「なるほどここは別世界だって言うのか」
「どうりで見たことのない植物がたくさんあると思っていたらそう言うことだったのね」
あの後どうにかして誤解を解いてもらい妖精王のクリスにヌル達は自分達がここにいる事情を説明するとクリスは腕を組みながらなるほどと言った。
「それでお前達はこれからどうするつもりだ?」
「まぁ前いた世界じゃ今ごろ俺たちがいなくなったって探しているはずだが見つけてくれるとは限らない、かと言って貴方の世話になるのもそっち側に迷惑がかかってしまう」
「俺は別にいいぞ、最近銃関係のビジネスと訓練を始めたんだがビジネスに関しちゃ問題がないけど訓練は俺の森じゃ誰も拳銃はともかくライフル系は扱ったことはないんだよだからそいつらに訓練を積ませてくれないか?もちろんお前達の世界の奴がこっちに来たら帰ってもいいから」
「訓練だけでいいのか?だったらよろしくな」
こうしてヌル達はクリスの計らいで森に住まわせて貰えるようになり彼らは安堵をした。
「お帰りなさいお父様」
「あぁユカ、今帰ったぞ」
「あれお客様ですか?」
「娘のユカだ」
森に戻ってきたクリスを出迎えたのは娘のユカと言う少女でヌルは挨拶をする。
「初めましてヌルと言います」
「僕はライです」
「私はレンです」
3人はユカに挨拶をするとユカはレンの顔を見ると俊敏に動いて彼女に抱きついた。
「いやぁぁぁーー助けてライ!!」
「可愛いですね私の婚約者かそれに代わる者になってくれませんか?」
「うぉっ!!離してやれ!!」
「部下に手を出すな!!!!」
レンは抱きつかれた衝撃でライに助けを求め彼はユカに対して離れるように言ってヌルはクラーケンの触手を使いユカとレンを引き剥がし部下に手を出すなと怒る。
「すまないユカは大の女好きでな許してくれ」
クリスはユカは女好きであると説明をするとレンはライの後ろに隠れながらユカを見つめた。
「と、友達からだったらいいですよ」
「本当ですか!?」
レンの言った一言にユカは笑みを浮かべながら嬉しそうにして再び彼女に抱き着こうとしたもののライとの攻防が繰り広げられているのをクリスとヌルはただ見つめていた。
「ここが武器庫だ自由に使ってくれ」
クリスが案内をした武器庫は比較的新しく様々な武器が揃っていた。
「これほどの武器を揃えているなんてな」
「うちに匹敵するレベルだぞ」
レンは置かれている武器は装備を見てすごいと呟く。
「部屋の場所は後で教える、明日からすまないが訓練をしてやれないか?」
「あぁそれで構わないぜ」
クリスとユカは武器庫を出ていくとヌルとライにレンは話し合いを進めた。
「さてとこれからNo11さん達が見つけてもらうのを願うしかないな」
「だけど見つけてもらえるの?」
「安心しろあの人は仲間のピンチともなれば例えどこにいても助けに来る。信用しろ」
仲間が見つけてもらうのを願うしかないライとレンにヌルは心配するなと言って2人を安心させる。
一方ヌル達がいた前世界では突然彼らがいなくなってしまった事から大規模な捜索を開始していた。
「No11さん、宇宙軍が取られていた衛星の映像です」
統合軍の兵士が持ってきたタブレットの映像をNo11は見るとそこにはいなくなる前のヌル達の姿が映っており突然白い光をして次の瞬間には彼らが消えてしまっている状況だった。
「・・・まさかどこか別の世界に飛ばされたのか?」
「可能性としてはそれがあるかと宇宙軍曰くこの地球上何処にも彼らの反応がありません。例え太平洋のど真ん中であったとしても見つける事の出来る統合軍の衛星だったとしても・・・」
「ヌル達は生きているのでしょうか?」
そこに現れたのはフィーアだった、彼女は焦り切った顔でヌルの所在を聞いてきた。
「それはまだ分からないけどあいつやライ達はそう簡単にくたばる訳が無い何かあったとしてもヌルの指示の元生き抜いているさ」
「そうですよね、あの人はそう簡単に死んだりはしないはずです」
フィーアは自分を落ち着かせるために今はそれしか言わず静かにその場を離れていった。
「ジェームズの所にいる中央即応旅団を呼び出すんだ、何もかも出撃させろ戦闘ヘリや戦車に装甲車もだ」
「ですが中即団は現在イラクです、それにあの旅団は機動性重視で戦車を持っていません」
「だったら他の師団をすぐに出撃させろそれに車両というのはな車輪と装甲が付いていればいいんだ。用意出来次第ジェームズに伝えてヌル達がどこの世界に飛ばされたのか特異点を見つけさせるんだ取り掛かれ」
「了解しましたNo11さん」
着々とだがヌル達救出の準備も進められている。後は彼らを見つけるだけだった。
因みにNo11の言っていたジェームズとは作者のことです。