深淵とか夢に居そうな生物に愛されて夜も眠れない件について()   作:Orpheus@失踪主

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なお、答えはアザトース達が知っているものとする。


第3話 なんか学園の試験行ったけど、俺の召喚獣(魔王)が強すぎて話にならない件について答えよ

 

「おぉ…」「…うむ、中々に綺麗だな…」「フィ〜」

 

えー、アザトースさんを召喚して約2年たった春。

俺ことスカジは…にゃんと、学園の試験に行く事になったのです!!イェーイ!ドンドンパフパフ!!

ようやく異世界ライフを送れるぞぉぉおおおお!!

 

ん?なんで学園に通える様になったかって?実は森に来たとある人達がアザトースさんの姿を変える能力を使ってどんな生き物になるかを教えている時にやってきて、それで何故か学園に招待されたからなのである。本当に魔法使いのような…うんんんんっ!異世界!!な、人たちだったなぁ…(謎)

ま、そんなこんなで、アルさんに住んでいるこの森から異世界チックな城がを中心に大きな壁が建てられている「大都」と呼ばれた都市にて買ってきた綺麗な服を着ている。

ワイシャツの上には、セーターと少し大きいコートを着た姿になった…いや、凄くいいなこれが中々にいい味を出している気がする…そう言えば思ったが、我ながら顔面偏差値高い気がするのは気の所為だろうか…なんだろう。悲しい気持ちが凄いする。まぁ、そんなことは良くて!!

 

「アザトースさん!どうですか?」

 

「フィニィ〜♪」

 

「父上も素晴らしいと喜んでおられるぞ…ふふ、君も立派に大きくなったなぁ…もう私の胸元ほどの身長になってるでは無いか…」

 

そうアルさんが頭を撫でてくる...ちょアルさん!?やめ、…うん、柔らかい感触に触れたわ。てか埋もれてるんだけど…え?大丈夫?あ、問題無いですか、はい(俺が問題大アリなんだけど…てか…時間大丈夫かな…

 

「…そういえば、そろそろ行かないと…」

 

「ああ、それについては大丈夫だ」

 

そうアルさんが口を開いて言い、何も無い空間を()()()()()。時空が、空間にヒビが割れ、見えるのは正しく異空間と言うべきだろうか…?でも、俺はその存在を知っていた。

 

「【異空越え(パラレルシフト)】…」

 

「正解だ、昔私を信仰していた人間が作り出したこの世界特有の魔法。昔君に教えたが君の使う【異空越え】は少々安定性が悪く、使って化け物に襲われたあの時以来禁止していたからな。久しぶりに、見ただろう?」

 

…そういえば、なんか練習で使ったら狭間から変な龍と言うより蛇のような化け物が出てきたけどアルさんがぶっ飛ばして返したんだよな…それで、禁止されたけど…まぁ裏でコソコソとしてたんだよな…子どもはルールを破るものである…うんうん。

 

「さて、行くか…」

 

そうアルさんは俺の手を取り、その裂け目へ飛び込んだ。

 

その一瞬で久しぶりに不思議な空間をぶっ飛んでやってきた、ここ「大都アルノール」の路地裏。人は誰一人も居なく誰も俺達を目視してなかった。

不思議と、懐かしい感じが凄いする…なんだろうか…うん。この間行ったけども人混みを見てコミ障(人見知り)の魂が疼いて…うっ、

 

「…ん?どうした…?今ので具合が悪くなったか…?」

 

「いえ…久しぶりにあの空間に入ったので少し変な感じがして…アルさん大丈夫ですから、そんな過保護にならなくても問題ないですから」

 

アルさんの特徴として、俺が少し状態が可笑しいと目のハイライトが消えて、少し言葉が少なくなったら過保護モード(仮称)になるとか言う癖がある。

今のアルさんはまさにその状態、この状態だと少し頭がおかしくなるが俺がちゃんと言えば問題ない。

 

「それよりも、遅れますから!早く行きましょう!!」

 

そう言い、俺とアルさんは手を繋ぎながら大通りに出る。

 

「…ふふっ、そんなにも学園の試験が楽しみなのかい?」

 

試験、俺の超えるべき1つ。前世でもあった筆記試験、そして実技問題…奴らがこの世界で出とるとは…侮れんな。

まあアルさんの英才教育のお陰でこの世界における魔術知識は叩き込んでいる…特に問題ないだろう。

しっかし、人が多いね…流石、「大都アーストロン」

大都と呼ばれる理由がよく見える…それは、大通りの奥に見える巨大な雲を貫き高く浮かび上がるその要塞はアルさんいわく1000年以上打ち破れる事は無かった最強の要塞、そしてこの国の王様が住む空挺要塞の下に、俺が頑張らなくてはならない「エフェルド学園」が目の前にある。

