとは思いもしなかったです。
兄をバカにする他の生徒に対し怒り、私が原因で騒ぎになったときには自らを悪役にして守ってくれました。
…それに八幡さんの面倒ぐさがり屋ですけどちょっと素直じゃない所がその…愛おしく思えてきまして。
…は、恥ずかしいです…お母様!」
そう言い終わったとき、深雪は顔を真っ赤にして
深夜は深雪を抱き寄せて微笑んでいた。
「お母さんは深雪の恋を応援するわ。だってすごく良い顔だもの?」
「はい…」
「八幡さんに私もお礼を言いたいので此処にお呼びして歓迎会を開きましょうか」
「良いのですか?」
「ええ、達也さんのお友だちになって貰ったり、未来の深雪のお婿さんになるかも知れない男性ですもの。そしてあの時に私と穂波さんの命と症状も治してくれたのですからね」
深雪を抱き締めながら深夜は達也に視線を向ける。
その表情は優しいものだった。
「母様やはり八幡は…」
達也の質問に答えるために深雪から離れ頷く。
「ええ、達也の『再生』と似たような魔法を使っていました」
「…!?やはりですか、母様と穂波さんの症状を快復させたのは」
達也は驚愕していた。自分以外にも『再生』を使用できるものがいるとは。しかし、達也は純粋に八幡に感謝をしていた。深夜はとある魔法を使い体を壊しており、穂波は生まれの関係で体に異常が現れていたのだ。
しかし、沖縄侵攻の際に救われたときその前兆は全て消え去り健康体そのものになっていた。
あの時深夜と穂波が死んでいたら深雪は今の性格ではなかっただけではなく、達也も母親が愛情を向けてくれているのがはっきりと分からなかっただろうし、他の家の者は達也を深雪の『ガーディアン』として扱っていただろう、しかし母である深夜は司波深夜の『愛息子』として認識してくれている。
「是非ともうちの深雪さんとくっついて欲しいのだけれども…彼『七草』なのよねぇ…うちは『四葉』だしねぇ…」
深夜は「こまったわぁ…」と首を少しかしげほほに手を当てて目をつぶっていた。その仕草ですら妖艶で見るもの全ての視線を奪いそうであった。
穂波が深夜のコメントに「あー…」と悩ましげだ。
そう『四葉』と『七草』は現当主との間で確執があるからだ。
深雪の意中の相手が『七草』であるならばまず良い顔をしないだろうし、妹である当主の四葉真夜は突如七草弘一が養子にした『七草八幡』の能力と魔法を見て彼を『七草家』の最大戦力として見ているので、そんな男が四葉の次期当主候補筆頭の深雪と接触するのは不快に思うだろう。
以前入学前に真夜から指令で「達也さん?深雪さんに近付かないように七草八幡を遠ざけなさい。またタイミングを見て消しなさい」と命令を受けていたが、達也は自分に残った深雪への思いで深雪の八幡へ対する気持ちを蔑ろに出来なかった為その指令を無視してしまっている。なので、本家から達也は消されるかもしれないがそんなことはないだろう。
母親である深夜がいるのだから。
「そ、そんな…」
深雪は目に見えるような落ち込み方をしていたが深夜が深雪の頭に手を乗せて撫でた。
「大丈夫よ深雪さん」
「へ?どう言うことです?」
深夜は衝撃の一言を発しこの部屋にいる3名を唖然とさせた。
「バレなきゃいいのよ。バレなきゃ!」
そのイタズラじみた発想をいう深夜は今年でアラサー後半だというのにお茶目すぎる少女に見えたという。
「(((お母様)母様)深夜様…)」
そんなこんなで司波家は平和だった。
◆
場所は変わり同時刻の七草邸にて
「ふうむ…どうしたものか…」
「おつかれのようですな当主」
当主である七草弘一は頭を悩ませて仕事をしていた。
七草家の執事である名倉が息抜きの紅茶をいれて持ってきていたので、受けとりそれを飲む弘一。
「名倉か…ありがとう。うむ、うまい」
「お褒めに預かり光栄でございます。して何でお悩みだったのですかな?」
名倉は弘一が頭を抱えていたことに対して質問をする。
「ああ、八幡の事でな」
「八幡様のことでございますか?」
「この間、七草の分家会議で八幡を『次期当主』に指名したのだが周りが反対してな…『血の繋がりの無い捨て子を、ましてや実績の無い男を次期当主にするのは反対だ』と言われてしまってな」
