ドンキーコングに転生したら、ポケモン認定されるのか簡潔に述べよ   作:生牡蠣

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ドンキーコング二次創作流行れ…いや誰得だよ
そんな作品


レポート(本編)
条件1 死因はバナナであるものとする


気が付いたらドンキーコングに転生してた。

何を言っているかわからないだろう諸君、大丈夫だ。俺もわからないから。

とりあえずここまでの経緯を確認しよう。

20xx年、俺は死んだ。

…いや、火垂るの墓の導入部分じゃねーよ。マジだよ。

確か俺は、家でバナナを食べていたんだ。バナナはうまいから大好きだ。気が付いたら50本ほど食べていた。・・・食いすぎだろうって?ばかやろう!バナナは完全栄養食だぞ!!たくさん食べて悪いわけがないッ!!

…しかし、50本も食べたからか、めちゃくちゃお通じが良くなり、腹が痛くなってきた。急いでトイレに駆け込もうしたとき、床に置いてあったバナナの皮を踏んでしまい転倒。そのまま打ちどころが悪くて死んだというわけだ。

…俺の死因バナナかよ!?こんなギャグ漫画みたいな死に方あるか!!しかも俺死ぬ前にう〇こ我慢してたから最悪漏らしてそこら中に飛び散ってるぞ!?死体発見時バナナとうん〇に塗れていたって普通に怪事件だわ!…うわー全国ニュースとかで取り上げられたら一生の恥だわー…葬式がお笑いライブに早変わりだね……ハハッ。

 

…とまぁここまでが死んだ経緯。次は転生後の話な。

頭の激痛で目覚めた俺は真っ暗なジャングルの中にいた。

最初は困惑して、よく思い出してみると、さっきバナナの皮で滑った光景が蘇ってきてめちゃくちゃ取り乱した。

1,2時間くらい経った頃に少し落ち着いて、死んだのになんで意識あるんだ?後ここどこだ?と考えて、一番しっくりくるのが転生した説だった。

今転生物の小説とか流行ってるし、あわよくば異世界チートで色々良い思いができるのではとニヤニヤしていたら、自分の体がやけに毛むくじゃらだということに気が付いた。

…俺、何に転生したん?と思いながらも姿を確認するついでにサバイバルの基本である水を探すため歩き始めた。歩き始めたのはいいが、どうも2足歩行がやりにくい。すぐに前のめりに倒れそうになる。足でも怪我したかな?と思いつつ仕方なく手をグーに近い形にしながら4足歩行のように進む。…ん?この歩き方、どこかで見たことあるような…?

 

そうして進んでいると、湖を発見することができた。姿を確認することも大切だが、歩き疲れて喉が渇きすぎたため湖に顔をそのまま突っ込む。

 

『ウホ~(あ~~生き返るんじゃ~)』

 

……ん???今の俺の声か!?ウホ~ってなんだよ!?

急いで水から顔をあげ、自分の姿を確認する。

 

茶色い毛におおわれた大柄な身体

丸太のように太い2本の腕

顔から大きく突き出た口

今にも飛び出しそうな目

そして身に着けているのは『DK』と文字が書かれている赤いネクタイのみ

 

あっ、ドンキーコングだこれ。

 

…なんでだよ!?なんでよりによってドンキーコングだよ!?今まで転生物の小説読んできて変わり種の転生もあったけど、ドンキーコングは予想外すぎんだろ!?

…はぁ、道理で歩きにくいわけだよ~ゴリラだからそりゃあナックルウォークじゃなきゃ歩きにくいわ~。

てか、俺ドンキーコングについての知識まったくないんだけど…スーパーファミコンのドンキーコングシリーズはやってたけどうろ覚えだし、その後の作品はスマブラ参戦以外知らん。

いつでも転生してもいいようにマヨネーズのつくり方とか火薬のつくり方とか色々学んだんだけど、これは知識チートは期待できないなぁ…こんなことになるなら、ドンキーコングについての勉強もっとしておくべきだったなぁ…。いや、ドンキーコングの勉強ってなんだよ。算数遊びでもやればいいのか。

…まぁ、転生したもんはしょうがない。ドンキーコングもチートほどではないけど、パワー系に強そうだし、多分なんとかなんだろ!前向きにいこう前向きに!!そう自分を励ました俺はドンキーコングとして生きる腹を決め、最初にやったことは

 

「……バナナ探そ…」

 

食料の確保だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから長い年月が経った。

なんやかんや現代っ子の俺がここまで生きてこれたなんて、感慨深いものがあるなと考えながら、ピンク色のバナナをほおばる。

転生してからのことを少し説明しよう。あの後、バナナを探しに行ったんだが、まったくバナナが見つからなかった。

空腹で倒れそうになった時、甘い匂いがしてきて、力を振り絞って匂いの方に進むと、ピンク色のバナナが実っていた。

…ピンクとか絶対食べちゃダメだろ!?と思ったが、空腹には勝てず、覚悟を決め口の中に入れてみると、口いっぱいに甘い匂いが広がりすっかりピンクバナナの虜になってしまった。糖度が今まで食べたバナナの中で一番高い!思わずその木になっているバナナをすべて食べてしまった。

