ドンキーコングに転生したら、ポケモン認定されるのか簡潔に述べよ 作:生牡蠣
アンケートご協力ありがとうございました
つまり、正統派()ヒロイン出して、ドンキーtueeeeして、人間視点して、日常回もやって、好きに書けばいいんすね……?
出来らあっ!(くいしん坊)
え!!正統派()ヒロイン出して、ドンキーtueeeeして、人間視点して、日常回もやって、好きに書けと!?
まじめな話、パルデアの登場人物のキャラまだ完全に把握しきれてないからお茶を濁してこちらを投稿
~カントー地方 1番道路 PM 01:43~
カントー地方
ポケットモンスターの研究に情熱を燃やすタマムシ大学やポケモン研究の第一人者の研究所がある事から、ポケモンについて研究する者ならば一度は訪れたい地である。
また、かつての最年少の
そんな地方の1番道路と名付けられた道は、トレーナーにとっての最初の道として相応しいと言えた。
風に揺られた木々はトレーナーたちを祝福する歌を歌い、
ポッポが大空に羽ばたき、コラッタが前歯を木に擦りつけ、歯の手入れをしている。
この光景を見た初心者トレーナーたちは期待と不安を胸に冒険への一歩を踏み出すのであった。
その道を進むヒトカゲ………人影が一つ
その人影はどうやら女性のようだ。
動きやすそうだが地味目な服装でつばの広い帽子をかぶり、ぽてぽてと歩きながら何かを食べながら歩いている。
顔にはそばかすがあるようで、肌の手入れはあまりしていない様子だ。
輝く日差しに反射してかけている眼鏡がきらりと光った。
彼女の名はラタノ。とある自然保護団体の職員で、KONGを初めて認識した人類である。
「う~ん…ニビ名物のニビあられ。美味しいんだけど、ちょっと硬すぎるなぁ……ジムリーダーのタケシさんに寄せてるんだろうけど、なにもあられで再現しなくてもいいような気がするけど……」ごりゅっ!ごりゅっ!
そうぼやきながらもあられを食べ続けるラタノ。咀嚼音が食べ物のそれではないのは気にしてはいけない。
歩きながら食べるのは少し行儀が悪いように思えるが仕方がない。ここまで来るのに時間が掛かりすぎ、食事をとる暇もなかったのだから。
「大体、移動手段が徒歩かヒッチハイクの二択って田舎すぎでしょ…ガラル地方を見習えっての…!」
ニビシティから歩き続けて疲れているからか言葉使いが荒くなる。
そんなことを言いつつ歩き続けていると、目的地が見えてくる。
「はぁ~やっと着いたぁ~……ここが、マサラタウンかぁ」
マサラタウン
カントー地方の南端に位置する小さな町。
「マサラは まっしろ はじまりのいろ」と言われているように、トレーナーが旅をするスタート地点となることが多い田舎町である。
しかし、田舎だからと侮ってはいけない。マサラタウンから出発したトレーナーは質が高く、多くの功績を残すものも少なくない。
しばらく前に最年少で
「かがくのちからってすげー!!!」
「うおっ!?……どこ行ってもおかしいことを言う人って一定数いるんだなぁ……」
マサラタウンの中を歩き続けるラタノ。
………交通機関がないのもそうだが、この辺田舎すぎないか?
