吸血鬼の兄が帰ってきた   作:('ω')ウィッス

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ありがとうございました!!


幻想に一つの光

「きゅ、吸血鬼」

「あぁ、俺は吸血鬼だ、それとこの世界の住人では無い」

 

「俺は幻想郷と言う所の住人だ、幻想郷はな、人、妖怪、妖精、神、月人等が暮らしている所だ」

 

「えっあっ…」

 

私は戸惑っていた、それもそうだ、こんな事突然言われて

戸惑わない人が珍しい…だが、この人の言うことは信じることができる

 

「えーと、早苗だっけな、何故お前はこんな時間まで外にいたんだ?」

「それは…私はとある神社に言っていたんです、そこの神社には神様がいて、私はその神様が見えるんです、」

「なるほどな、」

「…疑わないんですか?嘘かもしれないんですよ…」

「疑いはしない、話してわかる」

「そうですか…」

「その神社に案内してくれないか?」

「分かりました」

 

 

>>>>>

 

私はある日の高校の帰りに、古い神社を見つけました

お世辞にも綺麗とは言えないような感じでしたが、

何故か心がとても落ち着いて安心したんです

その時

 

「あれ?人間って珍しいね。」

「そうだな、諏訪子」

 

私は声の主を探しました、周りを見ましたがどこにも居ませんでした

ですが、後ろを振り返ると

 

「ん?なんかこっち見てない?」

「何を言ってる人間には私達は見えないはずだぞ…?」

 

私は小さい人?と大きな人?と目が合いました

 

「え、えーと、君私達が見えるのかい?」

 

私は頷きました

 

「こりゃ、驚いた…」

「ふふっ、人に見られたのは初めてだ、なら自己紹介をしよう」

 

私は戸惑いながら話を聞きました

 

「私は洩矢諏訪子!ここの神様だよ!」

「私は八坂神奈子、諏訪子と同じここの神だ」

 

私は突然神様と言われて驚きましたが、雰囲気?というのでしょうかそれが普通の人と違いとても神々しい様に感じました

 

「ねぇねぇ!君はなんて言うの!」

 

私は東風谷早苗と言いますと自分の自己紹介をした

 

「東風谷早苗…いい名じゃないか」

「ふふっ、これからよろしくね♪早苗」

 

 

 

その日から私は高校が終わると毎日ここに来ました、この神社に来ては、雑談や相談をして、掃除等をしました

とても、楽しい日々でした

でも、とある日

 

「早苗、これからは来なくても大丈夫だ」

 

どうしてですか、と私は神奈子様に言いました

 

「早苗、それはね…私達は神様なの、神って言うのは信仰されないと消えていくの…私達にはね、もう信者いないの…だから信仰心がなくなりかけているの」

「諏訪子の言う通りだ、私達には信仰がない、なのにこの世に留まることができてるのは早苗が最後の信仰心を私達にくれているからだ…だが、私達は…2人だ、一人の信仰心だと、2人を補う事が出来ない…だから私達は早苗、お前に別れを告げようと思ってな…」

 

私は反論してしまった、何度も嫌ですと

 

「早苗…私達も…お前と別れるのは辛い…」

「でも、分かってくれ…」

 

私は断りました、神奈子様と諏訪子様は私にとってとても大切な存在なんです

 

「早苗…」

「…」

 

 

 

私が信仰を探してきます、絶対に助けます!!

 

>>>>>

 

俺は歩きながら、早苗がその神社に行く理由を聞いた

 

「私は助けると言ったんですが…何もできないんです…信仰を集めると言っても…諏訪子様や神奈子様は古い神様達です…誰も知らない…信仰なんてしないと言って…相手にしてくれませんでした…私は私は…」

 

早苗から、大粒の涙が零れていた

 

「早苗、こっちを向け」

「ぇ…?」

 

 

「お前が助けたいと思った神達を俺が助けてやる、だから泣くな」

 

俺は隠していた羽をだし、優しく抱きしめ羽で包み込み

優しく撫でた…

 

よくあいつらにもしたっけな…

 

 

 

早苗side

 

私はセラさんに神社に行く理由を全て話しました

話して居ると私はだんだん涙が溢れてきました、抑え込もうとしましたが…無理でした…

人前で子供のように泣いてしまいました…

でも…セラさんは

 

優しく抱きしめて…優しく撫でてくれました…

手以外の感触があり…少しだけ目を横に向けました

そこには綺麗な羽がありました…

本当に吸血鬼なんですね…とそう思いながら…今はこの温もりを感じていようとしました

 