…しまった!保存食として取っておくのを忘れていた!…まぁ、美味かったし、いいかと前向きに考え、またバナナを探すためまた歩き始めた。

 

歩き回って気づいたがどうやら、ここは孤島らしい。島は意外と広く、ジャングルの他に砂漠や雪山などいろいろな地域が混ざっているらしい。スーファミのドンキーもこんな感じだったよなぁ……やっぱここドンキーの世界だわ。

そうしてバナナ探しの旅を続けていると、色々な場所に喧嘩っ早い生物や、よくわからん理由で暴れている生物なんかが俺の邪魔をしてくるわけよ。まぁその度にドンキーコングのパワーでゴリ押ししてぶっ飛ばしてやったがな!

…まぁその度にその生物に住処を荒らされたり、不遇な扱いをされていた生物たちにやけになつかれて少しウザかったけどな。

…にしてもドンキーコングのサブキャラってこんなにいたのか、やけに種類多いな。

 

そうして島を一周したわけだが、ピンクのバナナが生えてるとこめっちゃ少ないのな。せっかく旅をしたのにどうしたもんか考えていたら、俺にいい考えが浮かんだ。

 

『ないなら、作っちまえばいいんだ!!』

 

それから俺は前世の記憶を頼りに畑作を始めた。まさか生前集めていた知識がここで役に立つとはな!

そうして俺はジャングルにピンクバナナの楽園を作り上げたのだ!!

……しかし、バナナの甘い匂いに引き寄せられて、来るわ来るわ他の生物たちが。無理やり奪おうとしてくるなら返り討ちにするから楽なんだが、俺の強さを知っているからか遠目で物欲しそうに見てくるだけなのよ・・・食いにくいわ!!涎たらしながらこっち見んな!!……まぁ結局その視線に負けて他の生物にもバナナを分け与えてしまったのだが。

しかし、今後もバナナを分けると俺の取り分がなくなってしまうから、仕方がなくバナナの他に、青いミカンやサクランボの出来損ないみたいな果物も育て、他の生物に分け与えた。

めっちゃ喜んでたけど、途中からクレクレ生物たちに嫌気がさして、畑作を1から丁寧に教えてやったらかしこい奴らが畑作を覚えてくれたため、俺が育てなくても生物たちが畑作をしてくれるようになった。俺もタダでバナナが手に入ってラッキーだった。

 

そうしてバナナ天国を手に入れた俺だったが、今度は島の外から人間たちがやってきた。人間たちは不思議な球の中に生物を封印する謎技術で生物たちを乱獲し始めた。

…こんなことしてっから黒い任〇堂とか言われんだぞ…。

人間が来るたびに俺が追い払っていたが、人間の数が増えてきて対処しきれなくなってきたから、今までボコってきたボス的生物たちを招集し、自警団的な組織を設立。これで俺がわざわざ出てこなくてもいい体制になった。ちなみに、ボス的生物たちは俺が力の差をわからせてやったのでもう舎弟みたいなものだ。

 

さて、その他色々なことをやって現在は森の中に作ったツリーハウスの中で生活している。

やっぱ元人間の俺としては住居は欲しいもんな。頑張って作ったぜ。

だが、まだ不安なことはたくさんある。ここがドンキーコングの世界なら、キングクルールといった強敵が攻めてくるかもしれないし、もしマリオ世界とつながっているならクッパなんかの敵に備えなくてはならない。

相棒のディディーコングがいれば心強いんだが、島を1周しても全く見当たらなかった。見た感じ若いサルだし、まだ生まれていないのか?それにしたって、先代のドンキーコング、クランキーがいないのはおかしくないか?などと考えていたら

 

『ミュウ(あそびにきたよー!)』

 

ツリーハウスの窓から、ピンク色の生物が入ってきた。

 

『……ま~た、たかり来たのか…』

 

『え~~!たかりなんてひど~い!僕はただ君に会いに来ただけだよ~!でもおやつがあったら嬉しいよね♪』

 

『…そういうのたかりって言うんだよ…ドライフルーツでいいか?』

 

『わ~い!なんやかんやでおやつくれるドンキー大好き~!!』

 

そう言ってフルーツを美味そうに頬張っているこいつはミュウ。

結構前人間どもに襲われているところを気まぐれで助けたら、興味を持たれたらしくそれ以来付きまとわれている。まぁ腐れ縁ってやつだ。

ちなみに俺はこの島ではドンキーって呼ばれてる。フルネームは7文字だから呼びにくいんだと。意味わからん。

 

『ん~~♪やっぱりドンキーの作るおやつは格別だね!』

 

『おだてても何も出ねぇぞ‥ってさすがに食いすぎだろ!!そのちっこい体のどこに入ってるんだよ!!』

 

『む~~~!相変わらず失礼な奴だなぁ!僕は小さいけどものすごいパワーを持っているんだぞ!!だからエネルギーがたくさん必要なんだ!!』

 

『はいはい、すごいすごい』

 

いつものやり取りに鼻くそをほじくりながら適当に返す

 

『…まったく、信じてないんだから‥でも、僕を前にして堂々としてるそういうとこが好き……♡

 

『あん?なんか言ったか?』

 

『なんでもな~い!ほら、この僕に失礼なこと言ったんだから木の実のジュースもごちそーしろ~!!』バシバシッ!

