【任侠ヤクザの親父の話を聞く。そして女子高校生を拾う】 作:ブラックマッハ
「胸はFカップか!!」親父がしみじみ言う。
「親父。いきなりどうしたんだよ」
「いや華龍が元気になると思ってな」
「はぁ」
俺はため息をつく。すると愛が言う。
「私は、Fより大きいGよ」
「お前は黙れ」
俺はそう言いながら頭を抱える。
「華龍、とりあえず頑張れよ」
「はい」
俺はそう言いながら立ち上がり部屋から出ていく。
「行くぞ愛仕事だろう」
「えぇそうね行きましょうか」
そう言いながら2人は仕事に向かった。
「さてと俺も仕事するか」
俺は、そう呟き仕事を始めた。
ーーー 俺は仕事をしながら考える。やはり俺は愛が好きだなんて思った。そして俺は、この感情を抑えられない。俺は、愛の事を好きになってしまったのだ。だからと言って告白する気はない。だって振られてしまったから。だから俺ができるのは、彼女を応援してあげる事だけだった。だが今は、そんなことを考えてる暇はなかった。だから仕事をすることにした。
「今日も一日頑張っていくぞ!」
そう声を出しながら仕事をしていく。今日も俺の人生が始まる。
「今日もよろしくお願いします」
俺はそう言うとわかいが「お疲れ様です」と挨拶をしてくれる。
「華龍さん。これ昨日の書類です」
「おうサンキューな」
俺は、渡された資料を見ながら昨日の仕事を確認する。
「華龍さん、昨日は助かりました。おかげで早く終わりました」
愛の仕事は、お前が担当して代わってあげていたのか?俺は愛の手伝いをしただけだから。
「いえいえ、俺は何もしていないんで大丈夫です」
「謙遜しないでいい。ありがとうな」
「プルプル」
親父からの伝言だ。俺は直ぐに電話を繋げた。きっと病院の理事になる事について話すんだ。「もしもし」
《よう、華龍》
「はい、どうしたんですか?」
《いや実はな。俺の知り合いにな、脳外科医がいるんだ。そいつがな俺に言ってきたんだよ。「うちの病院で働いてくれる人を探してるんだけど誰かいないか?」って聞かれたから俺は、華龍を紹介しておいたぞ。これでお前を理事にしてぼろぼろの病院を建て直してやってくれ。金は、もう振り込まれているから安心しろ。》
「ちょっと待て親父!!分かりました。やらせていただきます」
親父の言う事は素直に聞かないといけない。俺だけじゃないといいのだが。
次に愛に代われと言われて変わった。「はい、私だけど」
「ああ、俺だ。友達がな、俺の事理事長に推薦してくれたらしいんだ。だから俺は今日から理事長になったから。これからよろしくな」
「はい、わかりました。だから私も理事になれと」
「そうだ」
「了解しました。ではまた後で」
そう言って愛と親父との通話が切れた。
「どうやら愛俺と同じ理事の仕事をするようで親父は理事長だってさ」
親父がエレベーターから入って来て行くぞと言った。俺は、今日から行くのかよと思ったが黙っていた。
「おいここは若い衆に頼んだぞ。俺らは一旦病院に行くからさ」
「はい、行ってらっしゃい」
そう言うと親父と駐車場まで歩き俺が運転して病院に連れていく。場所はここから遠く1時間はかかる。「なぁ華龍。お前は結婚とかしたいと思うか?」
いきなりそんなことを言われても困る。それに俺には、好きな人がいて無理だと伝えると残念そうだった。それから30分程車を走らせると親父から新しい質問が愛に聞いて来た。
「なあ愛。お前は、今付き合っている男いるか?もしいなかったら俺と結婚してくれ」
「あのすいませんが私は、あなたと結婚する気は全くありません。それに私には、好きな人がいるので」
「そうか?残念だ。」
そして俺達は病院の中に入り常任理事という理事長を支える仕事に入った。
「おい華龍。お前が理事になったからこれからはお前が病院を経営しろよ」
「ああ、わかりました親父」
こうして病院の理事の仕事がスタートした。だが今回は下見だから直ぐに事務所に戻った。俺と愛と親父の三人で事務所にいる。
「なあ愛。お前は、何の仕事をするんだ?」
愛に聞いた。愛は少し考え込んでから言った。
「うーん。そうね。じゃあ理事長の秘書でもしようかしら」
「理事長の秘書かぁー。なら俺の秘書になってくれないか?俺と愛なら相性がいいし頼りになるからさ」
「はぁー。まあいいわ。その代わり条件があるわ」
「なんだよ」
「結婚して」
「えっ、ちょっと待って。なんで俺が告白して彼女になって欲しいと言った時は断ったんだよ」
「だってあなた、まだ24歳、結婚ならいいけど彼女は、遅いの!!
「そうなのか。でも今は、どうなんだ?」
「まあ、好きだけど。やっぱり無理よ」
結婚は良くても彼女はダメとか変わっているなと思う。あいにく、まだ俺は結婚なんか考えていない。だいぶ先の話のような感じである。
「わかったよ。とりあえず、私は秘書ね」
「ありがとう」
そして俺は仕事を済ませて沙恵のいる家に帰る。まぁ午後8時に帰れたからいいだろう。沙恵の作った晩飯は、何だろう?そう思った時に
「おかえり、華龍お兄ちゃん」
「辞めろ、可愛いから俺なんて勿体無い。他の男に嫉妬されたら面倒だ」
そう言うとちょっと可哀想な大人だなと思われた目で俺を見てくる。何俺にとっては今はコイツが俺と同じくらいの人間にしか見えないのだがな。まぁ俺はヤクザだから仕方がない。ただそれだけだ。
そう思いながらいただきますと言って味噌汁を美味しいと思いながら食べる。
「やっぱり沙優が作る料理は美味しい。美味しいから明日も頼んだぜ」
「うんわかった。明日も作るね」
「ああ頼む。楽しみにしている」
俺は布団の近くで酒を飲む事にした。沙優に迷惑かけたくないから直ぐ寝ても大丈夫だから迷惑はかけない。俺はベットにゴロンとしながら話しかける。
「お前の学校変わった色のセンスなんだな。滅多に見ないな俺の感じだけかもしれないが」
沙優は黄銅色の上に茶色いスカートだ。俺は見たことが無いイメージがあるが気のせいか?高校の時あまり意識していなかったからな。そもそも普通、女子の制服に目がいくわけがない。学校なんて忙しい場所なんだから見る暇もない。だから俺は気がついた。
「華龍が見ていないだけ。しっかり存在するんだから」
まぁしっかり見ていたらそれでまた変態じゃないだろうか。うんと、うなる。まぁバカは考えても役に立たん。そう思い制服から目を逸らす。そして思う。
コイツもしや服を買って欲しいと言えないのか?言えないだろうな。自分の存在を迷惑みたいに考えているんだからそうだろう。優しすぎなんだよ。少しくらい欲を言ってもばちは当たらん。
ハァ呆れたやつだ。制服だけじゃ可哀想だとどこのどの人でも言ってやればいいのによ。まぁそりゃ制服姿だから制服を愛する人ばかりなんだろうな。制服なんて嫌いだ派閥の俺はそうじゃない。だからいろんな服にコスプレさせたいと思っているが今は言えない。
あいつだって今は欲が言えない状態の彼女にどうしようも出来ないだろう。