ドンキーコングに転生したら、ポケモン認定されるのか簡潔に述べよ   作:生牡蠣

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最初に言っておく



すまん、我慢できなかった…

言い訳すると、最近裏で書いてる作品に引っ張られた……
それでも良ければどうぞ


条件7 コンゴ・ボンゴにも百合の花は咲くものとする

『いやっふうぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!』

 

おっと!あまりの気持ちよさに思わずマリオみたいな声が出てしまった。

俺は今、荒野を進んでいた。

ここは島にある荒野地帯で、植物も育たない広いだけの荒れた大地が広がっている。

歩くだけでしんどいこの土地だが、俺は風を感じながら猛スピードで荒野を爆進している。なぜならー――

 

『旦那!今日の乗り心地はいかがっすか!!』

 

『おう!最高だぞランビ!!』

 

そう、俺は今、あのランビに乗っているからだ!!

 

ランビ。

ドンキーコングシリーズに登場するサイのアニマルフレンドだ。

ドンキーコングを背中に乗せて、自慢の角で敵を薙ぎ払い、時に隠された道を開いてくれるドンキーの頼れる仲間の1匹だ。

やっぱドンキーに転生したんなら、ランビには乗っておかないとな!!

この島でこいつを見かけた時は、まさに運命を感じた…なんというか、心が震えたのだ。

ランビも俺を見た瞬間に、『自分はあなたに乗られるために生まれてきた』と直感的に思ったらしく、それ以来俺とランビはズッ友だ。

ちなみに、こいつの種族名はサイではなくサイ()()()というらしい…なぜホーン付けたし…サイでいいじゃん…

 

荒野を進んでいる間、本土でのことを少し思い出す。

ドンちゃんに挑発を教えるのに夢中で結構な時間が経っていたことに気が付いた俺は、待ち合わせに遅れるとリューやモンちゃんに悪いと思い、待ち合わせ場所に直行することにした。

時間をかけ、真剣に取り組んだためか、ドンちゃんは俺の教えた挑発をマスターしていた。完コピすぎて、思わず手が出そうになった。

俺、あんな腹立つ顔してたんだな…挑発すんの控えよ…

 

そろそろ帰る事を伝えると、ドンちゃんは寂しそうにしながらも『またね~』と笑顔で見送ってくれた。

コライドンの方はそっぽを向きながら『……また来い』と一言だけ言ってたな…ツンデレかな?

他の奴らも名残をしそうに見送ってくれてたな~本当にいい子たちだよ。

…ただ、デカい蛾の生物(命名:モフちゃん)や尻尾生えてる偽カービィ(命名:シッポちゃん)に滅茶苦茶引き留められたな…

『ドンキー、ワタシも連れてって!』ギュー!

『ダッコシロ!ナデナデシロ!ツレテケ!』ギュー!

ここから帰ろうとする度にこうなんだよなぁ…

結局言う通り抱っことかして言い聞かせたら、満足したような残念そうな複雑な表情を浮かべながら諦めてくれたんだが…

こいつらは多分ここに居た方が環境的には良いだろうし、流石のリューでも俺+モフちゃん+シッポちゃん+モンちゃんを乗せるのは無理があるから連れてはいけないんだよなぁ…

……まぁ、連れて行く方法はあるんだが、あの方法はなるべく使いたくないんだよなぁ…

 

…おっ!そんなことを考えていたら、目的地に着いたようだ。

ランビが荒野の中心部にある洞穴の前で止まる。

今日はこの洞窟に住んでいる奴らに用があって来た。

というか、こいつらに用事あるとき以外にここには来ないな…ここなんもないし……

……実は、今から会う奴らにも、あんま会いたくないんだけど……

『じゃあ俺行ってくるから、いつも待たせてごめんな~ランビ』ナデナデ

 

『いえ!オレのことは気にせず、ゆっくりしていってください!!』

 

そう言って岩陰の所へ行き、4本足を“ダラ~ン”とさせてのびのびと休み始めるランビ。

やだ、うちのランビ可愛すぎひん……?

あんな岩山みたいな見た目してるのに、仕草が犬っぽくてかわいい所もある……ギャップ萌えってやつか?

 

そんなランビを尻目に、俺は洞窟に入r『ドンキー、遅い』うおっ!?びっくりした!?

 

『突然“ぬっ”と出てくんな!?マジで心臓止るわ!?』

 

『心臓止る?…ドンキー死ぬの?……じゃあ、死んだあとは私が面倒見てあげるね』

 

『さらっと怖いこと言うのやめてくんない!?』

 

こいつの場合マジでやりそうだから怖いわ!

