ドンキーコングに転生したら、ポケモン認定されるのか簡潔に述べよ   作:生牡蠣

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映画公開するし、今日は投稿しなきゃね……(使命感)


条件9 絵面だけ見ればスマブラと言い張れるものとする

『ミュウ、本当に大丈夫か?』

 

『う、うん!へーきへーき!………危ない危ない、昇天するかと思った…///

 

ミュウの様子がおかしくなった後、とりあえずミュウを冷やそうと俺たちは近くの湖まで足を運んだ。

この湖の水は底が透き通って見えるほどきれいで、他の生物たちのたまり場となっていることが多い。今もピンクのフラミンゴ……カラミンゴたちが休憩しているのが見える。

ミュウに水を飲ませて体を冷やしてやって、しばらくしたら落ち着いた様子に戻ったので安心した。

しかし…ミュウがおかしくなった原因はなんだ?もしかして、何か悪い病気を患っているのか…?

 

『ミュウ、お前なんか病気にでも掛かってんのか?やっぱり一度ラッキーさんのとこで……』

 

『本当に大丈夫だから!?病気じゃないから!……いや、でも、恋の病って言う意味では……///』ゴニョゴニョゴニョニョ…

 

『あん?なんて?』

 

『あ~…旦那、ミュウさんはマジで大丈夫そうなんでそれ以上聞くのは野暮ですぜ…』

 

ミュウの言葉が聞き取れず、聞き返そうとしたらスクイッター止められてしまった。

なんだ?スクイッターはさっきのミュウについて何か知っているのか?後で聞いてみるか…

 

『そ、そういえばドンキー!今回の旅はアローラってところへ行ってきたんだ!!』

 

俺がミュウのことを聞いてみるか考えていると、ミュウが強引に話題を変えて来た。

…まぁ、本人も大丈夫と言っているのだ。無理に聞き出す必要もないか…

 

『…へぇ~どんな所よ?』

 

『う~んとねぇ……常夏の島って感じで、いつでも海水浴ができるくらい熱い地方かな~人間たちのリゾート地にもなってるってそこに住んでる子が言ってた!』

 

『常夏の島……リゾート地…………………その島の人間ってずんぐりむっくりで頭からヤシの木生やしてたり、貝みたいな殻に瞬時に出入りできたりする?』

 

『……それ、人間なの?バケモンじゃなくて?』

 

『あっしも人間は良く知りやせんが、それは人間じゃないと思いますぜ……』

 

2人が『何言ってんだこいつ?』みたいな白い目で見てくる。

うっ……視線が痛い…

しかし、常夏の島と聞いたからには、確認しなければならない。

常夏の島でリゾート地ということは『ドルピック島』の可能性があるからだ。

ドルピック島。『スーパーマリオサンシャイン』の舞台となった島で、そこに旅行に来たマリオとピーチ姫一行がシャインを集めながらクッパ親子と戦ったのだ。

そのゲームで登場したドルピック島の住民と言うのが、頭からヤシの木を生やした山の民『モンテ族』と巻貝の様な身体で緊急時にはその殻で身を守る海の民『マーレ族』が登場するのだ。

しかし、ミュウの反応からするとモンテ族もマーレ族もいなかったようだ。

つまり、『アローラ=ドルピック島』ではない様だな…ドルピック島ならマリオたちとのコンタクトが取れるかもしれなかったんだがなぁ………

いや待て、オデッセイに登場した『海の国・シュワシュワーナ』や、リゾート地かはわからんが『ノコノコビーチ』という可能性もまだ微レ存……う~ん、直接行って確認する必要があるかもなぁ…

……考えても仕方ねぇ!保留だ保留!

 

『まぁ、いないんだったらそれでいいんだ……それよりバナナ!バナナ食おうぜ!!』

 

白けた空気を誤魔化すべく、俺は近くの木からピンクバナナを収穫する。

 

『またバナナなの?本ッ当に飽きないよねぇ…』

 

『あっしもバナナ食い飽きましたぜ…』

 

俺がバナナを手に取るのを見て、ミュウとスクイッターは呆れた表情を浮かべる。

失礼な。バナナは美味しくて栄養たっぷりなんだぞ!それを飽きるとは何事か!?

しかも、このピンクバナナは普通のものじゃない。俺が何週間も前から肥料を与え続けて大切に育てたバナナちゃんだ。

ふふ…手に持っているだけで分かる!このバナナは格別に美味いと!!

