ドンキーコングに転生したら、ポケモン認定されるのか簡潔に述べよ   作:生牡蠣

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こ投(略)

SVのストーリーやり直すためにバイオレット買ったんですけど、大まかな内容スカーレットと同じなのになんだか新鮮な気持ちで楽しめますね

前回のオーキド回、元ネタわかる人が多くてちょっと吃驚しました。割と有名な話なんすかねぇ……

今回はおとなしめに日常回です







※お食事中の方は食事が終わってから時間を空けてお楽しみください


条件4 緑のドラゴン=ヨッシーではないものとする

朝。それは1日の始まりを意味する。

日光がジャングルを照らし、風が木々を揺らしまるで楽器のようにその音色を鳴り響かせる。

ほとんどの生命は起きたばかりで寝ぼけ眼をこすっているか、穏やかな日差しに思わず2度寝をしてしまっている。

 

『はぁ……はぁ……!』

 

そんな朝早くに、息を切らせながら走っている影が一つ。

その影は4本足を必死に動かし、自慢の鼻をふがふがと動かしながら走っている。

この生物の名はぶたポケモンのパフュートン。

しっぽの先端の丸みや黒色の毛からオスの個体だということがわかる。

そんなパフュートンは、まるで何かから逃げるようにジャングルを走る。

本来であれば甘く妖艶な香りを纏わせてメスポケモンをメロメロにしてしまうのだが、走り回って汗が大量に出たからか甘い匂いと汗の匂いが混ざり合いなかなかカオスな匂いを放っていた。

 

『はぁ……はぁ…はぁ~~~…ここまで来れば、もう、大丈夫だろう……』

 

パフュートンは後ろを確認し、何者も付いてきていないことを確認すると、段々と減速し立ち止まる。

 

『はぁ…はぁ…つ、疲れた……少し、休憩しよう……』

 

そう言って後ろにあった岩にもたれ掛かって息を整えるパフュートン。

ずいぶん長い時間は知っていたからか喉が渇いた……そういえば、この近くに川があったはずだ。そこで一度喉を潤して今後について考えよう、そう考えていた時であった。

 

 

 

 

“ドオォォォン!!!”

 

 

 

 

 

 

突然大きな音が聞こえたかと思うと、強風が吹き、パフュートンの視界は土煙で見えなくなった。

どうやら何かが落ちてきたらしい。

目の前に隕石でも落ちてきたのかと錯覚するほどの衝撃に戸惑いながらも目を細め落ちてきたものの正体を確認しようとする。

段々と土煙が晴れてくると、大きな影が見えてきた。

 

山のように大きな体。その身体は全身毛でおおわれているが、その下には強靭な筋肉がある事がわかる。

 

この島ではもう見慣れたとぼけた顔をしているが、その瞳には狩人のような鋭さが宿っていた。

 

そして、胸に垂れ下がっている布には「DK」の文字。意味は分からないが、この文字を見る度に「自分達にはあいつがいるんだ」と示しているようで安心する文字。

しかし、今回ばかりはその文字に絶望すら感じる。

 

そうだった、後ろにばかり気を取られていたが、奴は―――ドンキーは木の蔓を伝って移動するのが得意であったのを失念していた!

 

『……おう、ずいぶんと汗かいてるようだが、大丈夫か?』

 

ドンキーが語り掛ける。

声色は優し目な印象を受けるが、今は恐怖しか感じない。

 

『い、いいいいいやぁ、ドンキー、お、おおおおれ、ちょっと急いでるから、用があるならまた今度―――』

 

また今度にしてくれ。

そう言おうとしたパフュートンの真横をドンキーの右腕が横切る。

パフュートンの後ろから轟音が鳴り響く。

今のこの状況は俗に言う壁ドン。一部のポケモンたちが羨ましがるような胸がドキドキする状況。

ただ、後ろにあったはずの岩が跡形もなく消え去っているのは違う意味で心臓がドキドキする。

 

『おーおー、急いでるんなら安心しな。そんなに手間ぁ取らせねぇからよ』

 

そう言って首元に腕を回し、耳元で語り掛けるドンキー。

……なんだろう、走るのをやめたはずなのに、さっきより汗が出てきた。

 

『お前、さっき畑からきのみ食ったよな?なら、出すもん出さないといけないよなぁ…?』

 

そう言って、左肩に担いでいた樽を見せてくる

―――!!やばい!樽を見せてきたってことは()()をさせられる!

あれは別に命を取られたり、痛い思いをするわけではないが、アレを今出すのはまずい!