周りを見渡しても民家がぽつりぽつりと立っているだけで、お店どころかポケモンセンターすら見当たらない
ぶっちゃけ
「………あっ、あれかな?」
歩き続けていると、一際大きな建物が見えてくる。
周りの建物が普通の民家という見た目に対して、その建物は何かの施設という印象を受ける。
「まったく……なんでポケモン関係の偉い人たちは田舎に住みたがるんだろ…」
悪態をつきながらも建物の入り口に立ち、インターホンを鳴らす。
“ピンポーン”と耳触りの良い音が響く
『……はい、どなたかな?』
「あっ、本日約束をしていましたレーア自然保護団体調査員のラタノです…」
『おぉ!君がラタノ君か!!今扉を開けるから待っていてくれ!!』
その声の後、建物の入り口が開く。
入り口が開くと、すぐそばに白髪交じりで優しそうな笑みを浮かべる白衣の老人が立っていた。
先程まで、移動距離などで不満いっぱいだったラタノであったが、彼を目の前にした瞬間、大物と対面した緊張とテレビ等で見慣れている人が実際に目の前にいる感動で不満がどこかに飛んで行った。
「遠路はるばるよくきてくれたのぉ~ラタノ君。会えてうれしいよ」
「は、はい、今日は、よ、よよよよよよろしくぅ、おおおおお願い、しますすすすぅ~」ガクブル
「はははっ!そんなに緊張せんでもいいぞ!…どれ、緊張を和らげるためにも改めて自己紹介をしようかのぉ~」
老人はそう言うと自己紹介を始める。
「はじめまして! わたしの なまえは オーキド みんなからは ポケモン はかせとしたわれて おるよ」
そんな自己紹介を聞いて、感動のあまりラタノは泣いた。
そう、この老人こそがオーキド・ユキナリ。ポケモン研究の第一人者である。
ラタノがKONGの映像を発見した後のことを説明しよう。
映像を見たラタノは、次の日上司に連絡を取り映像を見てもらった。パソコン画面に映った映像に上司も自分と同じような反応をした後、2人でこの謎のポケモンの正体について話し合った。
上司は保護団体で働いている年数が長く、他の地方にも出張に行っているためラタノよりもポケモンに詳しかった。しかし、上司もこのポケモンについては何も知らないらしい。
結局、病院から退院した何人かを含めた小規模会議が開かれたが、何もわからず仕舞いだったため上層部に許可を取り、ポケモンを研究している機関に映像を送り意見を求めることにした。これでこの生物の正体がわかる。皆そう思っていた。
しかし、返ってきたものは答えではなく質問の嵐であった。
後日、研究機関から「あのポケモンは見たことがない!あのポケモンはいったい何なのだ!?」という問い合わせが来た。いや、聞いてるのこっちなんだけど……
結局らちが明かず、その研究機関が別の研究機関に映像を送ったが、それでもわからず逆に問い合わせられる始末。その流れが続き、ワッカネズミ算式にそう言った機関がどんどん増えていき、今では世界中の研究機関で注目されている話題となってしまっていた。
そして、そのポケモンに関しての問い合わせが保護団体に殺到することは自然の流れであった。
毎日のように電話が鳴り響き、対応に追われる職員たち。
その電話の答えも同じものな為、もはやbotと化していた
「ほかに映像はないのか?」という問い合わせがあり、一応確認してみたらどんどん出てくる謎のポケモンが強力なポケモン相手に無双する映像。その度に大喜びする研究者たち。電話対応に追われ発狂する職員の図が完成していた。
そこまではまだよかった。ある日映像を確認していると、謎の生物が畑を作り始めているのに気が付いた。その映像公開後に今まで以上に鳴り響く電話の音。ストレスでついに受話器を握りつぶす職員たち。
ツリーハウスを作っていた映像を見つけた時は、「もうやめてくれ!」と叫んだ職員もいた。
このような流れで、ラタノの所属する保護団体は世界中から毎日電話が殺到するようになった。
保護団体の上層部も、この流れで自分たちの団体の名を世界中に轟かせようという方針で固まったようで、現場の職員たちは泣いた。
そんな中、「せや!これを機に、有名な研究者とコネを作ったろ!」と考えた上層部の一人が独断で片っ端から謎の生物についての調査の一環で話を聞きたいという内容の連絡を各地の博士にしたのである。応じてくれたらラッキー程度の考えで行ったことであったが、なんとポケモン研究のオーキド博士が、面談に応じてくれるという連絡が来たのだ。
これはチャンス!と喜んだのはいいが、調査員たちは退院したとはいえ、通院が必要な身体であり長期の出張は危険であった。
どうしようか悩んだ結果、唯一コンゴ・ボンゴに上陸せずに済んだラタノに白羽の矢が立ったというわけだ。
ラタノ的には電話対応地獄から抜け出すことができて万々歳だったのだが………
(それとは別で、やっぱ緊張するよなぁ………)
「………というわけじゃな!……ん?どうしたんじゃラタノ君?」
「い、いえ!……なんでもない、です………」
っと!いけないいけない!完全に別のこと考えていた!
いくら博士の話を録画させてもらっているとはいえ、自分もしっかり聞かなくては……!
オーキド博士とお互い挨拶を終えた後、ラタノは応接間に通され、博士の話を聞かせてもらっていた。
内容はもちろんKONGについてである。
オーキド博士は事前に別の研究所より映像を提供されていたらしく、すぐに本題に入ることができた。
「そうか?では続けるぞ!この生物の目撃例を見ると、どうやらジャングルなど木々が生い茂った地域に住処を構えるようじゃの~。そこから察するに、食性はきのみと予想できると思うぞ!」
「そ、そうなんですねー」
オーキド博士の話に相槌を打つラタノ。
緊張から、少しぎこちない返答になってしまう。
「ポケモンたちから慕われている様子も映っているの~。この生物は、どうやらポケモンたちに好かれやすい体質なのかもしれんのぅ~」
「は、ははっ、そうかもしれませんねぇ~」
ダメだ……緊張でうまい受け答えができない…オーキド博士から話を聞ける機会はそうそうないが、緊張しすぎて、まだ電話対応地獄の方が楽だと思えてくる。
さっさと終わらせて、カントーグルメでも楽しもう……もちろん経費で…
「そしてこの生物は―――」
…………?