 

そして、私は一つ聞きました

 

何故初対面なのに、助けようとくれるのか

 

 

助ける理由か、早苗が助けようとしている神様なんだろ?それだけで理由は充分だ

 

 

私はまた泣いてしまいました…

 

少しだけ恥ずかしくなりました…でも、セラさんは泣きやんだ私を優しく撫でてくれました

 

その時私は…セラさんに心を奪われました…

一目惚れ…そんな言葉が今の私に似合うかもしれません

 

>>>>>

 

俺は早苗を慰めながら、歩き神社についた

 

「それでは呼んできますね」

「分かった、ここで待っている」

 

「呼ぶ必要はないよ、早苗」

「諏訪子様」

「これは…人じゃないものを連れてきたな早苗」

「神奈子様」

 

2人の神は少しだけ攻撃態勢をとったが

 

「早苗から話は聞いた、俺はあんたらを助けに来た」

「助けに…?」

「…どうやって、私達は古い神だ信仰する人間なんていない」

「確かに、そうだ。でも、それはこの世界には…だろ?」

「どういうことだ…?」

 

「幻想郷、そこならあんた達を信仰してくれる人が沢山いる」

「「幻想郷…?」」

 

>>吸血鬼説明中<<

 

「…仮にその幻想郷と言う所があってもどう行くと言うんだ…?」

「行き方なら、覗いているんだろ?八雲紫

 

「あら〜?バレちゃったかしら?」

「な、何も無いところから女の人が…」

「「!?」」

 

「紫、頼みたい事がって…覗いていたから分かってるか」

「ふふっ♪えぇ、任せてちょうだい」

 

「(なんででしょう…セラさんが別の女の人と話していると少し心が痛むのは何故でしょう…)」

 

「なら、この神社事行くか、」

「そうねぇ、この神社は綺麗にしとくわ」

 

「早苗、ありがとう」

「あぁ、感謝してもしきれないよ」

「諏訪子様、神奈子様」

 

 

「紫、今は3人だけにしてやろうか」

「そうねぇ、」

 

「あれから、幻想郷はどうだ紫」

「ふふっ、賑やかよ?色々幻想郷にやってきたわ」

「大半、お前が迎え入れたんだろ?」

「ふふっ、さぁ〜てなんの事かしら?」

「とぼけやがって…あいつらは元気にしてるかな」

「ええ、元気よ」

「なら、よかった。それと紫、俺もそろそろ幻想郷に帰るわ」

「あら、嬉しいわね」

「って、もうそろそろだな」

 

 

「早苗、そろそろだ」

「はい、分かっています」

 

 

「元気でな、早苗」

「元気には…早苗」

「あら?何を言ってるのかしら?その子も連れていくわよ?」

「は?早苗には家族が居るんだぞ!?早苗は良いのか!?」

「…私は諏訪子様と神奈子様と一緒に行きたいです…!!」

 

「そうか…分かったなら、私達はからは何も言わない」

「あら、その子に甘いのね。ふふっ♪」

「まっいいわよ、その子がこの世界から忘れるように私がするわ」

 

「セラさん、色々ありがとうございます…」

「礼を言われる程じゃない」

「いえ、セラさんのおかげで諏訪子様と神奈子様は助かりました…」

 

「これは私のほんの少しのお礼です…♡」

 

そう言い早苗は俺の口にキスをした

 

「あら〜♪大胆♪」

「わーお、早苗やるねぇ♪」

「ふっ…」

 

「どうですか…?私のファーストキスは♪」

「俺のファーストキスでもあったけどな…」

 

ふふっ…顔が赤くなっているセラさんもありですね…♡

いつか貴方に…いや…貴方の隣に立てるように…♡

 

「そろそろね、」

「そうだな、だがその前に」

 

俺は少し黙ると

 

「「!?」」

 

「これで早苗以外では1人目の信仰者だな」

「全く…」

「ふふっ♪」

 

 

「準備はいいかしら?」

「「「(頷き)」」」

「あぁ、できてる」

 

 

私の幻想郷へ…幻想郷は全てを受け入れるわ…♪

 

 

「早苗達は、妖怪の山に移住か」

「ええ、貴方はここでしょ?」

「そうだな」

「それと、おかえりセラ・スカーレット」

「あぁ、ただいま紫…それと、」

 

 

 

 

 

 

幻想郷




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これからも私( 'ω')ウィッスをよろしくお願いいたします

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