時間があるときにネタバレ回避ダイジェストを活動報告に記載いたします。
(ネタに走ってしまっているので意味があるかは怪しいですが……)
気が付けば勉強もスポーツも俺に敵うヤツはいなかった。
特に努力したわけじゃない。同じことをやっても、他より学習能力が高かった。
南雲雅は、生まれながらに人気者の才能を持っていた、それだけだ。
そうして歩んできた人気者としての人生。勝って当たり前、望めば手に入らないものなどなかった。
だが、この高校に入ってそれは一変する。
堀北学との出会い。あの日の衝撃は今も鮮明に思い出せる。
圧倒的な実力者を前に、これまで味わったことのない感情――胸の奥底からこみ上がってくる熱い何か、自分にこんな感情があるとは思いもしなかった。
その日から、退屈で空虚な時間はなくなった。
なんとしても堀北学と戦って勝つ。勝って俺の実力が本物だと証明する、そんな目標ができた。
ただ、残念ながら堀北学という男は、どこまでも生徒会長であったため守るべき生徒たちを優先し、俺との勝負を幾度となく避けてきた。
それならばと、俺は堀北学の引退まで爪を研ぐ。
同学年を掌握し、資金を集め、取れる戦略の幅を増やす。
生意気でも約束は守るヤツ、傲慢で残念なヤツ、いくらでも誤認すればいい。
もうすぐ大きなチャンスがやってくる。
俺はその時アンタを全力で叩き潰す。
そんな時だった。思わぬ1年が生徒会に入ってきた。
綾小路清隆。
普段から何考えてるかわからないやつだが、堀北学が連れてきただけあって、実力は確かだ。
アイツが来てからというもの、俺の歯車がまた狂ってきたように思う。
堀北先輩がいて、綾小路がいて、他の生徒会のやつらと過ごす日々。
その中で、時には勝負して、時には協力して、勝敗とか関係なくバカみたいに過ごせた時間。
こんなのも悪くねえな、なんて……一瞬でも思っちまった自分が情けなくて……許せなかった。
南雲雅が南雲雅でなくなる、そんなことはあってはならない。
そして堀北先輩が――やっと引退した……引退しちまった。
待ちに待ったはずの勝負ができるのは、あと数か月。
夢から醒めた俺は決意を新たにする。
邪魔の入らない一騎打ち、悲願達成への最大の障害は綾小路だ。
堀北学は俺への抑止力のためにあいつを生徒会に入れた。
俺が堀北学と勝負するための鍵は、同時に最大の邪魔者でもある。
こいつも他の2年のように、俺に反抗できないようにしなくてはいけない。
「実際に一之瀬への嫌がらせは起きています。生徒会としてこの事件を取り上げ、犯人を捜し然るべき処分を執り行うべきなんじゃないですか?生徒会が動かなければ、学校は動かない、そうですよね?」
「何度言っても俺の意見は変わらないぜ、綾小路。誰がやったかもわからない、被害者からの届けもない、実際に周りの奴らも誹謗内容を信じてないんだろ?なら生徒会が出張る問題じゃないのさ。帆波には悪いが、基本生徒間の揉め事はまず当人たちで話し合い、解決を目指してもらうのが筋だ。3年から引き継いだばかりで俺たちも忙しい時期だ、全ての事件に関われるほど暇じゃない」
龍園の奴は予想通りのタイミングで帆波を攻撃し始めた。
生徒会長の俺が情報を渡した、それはつまりアイツが何をやっても生徒会は口出しをしない。黙認を続けるということ。
この学校の仕組み上、生徒会が問題を学校に上げない限りは大人は動かない。
お役所仕事……いや、生徒の動向を探っている。まるで何かの実験をしているような気持ち悪さ。
だが、もちろん限度はある。
龍園は学校が問題を無視できなくなるまでにケリをつける自信があるんだろう。
俺は立場上、龍園のような無茶はできない。だからこそ、アイツには道化として踊ってもらう。
そしてその醜い踊りが終わったとき、跡を濁さず退場するのも演者の務めだ。
龍園によってボロボロになった帆波を俺が救い出す。
弱った人間ほど懐に入りやすい。
そうして心の隙に入り込めれば、あとは簡単だ。
これまで他のヤツにしてきた通り、俺に依存させればいい。
もともと帆波を玩具にするために手に入れた過去の秘密。
本来の目的を失った道具の使いどころは、俺が生徒会長になった今しかない。
少しでも遅れれば、綾小路と帆波はより力をつけて、遠くない未来、俺の前に立ち塞がるだろう。
そうなれば堀北学との勝負に水を差される恐れがでてくる……そうに違いない。
これまでの行動から、綾小路は帆波のことを少なからず大事にしている……。
それがなぜかはわからないが、理由は関係ない。
帆波はつまり、隙のない綾小路の弱点になりうる――将を射んと欲すればまず馬を射よ、ということ。
それに、アイツの大事なものを奪った時、それでもあの仏頂面のままなのか、興味が沸いている。
そうだ、欲しいものはどんな手を使ってでも手に入れるのが南雲雅だろ?
