今日はぽかぽか良い天気。
暖かい太陽の光を浴びて眼を覚ましたリーフィアは、ふわっとあくびをした。
「フィア~……!」
暖かくて晴れて気持ちの良い朝だ。
外から射し込むキラキラ輝く太陽の光を見て(せっかくだし朝の散歩でもしよう)と思い付いたリーフィアは、お家の玄関へとことこと歩いて向かう。
「……フィア?」
そんな(さっそくお散歩に行こう!)とわくわく歩くリーフィアを迎えたのは、お家の玄関の入り口を塞ぐ『なにか不思議な丸いもの』だった。その『丸いもの』は、家の玄関の入り口に挟まっていて、リーフィアが外へと出るのを遮っている……。
「プワ~……!!」
しかも不思議なことに、なんとその『丸いもの』は「プワ~!」と鳴いて(?)いる!
「フィ……?」
リーフィアは見覚えのない丸いものを少し上(家に入っている方)から、優しく押してみる。
残念ながら、リーフィアには『これがなんなのか?』は見ただけでは分からない。だけど、(少し触ってみたらこれがなにか分かるかも知れない)と思ったのだ。
「プワァーー!!」
リーフィアが顔を近付けてじっくり見てみるとその『丸いもの』の頭(多分)には、もこもこした雲のような白いものが付いている。
(ふわふわしてそう……)
その白いもこもこが気になったリーフィアは、さっそくもこもこにも触ろうと前足を伸ばす。
あのもこもこがなにか分からないけど、綿飴みたいに真っ白でふわふわだし、とっても触り心地が良さそうで気になってしょうがない!
「プワッ……!」
しかし、リーフィアが前足を伸ばしたその瞬間!『丸いもの』の形が突然に小さくなってプワっと膨らんで、玄関から飛び出して来た!
「リィッ!?」
リーフィアは慌てて前足を引っ込めて後ろに飛び退く。それと同時に、リーフィアの前に紫色の丸い気球のようなポケモン……『フワライド』が玄関からコロコロと床の上に転がり出した。
「プワ!」
しばらくコロコロ転がったフワライドは、なんとかぴょんと床から飛び起きると、慌ててリーフィアに頭を下げる。そうして、そのまま慌てた様子で開けられた玄関からフワフワと何処かへと飛び立って行った。
(フワライドさんだったんだ……)
驚いたまま固まっていたリーフィアは、のんびりとフワライドがフワフワ青空へと登って行くのを見送った。
(玄関、開いた……)
やがて、フワライドの姿がフワフワと空へ登って行って、小さくなって見えなくなる。
そこまで見送ったあと、リーフィアはぽかぽかと暖かい外へ向かってとことこと歩き出した。