 

『だから食いすぎだって…痛てぇ!痛てぇ!はたくなはたくな!!持ってくっから待ってろ!!』

 

こっちは重大なこと考えてるのにこいつときたら…まぁ考えても仕方ないし、俺もバナナ食うか……あっ、すげぇでかい鼻くそ取れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パルデア地方から船で3時間ほどで行くことができる島。

その島はコンゴ・ボンゴと呼ばれていた。

その島の自然は厳しく、険しく高い山や広大な砂漠や雪原が広がり人間にもポケモンにも厳しい環境である。

そんな環境であるからか、きのみも育ちにくい地であった。そんな環境で生きるにはポケモンも強くならなくてはならない。食料を住処を奪い合い、自分の脅威となる芽を潰していかなければならない。まさに弱肉強食の世界があの島の常識であった。

ある研究者が言うには、あの島の生態系は崩れ始めている。いつかあの島は何者も住めなくなってしまうだろうと言った。

それを聞きつけた保護団体は複数人の実力のあるトレーナーを護衛とし、島への上陸を試みたが、島に生息する凶暴なポケモンたちに蹂躙され、小型カメラを仕掛けることが精いっぱいで、あとは命からがら逃げることしかできなかった。

人の手でも、ポケモンの力でも解決できない、あの島は滅びを待つことしかできなかったのだ。

 

しかし、それはある生命体の存在で覆ることになる。

 

奇跡的に設置できた小型カメラには茶色い毛の生物が映っていた。

その生物は突然現れ、島中で暴れまわったり、食料や住処を独り占めしていたポケモンたちを倒し、弱いポケモンたちに食料や住処を分け与えた。

その生物の強さにも驚いたが、その後の行動にはもっと驚いた。なんと、生物が畑を作り始めたのだ。今まで、人間が作った畑を手伝ってくれるポケモンは発見されていたが、自ら畑を作るほどの高い知能を持ったポケモンは事例がなかった。

その後も、生物は他のポケモンに畑作を教えたり、料理のようなものやツリーハウスなどの建造物を作るなどの生態が見られ、その度に研究者の度肝を抜いた。

 

「ぜひとも研究したい」

 

そう思う研究者が続出したのはもはや自然なことであった。しかし、実力のあるトレーナーを同伴しても逃げかえることで精いっぱいだった島に上陸するのは困難を極め、諦める研究者がほとんどであった。しかし、探求心が抑えられず、非人道的な方法で島への上陸を試みる研究者も少なくなかった。

 

あるものは裏社会のものを雇った。

あるものは忌むべき兵器を手に上陸を試みた。

あるものはジャングルを焼き払い、獲物をおびき寄せようと試みた。

 

 

しかし、生物はそれらすべてを真正面から薙ぎ払った。

 

いわく、気が付いたら海までぶっ飛ばされていた。

いわく、大地を叩いただけで大地震を起こした。

いわく、身体をぐるぐると回し、大空を飛んだ。

いわく、ずつきで戦闘用車両が地中に埋まった。

いわく、銃のようなもので、かたい木の実を撃ってきた。

 

そんな眉唾物かと疑われるような情報もあったが、事実あの生物はすべての脅威を自ら排除していった。しかし、それでも島に上陸しようとする研究者は続出した。

そんなある日、驚くべきことが起こった。

例の島のポケモンたちが団結し、上陸した侵入者に立ち向かってきたのだ。あの弱肉強食が常識の島で、お互いにいがみ合い縄張り争いをしていたあの島で生きてきたポケモンたちが団結することは異例なことであった。そして、その背景には、あの生物がいることは想像に難くなかった。

 

 いつしか近いうちに滅ぶと言われ続けたコンゴ・ボンゴは、緑が生い茂る世界一自然豊かな島と呼ばれるようになった。しかし、まだ件の生物の調査は進んでいない。いつかあの生物に接触できるようにと研究者たちは仮の名前を付けることにした。

 

 

 

 

          剛力の守り神

 

         ジャングルの賢人

 

         滅びの島の統率者

 

 

 

 

         偉大なる自然の王(King Of Nature Great)

 

 

 

                

 

        K  O  N  G

 




ピンクバナナはナナの実のこと

ドンキーコングってパンチで月を地球に落とすとか出来るから普通にチートキャラなんだよなぁ…

続くかは気分次第

ご拝読ありがとうございました
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