やあ、みんな!私の名前は田中美穂!ぴちぴちの高校2年生!JKだよ!
只今の時刻は朝四時!
早朝の太陽の日差しが……とか言いたいけど早朝すぎて日差しもクソもないよ!
さて!ここで質問です!こんなまだ外が真っ暗の中、私は今なにをしているでしょう!
lets thinking time…
でけでけでけでけ……デン!!
正解は……………
「ふんぬ……ぐぅ…ふぅううう…」
トレーニング用のマットの上、銀色に光るダンベルで、上腕二頭筋を扱き上げています!
つまり正解は筋トレ!
筋トレは最高だ!痩せるし!自己肯定感上がるし!
最近は腕とか足とか徐々に筋肉質になってきまして……風呂に入る時、自分の筋肉を見るとほんと愛おしくなるんですよ……浴場にいくと筋肉に欲情なんつって……ぐへへへへ。ちなみにバキバキのシックスパックでございます。
まあ最近は体育の着替えで私の筋肉を見た女子からいじめられてるんですけども……彼女達によると「男みたいで気持ち悪い」だそうです。あだ名はゴリラです。
いやゴリラて……………ゴリラて………ゴリラは流石に……………
めちゃくちゃ嬉しい!!!
いやだってゴリラってあいつら筋肉の塊じゃん!?ゴリラ=わたしって事は、わたし=筋肉の塊って事でしょ!?
もうそれは褒め言葉なんですよ奥さん!おほほほほほほ!
そんなことを考えていたらもう朝の6時です。
朝の四時から筋トレしていたのでざっと2時間やっていましたね。
汗だくなのでお風呂に入ろうと思います!……覗くなよ?
あ、プロテイン飲まないと。
お風呂に入ってきました!筋トレ後のお風呂ほど気持ちいいものはないよね…。
てことで次は朝食!
目玉焼きにブロッコリー、そして味噌汁と白米。うん普通!至って普通の食事!
もっと筋肉を増やすためには、もっと食べないと行けないのはわかってるけど、私は生まれつき胃が小さいので食べれないのです!
あ、ちなみに両親はいません!聞いたところによると私が物心つく前に事故で亡くなったそうです!
え?寂しく無いのかって?全然!両親はいないけど妹が居るので!中学一年生の妹!田中麗奈って言うんだ!いやぁほんとにめちゃくちゃ可愛いんですよ。
中学生だから反抗期とか来るのかなとか思ってたけど、中学になった今でも私にべったり!お姉ちゃんお姉ちゃんって!もう可愛いったらありゃしない!
でも流石にお風呂一緒に入ろうって言った時は断りましたよ。もう中学生だからね!小学生の時までは一緒に入ってたけど、中学生だからね。もう大人にならないとダメだよって言って断りました!そしたらもう大泣き!「嫌だ嫌だ嫌だ!一緒に入る!」って大泣きしちゃって…結局今も一緒に入ってます!……断ってねえじゃねえか!!
仕方ないね。可愛いし。可愛いから。可愛いもん。うんしょうがない
ちなみに麗奈はまだ寝てます!朝弱いからね!仕方ない!多分あと少ししたら起きてくると思いマッスル!
あ、あと麗奈は絶賛不登校!別にいじめられたとかではなくて!麗奈の将来の夢がイラストレーターで、その練習をしたいから学校に行ってないってだけ!
いやぁ!夢があっていいね!
てことで朝食を食べ終わりました!フィニッシュイーティング!
お皿を洗います!
洗い終わった!そしたら学校の準備!制服を着て!髪型を整えて!上腕二頭筋にKISS!!!KISS MY 上腕二頭筋!
筋肉への挨拶は常識だよ!
そして時刻は7時!家を出るのが7時半なのでまだ時間はある!
ということで私はYouTubeでなかや○きんにくんを見ていくよ!
ヤー!パワー!ヤーーーーー!!!
「んぅ…お姉ちゃん…おはよぅ」
そんなことをしていたら妹麗奈がリビングにやってきました!