ふと、ラタノはオーキドの話に違和感を覚えた。
別にオーキドの話がつまらないわけではない。普通に研究者の話す内容で勉強になる。
そう、
オーキド博士と言えばポケモン研究の第一人者でポケモンのこととなると熱く語りすぎる節があるということはラジオやテレビで知っている。時にポケモンの技をその身に受けながらその技の解説をし、川柳やダジャレを交えたおちゃめな一面もある。
しかし、その解説はしっかりとわかりやすく勉強になる内容である。
そんな面白くて勉強になる話をするオーキド博士が、当たり障りのない普通の話をする。小さい頃からオーキド博士の出演する番組を見てきたラタノからすると違和感しかなかった。
そして、違和感はもう一つ―――
「ん?ラタノ君、何かわかりにくい話があっただろうか?」
「ッ!?す、すみません!大丈夫です!」
いけないいけない…また違うことを考えてしまっていた……
「いや、ラタノ君、疑問点があったら言って欲しい。そう言った疑問がわしら研究者にはできない視点から来るものであるなら、新しい発見があるかも知らないからのぅ~」
「は、博士……」
「それにこういった議論の場はお互いに対等な関係であるから、緊張せず率直な意見を聞かせて欲しいぞ!」
明るい笑顔を向けるオーキド博士。
その笑顔に、自然と緊張が解けていく。
……この空気感なら、私が発言しても大丈夫であろう。
しかし、先程考えていたことはさすがに失礼すぎるので、もう一つの疑問点を聞いてみることにした。
「オーキド博士、先程からKONGのことを“ポケモン”と表現してないのはなぜですか?」
そう、オーキドはKONGの話題が始まってから、一度もKONGをポケモンと表現していないのだ。
他の研究機関の研究者や保護団体のメンバーはKONGを謎の“ポケモン”と表し話を進めていた。
しかし、オーキドはKONGをポケモンとは言わず「謎の生物」という表現で一貫しており、ラタノはそこに違和感を覚えた。まるでオーキド博士が意図的にその表現を避けているような………
ラタノがそう言った後、オーキドは一瞬顔を強張らせたのが見えた。
その後何かを考えこむそぶりを見せた後、意を決した顔で再びラタノと対面する。
「…………すまんが、カメラを止めてもらえるかのぉ」
…………しまった!何か粗相をしてしまったらしい!!
ラタノは慌ててカメラを止め、オーキドに謝罪をする。
「オオオオオーキド博士!この度はわた、わたた私が失礼なことををくぁwせdrf」
「いや、いいんだ。君は悪くない、悪くないんだ……」
テンパりすぎて混乱して居るラタノにオーキドは優しく語り掛ける。
しかし、先程とは違いその顔にはどこか不安が見て取れた。
「ラタノ君、すまんが今からわしが言うことは秘密にしていてくれないか?とても大勢には聞かせられない……」
「は、はい、いいですけど、そんな話を私にして大丈夫なんですか?」
「いいんだ、わしもきっと、誰かに聞いてほしかったんだと思う…」
そういうと、オーキドはポツリポツリと語り始めた。
「わしはあの生物―――KONGのことが
「怖い、ですか?」
予想外の一言に一瞬何を言っているのかわからなかったラタノ。
それもそうだ。ポケモンについて飽くなき探求心を燃やし、ポケモンと聞けば強すぎる好奇心で周りが見えなくなるほど研究に没頭するオーキド博士からそんな言葉が出るとは想像がつくはずがない。
「あぁ……ここを見てくれ」
そう言ってオーキドは例の映像のKONG―――のネクタイを指さす。
……ネクタイ?
「ネクタイ?」
予想外の場所に思わず声が出る。
「そう、ネクタイじゃ……時にラタノ君、これは何に見える?」
そう言って、オーキドは応接室の机からあるものを取り出す。
それは細長い布―――結ばれていないネクタイだ。
「えっと…ネクタイ、ですか?」
「………言い方を変えよう、もし君がネクタイという物を知らない状態でこの布を見た時、これは何に見える?首に巻こうと考えられるか?」
……なんの質問だ?
