この統合軍は陸海空全ての戦力を保有しておりアメリカ軍を上回る規模と兵力を持っている。
No11を最高指揮官としているが彼曰く自分は現場の指揮だけだからその他は統合幕僚長に任せていると一任している。
それから数年の月日が流れてヌルはSCP070の一員となり日々訓練を受けて今では大佐の階級となっている。
彼はNo11の右腕として業務や戦場に行く日々を送っていた。
「それでは作戦の説明を始める」
ブリーフィングルームである作戦の説明が行われようとしていた、部屋の中にいる者達は皆部隊の指揮官で真剣な目で作戦を聞く姿勢だった。
「これまでの偵察や諜報の活動によればトッププレデターはこの山奥に広大な研究施設を建てて何かしらの実験をしているようだ。我々の任務はこの研究施設に押し入り混血児の救出をする事が今回の任務だ」
画面に建物の画像が映し出される、外見は至って普通の研究所で見るからに何かしらの実験をしているようには見えなかった。
「最初にRPG7かAT-4で正面玄関を吹き飛ばす、その後に続いて歩兵部隊が突入をして出来る限りの混血児を回収する、抵抗する奴らがいたら容赦なく殺せそれと何かしらの研究成果とかあればそれらも持ち帰るつもりでいる何か質問は?」
「2.3ほどよろしいでしょうか?」
「あぁいいぞ」
部隊の指揮官が手を挙げるとNo11は言ってみろと言った。
「保護をした混血児はどうするつもりでしょうか?」
「身寄りも何もいないしかと言ってそのままほっぽり出すのも嫌だからできればここで引き取るつもりだ」
「もしも我々以外の勢力がその場にいた場合は?」
「俺たち以外の勢力がいた場合は敵意があった場合には戦闘をする可能性もあるそれを考慮して任務に臨んでくれ。他には無いな?よし出発は数時間後だ準備を整えておけよ」
ブリーフィングルームから指揮官達は出ていくとヌルは何か考えた表情をしておりそれにNo11は気がついた。
「何だ不安があるのか?」
「まさか不安なんてありませんよと言ったら嘘になりますね、俺以外の混血児が今でもあの非道な実験を受けていると思うと一刻も助け出してやりたい気持ちでいっぱいなんです」
「そうだからこそ全員助け出すんだろ気張っていくぞ」
No11はヌルの背中を叩くとヌルは気を引き締めたのか任務に臨む気持ちとなった。
MH-60Mの機内には完全装備の兵士達が乗り込んでいて外には他にもAH-64Eアパッチ攻撃ヘリやMH-47Gが飛んでいて完全に相手を倒しに行く気配をヌルは肌で感じ取った。
(あれ?おかしいな嫌と言う程ほど寒気がするんだがこれもしかして研究者達全員マジで死ぬかもなまぁ俺らからしてみれば混血児さえ救い出せれば問題はない)
ヌルは心の中で問題はないと思っているとヘリはホバリング体制に入りファストロープでの降下に入る、常日頃から訓練を積んでいる統合軍の兵士達は一瞬の動きで地上に降りて行きそれに続いてNo11とヌルもロープで地上に降り立つと他のヘリからも兵士達が降りてきて周囲の安全を確保する。
「よし目的地はここから3キロ先ださっさと行ってお宝を回収して終わらせるぞ」
静かに動いていくその姿はまるでハンターそのもので気配を消すと完全にどこにいるのか普通の人間は絶対に分からない、そして時間をかけながら進んでいくと目の前に建物が見えてきて目標の研究所がそこにはあった。
「何だろお前を拾った時の事を思い出すよ」
「そうですか」
「あの時もこうして突入をして派手に暴れたものだ」
No11はヌルと出会った時の事を思い出していると通信員が無線を持ってNo11に渡してきた。
「はい・・・了解しましたでは作戦を始めます。司令部からの許可が降りた始めるぞ」
その言葉を合図にRPG-7を持った兵士が正面の入り口に向かって弾頭を発射すると入り口は爆発をして警報が響き渡っていた。
当然あの時と同じく警備兵がやってくるが既に建物の中に入り込んでいるNo11達は遮蔽物に隠れると銃撃を開始していった。No11はMSBS小銃を構えると銃弾をお見舞いした。そして入口を確保すると複数箇所に分かれて混血児の捜索に入っていった。
見かけによらず研究所の中は複雑となっており捜索には苦労をするNo11達だった。
「くそここも違うか」
部屋の中に入るももぬけの殻が多く一向に混血児達は見つからない状況となっていた。すると彼らの目の前に黒髪短髪の白を基調とした服を着ていて緑色の瞳をした青年が現れた。
「混血児か保護します」
「待て様子がおかしいぞ」
兵士が保護をするというもNo11は待てと言い立ち止まらせた、確かに見てみると青年の顔は正気を失くしたかのような目つきをしていてNo11達の姿を見ると一目散に駆け寄ってきた。
「っち!!」
慌ててNo11は小銃で攻撃を防ぐと体制を立て直した。兵士達は加勢に加わろうとしたがそれをヌルが静止をした。
「待てお前達は捜索を続けろ」
「ですが大佐これではNo11さんが」
「安心しろあの人があっさりとやられる訳無いだろ信じてやれ」
ヌルの言葉を聞いた兵士達は了解しましたと言って捜索を続けるためにその場を離れた。
「さてこれで邪魔は無くなりましたよ思う存分暴れられますね」
「お前な、俺が暴れると思ってるのか」
No11は呆れていると青年は次の攻撃をしようとしたがNo11はそれを跳ね除けると小銃を構えて青年に向けて銃弾を放つが青年はそれを交わしていきNo11に近づいていった。そして青年はナイフを手に持つとNo11に向けたがNo11は格闘術を使いナイフを地面に落とすと今度は彼が青年に向かいナイフを首元に当てた。
「さて、お前は混血児か」
「あぁそうだ俺を殺すのか?」
「いいや違う助けに来た」
青年は助けに来たというNo11の言葉に驚きを隠せなかった。自分は廃棄品で処分をされると思っていたら急に助けに来たと言うのだ信じられるか怪しいものだった。
「さていくぞ」
「ま、待ってくれまだ仲間がいるんだ」
「仲間だと?」
青年の言葉にヌルとNo11は顔を見合わせた、しかし他にも混血児を探し出す手間が省けたのでよしとした。
「お前の名前は?」
No11は青年の名前を聞くと青年は答えた。
「ライと言う」
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