【カオ転三次】『俺たち』閑話集   作:塵塚怪翁

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今回は、第12・13話のその後のお話

時系列としては、半終末に突入してしばらくした頃です。


 とある現地民のデモニカ着用者と制作秘話

 

『起きるんだ、サミュエルくん。朝になったぞ。起きるんだ』

 

「…………ああ。もう、朝か。いつも眠った気にならないな」

 

『朝食用のボトルはもう用意してある。早く飲んで出発するぞ』

 

「わかったよ、博士。分かったから急かさないでくれ」

 

『他人事の様に聞こえるが、この状況に早く慣れれば慣れるほど君は楽になれる』

 

「それはもう何度も聞いたよ!」

 

 

 赤紫と金色の某空飛ぶ鉄男にそっくりなチープな猿人の様な顔のデザインのデモニカを着ている男性は、彼が“博士”と呼ぶデモニカの禿げたおっさんの姿をしたナビAIの呼びかけに起こされデモニカ用の作業台から起きると、近くの冷蔵庫から茶色いドリンクの入ったボトルを取り出した。

 

 

『さあ、【ガイアカレードリンクボトル】を後頭部にセットするんだ。

 今日はシーフード味だぞ』

 

「もうカレーは飽きたよ。他の味は無いの、博士?」

 

『時間がなくて手が回らなかった。

 それに、“カレーは飲み物だ”とよく言うじゃないか』

 

「一部の日本人だけだよ、そう言うのはさ! カレーなら普通に食べたいよ!」

 

『一度このスーツを着けたら実験が終わるまで脱ぐ事は出来ないと、契約書に書いてあったじゃないか。

 迂闊に読まずにサインをするからこうなる』

 

「その頃はまだ日本語がよく読めなかったんだよ。

 それにそんな事は契約書のどこに書いてあったんだよ、博士!」

 

『末尾に小さく書いてあったぞ。細かいから見えなかったんだろう』

 

「事前にそういう事は説明してくれ!」

 

 

 そう叫ぶサミュエルに対して、博士は感情のない真顔でこう答えた。

 

 

『本当に申し訳ない』

 

「ああ、もう。いいですよ!」

 

 

 そう言うと彼は後頭部の接続部に蓋を開けてボトルをセットし飲み干すと、休憩室を出ていつもの山梨第2支部の研究区画近くの実験用異界へと出かけて行った。

 こうして、デモニカ【メタルマンスーツ】を着た彼、元アメリカ難民の【サミュエル・フィン】の半終末の一日は始まった。

 

 

 

 ーーーーーーーーーー             

 

 

 

 サミュエルとそのクs…特徴的なデモニカスーツの出会いは半年以上前に遡る。

 

 彼はアメリカの西部でそこそこ裕福な両親の元で暮らしていたが、両親が代々地元の一神教系の宗派に入信していたのがまずかった。東海岸から追いやられ、核ミサイルをぶっ放した直後のメシア教過激派に目をつけられたからだ。

 

 それから彼は両親と恋人を失いながらも、アメリカから脱出するガイア連合の船でほうほうの体で日本に逃げ出す事が出来た。出来たのだが、スタンフォードで工学系で優秀な成績だったのとスポーツでも鍛えていた彼でも、難民として日本に来て出来る仕事がなかった。まず、外国人には暗号のような日本語を憶える事が先だったからだ。

 

 必死に覚束ないながら日本語を憶えて機械系の技術者として働き出せた彼だったが、そんな彼を自作のデモニカの犠せ…被験者を探していたドクトルニキに見つかってしまった為にそれが裏目に出た。

 

 天使とメシア教に対抗できる力は欲しくないかと言葉巧みに説得され、相手がガイア連合の黒札という事もあって信用し、ふらふらと契約書にサインしてしまった彼は責められないだろう。

 

 デモニカの長期間着用試験に参加し覚醒して、代わる代わる新しいスキルカードの試験を行い、毎日を異界の悪魔相手に必死で生き残る事で自分の迂闊さを日々、実感しているのだから。

 

 

 

 ーーーーーーーーーー             

 

 

 

『今日は君が熱望していた別の新しい攻撃用スキルが搭載されたぞ。

 【ソニックパンチ】と言うらしい』

 

「前のは検証が終わったら、カードにして持っていかれたからな。

 これも強そうな名前だ。一体どんな事ができるんだろう?」

 

『私にも分からん』

 

「事前に聞いておいてくれ! 博士はナビ役なんだろう!?」

 