 

「…」グッツ

 

拳に自然と力が入り込む…果たしてどんな強い人間が居るんだろうか…はたまた、どんな面白い人が居るんだろうか…ああ、楽しみだ。楽しみで仕方ない。

 

「ふふっ…楽しみなのかい?自分以外の人間がどんな人なのか」

 

「…バレてます?」

 

「私の手にもその力が伝わってきたからね…大丈夫、君以上に強い存在は居ない。「魔王」を超える人間は居ない…超える事も出来ず、進む事も出来ぬ。目が覚めたら全てが終わる何もかもね…それに私も着いてるからな」

 

《…僕も居るよ…》

 

「…はい、頑張ります!」

 

そうして俺とアルさんは学園の門を潜り抜けた。

 


 

「…あれが「忌み子」か?」

 

学園の一角から2人の親子の姿を見る人が居た。

コーヒーを片手に飲む白髪の老人が、極東に伝わる「刀」と呼ばれた武器を懐へ備えた青年が放った言葉を否定する。

 

「いや、あの子は「忌み子」では無いだろう。だが、この歳から思えない程の魔力量と圧力、そして隠している気だろうが盛れ出している強者が扱う獣の匂い…そしてあの母親だ。あの母親も正しく強者、いや、我々の視線に気がついているだろうな…そんな事はいい。あの子は忌み子では無い。他の子だ。」

 

「は?あの子が忌み子では無い?バカを言え…あの銀を練り混ぜたような髪色は忌み子では無いか?」

 

「まぁまぁ落ち着きたまえよ…ふふっ、フハハハハ!!楽しみだ、今年の子供達は凄いぞ?あの【剣聖】の子に、500年に1人の天才、鋼鉄の義碗、忌み子、そしてあの青年…それに「黄色印」「深海」も動き始めた様だしな…万が一奴らがこの学園に来ようが我々にとっては関係無い。なぜならここは強さだけが語れる世界、「知識の強さ」だろうが「召喚獣の強さ」だろうが…関係無い、我々は敗北を知り糧にする者達を育成する機関だ。彼等の将来がどの様になるかは…」

 

そう老人は高らかに笑う。歳故に頭イカれたのかと頭を抱える青年を尻目に自らの欲望を満たそうと、そう考えていた。

 


 

「えー、以上を持って筆記試験を終わる。次は受験生の実力を見極める為、受験生同士の「獣闘(けっとう)」を行ってもらう。各、試験生は速やかに担当の職員に着いていくように」

 

筆記試験終わったァ!いやー…うん、簡単すぎるだろ…ほとんどアルさんに習ったヤツばっかだったなぁ…(そう言って点落としてたら怖いからやめとこ…)

アルさんに感謝を伝えて、自分の甘さを考え直してから俺はぞろぞろと職員に着いていく他の受験生たちに着いていく着いてく…

 

しっかし、異世界の人達の髪の毛ってどうも色んな色多いよなぁ…中にはアルビノ?って言うぐらいに白い肌に白い髪の持ち主も居たし、ケモ耳生えてる奴もらも居た。

やはり、異世界と言うのは面白い。まだ知りえない者を知ることが出来る…なんて思ったが、見ない限りそれが実在するとは思わんよな…やはりリスク危機について考えなければ…

 

「そう言えば…テスト…どうだっただろうか…間違えてなかったら良いけど…」

 

そうボソッと一言吐いていると、石造りの校舎を越えていつの間にか獣闘をする会場に着いていたようだ。

観客席である円形の中にまた円がある様な前世で言うコロッセオの様な作りになっていて、違う点は中の獣闘するであろう円の外側には水が張られている事だろうか。

そんな試験場には先に試験が終わったもの達が獣と共に剣を振るっていた。

試験な為木製の武器であるがその戦いは連携をし、お互いの実力をぶつけ合う「演武」と言うのだろうか。

翼竜のような召喚獣から放たれる炎と兎のような召喚獣が放つ氷塊が混ざり合い煌めく星となり、剣を振るう。

 

(…これが「獣闘」…?)