 

『ド、ドンキー!!今はまずい!後で必ず渡すから、今回は勘弁―――』

 

『さぁ―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

う〇ちして♡』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ガハハハッ!!大量大量!』

 

俺はターザンのように木の蔓にぶら下がってジャングルを移動している。

左腕で樽を担いでいるから少し移動しにくいが、やっぱナックルウォークで歩くより早いし風が気持ちいいしで最高だな!

………おっ!そんなこと考えている間にもう着いたみたいだ。

目的地の手前で木から降り、目の前の景色を眺める。

 

そこには、どこまで続いているか分らないほど広大な畑が広がっていた。

青いミカンや赤いサクランボのなりそこない等、とりどりの色のきのみたちが大地を彩り、まるで芸術品のようだ。

その周りで色々な生物たちがきのみの手入れをしているのが見える。

あいつらは以前俺が畑仕事を教えた時に作業を覚えてくれた奴らだ。あいつらが作業工程を覚えてくれたおかげで俺もあまり働くことなくきのみを得ることができて万々歳だ。

 

『あっ、ドンキーおはよー』

 

『ドンキー!こっちのきのみ大きく実ったよー!』

 

『どんきーあそぼー』

 

きのみの手入れをしている生物たちが俺に気がついて話しかけてくる。

それらの声に『おう、精が出るなー』『また今度なー』など適当に返事をしながら、畑の奥に進む。

奥に進むと、やけにおっさん顔をしたでかいリスの姿が見えてきた。

 

『うん?おぉードンキー!今回も豊作だったどぉー!』

 

『おう、そうみたいだなおっさん!』

 

手を振りながら互いに言葉を交わす。

こいつはヨクバリス。見た目がおっさんなので、そのまんまおっさんと呼んでいる。

おっさんは最初に畑仕事を覚えたメンバーの一員で今ではこの畑の管理を任せている。

 

『いんやー、畑仕事できる奴らが増えてくれでぇきのみを安定して作れるようになっでぇ良かっただよ!この調子なら、もう少すぅ畑を広げてもいいかもすれねぇなぁ!』

 

『あー島の生物も増えてきたしなぁ……おっ、そうだった!ほい、こっちも大量だぞ!』

 

俺はそう言って、担いでいた樽を見せつける。

 

『おー!ありがとぅよぉ!………すっかすぅ、いまだに信じられぇなぁ……まさか、きのみの栄養に排泄物を使うなんてよぉ………』

 

おっさんが言った通り、この樽の中には大量のう〇こが入っている。

まだ畑を始めたばかりの頃、耕した土地にきのみを埋めたら生えてくることを発見したんだが、土地が悪いのかいまいち育ちが悪かった。

なんとかならないかと考えた時、肥料を使うということを思いついた。

 

しかし、ここは絶海の孤島。ホームセンターなんてものはないし、あったとしてもゴリラがホムセンに入れるわけがない。

どうしたものかと悩んでいると、前世で家畜の糞から肥料を作った話を聞いたことがあるのを思い出した。

流石に作り方までは覚えていなかったから、しばらく色んな生物の糞を集めては肥料を作ろうと頑張った。その間、「なんかう〇こで遊んでるやべー奴」ってレッテルが張られたがな……汚物の塊みたいなベトベトンにさえ少し引かれたのは流石にショックだったな…

 

そんな感じで試行錯誤を繰り返し、なんとか肥料が完成した。

試しに肥料を畑にまいてみたら、きのみがすくすくと育ち始め、たちまちきのみの楽園がそこに出現した。

畑を作り上げたことによって俺も「う〇こで遊んでるやべー奴」から「畑の魔術師」にランクアップしたってわけだ!……なんかいまいちかっこ悪いな…………

 

『それにしてもパフュートンの奴、う〇こするの拒否しやがって……畑仕事出来ないんだから、せめて原料提供しろっての……』

 

『ははっ……多分う〇こすること自体が嫌なんじゃなくでぇ、ドンキーの目の前ですんのが嫌だど思うんだげど……』

 

何を言うか。う〇この状況によって肥料の具合が違くなるんだぞ。

すくすくだったり、じめじめ、ながなが、ねばねばだったりでそれぞれ効力も違うから意外と奥が深いんだぞ。

それを見極めるためには排泄から見ていないといけないから面倒だが欠かせない作業だ。

俺は排泄シーンなんてもう見慣れて抵抗もないんだからあいつらも早く慣れて欲しいものだ(※普通は慣れません)

 

パフュートンの奴、排泄の後『うぅ…もうお嫁にいけない……』なんて言ってたけど、あいつ男だろ……もう面倒だから冗談でそんときは俺が貰ってやるって言ったら『色んな奴に殺されそうだから勘弁してください』って真顔で言われた…冗談で言ったけどそんなに嫌がらなくても……てか誰に殺されんだよ………

………おっといけねぇ!本来の目的を忘れるところだった!