『本当に申し訳ない』

 

「いいよ! 中で確かめるから!」

 

 

 今朝、研究所ですれ違ったジェットパックを背中に背負った哀愁の漂うデモニカの人物がサミュエルの肩を元気づけるように軽く叩いて出て行った事を思い出し仲間がいるんだと元気づけられた彼は、ズンズンと異界の入り口に向かっているとすれ違った訓練用異界に向かう者達がヒソヒソと話しているのが彼には聞こえた。

 

 

「うわっ、誰だよ。あのクソ映画のパチモノアイ◯ンマンのデモニカを作ったやつ」

 

「のび太くん、知らないのかい? 変人揃いの技術部の連中に決まっているだろう」

 

「うわぁ、じゃあアレを着たら一生脱げないのかな?」

 

「流石に、そこまでは再現しないだろう。……しないよね?」

 

「知らないよ。とにかく、あの中身の可哀想な人の冥福を祈ろうよ」

 

 

 彼らが去った後、サミュエルはピタリと止まり博士に話しかけた。

 

 

「なあ、博士。まさか、彼らが言ったみたいに一生脱げないって事はありませんよね?」

 

『前にも同じ質問をされたと思うが、いいかよく聞け。

 それを克服する方法を教える。

 まず、“閉所恐怖症”という言葉を思い浮かべる』

 

「思い浮かべた」

 

『そして、次にゆっくりこう唱えるんだ、“存在しない”と』

 

「……存在しない。………………………………………何モ問題ハナイネ」

 

『そうだ。何も、問題は、存在しない。さあ、早く向かうぞ』

 

「アア」

 

『メタルマン、0804通過。記録しました』

 

 

 ぎこちなく頷いた彼はゆっくりと受付の簡易シキガミの横を通り、異界の中へと入って行った。

 

 

 

 ーーーーーーーーーー             

 

 

 

 そして昼になり、弁当として持参していたガイアカレードリンクボトルのキーマカレー味を後頭部にセットしながら、異界内の安全地帯でサミュエルは休憩していた。そこは、ここ山梨の管理する訓練用異界内には設置されている休憩用のスペースであった。

 空になったボトルをカバンにしまうと、彼はちょうどいい岩に座り博士に話しかけた。

 

 

「なあ、博士」

 

『なんだ?』

 

「ここの異界、入りだして数ヶ月は経つけど天使以外と遭遇しないのは何故なんだ?」

 

『君が天使と戦いたいという希望を出したから、それに沿うような異界を選んでいるだけだ。

 もともとここは、メシア教嫌いの関係者が鬱憤を晴らすための【天使エンジェル】だけが出る場所だからしょうがない』

 

「ああ、そういう場所なんだ。

 まあ、この『ソニックパンチ』も使い方が分かったからいいけどさ」

 

『それなら、問題はないだろう。

 さらに強くなるために午後も戦うんだ、サミュエルくん』

 

「それとさ、どこまで強くなったらこれを脱げるんだ。博士?」

 

『目標は20レベルだ。Dレベルではないから間違わないように。

 そうすれば、この実験も終了となる』

 

「今、11レベルだからまだまだだな。頑張ろう」

 

『よし、そろそろ続けるんだ』

 

 

 休憩を終えたサミュエルは立ち上がると、また戦うために異界の中を彷徨い出した。

 

 

 

 ーーーーーーーーーー             

 

 

 

 レベルが上がっても変わらずたくさん湧いてくるエンジェルを倒し続けて夕方になり、博士の指示で彼は引き上げる事にした。研究所に戻り、作業台で外側の洗浄をし夕食のカレーボトルのグリーンカレー味をセットして摂取すると、空のボトルを冷蔵庫横の回収ボックスに入れて寝るまでの間に彼は日本語の参考書を開き勉強を始めた。

 しばらく経って、休憩をするためにテレビをつける。

 

『今週のヒッツナンバーランキング!

 10位の“男の娘メモリアル”9位の“男の娘サーキュレーション”に続き、第8位は“恋して愛して男の娘☆”!