そんな理由でもつけなくては、俺はもう以前のように戦うことができない。
堀北学を倒せれば、きっと、俺は答えを得られる。
南雲雅の実力は本物なのだと心から思うことができる。
そのためなら、全部壊して、全部なくしても構わない。
俺は何度もそう言い聞かせ、迷いを消し去った。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「わかったのなら、お前も業務に戻れ。任せている仕事はたくさんあるはずだ。全部しっかり取り組めよ」
「時間に余裕ができれば、この件に向き合っていただけると思っても?」
「そんな余裕ができたら、その時考えてやるぜ」
今回の件で生徒会は動かない。
これが堀北兄であればまた違ったかもしれないが、トップが交代するというのはこういうことだ。
仕事の山を見る。一之瀬へのお見舞いは少し遅くなるかもしれない。
結局、一之瀬はしばらく学校を休み、やっと登校してきたのは小テストの日だった。
休んでいる間も、一之瀬にまつわる良くない噂は広まっていた。
ここ最近、教室はその話題で持ちきりとなっている。
『傷害事件を起こしたことがある』『パパ活をしていた』『窃盗を行った』『薬物の使用歴がある』『大量のポイントを男に貢いでいる』『生徒会権限を私用で行使している』などなど。
全て、根も葉もない噂だ。
本当に根も葉もない……ないな、うん。
名誉棄損で訴えることも可能だとは思うが、一之瀬は沈黙を続けている。
発信源の犯人を特定することは難しく、仮に特定できたとしても、自分も噂を聞いてそれを他の人に伝えただけだと、知らぬ存ぜぬを通されれば、立証は難しい。
慌てふためく方が、周りから見れば、嘘でも事実に映ってしまう、そういう考えなのかもしれない。
「実際、一之瀬さんにこんな陳腐な戦略が効くのかしら……休んでいたのもただの風邪だったみたいだし」
堀北も似たようなことを考えていたのか、そんな問いを投げてくる。
「なら戦略ミスってことだ」
「そうだと思いたいけど……火のない所に煙は立たない、とも言うわ」
「一之瀬が実は須藤に負けないぐらい喧嘩っ早かったり、経験豊富な女性だとでも?」
「全てじゃなくても、何かひとつぐらいならあるんじゃない?」
……すまん、いくつかの火元はオレかもしれない。
あれ、一之瀬を追い込んでいるのはオレだったのか?