こいつらが食べないなら、俺が独り占めするしかないなぁ~しょうがねぇよな~♪

 

『じゃあこれ俺が貰うからなぁ~♪』

 

『『どうぞどうぞ』』

 

『それじゃ遠慮なく……ッ!?』

 

ピンクバナナを食べようとした瞬間、背筋が凍るような感覚が襲ってきた。

 

これは―――殺気!

 

俺はミュウとスクイッターを抱き上げてその場から跳ぶ。

その瞬間、俺たちがさっきまでいた場所へと何かが轟音と共に降り立った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ぺッ!ペッ!土煙口ん中入ったぁ………お前ら大丈夫か!?』

 

『あぁ…♡ドンキーの胸板たくましぃ……♡』

 

『だ、旦那!力強すぎぃ!?ギブギブ…!』バンバン!

 

俺は2人の無事を確認する。

ぬおっ!咄嗟の行動だったため、力加減を間違えたらしく、スクイッターが“むにゅうぅぅ”と潰れて中身が出そうになってるぅ!?すまんスクイッター!!

ミュウは………無事なようだがまたトリップしているようだ。本当に大丈夫なのかこいつ…

……しかし、一体何が落ちて来たんだ?あの轟音と煙の量からものすごい勢いだったのはわかるが…カラミンゴ達も驚いて、皆飛び立ってしまったようだ。

俺は目を細めて、土煙を観察する。

段々と土煙が晴れていき、地面にクレーターが出来ているのが確認できた。そして、そのクレーターの中心には、一匹の生物がいるのがわかった。

 

スタイリッシュな身体と大きくて長い尻尾

身体は美しいと思えるほど白い。だが体毛は生えていない様だ

四肢は細いが、それに反して並外れたパワーの持ち主であると直感が言っている

 

そんな生物が、二足歩行で立っていた。

その生物は、閉じていた目を開き、こちらをにらみつけてきた。

…なんとなく、防御力を下げられた気がする。

………ん?こいつ、なんか誰かに似ているような…?

 

『……ようやく見つけたぞ、ミュウ』

 

白い生物が、静かに言った……ミュウ?

 

『えっ、なに?お前の知り合い?』

 

『え~…う~~ん……多分知らないと思うけど…』

 

俺はミュウに知り合いか聞くが、ミュウは心当たりがない様だ。

なんだ、人違いならぬミュウ違いか…

 

『…私の名はミュウツー。ミュウ、お前から生まれた存在だ』

 

白い生物は言葉を続ける。

…ん?……………!?

 

『えっ!?お前ミュウから生まれたって……ミュウの子どもかよぉ!?それを知らないって流石にひどすぎんだろミュウぅ!?』

 

『えええぇぇ!?し、知らないよ!!僕子どもを産むどころかまだ純潔だよ!!』

 

俺は白い生物のカミングアウトに動揺する。

ミュウは知らないといっているが、白い生物を改めて見ると、確かになんとなくミュウに似ているような気がする。

 

『…私は『いやあいつおまえにそっくりやん!?あんな大きい子ほったらかしにしてたんか!?認知してやれよぉ!愛情注いでやれよぉ!!』

 

『だから知らないってぇ!それに僕が子ども産むときは、それはドンキーの………何言わせんのさぁ!//////』バシバシ!

 

『私は『なんで叩くし!?俺関係ないだろ!?』

 

『うるさいうるさーーい!!//////』バシバシ!

 

(こんな時に惚気んなよ………)そそくさ…

 

ミュウは何故か顔を赤くして俺を叩き始める。俺今回関係ないだろ!?

スクイッターに助けを求めようとしたが、あいつドサクサに紛れて先に避難してやがる……薄情者ぉ!?絶対クルール戦でこき使ってやるぅ!

 

『とにかく!親子水入らずで話した方が良“ブォン!”…うおっ!?』

 

ミュウの説得を続けようとした俺だったが、続けることができなかった。

なぜなら、俺の身体は何かの力で浮かせられて、そのまま近くの岩に叩きつけられてしまったからだ。

ッ~~~!と岩が砕けるほどの衝撃に悶える俺。

今のは一体…?どっかで感じたことがあるような………?

そうだ……ミュウの“サイコキネシス”だ……!

