【カオ転三次】『俺たち』閑話集   作:塵塚怪翁

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今回は、16話の転生者の続きのお話

時系列としては、半終末に突入してしばらくした頃です。


 とある地方派遣調査員転生者の日常その3

 

「ここの問題の解決は、あなた方ガイア連合の方に御任せするまでもない。

 我らに任せて、そこで見物でもしていて下さい」

 

「ほうか。

 メシアンでも高位のテンプルナイトがこれだけいるんやったら、大丈夫やな。

 ほな、ボクらはお手並み拝見させて貰うで」

 

 

 依頼の場所である修道院にブラウニキたちが着くと、そこには男達の集団が待ち構えていてこう話しかけてきた。

 それにブラウニキがこう答えると、在日アメリカ軍の装備や銃器に身を包んだメシア教徒の精鋭らしいテンプルナイトの集団は自慢気に笑いながら件の修道院の内部へと踏み込んで行った。

 

 フクロウ型シキガミのオウルのアナライズによると12名ほどの平均10レベルの練度も高いチームのようであるが、ほぼ全員がブラウニキの側にいた助手の弓削猟果(ゆげりょうか)や今回の依頼人である年若い美少女のシスタークリスの身体に下卑た視線を向けてから移動しているのをブラウニキはため息をついて見送った。

 

 両手で体を抱いて横を向き、不安げに彼らを見るシスタークリスはブラウニキに問いかけてきた。

 

 

「……あの、協力していただくのは無理なんでしょうか?」

 

「シスターさんも、あいつらの視線は気づいていたでしょう?

 私だけじゃなく、あなたも仲間じゃなくて完全に娼婦だと見ていたわよ?」

 

 

 冷たい視線で彼らを見送った猟果は、ふんと鼻を鳴らして彼女にそう返す。

 

 

「ここの修道院の本来の仕事がそうなら、そうかも知れませんが」

 

「お嬢ちゃんはまだ新人で、教育前やったからそう思うんやろうな。

 外にお使いに行っている間に難を逃れたんだから、運はええ方やないかな。

 まあ、1、2時間ほど待ってみるのもええかもな?」

 

 

 所在無げに立ちすくむ彼女に視線をやりながら、乗ってきた車のワゴンにより掛かりブラウニキはここG県にある『マグダレン修道院』に来る事になった2日前の経緯を思い出していた。

 

 

 ーーーーーーーーーー             

 

 

「久しぶりだな、ブラウニキ」

 

「おお、カンユーニキ。なんぞ用でもあるんかいな?」

 

「こっちに来てくれ。頼みたい仕事があるのは確かだよ」

 

 

 前の事件から2ヶ月ほど経ったある日、ブラウニキはカンユーニキに呼び出されていた。

 

 これからも今の仕事を続けるなら最低限の強さは必要だとショタおじに言われ2ヶ月間、30レベルに到達できるように異界に潜ったりミナミィネキに新しいスキルの指導を頼んだりして過ごしていた彼だったが、目標にも目処が付き新しい依頼をと考えていた所で第2山梨支部近くの喫茶店『翠』に呼び出されていた。

 

 ブラウニキが店に入ると、奥のボックス席にカンユーニキと一人の少女が座っていた。

 

 カンユーニキの隣に座るその少女は、金髪の後ろ髪をおさげで一つに纏めこちらを碧眼で不安げに見つめているスタイルの良いシスター服を着ている娘であった。

 なんでここにこの服装の娘がいるのか不思議に思いつつ、ブラウニキはこっちだと手を振る彼に導かれ手前の席に座った。

 

 

「店員さん、彼にもコーヒーを頼む。ホットでいいか?」

 

「ああ、かまへんよ」

 

 

 とりあえずの注文をすると、カンユーニキは不安げにこちらを見つめている彼女をチラリと見て事情の説明を始めた。

 

 

「彼女は【シスター・クリス】と言う。

 姓は、育った孤児院のある修道院の名をとって『マグダレン』になるな。

 その点で、戸籍上ではうちのラビアンと同じだった」

 