 張り切って、どうぞ!!』

 

 故郷ではもう放送すらしないような平和で平凡な世界の歌番組をぼーっと眺めながら、サミュエルは博士に問いかけた。

 

 

「博士、日本のアイドルはトラップガールが主流なのか?」

 

『私にも分からん』

 

「そうか、博士がアイドルに詳しい訳がないよな。

 それと、新機能で銃弾を弾く様になったと表示されていたが本当なのか?」

 

『もちろんだ。スーツは弾を弾くから平気だ』

 

「それじゃあ、今度は銃弾を使う悪魔のいる場所を選んでくれないか。博士」

 

『わかった、探しておこう。ただ、気をつけるんだ。大量の銃弾に耐えられる設計ではない』

 

「全部、弾くんじゃないのか!?」

 

『本当に申し訳ない』

 

「ああ、もういいよ。それじゃ寝るから」

 

 

 サミュエルがテレビを消して作業台に横になると、スーツをロックする機能が働き彼自身の意識は眠ってしまった。

 

 

『ああ、おやすみ。サミュエルくん』

 

 

 彼が寝ている間にスーツの各部のチェックと排泄物の処理を自動で行ない、スーツの管理ナビAIの博士こと【アーサー・ブレイク】は報告書をドクトルニキの端末に向けて送信し、自分のデフラグと自己チェックを始めるのだった。

 

 

 

 ーーーーーーーーーー             

 

 

 

 山梨第2支部の一角、技術部の一般人は危険なので進入を禁止されているエリアにある研究所で、二人の男性が何事か端末を操りながら話し合っていた。

 

 

「ドクトルニキ、報告書が届いていますよ」

 

「どの研究員のものかね?」

 

「例のメタルマンのAIからですよ。メタルマン」

 

「ああ、例のアレか。本当に、君のB級映画好きには呆れるね」

 

「はっはっは。いやー、照れますね。

 完全再現するように、外注先に粘り強く交渉したかいがありますよ」

 

「外注先の彼は、泣いていたがね。

 『なんで美少女じゃなく、こんなおっさんのプログラムを組まなければないのか』と」

 

「些細な犠牲ですよ、些細な。

 クソ映画の要素は、クソであるからこそ価値があるんです。

 それと組み込んであるあの『兵士の凱歌』ですが、精神的にも安定して順調みたいですよ?」

 

「言葉に気をつけたまえ。それは仮称だよ。【勇者の歌】と名付けるつもりだ」

 

「名前はどうでもいいんですが、あれですよね?

 覚悟の決まっていない現地民をデモニカを着せて戦わせる際に、怖気付いたり逃げ出したりしないようにするのが目的の機能ですよね?」

 

「そうだとも。

 非覚醒の一般人を徴用するなら必要になると判断して開発した!

 故に、これを試しているのも現地民の彼なのだから」

 

 

 端末を操作して、サミュエルの状態を画面に映してドクトルニキ達の会話は続く。

 

 

「半年近く、彼がデモニカを着たまま過ごせるようにしているのもそれが関係しているんですか?」

 

「状況によっては、着たまま過ごさなくてはならない事になるだろう。

 実際にアメリカのAIプログラムの提供者が、観測しているデータ付きで送って来ているのだからね」

 

「それにしても、人権団体とかが聞いたら殴り込んで来そうですね」

 

「噂ではメシアンを大勢捕まえて人体実験をしているグループもいるらしいから、それに比べたらまだ人道的だとも。

 それに世界の終末がそこまで来ているのに、あんなお花畑の連中の妄言に付き合う義理も時間もない!」

 

「それで彼、実験が終わったらどうするんです?」

 

「それは彼次第だね。

 もちろん希望するなら、【勇者の歌】の機能は外してあのデモニカは彼にプレゼントするとも。

 次の職を得るのにあれは必要になるだろうからね。

 それと、着用者を思考誘導している節があるが、AIの方はどうするかね?」

 

「ドクトルニキも悪い人ですね。

 AIは調査して手に負えないなら、消去か封印しておきます。

 あ、そうそう。本命の歌スキルの方も調整が付きましたよ」

 

「ほう、見せてくれないかね?」

 

 

 研究員のB級映画好きは端末を操作して、別のスキル開発のデータを画面に映した。

 

 

「向こうの担当は完成品を【英雄の歌】と名付けるみたいですよ。

 判りやすく、『処刑用BGM』でいいと思うんですがね」

 

「向こうの担当者にも拘りがあるんだろう。

 あの試作品だった【ヤンマーニ】も自信作だったようだしね」

 

「とりあえず、付呪用の腕輪の制作は前と同じ有栖川さんに頼みますね。

 それでスキル生成用の悪魔の方、なんですが…」

 

「わざわざ、ミナミィネキくんに頼んで調整して召喚してもらったんだぞ!