 

『おっさん、今日もあいつ来てる?』

 

『んあ~?あぁ、またいづもの場所で食っちゃ寝しでるとおもうどぉ~?』

 

『そか。んじゃちょっと小突いてきますかねぇ…』

 

 

 

 

 

 

 

 

糞樽をおっさんに任せた後、俺は畑の奥に進む。

奥に進むと、他の畑とは離れた場所に小さめの畑があり、その中心に横たわっている生物が1匹見えた。

 

頭に生えた2本の触角と1本の角

背中に生えた小さめの羽

緑色の鱗に覆われたずんぐりむっくりな身体

 

規則正しい呼吸音と上下運動をする腹から眠っているのだとわかる。

……まったく、こいつまた食ってすぐに寝たな…ドカ食い気絶部はもうブーム過ぎてんぞ…とりあえず起こしてみるか…

 

『おーい、いい加減起きろー』ポヨンポヨン♪

 

「カリュ〜(う~?あ~どんきーだ~。おはよ~)」

 

『おう、よく眠ったようだな“リュー”』

 

そう言って目をこすりながらリュー……カイリューが目を覚ました。

 

こいつはカイリューという種族で、あだ名はリュー。なんとドラゴンの一族なんだそうだ。

………うん、やっぱこんなムー〇ンみたいなとぼけた顔の奴がドラゴンとか未だに信じられんな……

おまけに最近畑に張り付いてきのみ食いまくっては寝るを繰り返してるからめっちゃ太ってやがる。ミュウと初顔合わせした時なんか『……えっカビゴン?』と言われてしまう始末だ(カビゴンがどんな奴かは知らんが)

 

『……お前また太ったんじゃねーの?少しはダイエットとかしろよ』ポムポム♪

 

『うふふ……くすぐったいからやめてよ~……ダイエットなんてしなくても、ぼくドラゴンだよ~?いざとなったら素早く動くことだってできるから大丈夫だよ~』

 

リューの触り心地の良い腹をポンポンしながら小言を言う。

出会ったばかりの頃―――ハクリューの時はシュッとしたフォルムでかっこよかったんだが、進化してからはただでさえずんぐりむっくりな体系になったのにきのみとかを食いまくってさらに太りやがった……それにしてもハクリューからカイリューになるまでに何があったんだ…?

まぁそんなこんなでダイエットを勧めているんだが、今みたいにドラゴンだからセーフという謎理論を展開して聞く耳を持たない。

………緑でドラゴンで食いしん坊って、たまにコイツはヨッシーなのではないかと思うことがある。

……本当にヨッシーだったらここがヨッシーアイランドかヨースター島という可能性が出てくるから厄介だなぁ~

まぁ、舌伸びないし緑色の身体も突然変異で本来は黄色に近い色という話だから違うと思うが…というかヨッシーアイランドにドンキーは多分いないし。

 

『……あれ?この畑、きのみ全くなくね?……まさかとは思うが………』

 

『うん♪ごちそーさま~♪』

 

『ごちそーさまじゃねーだろ!少しは自重とかしろよ!!』タプタプタプ♪

 

『だからくすぐったいって~♪それに目の前に食べ物があるのにそれを食べないっていうのは食べ物に対する冒涜だよぉ~!』

 

こ、こいつ…!この前までここら一帯に生えてたきのみ全部食い尽くしやがった……!

あの量なら10日は食い物に困らなかったはずなのに……まぁ、この小さめの畑はこいつが他のきのみを食い尽くさないように作った専用の畑みたいなものだからそこまで痛手ではないのだが…………

………それにしても、ハクリューの時は腹違いの妹を守るため、敵とみなした奴を容赦なく殺す勢いで攻撃して割とツンツンした性格だったのに、丸くなったよなぁ~性格も身体も…

 

『…………なんか失礼なこと考えてない~?』

 

『い、いや~何にも考えてないぞぉ~(棒読み)…………それより!お前に用事があんだよ!』

 

『むぅ~…まぁ今回は追及しないだげる……それで、用事って何~?』

 

『あぁ、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パルデア本土行こうぜ!』

 




とりあえずパルデア上陸フラグ立てさせてみたいけど、この後の展開どーすんべ………
………まぁなんとかなるやろ!(やけくそ)

最近リア友にドンキーのSS書いたでって言ったら秒で特定されててワロえんのだわ…
こうなったら木を隠すのなら森の中作戦でみんなでドンキーコングの小説書いてこの小説を隠してくれ………

次回は未定

ここまでご拝読ありがとうございました





素朴な疑問なんだが、HENTAIはどこまで許されますかね?
ミュウを基準にすればいいのか、超えてもいいのか………?
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