「ああ。例の実家に押しかけてきてそのまま嫁に成った彼女ですか。

 メシアンを嫁にしたとかで、あの時はいろいろとあったようやね。

 そういえば、二人目のお子さんも娘さんだったとか」

 

「おう、姉妹とも可愛い盛りだぞ。今は家で妻と両親が見ているがな。

 で、だ。その妻を頼ってここに来たのが彼女だ」

 

 

 ペコリと頭を下げるシスタークリスに目をやりつつ、ブラウニキは彼から詳細を聞いた。

 

 【マグダレン修道院】。

 

 その起源は、明治の頃の日本の修道院の歴史にも遡る。

 

 日本初の女性の修道院は、欧州から来た厳格な規則を持つカソリック宗派の修道女達が函館に開いたのが最初であった。マグダレン修道院も、その最初の修道院から日本各地に巣立った真摯な信仰を持つ修道女達の一人が開いたものである。

 しかし、それも戦後の新興のメシア教派の台頭で終わりを迎えた。

 

 日本の霊能組織を根切りにし徹底的に破壊した彼らが、自分たちの拠点として他の宗派の一神教徒の教会を接収もしくは強奪するのは自明の理であった。

 背後に進駐軍の力を持ち天使と覚醒者を揃えた武力とアメリカという大国に浸透して得たその財力に勝てる者はおらず、一部の幸運な者たちだけが自分の教会を持ち続けられたのは言うまでもない。

 

 マグダレン修道院もその例に漏れず戦後に彼らに接収され、当時の経営者達が追い出された後は美貌と霊的素質のある孤児の少女を集めて仲間内と協力してくる権力者相手に抱かれるシスターという仮面をした娼婦を育てる娼館、慰安所と成り果てていた。

 

 カンユーニキの今の嫁であるラビアンもそんな彼女らの一人であったが、彼のお陰でその地獄を捨てて脱し幸せになっているのは政治的なあれこれを除けば喜ばしい事には違いない。

 ここにいるシスタークリスも、そんな彼女らの一人になるはずの新人であった。

 

 

「数日前のことなんです。

 私が遠くの街まで、壊れた儀式に使う祭具を買うように使いに出された日でした。

 日が落ちて、私がタクシーでようやく戻れたときには手遅れでした。

 修道院の中は、化け物が徘徊して友達やお姉さんたちに襲いかかっている最中でした。

 私は怖くなって逃げ出し、近くの同胞に助けを求めました。

 でも、それが上手く行かず親しかった先輩のラビアンさんに連絡したんです」

 

「まあ、今のこの時期に異界に潜れる実力のあるメシアンなんざ一握りでしかない。

 そういうのは、お偉方の警護に駆り出されているんだろ。

 それに、ハンター協会や地元の組織の人間がメシアンを助ける事なんて無いだろう。

 最後の頼みの綱で、ラビアンに助けを求めたというのが事情だ。

 それで出来れば、この件の処理をお前さんにお願いしたい」

 

 

 そう語る二人に、不思議そうにブラウニキは尋ねた。

 

 

「普通のボクらなら、引き受ける訳無いやろっていう様な話しやでカンユーニキ。

 なんでボクに話を持ってきたんや?」

 

「まず、戦闘能力の乏しい俺では難しいの一つ。

 次に、その修道院がある場所がどこだか知っているか?

 お前さんにスキルの指導をしてくれたミナミィネキの異界のある場所の近くだよ。

 そこの異界が変に拡大でもしたら、彼女の夜魔関連の素材収集に支障が出るかもしれないぞ。

 わりと恩義を感じているんだろう? ブラウニキの好みのタイプだしな」

 

「ぐ……」

 

「【黒札の仲間と深い男女関係にはならない】のが信条のお前の事だ。

 彼女と致していたとしても、修行としての一部だろ?