 何か問題でも起きたのかね?」

 

「悲鳴を上げて拒否しています」

 

「は? どういう事かね!?」

 

 

 研究員の彼が端末を操作し、スキル生成用の【高揚の歌】というスキル持ちの悪魔である【屍鬼ドラッグクイーン】のデータが画面に映る。

 その画面には、曲のリストを書いた紙を持って泣きながら抗議をするドラッグクイーンの姿が記録されて映されている。

 

 

「あまりにも数が多すぎるみたいで、スキル生成するだけでもマグネタイトが足りないと」

 

「んん、そうかね?

 ロボット、特撮、アニメと種類はあるが、想定では100曲程度だろう?

 それに、その殆どは音楽のみのものではないかね?

 コーラスの物も含めて、歌詞があるのはせいぜい4割ほどらしいではないか!」

 

「生成する過程が大変なんですよ。

 フルコーラスをカラオケで全力で歌うか演奏する必要があるので、一人では無理だという話らしくて。

 しかも、出来るまで歌い直す事もあるので、一つ出来るのに複数回歌う事もあるようなので」

 

「いいかね!? このスキルは、我々黒札の需要が見込めるものだ! マグネタイトが足りないと言うなら、必要なだけいくらでも与えればいい! 喉や指を痛めたのなら、魔石でもチャクラドロップでも必要なだけ与えて生成させたまえ! 演奏するにしても、主旋律のものだけ演奏すればいいようにしてあるはずだがね!? そもそも今回のは汎用に調整したもので、曲に合わせてヤンマーニのようにカスタム調整したものではない簡単な方なのだ! カスタム調整をするならばこの工程の何倍も必要で、スキル効果によっては他の神や黒札やショタおじの手を借りる事になるのかもしれんのだぞ?! それを分かって言っているのかね!? それぞれに交渉し報酬を決めて行なう日程の調整や段取りに根回しがいかに面倒な事か! それとも、それを代わってやってくれるとでも言うのかね!?」

 

「いいえ! 折衝はドクトルニキにお任せします!

 向こうの現場にはすぐに伝えてきます! それでは!」

 

 

 そう言って額に青筋を立てて叫ぶドクトルニキの前から、その研究員は脱兎のごとく部屋を出ていった。

 

 

「それとも、あのAIのモデルのように欠陥品を仲間の黒札達に渡せとでも言うのか?

 私を馬鹿にするのもいい加減にしたまえ!

 分かっているのかね?

 終末を乗り越えるのに手段や力はいくらでも必要なのだぞ、まったく」

 

 

 そう言うと、ドクトルニキは電話を取るとどこかに連絡を始めた。

 

 

「ああ、すまん。ミナミィネキかな?

 今、手が空いているなら少し頼みたいことがあるだが。実は……」

 

 

 

 

 

 この後、ドラッグクイーン達を酷使して“処刑用BGM”改め【英雄の歌】スキルカードはかなりの数が完成した。そして、趣味人の黒札達に買い手が現れたそうである。

 

どっとはらい




後書きと設定解説


・主人公

名前:サミュエル・フィン
性別:男性
識別:異能者・20歳
職業:ガイア連合デビルバスター
ステータス:レベル2(デモニカ:レベル12)
耐性:破魔無効(デモニカ:銃耐性・精神耐性)
スキル:ショートジャブ(敵単体・小威力の物理攻撃)
    ソニックパンチ(敵単体・中威力の物理攻撃)
    ディア(味方単体・HP小回復)
    アナライズ(名前・レベル・耐性が判明する)
    ステルス(物理回避率が20%上昇する)
    勇者の歌(隠蔽された強制起動する強化スキル)
    ※以上がデモニカ装備時の使用可能スキル
    悪運(一定期間内に1度だけ、
       受けたダメージと状態異常を無効化出来る)
装備:メタルマンスーツ(派生デモニカ)
詳細:
 元はアメリカから難民で今はガイア連合のデビルバスター
 主な仕事はドクトルニキの研究の犠せ…生に…被が…被験者
 メシア教に一神教系の別宗派の両親を殺され日本に避難して来た
 天使と戦える力を求めていたところをドクトルニキに捕まった
 スタンフォードで優秀な成績だった善良で人が良く信じやすい性格
 整った顔だが典型的な真面目なナードタイプの白人男性の容姿