「しかし八幡様は『ナハト・ロータス』社で実績を…」
「分家はそれが気に入らないのだろう。全く…しかし、それを無視して事を進めてしまえば七草家から離反するものが出てくる…」
悩ましげに弘一は吐き出す。
八幡の人柄、魔法技能、身体技能、弘一が知る限りではその若さで最高の魔法師であると断定できるだろう。
しかし、彼は弘一と血の繋がりの無い七草家以外の魔法師なのだ。
分家の了承を得ずに八幡を迎え入れたこと自体が分家にとって面白くないはずだ。だから次期当主にする話が此処まで引きずる話になっている。
「いっその事、真由美とくっ付けるか…」
「当主、それはあまりにも早計でございますぞ…」
名倉は弘一の発言に少々呆れ気味だったが名倉自体その案はアリなのでは?と思ってしまった。だが、同意してしまうと弘一が暴走してしまう恐れがあったため否定的な意見を述べたのだが…
「そうか?実際のところ真由美、特に泉美と香澄達は八幡のことを「異性」と見ている所が多々あるがな…」
「お止めにならなくてよろしいのですか?」
「そうなったらそうなったで祝福するさ。八幡は私が認めた男だ、八幡のことだから泉美達のことは「妹」としか見えていないだろうし、八幡も獣のようにならんだろう…まぁ彼も男だ、真由美達に言い寄られれば断るのは難しいかな?何せ私の妻の子供だ、見た目なら誰にも負けんよ」
名倉は当主に対して「親バカめ…」と思ったが口にしなかった。
「なにか手柄を立ててくれれば八幡を次期当主に据えることが出来るのだがね…何か起こらないものか…?」
一人呟く弘一は、後に八幡が第一高校襲撃事件の解決者になろうとは思いもしなかった。
そして八幡は本人の預かり知らぬ所で『四葉家』(正確には当主の妹の家である司波家)から婿にされたり、実家である『七草家』からは次期当主にさせられそうになっていることを八幡はまだ知る由もなかった。
◆
「疲れた…なんで俺こんなに働いてんだ?しかも無給だし。労働基準法違反では?訴えたら勝てるのでは?」
俺は連日の風紀委員の仕事にうんざりしていた。魔法の違法使用を受けて現場に向かうのだが、先日の大捕物で悪い意味で注目の的になった『達也』に目掛け魔法を撃ち、それを達也が無効化して捕まえに行くのだが、逃が…すことはなく俺が物理で取り押さえるという日が連日続いていた。
ぶっちゃけ授業よりも忙しく面倒だった。達也がこの程度の魔法をいなせないわけはないが一応仕事の事もあるし、友達のことが心配なので動かざるを得なかった。不本意に働かせられているのだが。
下手人は赤と青の線で縁取られていた白いリストバントを身に付けていたので俺のため息は深くなった。
◆
ようやく長い一週間が終わり達也と俺は風紀委員の仕事から解放された。
机でぐったりしているとクラスの連中から「七草くん大丈夫?」「七草、大丈夫か?」と声を掛けられるが、返事をする気力(本当はあるが)が無いため手をあげて返事をすると「頑張ってね!」と応援されるぐらいにはクラスメイトとの仲は悪くない、これも《七草》の名のお陰だろうが…
俺が机にへばっていると近付く人影を感じた。
「八幡さん大丈夫ですか?お加減は?」
「八幡、大丈夫?」
「は、八幡さん大丈夫ですか?」
優しく気遣ってくれる深雪にちょっと冷たい雫、そして本当に心配そうにしてるほのかだった。俺は机に突っ伏しているのを起き上がり。
「おう、大丈夫…ちょっとな…このとおり元気なもんよ」
まぁ、この程度でへばる程ばあちゃんから柔な鍛え方は受けてはいない。
「八幡さんは今日も委員会なのですか?」
深雪が聞いてきたので
「いんや、今日はやっとこさ非番だ。深雪は今日も委員会か?」
「ええ、オフはあっても生徒会には非番はないので…」
「まるでサービス業のシフトだな…」
「ええ、でもやりがいがある仕事ですので」
「深雪は偉いな本当に、うちの妹にも見習わせたいよ」
そう言って俺はまたしても深雪の頭に手を置いてしまい撫でてしまった。はっ…!!
