とある科学の氷霜造作   作:醤油漬けマヨ

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俺も街中走りながらジャッジメントですの!って、叫びたいなぁ(不審者)


氷霜造作

ここは学園都市。人口の約8割を学生が占め、学生全員を対象にした超能力開発実験が行われている。そんな科学で満ち溢れている学園都市を俺こと伊桜 遥陽は今、不良に追いかけられています。

 

「待てやゴラァ!」

 

 

「殺すぞ!」

 

 

「だから俺なんもしてないって!これ以上学校遅刻したらまじで洒落なんないから!」

 

 

俺は生まれつき目つきが悪いと言われていたがここまでとはな…もうかれこれこういう不良に追いかけられるのは10は軽く越している。しかも学校が始まる朝に絡まれることが多くその分遅刻する回数は…もう考えたくない。

 

 

スタミナ面では明らかにあちらの方が上、追いつかれるのも時間の問題だと考え俺はその場に立ち止まり、戦闘態勢に入った

 

 

「やっと止まりやがった…へへっ覚悟はいいんだろうなぁ!」

「やるぞお前ら!」

 

俺が息を整えるいると不良5人は俺を取り囲んでいた。全員金髪で手にはバットやパイプがあり、マンガやアニメでよく見るいかにもっていう格好をしている。

 

 

「お前らこそケガしても救急車呼ばねぇからな」

 

 

そう言い俺は自分の能力を使い、手に氷でできたバットを握った。

 

 

「なんだその能力」

 

「俺の能力は氷霜造作(アイスクリエイト)って言って俺が想像した物が氷となって現れるんだ」

 

 

ちなみにレベルは3だと伝えると不良達が身構えた。まぁそりゃそうだ。説明だけ聞くとマシンガンとかも作れるチートだからな。まぁただ俺のこの能力には大きな欠点が2つあるが言わなくてもいいか。すぐばれるし

 

 

「俺から行くぜ!お前らも後から続けよ!」

 

不良の1人が雄叫びを上げながらバットを振りかざした。咄嗟に俺も自分のバットで防御する。すると俺のバットはパリンッとガラスが割れたような音を出し崩れていった。

 

「なんで壊れ…ごぶっ!」

 

 

俺が左手に着けていた氷のメリケンサックが相手の鼻に目掛けて殴り飛ばした。また氷が砕けた。そう、これが俺の能力の大きな欠点の1つそしてレベル4まで行けない理由だ

 

 

「おい、1人やられた!全員かかれ!」

 

「オラァ!」

 

「あの氷脆いぞ!」

 

「行くぜぇこの三下がぁ!」

 

 

____________

 

 

「失礼します。伊桜です。不良に絡まれ遅刻しました。」

 

 

 

結局あの戦いは15分で幕を閉じた。ちなみに俺は無傷だ。俺やっぱ最強だなーと思いつつ遅刻したことを担任に報告すると先生は大きなため息をついた。

 

 

「はぁ、またなのか」

 

「いや俺なんもしてないっすよ!俺被害者ですよ!」

 

「って言うけどさ伊桜君、これと同じような遅刻何回目?」

 

呆れた顔で先生は言うが俺はきちんと覚えている。俺、最強だから。ふふんと鼻で笑いながらドヤ顔で俺は言った。

 

「13回目です」

 

 

「15回ね」

 

 

………違うかったらしい

 

 

「まぁいいや…あ、黄泉川先生こいつが例の奴です」

 

 

誰だ?黄泉川?そんな奴ここの中学校にいたっけ?え…てか、俺今から怒られんの?僕悪いことしてないのに!!

 

そんな事を考えていたら前の方から黄緑のジャージを着た女性が現れた。

 

 

「へぇ、君が伊桜じゃんか?」

 

「ええはい、そうですけど…どなたなんですか?」

 

 

「ん?私は黄泉川って言うじゃん。とある高校で教師兼アンチスキルをやっているじゃん」

 

 

へぇ、教師でアンチスキルねぇ〜ってアンチスキル!?え?何これ俺捕まんの!?俺この歳で前科持ちとか嫌すぎるんだが…

 

「何脅えてるじゃん?」

 

 

「え?あぁいや、俺捕まっちゃうのかなって」

 

 

「その目付きでアンチスキルに怖がる奴なかなかいないじゃん」

 

 

黄泉川はケラケラと笑った。そして他の教師陣も影でくすくすと笑っている。く、くそうだって怖いんだもん、仕方ないじゃないか。ていうか捕まらないんだったらまじでなんでアンチスキルに呼び止められてるんだろう。

 

 

 

次の瞬間盛大に笑っていた黄泉川は話を戻すじゃんと言い、小さく咳払いをした

 

 

「伊桜、お前をジャジメントに加入するじゃん」

 

 

 

「…………はい?」

 

 

 

はい?

 

 

「嫌だからお前をジャッジメ「いやいやいや、そんなの分かってるって!」じゃあいったい何じゃん?」

 

 

 

「いやジャッジメントと言えば、高校生を駒にして裏で操っているとか過労死で何人も亡くなっているとか噂で聞いたんですけど違うんですか?」

 

 

「全部デマじゃん……君は陰謀論者なのかじゃん?」

 

 

返す言葉もなくなって俺は愛想笑いをした。本当はただ入りたくないからだけど…だって入ったら俺の休みが!貴重なひと時が!潰れるじゃあないか!そんなの耐えられないッピ。そういえばジャッジメントは特殊なテストに合格しないといけないんじゃなかったか?少し聞いてみるか

 

 

「それより黄泉川先生ジャッジメントって運動能力を測るテストが必要とか聞いたんですけど…テスト範囲とっくの前に終わってるし、残念ですけどジャッジメントの話は無かったことに…」

 

 

 

「ああ、それならお前は合格じゃん」

 

 

「え?どうしてですか?」

 

 

「お前は何人のも不良に無傷で相手ができる。それに加えて体育の成績を見ると普通に合格ラインは超えているじゃん。」

 

 

まじか…ていうかこの学校俺のプライバシー守らなすぎだろ。ま、アンチスキルの人と聞けば見せるのも当たり前か…何言っても言い返されるだけだしもういいや素直にジャッジメントに入ろう

 

 

「という訳でお前は177支部に移ってもらう」

 

 

「うす」

 

 

「あれ?急に素直になったじゃんか、頭でも打ったじゃん?」

 

 

お前のせいだよ!と叫びたくなったが叫んだら確実に殺されることを予測していた俺は冷静にたいs「お前のせいじゃん!」………………あ、言っちゃった…黄泉川先生が満面の笑みで固まっている。その笑顔が逆に怖い。他の教師陣はそそくさとその場を逃げるように全員逃げていった。

 

 

「…………おい」

 

 

「は…はいな…なんでひょう」

 

 

「お前1回死んでみるじゃん♪」

 

 

オワタ…そう感じた時には黄泉川は俺をヘッドロックしていた。さすがアンチスキルと言うべきだろうか。鍛え上げられた筋肉に押し潰され俺の首は悲鳴をあげていた。首を絞められて苦しいとか黄泉川の胸が顔に当っててラッキーとかそういうのではなく、俺がこの時頭の中にあった言葉はただ1つ……不幸だ

 

 

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