 

この時の俺は、初めて見る物に感銘を受けたようなキラキラした目でその戦いを覗き込んだ。

そん時の事だ。

 

ドカッ

 

「お、すまねぇな青年。当たったこっちも悪ぃがそんな所で突っ立ってると危ねぇぞ?」

 

「あ…すみませ…ん…!?あっ、あの時の!!」

 

そう後ろを向くと、緑の軍服の様な服を着た見た目からしてすっごいゴツイ…いや、筋肉質な男が俺の後ろにたっていた…

知っている、この男の事を。

 

「アームストロングさん…」

 

俺がこの学園の来る理由になった、学園試験の招待状を渡してきた張本人であり…アルさんが「不敬な輩」と呼んだ人物。「アームストロング」さん…

 

「んんっ?おおぉ!!「狭間の森」に住んでる青年か!!来たか!!この試験に!!」

 

そう馬鹿でかい声で高らかに笑いながら俺に言う彼は…もう…とんでもなく脳筋であった。

え?何故って俺が住んでる森って基本的に霧が立ち込めており、許可して居ない入ると数歩で元の位置に戻る魔法をかけている。その為入る為にはアルさんの許可が必要なのだ。そんな森でアームストロングさんは自身が使う巨大な大剣を一振することで霧を斬り裂いて俺の元まで辿り着いた脳が筋力に支配された人間だ…

いや、凄い男♂だ…()

「…そう言えば…どうして、こんな場所に?」

 

「ああ…実はな、ここの試験官として呼ばれてな。今回の戦いを評価しているのだよ。何せこの試験はとんでもなく強い者たちが集まってるからな…」

 

アームストロングさんはそう言う強い者と書いて「強者」、そんな言葉に俺は少し胸を踊らせてしまった。

 

「ここの試験会場なら…お、来たぞぉ?【剣聖】の娘が」

 

言った目線の先には赤く焔の如く燃え盛るように髪が靡き、その白く透き通るような肌を少し露出させた…そんな彼女の登場に一斉に試験場が歓喜で湧いた。

まるで「英雄」が現れたように。

 

「エンペルト=マキナ、【剣聖】エンペルト=エンデルスの血を濃く引き継ぎ…全盛期の剣聖を超えると言われる実力の持ち主だ。召喚獣はこの世界において希少とされる「フェンニル」と契約してこの試験、最強枠の一人だ」

 

「…」

 

そんな彼女と戦う事になった一般試験生に拝んだ瞬間試合の火蓋が切られた。

彼女はその「フェンニル」を召喚することなく、一瞬それだけ。左手に持った剣をその試験生に当てた。

振ったわけでもない、ただ動いて木剣を当てたんだ。動いて。

試験生は召喚する間もなく吹き飛ばされて、リングの外にある水の中に落ちて行った。

 

「つまらない…」

 

そう、口を開いて彼女は去って行った。

音速の如く終わった試合に試験生は驚きを隠しながら、その絶対的存在に心をつかまれたのだった。

 

「…そういえば、青年。次の試合が終わったらお前さんじゃないのか?」

 

「あ、そうだ…すみません。失礼します…」

 

彼女の圧倒的な強さに心を掴まれたのであったが、俺はその言葉によって我に返った。

アレキサンダーさんに感謝をつたえ、さっさと試験場裏に駆けて行く

 

「【深海神様】の力の鱗片…まさかな……」

 

アレキサンダーさんが何を言ってるのか知らずに。

 


 

「えー、「フェルド=スカジ=アザトース」だな。この試験のルールは単純どちらかが負けを認めるか失神、気絶するか、リングの外に落ちるかで勝敗を決める。あ、負けても試験監督が判断するので問題ないから全力でぶつかってこい。リングの外に落ちた場合、水の中に緊急救助部隊が待機しているから安心しろ…では、健闘を祈る」

 

俺は木刀を持って石段を一段と、一段と上がって行くと今さっきまで見ていたリングが俺の足元にあった。

ああ、人だ…うっ、こうやって誰かと戦うのは気になったけどやっぱ人の前に立つのはちょっとなぁ…

 

そんな事を思いながら、対戦相手の眼を見る。

この時の俺の顔はどんな顔をしているのだろうか…、10歳程の平均的には140行くぐらいだろうか?そんなのだが身長は160を越え、相手からすれば物凄い威圧を感じているんだろうか。だけど…容赦はしない。

 

「それでは!!初めぇえええ!!」

 

「行け!!ブレイブル!!」

 

そうゴングが鳴り響くと、相手側は魔法陣を構成してシーサーペントと呼ばれた海の怪物を呼び出した。アルさん曰くそれは蛇だろうが、人はまた海龍と呼んだと言っていたな…

そんな生き物と契約するとは凄いなぁ…

 

なんて思っている間にシーサーペントの水弾が複数飛んでくる。

それに乗じてあちら側も剣を振るってくる。

 

「どうした!!召喚獣出さないのか!?」

 

ほ〜?煽るとは余裕があるねぇ…?なら呼ぼうかな…魔王様をね

 

「…後悔するなよ…【祝え】」

 

アルさんのように重厚感を、圧力を込めて放ったその言葉を発した途端、相手側が止まった。

黒い霧が俺の足元から少しづつ黒い靄のような何かが溢れ、黒い液体が俺を囲い始める。

 