・関係者

名前:アーサー・ブレイク博士
性別:男性
識別:デモニカ内蔵AI?
職業:デモニカ・ナビシステム
詳細:
 ドクトルニキが外注したデモニカのナビシステムのAI
 容姿と性格は某クソ映画の「アーサー・ブレイク博士」にそっくり
 スーツの制御権はこいつが秘密裏に良かれと思って握っている
 これは完全再現の方が需要があるという意見の為、こうしたらしい

名前:ドクトルニキ(松戸展男)
性別:男性
識別:転生者(ガイア連合)・50代
職業:ガイア連合技術部科学者
詳細:
 ガイア連合に所属するマッドサイエンティスト
 前世も現世も前職は発明家を自称する電化製品の修理技師
 ガイア連合を知り現世の全部をかなぐり捨てて突撃した
 天才ではあるが周囲が引くほど行動が時々エキセントリック
 発明家を自称するだけあり時々突拍子もない閃きを得て暴走する
 オリジナルデザインのデモニカをこよなく愛する懐古主義派の領袖
 容姿は幼女戦記のマッド科学者によく似ている

【屍鬼ドラッグクイーン】
レベル4 耐性:火炎弱点・破魔弱点・呪殺無効
スキル:ブフ(敵単体・小威力の氷結属性攻撃)
    高揚の歌(敵単体・中確率で高揚を付与する)
詳細:
 ハートマーク付きの赤いドレスとガーターベルトを着けた男の娘悪魔
 高揚の歌のスキル持ちとしてミナミィネキ協力の下に召喚された
 制作された歌スキルの検証と生成用に日々カラオケし続けるのが仕事

・アイテム

【メタルマンスーツ】
ドクトルニキのチームが自身の研究用に作成した改造デモニカ
着用者のサポート・ナビAIとしてブレイク博士を完全再現
スキル検証用目的のスーツのため着用時にロックを外から制御可能
ドリンクボトルを繋いで着用したまま流動食を食べられる機能あり 
長期間の着用実験の為、着用者の排泄物を乾燥粉末にして廃棄する機能付き
スーツのデザインは某クソ映画の同名のものと色違いの同じ仕様

【勇者の歌】
“処刑用BGM”のスキル化の派生で出来たデモニカ用スキル
デモニカの着用者が「勇敢な兵士」となるのを目的として作られた
ヘルメット内に常に低音量で響きこの歌を強制的に聞かせて効果を発揮する
アクティブスキル、対象:自身、MP消費スキル
BGM開始時、連動効果が発動
「BGM演奏中の間、自身を高揚状態にする」
“高揚”になっている間は以下の効果が発動
・物理命中率、物理回避率、クリティカル率、状態異常にする確率が上昇する
・被クリティカル率、状態異常になる確率が低下する
自身が生存中、自身は次の効果を発揮
「高揚のとき、緊縛・睡眠・混乱・恐怖・絶望を無効化し好戦的になる」
効果時間はデモニカ使用中の間は常にBGMが流れ続く仕様
コストはデモニカ使用者のMPを強制的に徴収し繰り返し使用する

【英雄の歌】
“処刑用BGM”スキルの汎用調整型
選曲に合わせた調整をするなら、効果内容は以下のものとは違う物になる
アクティブスキル、対象:自身、HP消費スキル
BGM開始時、連動効果が発動
「自身をチャージ状態にし、BGM演奏中の間、自身を高揚状態にする」
“高揚”になっている間は以下の効果が発動
・物理命中率、物理回避率、クリティカル率、状態異常にする確率が上昇する
・被クリティカル率、状態異常になる確率が低下する
自身が生存中、自身は次の効果を発揮
「高揚のとき、自身が与える物理・銃属性ダメージが増加し、クリティカル率が上昇する」
効果時間は選曲したBGMによるが最大5分間まで
使用後は、過剰な体力の消耗により最大HPの25%を消費する

本来の状態異常である「高揚(HIGH)」は、ソウルハッカーズに登場したものでプレイヤーの指示を無視して通常攻撃を繰り返すものでした。
ドラッグクイーンのスキルも基本はこれになります。
今回のスキルの「高揚」は、D2メガテンのものを参考にしています。

※アメリカのAIプログラムの提供者:
 本家様AAスレまとめの「おまけ サヤカちゃんネタ」の『電霊ルリ』

※デモニカAIの言動:
 メタルマン語録より抜粋。原作の映画で本当に言っているんだぜ

TSUTAYAでメタルマンを借りて見ましたが、B級映画にふさわしいものでした。
訳が分からないでしょうから、興味のある方は見ないほうがいいです。


もし、読んでくださった方がいるならありがとうございます。
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