俺は急いで手を離すが深雪の顔が赤くなっていた。しまった、またやってしまった!
「ご、ごめん深雪!ほんとに俺のこの癖が憎い…!」
「い、いえ…気になさらないでください…むしろもっとやって欲しいというか…」
深雪が俯きながら何かを呟いているようだったがそれは二人の声に掻き消された。
「八幡、私にもして?」
「は、八幡さん私にもしてくださいっ!」
「(頬を膨らませている)…!」
「ああ?別に良いけど…(深雪がめっちゃ機嫌悪くなっていくのはなんでなんだ?)」
雫とほのかがズイッと近付き撫でるように指示をしてきたので、俺はその指示通りに二人の頭に失礼して撫でてやる、雫は分かりづらいが顔を赤くしほのかはとろんと紅潮した表情になっていた。両者共に嫌がっていない、俺に触れられるだけでも昔は『比企谷菌』が移る!ってめっちゃ煙たがられていたのにな。
撫でられている光景を見ている深雪は機嫌が悪くなっていく。
「えーと、深雪さん?」
「……」プイッ!
瞬間的に最適解を探すしか…駄目だ全然分からん。なにこれガ○ダムのクソゲー?ザクマシンガンで装甲が紙屑のように破壊されていくじゃん。
「そろそろ生徒会室に行きますので。それでは雫、ほのか、じゃあね、ごきげんよう八幡さん…八幡さんのバカ」
そう言って踵を返し教室から出ていってしまった。うーん、後で達也に聞いておくか。
それよか。
「二人とももういいっすかね?」
「ん、駄目。八幡の手…気持ちが良い」
「も、もう少しだけお願いします…」
結局数分二人の頭を撫でるという結果になった。
◆
一人で帰ろうとしていたところ、雫とほのかに「カフェテリアでお茶しませんか」と誘われた(というか引き留められた)。断る理由もないので3人でお茶をしていた。
こういうときに小町に聞いておいた女子との話題講座は本当に助かる。
「ねえ、八幡さん。あれって達也さんですかね?」
ほのかが気がついたのか俺に問いかけてくる。
俺はその方向に《瞳》を向けるとそこには達也がテーブル席で女子生徒と向かい合って座り、何かの相談を受けていた。
達也の向かいに座っている女子生徒を俺は見たことがあった。先日の剣術部との事件でその渦中にいた壬生先輩だった。
よくよく観察してみると達也の話しは聞こえなかったが、達也の言葉を受けて赤面したり不機嫌な顔になったりと忙しいようだ。
その時俺は、壬生先輩が剣道部の主将に会場の外に連れ出された時、俺たちに向かって悪意の視線を向けて来たことを思いだして壬生先輩のパラメータ状態を確認すると思わず眉を潜めた。
「精神状態:異常。マインドコントロールの疑いあり。」
俺の中で此処一週間の出来事とあの時の主将の視線、壬生先輩の精神状態を見てなにかが噛み合った。
…なるほどそう言うことか。だが、まだ現状持っている情報ではまだ弱い、もう一つ欲しいところだ。
今の現状では有力な情報は手に入らないので家に戻って調べるとしよう。
杞憂かもしれないしな。
話している達也の邪魔をするわけに行かなかったので視線を切り上げ正面に向き直ると雫とほのかがこちらを不思議そうに見ていたので。
「達也だったよ。先輩から相談を受けてるみたいだ。さ、食べちまおうぜ、冷めちゃうし」
「そうですね」
「わかった」
こうして3人で楽しくお茶をすることになった。
そして雫とほのかに連絡先を交換するようにせがまれ交換した。
雫とほのかは嬉しそうに俺の連絡先を見ていたが、何故連絡先を欲しかったのかは俺にはわからなかった。
◆
自宅に帰宅し、俺は名倉さんにお願いし剣道部主将の司甲について調べて貰うとビンゴだった。
本人はいたって普通の一般人であったが甲の母親の再婚相手、つまり義理の兄に当たる人物が反魔法国際政治組織『ブランシュ』の日本支部のリーダーらしい。
甲も義理の兄の息がかかって第一高校に入学させられたのだろう。
『ブランシュ』は現在公安から目をつけられている、反魔法団体の筆頭のようなものだからだ。
まぁ、いいさ。もし姉さんがいる学校でドンパチやろうものなら…