少しビビりながらも、俺はいつの間にか後ろに居た声の主の姿を確認する。

 

青黒い鎧の様な身体はツヤがあり、健康そうだ

頭の炎の勢いも衰えてはいない様子

両腕の剣も鋭く、何でも切り刻めそうだ

……うん、具合は良さそうだな。

 

『調子良さそうだな、イズ』

 

『……うん、おかげさまで』

 

俺がそう言うと、イズー――ソウブレイズは静かに笑みを浮かべた。

 

 

 

 

 

 

こいつの名前はソウブレイズ。

この荒野に住んでいる生物……生物なのか?

……まぁ、鎧に魂が乗り移った妖怪みたいな姿をしているが、多分生物なのだろう。

こいつは俺が島を旅をしていた頃に出会った奴で、最初は俺を見るなり『……出てって』と言って切りかかってきたっけな…なんでこの島の奴らはこんなに血の気が多いんだ?

……まぁ、そこから色々あって今は普通に挨拶する程度には仲良くなれたんだと思う。

さて、こいつは大丈夫そうだが……

 

『アルの方は大丈夫そうか?』

 

『……洞窟で寝てる……大丈夫って言ってるけど…』

 

『……あいつ隠すの上手いもんなぁ…とりあえず、様子見てみるわ』

 

俺とイズは洞窟の中に入っていく。

洞窟に入りしばらく進むと…いた。

 

頑丈そうな黄色い鎧

イズと同じように頭には炎が燃えている

両腕の装甲は防御にも使えそうだが、実はこれにはすごい秘密があったりする

そいつが“すーすー”と寝息を立てている。

 

…息苦しさもない様だし、本当に大丈夫そうだな。

だが、念のため確認しておくか。

悪いなぁと思いつつ、俺は眠っているそいつを起こす。

 

『…おーい、起きろー』

 

『…う~ん……イズぅ~?…あれぇ?ドンキー?』

 

俺の声に反応し、黄色いそいつが目を覚ます。

しかし、まだ寝ぼけているようで少しウトウトしている。

 

『ドンキーがここに居るわけないよね~……あ!夢かぁ~……夢なら、何してもいいよねぇ~♡』

 

そう言ってそいつは俺の首に手を回し、抱き着いてきた。

……ちょ、熱い熱い!頭の火が燃え移るって!?

 

『おい!寝ぼけんな!起きろって!!』

 

『んふふ~♡ドンキィ♡』すりすり♡

スリスリすんな!

や、やばい…!顔が燃もえる!!

 

『……アル、そこまで』

 

『んぇ?……あれぇ?イズぅ?……おはよー私、とってもいい夢見たんだぁ~♡』

 

『……ドンキーに甘える夢?』

 

『うん!……あれ?なんで夢の内容知ってるの?』

 

『……右向け右』

 

『右……?』

 

イズにそう言われて、右を向くそいつ。

そこには俺のやけど寸前の顔があった。

お互いに目を合わせる俺たち。

そして、段々黄色いそいつは目を見開き、顔をオクタンのように真っ赤にさせー――

 

『ふ、ふええぇぇぇぇぇぇぇ!?!?!?』ぷしゅうぅぅぅぅ!!

 

顔から蒸気を上げながら叫んだ。

俺、熱いし鼓膜痛いしで踏んだり蹴ったりなんだが……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『も、もおぉぉぉ!イズ!!ドンキーが来たら起こしてって言ったじゃん!!』

 

『……アル、気持ちよさそうに寝てたからつい………でも、役得だったでしょ?』

 

『そ、そりゃあ……寝ぼけてたとはいえ、ドンキーに抱き着けたのは良かったけど…にへへ♡……って違あぁぁぁぁあぁぁぁ!!』

 

俺の目の前でコントのようなことを始めたイズと黄色いそいつー――グレンアルマ

グレンアルマ。あだ名はアル。

この荒野に住んでいる数少ない生物の1匹だ。

 

アルはイズとずっと一緒に暮らしており、イズと戦っていた時も『イズをいじめる奴は許さない!』と襲い掛かって来た。

こいつらのコンビネーションは厄介で、その時はヌーちゃんとはぐれてたから俺も攻略に苦労した。

最終的には話し合いで敵意がないことをわかってもらえたが、こいつらであったばかりの頃からだが細くて栄養失調気味だったから、いつか倒れるんじゃないかと心配になり気には掛けていたんだ。

そしたら、案の定アルが病気で倒れてしまってな。

あの時は大変だった……イズは泣きわめくから抑えなきゃだわ、アルの栄養補給のために木の実を潰して食べやすい流動食を作らなきゃだわ、その時は薬もなかったから薬調合しなきゃだわでとにかく忙しかった。

……まぁ、結果としてその時の経験から俺も薬の調合ができるようになったのは収穫だったな。

やっぱり、配管工が副業で医者をやる世界だけあってゴリラにも医者は務まる世界観の様だな!