 それでもあの有能さと容姿だ。多少は絆されてもおかしくない。

 俺も妻がいるからよく分かるが、男なんて女の前で見栄を張るのが本能ってものだ。

 恩返しの機会になるんじゃないか?」

 

「……そうかもしれんけど、報酬が無いんやったら流石にボクでも嫌やで?」

 

 

 そう返してくるブラウニキの言葉に、ニヤリと笑ってカンユーニキは答えた。

 

 

「その辺は抜かりはないぞ。既に、係長と組んで取り付けてある。

 成功報酬になるが、金銭とは別にマッカも貯め込んでいるみたいだからな。

 あの管区の司教とやらは、修道院のお陰でかなり稼いでいたそうだぞ。

 綺麗事が大好きなあのショタおじに言い寄ってる女性代表の耳にでも入ったら大変らしい」

 

「ほな、そこにいる彼女の今後の身の振り方も決めてええんやろか?

 悪魔に襲撃されて、ここまで長時間経っているんは彼女らはもう元には戻らないんやろうしな」

 

「一応、身一つで妻を頼ってきた後輩でもあるし、あまり阿漕な事をするなよ?

 メシアン相手でも外聞や世間体てものもある。

 ああただ、彼女も報酬の件では魔術的な同意書にもサインしているぞ。

 そうだよな、シスタークリス?」

 

 

 裏の事情まで一部始終を黙って聞いていた彼女は、青い顔で震えながらもブラウニキを見て頭を下げた。

 

 

「……はい。そんな大金は払えませんので、私が出来ることなら何でもやります。

 お願いですから、皆んなを穢した悪魔を退治して下さい」

 

「よし、分かったわ。引き受けよやないか。

 準備したらすぐに山梨を立つから、カンユーニキは手続きの方は頼むで。

 それで、お嬢ちゃん。あんたも一緒に来てもらうで」

 

「それじゃ、頼むぞ。ブラウニキ」

 

 

 ーーーーーーーーーー             

 

 

 そんな事があったのが、一昨日。

 そして、現在。

 

 例のこの管区の司教とやらが派遣した子飼いのテンプルナイトの集団が、こちらの行動を静止してぞろぞろと中に入って行ってからそろそろ1時間が経った。

 所詮は見習いシスターの救助要請は聞く気がなくても、お偉い司教様の命令は聞くというだけの連中だまあ、こんなものだろうと見切りを彼はつけた。

 

 女子二人は車の中で座らせ、オウルに周囲を警戒させながら入り口を見ていたブラウニキは、そろそろいいかと中の二人に声を掛けた。

 

 

「そろそろ中の様子を見てくるんで、二人はここで待機しているんや。

 オウル、行くで」

 

『ホウ(了解)』

 

「えっ? ついて行かなくていいの?」

 

「リカは何かあった時の外への連絡要員や。

 シスタークリスのお守りも頼むで。くれぐれも中に入らん様にな」

 

「……あの、テンプルナイトの方々は?」

 

「それも含めて見てくるんや。

 あんさんよりはるかに強い彼らが戻ってこないのは理由があるからやろ。

 この中で一番弱いのはあんたや。ちゃんと弁えよか?」

 

「……はい」

 

 

 二人が頷くのを確認すると、ブラウニキはカバンを持ちオウルを連れて修道院の扉を開き中に入った。

 ムワッと異界特有の感触がして、その中は案の定、異界と化していた。

 

 内部は、教会の中と思しき装飾の薄暗い廊下が先の方まで続いているようだ。

 時折、「あっ♡」やら「うっ、出る♥」という声やジュボジュボという何かの水音、ゴソゴソと何かが這いずり回る音がかすかに奥の方から聞こえてくる。

 そして、何より彼が気になったのはこの異界内に漂うすえた臭いのする空気であった。

 

 

「この空気、もしかして【淀んだ空気】のスキルのもんか?

 ボクのペルソナの【淀んだ吐息】と似た臭いがするで」

 

 

 彼のペルソナ【悪魔インキュバス】が持つスキル【淀んだ吐息】とは、『敵単体の状態異常の付着率が上昇する』スキルである。これが【淀んだ空気】に変化していた場合『敵全体』が対象になり、もっと悪いのなら『敵味方全体』に及ぶものになる。

 

 ブラウニキは念のためにカバンから毒耐性の付与された霊装の防毒マスクを出して被ると、新品のCOMPを取り出して中にいた仲魔を呼び出した。

 

 

「ほら、出てこい。『バービー』」

 