 

『ドンキー!?』

 

『旦那!大丈夫ですかい!?』

 

ミュウとスクイッターが心配そうに駈け寄ってくる。

 

『あぁ……しっかし、今のは……』

 

『すまんな、私の話を遮る無作法者を黙らせたくてな』

 

起き上がって背中をさすっていると、白い生物――ミュウツーが俺に言い放つ。

心なしか、話を遮られてすっごいイライラしている様子である。

……ごめんね

 

『……私はミュウから産まれたといったが、生物的な産まれ方をしたわけではない。私は、ミュウの細胞から作られた生命体だ』

 

ミュウツーが先ほどの話の続きをする。

…ん?作られた……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『私は最強の生物として人間たちによって作られた。いわばミュウ、お前のクローンだ』

 

ミュウツーが語った衝撃の事実。

聞いたものによっては取り乱したり、驚きのあまりその場から動けないだろう。

そんな答えに対して、ドンキーとミュウは――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『『えぇ……』』

 

ただただ、困惑していた!!

 

『……いや旦那もミュウも反応おかしいでしょ!?結構すごい事言ってますよ彼!いや彼女!?ごめんどっち!?』

 

『だって……自分のまったく知らないところで自分の子どもだかコピーだかが作られてて、それが目の前に現れたって………実感湧かないから困惑しかないんだけど…』

 

スクイッターのツッコミに対し、ミュウは頬を掻きながら申し訳なさそうに答えた。

そうだよなぁ…突然目の前に自分の知らない子どもやクローンが出てきても、困惑するしかないよなぁ………

俺は俺で、「うわぁ……生物のクローンとかいうブラックネタ、マリオシリーズでやるんか任〇堂……」と某企業にドン引きするしかなかった。

 

『………………………私に性別はない……』

 

ミュウツーも、まさかそんな反応をされるとは思っていなかったらしく、少し戸惑った様子がうかがえる。

あっ、さらっとスクイッターの疑問に答えてくれてる。多分この子、根はいい子だわ。

 

『…それで、僕のクローンさん……ミュウツー君だっけ?僕に何か用?』

 

ミュウが気を取り直して、ミュウツーに問いかける。

空からあんなにド派手に現れたのだ。何か用事があるに違いない。

 

『用事、か……決まっている………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私と戦え』

 

ミュウツーの用事。それはいたってシンプルなものであった。

 

『私は最強の生物として作られた。そう、この世界のどんな生き物よりもだ。だからミュウ、世界で一匹しかいない最強の生物のお前に勝って証明する。私が最強の生物であることを。私の存在意義を……!一番強いのは、私だということを!』

 

ミュウツーは静かに、淡々と話していく。

しかし、その言葉の端々に鉄の様な意志と熱く燃え滾る信念を感じる。

こいつ………本気でミュウを()りに来ている…!!

そんな漆黒の意志を前にしてミュウは――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『えっ、嫌だけど…』

 

あっけらかんと答えた!!

 

 

 

『何故だ!?何故戦わない!?戦いを避けるのは私が怖いからかッ!!』

 

『なんでって……確かに僕は特別な生物だけど、別に一番強いとか言ったことないし…戦いが好きってわけでもないし……ぶっちゃけ、戦う意味ないんだよねぇ~』

 

『戦う意味がない、だと……!』

 

ミュウツーがわなわなと小さく震える。

 

『というか、僕なんで最強の生物ってことになってるの?すべての遺伝子を持ってる=最強じゃないんだけどなぁ…まじめな話、僕よりバトル向きの生物なんていっぱい居るんだから、そっちと戦った方が―――』

 

俺はミュウの言葉を遮るように、ミュウを抱き寄せる。

瞬間、ミュウの元居た場所に黒っぽいエネルギーの弾――シャドーボールが横切った。

シャドーボールが飛んできた方向を見ると、ミュウツーが腕を前に出していた。まるで何かを放った後のように

 

『僕を守ってくれたんだ…♡こんなの、益々好きになるぅ…♡』

 

『…おいミュウツー、いくら何でも不意打ちはないだろ?キリキザン達みたいなことすんなよな……』

 

『………めだ…』

 

『あん?』

 

『それではだめなのだ!私はお前より強いと証明しなければならぬのだ!!そうでないと、私は……私はこの世界に産まれたことにならないのだ!!』

 

ミュウツーが感情を爆発させたように叫ぶ。

………言ってることはわからんが、こいつも何か背負ってるものがあるのかもしれないな…

悪い奴ではなさそうだし、こうして対話もできるんだ。なんとか話し合いで穏便に済ませられないか……………

 

『強いのは私だ!本物は私だ!!だからミュウを倒しt“グシャァ”……なんだ?』

 

ミュウツーが一歩踏み出した瞬間、何かを踏みつけてしまった様だ。

ミュウツーが足を上げてその正体を確かめる。

 

ピンク色で、細長くて、三日月形に反った形をしている美味しそうなもの。

あ、あれは!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『………ナナの実?』

 

それは、ドンキーが先ほど食べようとしたピンクバナナであった。

先程ミュウとスクイッターを庇った時に落としてしまったらしい。

ドンキーは考える。あれは、俺が何週間もかけて育て上げた大切な物。あのバナナを育てるために、他のバナナの世話もできなかったのに……ずっと楽しみにしてたのに………!