あれからアルの具合もよくなったのだが、たまに具合が悪そうにしてる時もあるから定期的に様子を見に来ているのだ。

 

『……アル、最近調子はどーよ?』

 

『んえ!?……さ、最近は調子がいい方だよ?……それよりドンキー…さっきはその…///』もじもじ

 

『あぁ、気にすんな。寝ぼけてただけみたいだしそんなに気にしてない』

 

少しやけどしたけど……

 

『……それはそれで、なんか、ヤだな…』

 

『あん?なんか言ったか?』

 

『なんでもないよ!』プイっ

 

…なんだ?急に機嫌悪くなったり忙しい奴だ。

 

『大丈夫そうならいいんだ。一応また薬置いていくぞ』

 

『……ドンキー、いつもありがとう』

 

『あぁん?別にいいよ。俺が好きでやってるだけだし…それに、お前らはこの島の防衛の主力だから頼りにしてるぜ?』

 

『うん、まかせて』

 

『あたしとイズのコンビネーションでみんなやっつけちゃうよ!』

 

そう言って2匹は自信満々に胸を張る。

こいつらはこの島の中では戦闘能力が高い方で、島の一部の防衛リーダーを任せている。

…こいつら、前まではなぜか2匹だけで孤立していたから、リーダーをやるようになってから周りにも慕われるようになって、本当に良かったと思う。

やっぱり、せっかく同じ島に住んでいるんだからご近所付き合いぐらいしないとな!!

 

……さて、この2匹の様子も見れたし、俺は帰るか。

実は、ここにはあまり長居はしたくない。理由?それは……

 

『……そうだね、アルと私なら、どんな困難だって乗り越えられる……私、アルと出会えて本当に良かった……///』

 

『イズ……そんなに改まらなくても…あたしだって、イズと一緒に居れて幸せだよ!……イズ、いつも一緒に居てくれてありがとう///』

 

『アル……♡』

 

『イズ……♡』

 

お互いの名前を呼び合った後、抱きしめ合う2匹。

互いを見つめ合う目が『♡』になっているのは気のせいだと思いたい。

 

……はい、今回も始まりましたよ…

これがあるから、あんまり長居したくないんだよ…

 

こいつら2匹だけで過ごした時間が長すぎて、お互いを大切に思いすぎて、なんか百合っぽくなってんだよなぁ…

…別に百合るのは勝手だが、せめて俺がいないときにやれや!!

鎧のおばけ同士で百合空間作られても困惑するわ!

まったく……この甘々な光景見せられた後は、さすがの俺も苦いものが食べたくなるし、甘いバナナも、くどく感じてしまうってのに…

……この2匹が互いに集中しているうちに、俺はとんずr

 

『…………ドンキーも、混ざる?』

 

『う、うん……ドンキーとも、もっと仲良くなりたい……///』

 

なんでやねん!

毎回なぜか俺も混ぜてこようとしやがって!

お前ら熱いから近づきたくないんだよ!

 

『いや、俺はいいよ…ってなんで抱き着いてくんだよ!?熱いし剣刺さりそうで怖いんだけど!?』

 

『……さっきアルが抱き着いてた……アルだけずるい……私も、抱きしめる』ギュゥゥゥ!

 

『むーー!さっきは寝ぼけてたからノーカン!!あたしも抱き着く!!』ギュゥゥゥ!

 

ぎゃあぁぁぁ!増えたあぁぁぁ!!

熱い熱い!鎧固くて痛い!!あっ剣刺さった!!超痛てぇぇぇ!!!

 

『……ドンキーも、ギュゥゥってして…♡』

 

『ドンキー…あたしも、その……して、欲しいな…♡』

 

さらに力強めんな!!

熱い!痛い!熱い!痛い!……

 

た、助けてランビいぃぃぃぃぃぃぃ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『旦那、巻き込まんでください…』

 

洞窟の外で、ランビは静かに呟いた。

 

 




Q:なんでスカーレットベースなのにソウブレイズいるの?
A:ご都合主義

いないとは思うけど百合展開期待していたニキネキに言っておきたい




これ、そういう作品じゃねーから!

あとまじめな話、DLCの流れによってはシナリオ書き直さんとアカンかもだから、様子見で更新速度多分落ちます

ここまでご拝読ありがとうございました




あっ、追記資料出しておきますね~
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