「【第9の王よ、我が命によって顕現したせよ、怨鎖を繋ぎし獣よ、王を侮辱せし深き罪人を喰らいたまえ、喰らいその力を見せつけるが良い、裁判官(ジャッチメント)「フェンニル=アニマ」】ッツ!!」

 

ドロドロとした黒い液体から白と黒の2つの色を持った獣がゴボッと音が鳴りながら現れてくる。頭半分は黄色く歪みがかかり、まるで灯火のようにゆらゆらと揺れていた。

 

この世界の召喚獣の中でも頂点に君臨する「フェンニル」「アトラス」「エンシェントドラグーン」「イフリート」「オーディン」「エンペラーホエール」「キマイラ」「ムジンゾウ」「デザートキング」そして「アザトース」…彼らはこの世界、弱肉強食の世界において天下を取り、頂点に君臨し神をも超越する存在それが「エンペラー」。そん中でもアルさんが言ってたんだがアザトースさんはエンペラーの中でも最強であり他のエンペラーの姿を模写する事ができるらしい。

んで、今回はフェンニルの中でも最強の存在「フェンニル=アニマ」(アザトースバージョン)で登場って訳さ!

 

「捕まえろ!!」

 

そう言うとルトから教えてもらった触手で相手のシーサーペントを拘束する。

あ、敵さん戦意消失してますね。

 

「判決を下す!アニマ、【暴虐ノ叫響(ぼうきゃくのとどろき)】!!」

 

アザトースさんの叫び!!相手と召喚獣両方ともダウン!よし!勝った!!第3部[完]ッツ!!

 

「…アザトースさん、ありがとう」

 

「gurululurururu…」

「あ、そっか…姿を変えてるから声も違うのか。もう大丈夫です、もう俺の影に戻ってくださいね」

 

そう言うと形がどんどん溶けていき獣は俺の影に隠れて

行く、そのまま俺はお辞儀をしてリングを去った。

 

…あれ、俺なんかやらかしました?(困惑)

 


 

 

「間違いないな…あれは…」

 

そう試験場の裏手で1人の大男が頭を悩ましていた。

今戦ったであろう白髪の青年が繰り出したフェンニルと言う獣の中でも【エンペラー】と呼ばれる獣であろう最高位のフェンニルを繰り出したのだから。

そしてあの霧はまさに闇の具現化、死を直感させる深淵の渦…禍々しさと相反する神聖さを醸し出す白色の獣。

まさに「予言」通りと言わんばかりであった。

 

「…なんや、お前さんも周回しに来てたんかい」

 

そう考えていると前から青く汚らしい自ら忌み嫌う人間が現れた。

 

「お前か…ツバキ」

 

「お前さんも見たんやろ?あの鱗片を…」

 

彼を嫌う理由は3つあった。

 

「まさかエンペラーを出してくるとはなぁ…、こりゃ驚いたわ…エンペラーを召喚するには大量の魔力を持たなければならないからな」

 

1つは博識である事。

 

「まぁでも、なかなかにええ子やん?うち、ああ言う子好きやで?」

 

2つはペラペラと喋るその口がある事

 

「しっかし…お前も感じたんやろ?「鱗片」をまるで【黄触神様】みたいな力やったなぁ…」

 

そして、「宗教」の違いだ。

 

「…黙れ、あの子の力に1番近いのは【深海神様】に近い」

 

「ほぉ…?言うやないかい…」

 

故に彼らは争うのだ、自分が求める「神」の為に。

狂ったように崇める彼らは中が悪い。

 

 





スカジくん:ようやくフルネームで登場。アルさん、ルトに教えてもらったとおりにアザトースの名を伏せながら試験を頑張った、この後試験が終わってご褒美としてアルさんに耳かきしてもらったとかなんとか。その後ルトと夢の中でイチャイチャ(意味深)した夢を見て精通したらしい。

アザトース:久しぶりに狼の姿になったから少し大変だった…スカジくんの為なら何でもする系魔王様

アルさん:頑張ったスカジくんに良い子良い子(耳かき)して満足したそうです。最近はスカジくんに合う服を探すのを趣味としている

ルト:最近、影が薄いタコの神様。夢の中でスカジくんと色々な事(意味深)している。最近の悩みはベットの上でスカジに勝てないことらしい。どうなってんだこの脳内ピンクタコ神は()




どうも、失踪する人です。
にゃんだろうか…久しぶりに書いたので「これ」じゃない感がすごいんですよね…最近、エペやらCODやらの大会に出たり、身近な事が多く積み重なってるので大変です…なのでこの先未来永劫疾走しますのでどっか長くしてお待ちください…(あ、久しぶりに他の作品も書いてるので書き終わり次第投稿していこうと思っております。)
良ければ感想等貰えると幸いです…
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