ふとその瞬間に達也達の顔が脳裏にちらつき俺は考えをまとめた。
「俺の大事なもんに手を出そうってんなら…命をもって払って貰うだけだ。代償をな」
その表情は八幡を知るものがいればその豹変ぶりに驚く者がいたであろう。
机に座り肘を付いて手を組み面をあげると八幡のその表情も静かなる怒りを湛えていた。
自室で一人呟く。その静かなる決意に返してくれる者は未だ誰も居なかった。
◆
端末が震える。
俺は端末を取ったのだが、連絡してきた人物の名前を見て驚いた。
『司波深雪』と表示されていたからだ。
「深雪から?一体なんだろう」
俺は迷わず応答した。テレビ通話になるので端末に深雪の顔が映る。
…うん、いつ見ても綺麗なお顔だ。お風呂上がりなのだろうか?頬が若干赤く、髪も若干湿っているように思ったのと部屋着のようだが妙な色気があったのだ。
「は、はい八幡です」
『八幡さんですか?こんばんわ深雪です…お時間大丈夫だったでしょうか?』
「ああ、丁度調べ物終わったからもんだいないよ」
『…!よかった。その…』
「?どうした」
画面の前でもじもじしている深雪。俺は急がせずに待つことにした。
意を決したのか深雪が発言した。
『お話…したいと思いまして…よろしいですか?』
幸いもう明日の準備は終わっている、時間も未だあるし寝るには些か早すぎた。
「いいよ、寝不足にならない程度なら付き合う」
『はい!では…』
深雪は嬉しそうに今日生徒会であった出来事や身の回りの話をしてくれた。俺も小町に教わった女子との会話術を駆使し話していたのだが、都度都度深雪が赤面している場面が見られ怒らせるような発言をしてしまっていた。
うーん、いかんな。父さんには「社交性を身に付けなさい」と言われているので気を付けなければ。
八幡が深雪と通話をしている背後、ドアが開いておりその隙間から泉美と香澄が覗いていた。
「ねえ香澄ちゃん…?」
「ねぇ泉美…?あれって」
視線の先には通話に映る深雪の表情。その表情を見た双子は確信した。
「「お兄様に絶対好意を持ってる表情ですわよ」兄ちゃんのこと絶対好きな顔だよ」「あれ!!」
二人でユニゾンしてしまった。明らかに自分達の義兄に恋をしている表情だ。泉澄達は危機感を覚えた。
「あの深雪さんというお兄様の同級生、お美しいですわね…」
「なにさ!兄ちゃんちょっと顔が良いからってデレデレしちゃってさ!僕たちだって負けてないんだから!ねっ、泉美」
「当然ですわ香澄ちゃん!」
そんな会話を繰り広げていた双子の声は当然…
『八幡さん後ろから私をものすごい目で見ている方々がいるのですが…』
「方々?…ってお前ら何してんだよ…ノックしなさいよ」
八幡が立ち上がりドアを開くと驚いた表情の泉澄達。
「お、お兄様!?」
「うわわっ、に、兄ちゃん!」
「ほら入ってこいよ。深雪に挨拶しなさい?」
『八幡さん?その娘たちは…?』
「ああ、前にも言ったけど姉さん以外にも妹がいるって話をしたことあったろ、それがこの妹達。ほれ、挨拶しなさい?」
「はじめまして、お兄様の妹の七草泉美ですわ」
「…兄ちゃんの妹の七草香澄、です」
何故か不機嫌な妹達に八幡は頭に?を浮かべるしかなかったが、八幡の預かり知らない所で八幡を慕うもの同士の戦いが始まっていた。
『ご丁寧にどうもありがとうございます。私は司波深雪。八幡さんと同じクラスで仲良くさせていただいております。よろしくお願いしますね?泉美さん、香澄さん?』
「…こちらこそよろしくお願いいたしますわ。『司波さん』」
「よろしく『司波さん』」
「「「フフフ…」」」
「え、なに…?怖いんだけど」
「「「怖く」無いですよ」無いですわ?」無いよ?」
八幡に3人の整った顔が一気に向けられてちょっとびびった八幡。
両者はにこにこしているが何かがバチバチにぶつかり合っているのを感じた八幡は溜め息を付く他無かった。
深雪、泉美、香澄の3人は思った。
(「この妹達」この方」この人」敵」だ…!!!」」」)
とシンクロしたとかしないとか。
雫とほのかが陥落するのも時間の問題ですかね…?