No11とヌルはライに案内をされた場所に向かうとそこには短髪で白い髪をした少女がいた。
「レン!!大丈夫か?!助けが来たぞ」
ライはレンと言った少女の顔を覗き込む、彼女の顔は青白くなっており苦しそうにしていた。
「どこか悪いのか?」
「あぁトッププレデターの実験をひたすら受けていたからな、体調がおかしくなっていたんだその時あんたらがやってきたから侵入者迎撃のために俺が代わりに出撃したんだ」
「脈が弱くなっているなすぐに後方に運ばないとまずいぞ」
「衛生兵を呼ぶ、すぐに来てくれるはずだ」
ヌルは個人用無線で衛生兵を呼ぶとすぐに衛生兵と護衛の兵士が駆けつけてくれた。
「緊急だ脈が弱い、すぐに運び出してヘリに担ぎ込ませろ」
「了解しました大佐」
ヌルは状況を説明するとレンを彼らに託した。
「大丈夫なのか?」
「あぁ安心しろうちの衛生兵達はプロだ必ず助け出してくれるさ」
ライは運び出されたレンを心配そうに見つめるもNo11は大丈夫だと言って励ました。その時誰かいる気配を感じたヌルは奥の方を見るとそこには金髪のポニーテールをした少女がいた。
「ライ、貴方は何をしているのですか?廃棄品の貴方がするべき事はただ一つです。侵入者達を始末する事です」
「ちょいまちなお嬢ちゃん。こいつは俺達の部下になったんだ勝手に手を出されたら困るんだが」
(あれ?俺いつもの間にこの人らの部下になったんだ?)
ライは心の中でいつ部下になったのかと突っ込むも今この状況誰も気にしないと思うので何も言わない様にした。
「なるほど、でしたら我々の敵は貴方ですので倒させていただきます」
少女は一瞬の動きでヌルの背後に回ると手刀で攻撃をしようとしていたがヌルはクラーケンの能力を使い彼女の攻撃を封じ込める。彼女は意外にも力づくで触手を振り解き再び手刀でヌルの体を貫こうとした。
「動きはいいけど攻撃方法がワンパターンだな。これじゃあすぐに素早く動いても俺みたいな奴ならすぐに対応出来るぞ」
ヌルは呆れた様子で少女の攻撃を交わしながら彼女の顔を見つめる。自分の攻撃は通用しない事に驚く少女はどうにかして彼に攻撃を当てようとしていたがヌルの口から放たれた大百足の毒を浴びてしまう。
「っく!!何ですかこれは」
「大百足の毒だ。これはまだ軽いやつで体の痺れがするだけの物だ。俺たちの任務は混血児を助け出す事だお前を救出対象だ」
「ふざけないで下さい私はトッププレデターの正規品として人類の為に」
「そんなプライドなんて捨てちまえよ。こんな非人道的な実験ばかりを繰り返している組織に所属していてもお前の未来は明るいのか?少なくとも俺にはそう言った未来が見えるとは思っていねぇよ」
少女の強いプライドにヌルはそんなプライドなんて捨てる様に言う。かつてこの組織にいた人物だからこそ言えるセリフだ少女は黙って下さいと言った。
「貴方には分からないですよね、生まれてからずっとこの施設で生きてきて正規品になるしか存在価値の無い混血児達の気持ちが」
「まぁわからなくもないな、俺もかつてはこの組織にいて嫌気がさしたから抜け出した。今じゃあそれが良かったって思っている・・・だから俺と一緒に生きてみないか?」
「・・・好きにしたらどうですか?」
ヌルはそう言うと動かない少女を抱えてNo11の方を向いた。
「何だお前の事だから徹底的にやると思っていた」
「いや、俺は女性には優しくする主義だから」
No11の言葉にヌルは苦笑いをする。その後無線からの連絡で他の混血児達を見つけたと連絡が入りNo11達はそこに向かっていった。
場所をしえられた部屋に到着をするとそこには白い髪に狼の耳と尻尾を持った青年に黒髪に一部赤髪の青年と水色の髪色に頭に角が生えた少女とオレンジ色の髪をした少女と他にも何人かの混血児達がそこにはいた。
「あんたは誰だ?」
「俺はこの部隊の指揮をしているNo11と言う。ここに来たのは混血児の救出が任務だ」
赤髪の青年がNo11のことを聞いてくるとNo11はここに来た目的を答えた。
「私達を助けに来てくれたの?」
「と言ってもここにいたのなら別だがな」
「いやいや!!ここに居たい訳ないじゃん。アーシ達ここでずっと嫌なことがあったんだからすぐにでも逃げ出したい所」
「んじゃそれでいいな。あんたらはどうする?」
No11は2人の青年に聞くと赤髪の青年が答える。
「俺らは鈴をつけた吸血鬼がいるって聞いたからここに来ただけだ。どこにもいく場所はねぇよ」
「なるほどだったら俺の所で保護だな。アンタらの名前は?」
「カゲチヨだ」
「シディだ」
「私はヒサメ」
「アーシはカンナだよ」
「僕はゼクスだ」
「僕はアハト」
「私はサクラ」
皆が自己紹介を終えるとヌルがno11にヘリが到着すると言ってくれたのでNo11はカゲチヨ達を迎えに来たヘリに乗せると夜空に飛び去っていった。
感想お待ちしております。