「ああ♥ ご主人様、私をお呼びでしょうか♥

 まあ♥ そんなマスクまでして、どんな酷いことをされるのでしょう?」

 

 

 そこに喚び出されたのは【天使エンジェル】であった。

 それは両目と身体の局部を黒い革の拘束具で隠し、首輪から1mほどの鎖が垂れている白い大きな翼を生やした女性の姿をしていた。

 

 コレの正式な名称は【天使“M祈願の”エンジェル】で、ミナミィネキ謹製の拘束された女性というデザインにあった性癖のエンジェルを作ろうというコンセプトから調整されて召喚された天使であった。彼女の娼館では、天使にそういう事を乱暴にするのを望む客のニーズにあったのかそこそこの数が働いているようだ。

 これは、ブラウニキが自分の弾除けになる忠実な仲魔として彼女の娼館から譲渡された個体であった。

 

 『バービー』の名前は、野鳥をおびき寄せて狩るための木彫りの野鳥そっくりの囮を『バード・カービング』と呼ぶのと女児用の人形の名前を絡めて名付けている。彼女の忠告で、こうして名付けをすると仲魔はより契約に縛られて忠実になるという事からブラウニキは名付けていた。

 

 

「ええから、ボクの前を飛んで敵を引き付けるんや」

 

『そんな♥ ご主人様にお尻を視姦されながら進むなんて♥…あっ、そんないい♡』

 

「ええから、イクんやなし行きや」

 

『はうん♥ ご褒美も頂きましたし、頑張らせていただきます♥』

 

 

 ペルソナを出しながらバービーの尻を蹴飛ばして進むように促すと、コレを買ったことを少々後悔しながらオウルを肩に載せてブラウニキは奥へと進んで行った。

 

 

 ーーーーーーーーーー             

 

 

 

『…あっ♡…はっ♥』

 

「ほれ、傷薬や。いつまで喘いでいるんや。とっとと、先に進むで」

 

『はうん♥』

 

 

 物陰から伸びてきた触手にバービーが捕まり喘いでいる間に、相手の悪魔である【夜魔ラフム】を燃やして先に進むを繰り返してブラウニキはかなり奥まで進んでいた。

 異界の中は奥に進むに連れて、触手を生やす多種多様な姿の肉塊の悪魔が徘徊する淫靡で異様な異界に成り果てていた。

 

 道中、クリスの先輩や仲間だった全裸や半裸のシスターたちがあちこちの場所でラフム達に、ある者は天井から吊り下げられ、ある者は壁に押し付けられ、またある者は床に組み伏せられてグチョグチョと行為に及んでいる姿がそこかしこで見られた。

 

 ブラウニキが行為に熱中して無反応のそれらの悪魔を燃やし潰し引き剥がして女性を助け、バービーのディアで応急処置を済ませて結界器具の範囲内に置きペルソナの【スリープソング】で寝かして安静にさせる。

 

 それらを繰り返し粗方助け終わる頃には、レベル1だったバービーがレベル8になるくらいの長時間潜っている事になっていた。

 

 

「それにしても、メシアンの連中はどこに行ったんや?

 たく、少しは手伝わんかい」

 

『ご主人様♥ あとは一番奥の異界のボスの部屋だけですよ?

 このまま行かれるのです?』

 

「もちろん、まずはバービーが中に入って偵察や」

 

『ああん、さすがご主人様♥ なんて私好みの扱い方なのですかっ♥……んんっ♡』

 

「悶えるな、悶えんでええ。はよ、行かんかい」

 

 

 異界の殆どを見て回り地図で見ると、残すは礼拝堂を模したボスのいる部屋だけになった。

 ブラウニキは扉を少しだけ開けると、バービーを部屋内に放り込み隙間から覗いた。

 

 部屋の内部には、奇怪な姿の女性の巨大な悪魔がステンドグラスの祭壇を背に鎮座して嬌声を上げ悶えていた。

 

 上半身には黒い翼の嬌声を上げる淫靡な褐色肌の裸身の女性が生えており、下半身は2m大の幾重にも絡まった黒い触手の塊のような姿をしていた。そして、その黒い触手の塊に群がるようにして裸の男達が抱きつき腰を振っていた。