「あなた何か知っているって顔をしてない?」
「鋭いな……違った、気のせいだろ」
「……あなたが噂を流すってことはないんでしょうけど」
思わぬ堀北の追及につい言葉を選び損ね、じっと睨まれる。
「それでは小テストの時間だ」
渡りに船で茶柱先生が入室してきたことで、会話が中断された。
「テストの前に、お前たちが問題を解かせる相手、そしてお前たちが問題を解く相手が決まったので発表する」
流石に気になる話題だ、堀北も茶柱先生の方へ向き直った。
「お前たちの問題は坂上先生のCクラスが解くこととなった。特に他クラスと被りはなかったため、第一希望がかなった形だな」
『坂上先生の』とつけたのは、恐らくペーパーシャッフルの期末試験実施時には月が替わってCクラスとDクラスが入れ替わるからだろう。
「Cクラス相手なら十分勝算はあるわね」
堀北の計画通り、ということ。
だが、ここからは想定外になるだろう。
「そして、お前たちが解くのは……Aクラスの作った問題だ」
「マジかよー」
池が叫ぶ。
それを皮切りに、教室内でも不安の声が出始める。
「みんな落ち着いて。確かにAクラスは優秀よ。でも、テスト範囲外の問題は出ないし、極端に難解な問題も作ることができない公平なルール。勝機は十分あるわ」
クラスの不安を取り除くため、堀北がそう宣言する。
半分は本当だろうが、半分はハッタリ。
勉強ができるということは、それだけどこが難しく、どこが解きやすいか理解しているということ。
そんな生徒が多いAクラスの作る問題が、簡単なはずがない。
それだけならまだどうにかなるが、あの坂柳が普通の問題を作ってくるだろうか。
本人はオレとの前哨戦だと意気込んでいたため、少なからず何か仕掛けてくるはず。
「まずは慌てず、昨日話した通りの作戦で小テストを乗り切りましょう」
堀北の発言はそれなりにクラスメイト達に安心をもたらしたようで、小テストの方は心配なさそうだ。
成績順に4グループに分け、上位10名は100点中80点以上を目指し、最下位10名は名前だけ記入して出す、といったように上位グループと下位グループを確実に組ませる作戦。
これで赤点で退学者が出るリスクは極端に減るだろう。
配られた小テストは、驚くほど簡単で、池や山内でも半分以上解答できたかもしれない。
何も対策をしていなければ『池と山内』のような悲惨なペアが誕生していた可能性がある。
ちなみに、AクラスはBクラスの問題を解き、BクラスはCクラスの問題を解くといった一つ下のクラスが上のクラスを攻撃する、といった構図に。これだと、成績トップのAクラスが最弱のDクラスを狙った形になり、かなり大人げなくも感じる。
放課後、一之瀬の様子を見に行こと準備をしていると
「ね、清隆。これヤバいんじゃないの?」
軽井沢が話しかけてきた。これとは一之瀬に関する噂のことだろう。
この手の問題には、人一倍敏感なのかもしれない。
「どうしてそう思う?一之瀬は平然としているらしいぞ」
「あんな噂たてられて平気な子がいるわけないじゃん。頑張って虚勢を張ってるだけ。私にはわかるんだから」
「だが、だからといってどうしようもないだろうしな」
「私さ、平田くんや清隆には、これでも感謝してる。2人がいなかったら、こんな学校生活送れなかった。だからさ、今度は私も誰かのために何かできないかって思ってる」
イジメられていた過去を乗り越えるべく、似たような状況に陥っている人を助けたいという意志。
一時期、平田へ恐ろしいほどの執着を見せていた軽井沢だが、体育祭の二人三脚で平田が犠牲となって軽井沢を庇ったことにより、平田が浮気をするやつじゃないと思い直してくれたようだ。
アイツの犠牲は無駄じゃなかったな……まあもう平田元気に登校しているが。
「……あんたならどうにかする方法、本当は思いついてるんじゃない?」
「どうしてそう思うんだ?」