オーキド博士も多忙だから疲れてよくわからない思考になっているのか?
「……あの、なんの質問ですか?」
「すまんすまん、少しわかりにくい質問じゃったな……例えば、人間とよく似た体格のゴーリキーにこのネクタイを何も説明せずに渡すとするだろう?その場合、おそらくネクタイを首に巻くという考え方にはいかずにもっと違う使い方をすると思うんじゃよ。しかし、この生物はネクタイを首に巻いている――まるで、ネクタイの正しい使い方を知っているように」
そこまで言われてようやくわかった。
ネクタイとは本来、スーツなどの服と合わせて着用するおしゃれアイテムの一つである。
しかし、自然界ではそれは何の役にも立たない行為でもある。
もし、他のポケモンにネクタイを見せたところで何に使うかわからない、使うとしても首に巻いておしゃれをするという答えに行きつくポケモンはいないだろう。
でも、KONGはネクタイを正しく着用している。
「人間が作ったものを観察し、正しい使い方をする。なんと高い観察力を持つ生物なんだろうのぉ。おまけに畑やツリーハウスなどの建造物を作り、他のポケモンたちに慕われ、さらに指示まで飛ばすことができる……これではまるで」
「―――人間、ですか?」
自分の中で出てきた答えを思わず口に出すラタノ。
その声にオーキドは静かに頷く。
「……もちろん、これまでも人間以上の知能を持つポケモンは多く発見された。だがここまで人間に似ている生物をわしは初めて見た……これを恐怖以外に何と言えるだろう?」
オーキドは一呼吸置き、話を続ける。
「そして、これは理論も何もない言いがかりに近いものじゃが、なんとなく、この生物をポケモンと認めてしまってはいけないような気がするんじゃ」
「……?」
先程までのしっかり理論に基づいた話から一転、急に勘のようなもので語ってきたオーキドにラタノは頭の中に「?」を浮かべる。
「なんとなく、本当になんとなく、この生物をポケモンと認めてしまったら、わしら人間もポケモンたちも、この世界でさえも存在が危うくなるような気がしてのぉ……」
オーキドは俯きながら言った。
声が震えているのは恐怖からか、喋りすぎて疲れているからか、それとも自分でも何を言っているかわからないので混乱しているからか。
「……それでは博士、人間でもポケモンでもないこの生物は、いったい何なんですか?」
ラタノはオーキドの考えが聞きたくなり、思い切って聞いてみた。
オーキドはしばらく何も答えなかったが、ゆっくりと、小さな声で呟いた
「あぁ―――
「ん~~♪オムライスおいし~~♪」
オーキド博士との面談が終わり、ラタノは夕飯のオムライスを食べていた。
パルデアに帰るため空港に向かう途中で立ち寄った町だが、こんなに美味いオムライスの店があるとは嬉しい誤算であった。
なんでも、この町は昔、2つの勢力が争い合って荒れていたのだが、ある日ケチャップ好きのピカチュウが現れて2つの勢力を懲らしめ町に平和をもたらしたのだという。それ以来オムライスが名物だそうだ。ほんまかいな……。
オーキドとの面談はその後何事もなく終わった。
帰り際に「今日は有意義な時間をありがとう!また何かあったら遠慮なく連絡しなさい!」というお言葉もいただいたのでファーストコンタクトは成功であろう。これで上層部も感無量なはずだ。
……そういえば、オーキド博士が最後に「幻のポケモンの中にこの生物に似ている特徴のポケモンがいるんじゃが、そいつが最近ガラルで目撃されたらしいのぉ~」とか言ってたなぁ~これ報告したら今度はガラルに出張行かされるのかなぁ~めんどうだなぁ~でも、パルデアに戻っても電話対応の嵐だし、どないしよ……
「ごちそうさまでした!」
会計を済ませ、また空港へ向かう道を進むラタノ。
その時ふと、オーキドがつぶやいた一言が頭の中をよぎる。
「オーキド博士も、おかしいことを言うときがあるんだなぁ…」
「あぁ、人間でもポケモンでもない生物が現れる。いつかこんな時が来ると思っていた。なぜ、こうなるのか分らんけど……」
オーキド、あなた疲れてるのよ
今回の小ネタわかる人はマジで通だと思う
意外と人間視点求められてて少し驚きました
これ、SVやり直す必要ありそうだわ……
ドンキーの二次創作増えてください!なんでもしますから!多分!!
次回は思いつき次第
ここまでご拝読ありがとうございました