腰まで伸びたサラサラの長い黒髪に天使のような整った顔!そしてダボダボの服!ちなみにそのダボダボの服は私のです!勝手に着られてるけど全然よし!幸せなら、オッケーです!
……うん可愛い!寝起きでこんなに可愛いの頭おかしい!
「おはよう麗奈!朝ご飯できてるから食べな!」
「んっ…ありがとお姉ちゃん…」
「うん!どういたしまして!ちゃんとお礼ができてえらい!」
私はそう言ってリビングの椅子に座って私の朝食を食べ始めた妹の頭を撫でます!相変わらずサラサラなんじゃぁー^^
「えへへ…お姉ちゃんのなでなできもちぃ…」
ずきゅーーーん!!
な、なんだこの可愛い生き物は……ニコニコの笑顔たまらない……。
あ、7時30分。時間だ。学校行かないと!
「もう時間だから学校行かないと!麗奈!いい子にしとくんだよ!」
「えっ…もう行っちゃうの…?」
ズキューン!!
そ、その上目遣いは反則…。
だがしかし!駄菓子菓子!ここで折れるようなお姉ちゃんでは無い!ちゃんと妹を養う経済力を手に入れるためにも、学校に行かないどだめなのだ!
「うん。行かないと行けないから…ごめんね」
「わかった……でもその前に…」
麗奈はびょんと椅子から降りて、両手を広げる。
これは私たち姉妹の毎度恒例行事、ぎゅーである!
「はい…ぎゅー」
「ぎゅー……」
はぁ…可愛い…。
「じゃあ行ってくるね!」
「うん、いってらっしゃい」
麗奈に見送られながら家のドアを開けていざレッツゴー!
今日も一日、がんばるぞい!!
★☆☆☆☆
「行っちゃった…」
私の名前は田中麗奈。ついさっき実の姉である田中美穂を見送ったところである。
「お姉ちゃん…」
胸が…苦しい。
お姉ちゃんを見送った後はいつもこうだ。たった一日の半分にも満たない時間、一緒に居れないだけだと言うのに、お姉ちゃんのことが好きすぎて、どうしようもなく寂しくなる。
お姉ちゃんは優しい。少し元気すぎるところがあるけど、それも含めて優しいのだ。
私がイラストレーターになりたいが為に学校に行かなくなった時、周囲の親戚の人たちには懐疑の目を向けられた、ただサボりたいだけじゃないのかだとか、勉強が嫌なだけではないのかとか、色々と言われた。
私は本気でイラストレーターを目指しているのに……。
でもそんな時に、お姉ちゃんが私を守ってくれた。救ってくれた。
「妹を馬鹿にするな!麗奈はすごいんだぞ!」って。
あの時のお姉ちゃんの背中は、何よりも逞しかった。
お姉ちゃんのことは元から好きだったけど、その時からお姉ちゃんへの好きはもっと大きくなった。
「すぅーーーー……えへへ…お姉ちゃんの匂い」
私が今着てるこの服はお姉ちゃんのモノだ。許可なく勝手に着てるけど、何も言われないから多文大丈夫。ちなみにこの服、お姉ちゃんの使用済みである。だからお姉ちゃんの匂いがいっぱいするんだ。
「お姉ちゃん…好きだよ…好き…愛してる…」
多分この好きは家族的な意味合いではなく。異性に向けるような、「好き」なんだと思う。お姉ちゃんの使用済みのタオルを嗅いだり、使用済みのスプーンを舐めたり。もしもこの気持ちが、家族に向ける愛情だとしたら、こんなことはしない。だから私は、お姉ちゃんのことが同性だけど異性として好きなんだ。
お姉ちゃんはこんな私でも受け入れてくれるかな…?だいじょうぶ…だよね?お姉ちゃんは私のことが好きで、私もお姉ちゃんのことが好き。これって相思相愛だよね?
「待っててねお姉ちゃん…大人になったら、お姉ちゃんと結婚するから…だからそのときまでは……」
絶対、恋人とかつくったらだめだからね?
ちなみに、この筋肉野郎は妹を助けたことはもう覚えてない模様。
そしてちなみに、妹の田中麗奈はTwitterのフォロワー1000万人の大人気イラストレーターである模様。