ゼロの混血児   作:ジェームズ・ヨシダ

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テロ事件

サイ「これで買う物はないよね」

ヨーメイ「サイ、早く帰りましょうよ」

 

サイとヨーメイは買い物を終えたのか手には買い物袋を持っており渋谷のスクランブル交差点で信号待ちをしていた。

 

サイ「そういえば最近異宙人の犯行が多くなっているよね」

ヨーメイ「そうですね、この前なんか狼の異宙人が銀行強盗をして大金を奪ったらしいですからね」

サイ「まぁヨーメイちゃんに何かあっても僕が必ず守り抜いて見せるから」

ヨーメイ「頼りにしていますよ」

 

サイはヨーメイの身に何かあったら必ず守ると言いそれを聞いたヨーメイは少しだけだが嬉しくなった、しかしその時スクランブル交差点内に車が侵入をしてきて中から複数の異宙人が飛び出してきて持っていた銃で周りに乱射をし始めた。

 

「きゃあぁぁーーー!!」

「銃撃だ逃げろ!逃げろ!!」

 

ヨーメイ「え!?一体何が起きているんですか?!」

サイ「ヨーメイちゃん伏せて!!」

 

周りが慌てる中ヨーメイは何が起きているのか理解出来ていなかったがサイは一瞬で状況を理解してヨーメイを地面に伏せさせると彼は護身用に持っているベレッタM9を構えるとヨーメイに覆い被さる形で周囲に銃撃を行なっている異宙人達に対して射撃を行なった。

 

サイ「クッソ!やっぱりハンドガンだけじゃ分が悪い!」

 

サイは愚痴を言うが今の状況では持っている拳銃だけが頼りなので慎重に敵を狙い撃つがそれでも異宙人達は周囲にいる人たちに向けて銃を乱射しており怪我人が多数出ていた。

 

「うわぁーーん、お母さん!!」

 

ヨーメイは声のした方向を見てみるとそこには小さい女の子がいて必死に母親の名前を叫んでいた。そこに異宙人の銃が少女に向けて銃口を向けていた。

 

ヨーメイ(あれはまずいです。何とかして止めないと)

 

ヨーメイは立ち上がると少女に向かい走り出していくとサイは止めようとしたがヨーメイは走るのをやめず少女の前に来ると抱きしめて射線を子供からそらしたが異宙人が銃の引き金を引くと銃弾はヨーメイの体を貫通した。

 

サイ「・・・嘘でしょヨーメイちゃん?!・・・死にやがれこのクソ野郎が!!」

 

サイは一瞬体の動きを止めたがすぐに正気を取り戻すとヨーメイを撃った異宙人にベレッタM9の弾を打ち込むと慌ててヨーメイに駆け寄った。

 

サイ「ヨーメイちゃんしっかりして!!」

ヨーメイ「あぁサイ・・・あの子は無事ですか?」

サイ「無事だよだから喋らないで」

 

サイは一刻も早くヨーメイの治療をしたいが医療器具が無い中や混乱している周囲の状況から無事に逃げられる可能性は低かった。サイはヨーメイと子供を車のエンジン部分に移動させると必死に止血をしながら考えた。

 

サイ(考えろ考えろ、この状況を打破できる方法を)

 

サイが考えている間にも周囲の状況は変わっておらず異宙人による銃撃は続いておりついにはダメだと思った次の瞬間何処からか銃声が聞こえてきてサイが振り返るとそこには防弾ヘルメットやプレートキャリアを着込んだ統合軍の兵士達が小銃や軽機関銃を持ちながら車両から降りてくるのが見えた。

 

「行け行け行け!!制圧しろ」

『エコー小隊、交差点に集まれ!市民がバスから降りてくる守ってやるんだ!!』

「市民をできるだけ避難させろ!!」

 

サイの所にも数人の統合軍の兵士達がやってきて状況の確認を求められた。

 

「状況は!?」

サイ「敵は複数いて自動小銃や軽機関銃を所持している、それとヨーメイちゃんが撃たれた!すぐに後方に運び出して」

 

サイは簡潔に状況を言うとヨーメイを後方に連れて行く様に言いそれを聞いた兵士達は動いていく。サイにM4ライフルを渡すと彼は慣れた手つきで薬室に初弾を装填させると異宙人達に向けて発泡をしていくと突然の増援に対応出来なくなったのか数十分後には異宙人達は全滅をした。

 

 

サイは急いで病院に向かうとそこには目を閉じたままベッドで横たわっているヨーメイの姿があり周りにはカゲチヨやシディにライにレンとカンナとヒサメがいた。

 

ヒサメ「どうして・・・どうしてヨーメイちゃんがこんな目に」

カンナ「大丈夫よヨーメイちゃんはなんだかんだ言って悪運が強いから大丈夫よ」

 

レンも心配そうに見ておりライが大丈夫だと言って落ち着かせた。

 

カゲチヨ「何があったんだ?」

サイ「異宙人達によるテロ行為だよ。ヨーメイちゃんは子供を守ろうとして銃撃を受けたんだ、僕があの時咄嗟に動いていれば」

シディ「サイのせいじゃない」

 

サイは頭を抱えながらヨーメイを助けられなかった事を後悔するとシディはサイのせいじゃ無いと言って落ち着かせる。

 

 

 

 

 

 

 

統合軍の基地内にある会議室でも今回の異宙人のテロ行為による事態は深刻だとして会議が行われていた。

 

「それで今回によるテロについてですが異宙人達の死体を調べた所、防弾チョッキや体内から薬物の反応がありました」

No11「成程、報告を受けていた通り奴らが何故数発の銃弾を受けても死なないのか理解は出来た。それでその装備などの出所は判明したか?」

「いいえそこまではまだです。現在情報部が目下調査中との事です」

ヌル「それで?No11さんこの事態をどうやって終わらせますか」

 

報告を全て聞き終えるとヌルは手をあげてNo11にどうやってこの事態を終わらせるのか聞いてきた。

 

No11「決まってんだろ、奴らに装備を渡した連中を全員あの世送りにさせてやるんだ。カレコレ屋の仲間を手にかけたんだ地獄を見せてやるぞ」

 

No11の言葉に会議に参加をしていた統合軍の人らも全員が同じ気持ちとなりヌルは身震いをした。

 

ヌル(こぇーな、統合軍を怒らせちまった奴ら絶対全員生きて帰れねーだろうな)

 

 




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