「女の勘?ってやつ。一之瀬さんがこんな状況なのに、清隆全然焦ってないんだもん。普通、仲良くしてる友達や仲間がピンチならもっと慌てると思うんだよね」
なるほど。そういう風にも捉えられるか。
「確かに一之瀬さんは清隆と仲良しで、ちょっと油断できないと思ってるけど、それとこれとは話は別。私にできることなら、なんでも協力するからさ。作戦があるなら言ってよね」
「そうだな……」
ここでどう動いても結果は変わらないのだが、軽井沢がどこまでやれるのか確認しておくことは、今後いざという時に役に立つかもしれない。
「なら、軽井沢の人脈を使って内密にいくつか調べて欲しいことがある」
「そう来なくっちゃ。任せてよね」
本来なら櫛田が得意としている分野だろうが、残念ながら現在当てにすることができない状況。
あの日、オレの部屋を出て行って以来、目を合わせようとすらしない。近づけば自然と距離を取られる。
本人がそれでいいのなら構わないが、果たしてどうなるか、予想ができそうでできないから、少し立ち入った人間関係とは面白い。
軽井沢が教室を出ていくのを見届け、今度こそBクラスへと足を運ぶ。
が、何やらBクラス前の廊下に人だかりができていて、近づくことができない。
「よぉ一之瀬。風邪はもういいのかよ」
「龍園くんが心配してくれるなんて、明日は嵐でも来るのかな?」
「クク、嵐は来ないが、噂は鳴り止まないみたいだぜ?」
龍園とその取り巻き、一之瀬と傍で守るBクラスの一団が激突している様子。
概ね、龍園が仕掛けてきたのだろう。
「高校では良いパパは見つかったか?まだなら俺が紹介してやってもいい」
「ふざけんなよ、龍園ッ!!」
一之瀬への侮辱を許せなかった柴田が一之瀬を庇うように前に出て、龍園に今にも噛みつかんとする。
「なんだ、惚れた女がビッチでガッカリだったか?」
「てめぇっ」
龍園の安い挑発に柴田が握りこぶしを振り上げる。
「待って柴田くん!私は大丈夫だから。暴力沙汰になったら彼の思うつぼだよ」
「……けどよ。噂を流してるのも絶対こいつ等だって」
「それは俺も同意だ。出所を辿っていくと大抵Cクラスのヤツ等で止まっている。白状したらどうだ龍園」
神崎も口論に加わる。
当てずっぽうで発言する性格ではないため、神崎なりに調査は進めていたようだ。
「八ッ、馬鹿言うんじゃねえよ。俺たちのせいにして、今度の試験、不戦勝狙いか?質の悪い奴らだぜ。リーダーの面が見てみたいな」
「龍園くん、悪いけどそこまでにしてくれないかな。私のことを勝手に色々言うのは構わないけど、大事な友だちやクラスを馬鹿にするのは許せないよ」
ここまで守りの姿勢だった一之瀬が一変、龍園を睨みつける。
「怖え、怖え。今日はこのぐらいで引き上げてやるか。元気そうな顔も見れたしな。にしても、随分雑魚どもに慕われているようだが、お前の本性を知った後でも、そいつらはこれまで通りついてきてくれるのか?」
「何のことを言ってるかさっぱりだけど、誰について行くかなんて最初から個々人の自由だよ」
「近いうちにまた来るぜ。その時まで精々達者でな」
龍園は取り巻きを連れて去っていく。
目立つ廊下で騒ぎを起こすのが狙いだったんだろうな。
これで噂が噂を呼んで、あることないこと増えていきそうだ。
龍園達が去ったことで野次馬もいなくなり、廊下にはBクラスの面々が取り残される。
「気にするなよ、一之瀬」
「俺達はお前を信じている。くだらない噂に惑わされる必要はない」
「そうだよ、帆波ちゃん。帆波ちゃんのことは私が誰よりもわかってるから安心して」
一之瀬へ投げかけられる、一見温かな言葉。
励まされているはずなのに、表情から熱が失われていく一之瀬
本人がどう捉えるかで、ここまで違うものだな。
そして人が減ったことで、オレがいることに気づいた一之瀬だったが、驚きつつも、目を逸らし、教室へと入っていってしまう。
噂の火元とは話したくないのかもしれない。
今はそっとしておくか。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