瞬間、ドンキーの頭の中に流れる、バナナとの(存在しない)思い出の記憶。

 

 

 

 

 

 

『さぁ、大きく育つんだぞ~』水じゃばー

『どんきー、ありがとうバナ~♪』

 

『植物は音楽を聞かせるといいんだってな。コンガを聞かせよう!』

『いい音色バナ~♪』

 

 

 

 

『……とうとう、この日が来たな…』

『………そうバナね…

 

 

 

 

 

 

 

 

『どんきー、美味しく食べて欲しいバn“グシャァ”

 

ドンキーの中で、何かがキレた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ッ!?なんだ!?』

 

ナナの実を踏み潰した瞬間、今まで感じたことのない程の強いプレッシャーを感じ取ったミュウツーは動揺して、顔をあげた。

そこには、先程自分がサイコキネシスで吹き飛ばした茶色の生物が、こちらに敵意をむき出しの目で睨みつけていた。

 

 

 

 

『…………てめぇの血は何色だごらぁぁぁ!!!』

 

茶色い生物が叫ぶと、大気が揺れ、周りの草木も震えだす。まるで、大自然そのものがこの生物の怒りを恐れているかのように。

なぜ、この生物が突然怒り出したのかはわからない。仲間であるミュウを傷つけられて怒ったのか、縄張りを荒らされて怒っているのか……

怒りが尋常ではない為、よっぽどなことが起こったのだろう。

 

だが、関係ない。

こいつは、私のサイコキネシスの一撃でダウンしてしまう、いわばザコだ。

相手をするのも面倒だ。またサイコキネシスでどこかへ飛ばしてやろう。

 

『愚かな!ザコに用はな――』

 

ザコに用はない。

そう言って、目の前の生物にサイコキネシスを放とうとするミュウツー。

しかし、それは叶わなかった。

 

茶色い生物は、体を丸めてゴロゴロと転がり、一瞬で距離を詰めて来た。

そして、目の前で立ち上がると――そのまま右ストレートをミュウツーの顔面に叩き込んだ。

ドンキーの規格外のパワーを正面から食らったミュウツーは、後ろにあった岩や木をなぎ倒しながら吹っ飛ばされてしまったのであった。

 

『フ゛―――――フ゛――――………』

 

『ドンキー!?バナナ踏まれただけだよ!?やりすぎでしょ!?』

 

『バナナ……バナナアァァァ!!』

 

『ドンキー!?なんか怖いんだけど!?』

 

『あ~……バナナが絡んだ旦那は何するかわからんから避難したほうがいいっすよ…』

 

バナナの尊厳破壊をされて怒り狂うドンキーコング

その姿を見て戸惑うミュウと、避難の準備をするスクイッター

 

そんな3匹のもとに、シャドーボールが放たれる。

 

しかし、そのシャドーボールをドンキーが殴り飛ばして相殺した。

 

『……驚いたな、まさかここまでの力を持った生物がいるとは………!』

 

シャドーボールが飛んできた方向から、ミュウツーが戻って来た。

身体のいたる所に傷を作ってはいるが、まだ戦う意志が垣間見えた。

 

『うおぉ…!旦那のパンチ食らって耐えてる……!?』

 

『えっ、地味にすごくない?』

 

そんなミュウツーの姿に二匹は驚く。

やはり最強の生物(自称)の名は伊達ではないということか…!

 

『少しはやるということか……いいだろう!まずはお前を倒し、ミュウを引きずり出してやる!!』

 

『バナナの仇とったるわぁぁぁぁ!!!』

 

最強(自称)のポケモンVSバナナキチガイ

決戦の火ぶたが切って落とされたのであった。

 

そう、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バナナによって!!!

 




『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』公開ッ!!(ダイマ)
皆の者!こんな作品見てないで早く映画館へ急ぐのだ!!
そして、これを機にマリオキャラで一筆書くのだ!
皆でマリオ二次創作バブルを起こすのだ!

私は仕事だから今日は見れないのだ……ガチで凹むのだ…

ここまでご拝読ありがとうございました
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