翌日、小テストの結果と共にペーパーシャッフルのペアが発表された。
オレのペアは佐藤だった。
そのことに気付いて、ニコニコしながら手を振ってくる佐藤。
あれ以来、特に連絡が来ることはなく、このまま何事もなく済むかもしれないと思い始めていた矢先にこの結果。
各教科のボーダーラインは二人の合計が60点。総合点のボーダーラインは例年700点前後。
ボーダーライン以下なら退学だが、今回は全8科目であるため、オレが全教科100点を取れば理論上どちらのボーダーラインも越える。
つまり誰がペアでも退学することはない。よって誰でも良かったのだが……まさか佐藤になるとは。
「……神がかってるな」
なにか逃れられない力のようなものを感じた。
放課後、平田と堀北が今後の勉強会について話し合っていると、三宅と長谷部がやってきた。
「すまない、実は困ったことになったんだが……」
申し訳なさそうに話す三宅。
「どうしたのかしら?」
「俺達ペアなんだが、得意不得意が被っていて、このままだと苦手教科のボーダーラインを下回る可能性がある」
そうして渡された2人の中間テストの結果を確認する堀北。
「こういったケースもあるのね……あとで他のペアも確認しておくわ」
「2人はどうしようか。すでに僕たちの勉強会組は人数が多くて手が回らないし」
堀北、平田、櫛田が教師役を務める勉強会だったが、学力下位の生徒の方を優先して進行する予定。
決して成績が悪いわけではない2人への対策は、また別の手間となる。
「えっと、綾小路くんに教えてもらえたら解決じゃない?」
長谷部から唐突な提案。
つい様子を伺ってしまっていたが、こんなことなら寝たふりでもしておくんだった。今からでも遅くないか?
試しに頬杖をついて目を閉じてみる。
「本人もすごくやる気に溢れているようね。早速2人のためにカリキュラムを思案中の様よ」
「おい」
ダメもとの寝たふりをスルーして勝手に話を進めるのはいただけない。
「あなたは自分の勉強の心配もないんだし、誰よりも点数が高いんだから教えてしかるべきじゃないかしら」
「いや、オレの性格はわかっているだろ。人に教えるのは柄じゃない」
「その点は私たちもしっかり頑張るしさ」
「まあそうだな」
長谷部の提案に三宅も賛同する。
マズい流れになってきた。
「ちょっと待ってくれないか?」
そこに幸村がやってきた。まさか教師役を務めてくれるのか。幸村なら最適だ。安心して任せられるぞ。
「俺もその勉強会に混ぜてもらいたい。綾小路の学習方法には興味がある」
「もちろん、構わないわよ」
「……放課後はしばらく生徒会もある、あまり時間はさけないぞ」
「なら、前半は俺が面倒を見て、後半から綾小路も合流するってのはどうだ?」
「うん、いいんじゃない。色んな人から教わった方が効果も倍増しそうだし」
「長谷部がいいなら、俺もそれで問題ない」
オレは良くないのだが、誰も耳を貸してくれない。
やはり満点を取り続けるべきではなかったか……。
ただ、人への勉強の教え方のコツは橘から学ばせてもらった。
大人数の勉強会の手伝いじゃないだけマシだと割り切るべきかもしれない。
「わかった。忙しいときは顔を出せないかもしれないが、幸村がカバーしてくれるなら引き受けよう」
「ああ。よろしくな、綾小路」
こうして、4人のグループで勉強会を開くことが決定した。
佐藤といい、長谷部といい、本当にタイミングが神がかってるな。
何事も起こらないことを祈るばかりだった。
原作では、学力11~20位のグループにいた綾小路くん、21~30位のグループにいた佐藤さんがペアになったので、今作では1~10位グループにいる綾小路くんと佐藤さんがペアになるはずはないのですが……この話の佐藤さんは、体育祭で活躍しまくった綾小路くんによりメロメロになってしまい勉強が手につかず中間テストが散々だった、ということで……。