 彼らは、ものの見事に悪魔に魅了され取り込まれた先に潜っていたテンプルナイト達であった。

 

 その彼らはリズミカルに動き塊の中に取り込まれながらも、恍惚の表情で口々に何か叫んでいた。

 

 

「Ia! Ia! Vhuzompha fhtagn! Ia! Ia! Vhuzompha fhtagn!」

 

「Ia! Ia! Vhuzompha fhtagn! Ia! Ia! Vhuzompha fhtagn!」

 

「「「Ia! Ia! Vhuzompha fhtagn! Ia! Ia! Vhuzompha fhtagn!」」」

 

『laaaaaaaaaaaaa♥ haaaaaaaaaa♥ aaaaaaaaaa♥!』

 

 

 その姿を覗き見ながら、ブラウニキはオウルに尋ねた。

 

 

「あの奇っ怪なものは何や、オウル」

 

『ホホウ(…解析完了。レベル34、【邪神ヴーゾンファ】。スキルのデータなし)

 ホウ(耐性は、氷結耐性・電撃弱点・破魔無効・呪殺無効)」   

 

「いあいあ言っているから、クトゥルフ関係かいな?」

 

『ホウ(その可能性はかなり高いです)』

 

『ああっ♡! こんな…ダメ。私にはご主人さまが♡! あはあっ♡!!』

 

 

 その声にバービーの方を見ると、フラフラとそれに近づいていた彼女がヴーゾンファから伸びてきた幾本もの触手に捕まり全身を弄られているのが分かった。それがビクンビクンと悶えながらズルズルと引き寄せられているのを見て、ブラウニキは行動を開始した。

 

 

「予定どおりや、始めるで」

 

『ホウ(了解)』

 

 

 ーーーーーーーーーー             

 

 

 それは、普通の人間とは隔絶した思考を持つクトゥルフ神話における旧支配者の一柱であった。

 しかし、その思考は融合した天使と混ざり人に近い思考になり、地上に召喚され歓喜するようになった。

 

 メシア教に恨みを持つ男が、他所の組織の倉庫から盗んだ召喚器の壺でテロに走ったのがそもそもの原因だった。理由も、教会の中でここに入り込めたからいうだけの理由であった。

 それから召喚されたものは、ネジ曲がった術式で『邪神』ではなく触手の怪物として『夜魔』となったラフムであった。

 

 召喚した件の男はたちまち干からびて死に、近くにいた少女たちや客でいた男達を次々に襲いマグを得ると壺から仲魔を呼び修道院の中を自分たちのものにしていったのだが、ここの守護をしていた天使プリンシバティにラフムの中で最も大きい個体が取り憑いたのが終わりの始まりだった。

 

 天使と交合し融合したそれは、別のナニカである“彼女”に変わり自分の棲み処である異界を構築した。

 

 彼女は海洋生物たちの源となった両性具有神で、「あらゆる海の生き物たちの父にして母」と作品の中ではされていた。

 彼女の祭儀は、美女たちだけのカルトが秘密の入り江に建てられたこの蛸とも蟹とも海月にも見える神の似姿の像の前で、性儀式を執り行うというものだ。詳しい描写は省くが、神と交わる事で得た生贄の男の快楽の感情と肉体、さらに彼女達の性的快楽の感情を捧げそれを神は食すのだという。

 

 こうして融合したプリンシパティの地上を統治支配する任務に従う本能も加わり、ここでもその記述の通りに彼女はやって来た男達を魅了してその身に取り込んでいる所だった。

 そして、彼女が何気なく捕まえたフラフラと飛んで来た天使をこれも取り込むかとしていたそこへ、入り口から無数の何かが飛んできて彼女の身体を吹き飛ばした。

 

 

 ーーーーーーーーーー             

 

 

 ブラウニキは、技術部から試験作動を頼まれていた簡易シキガミ札を3枚カバンから取り出すと合言葉を唱えた。

 

 

「行け。【さよなら、天さん】」

 

 

 その3枚の札は坊主頭の子どもの姿をした紙細工になると、扉の中に飛んで行きそれぞれヴーゾンファに取り付くと起爆し範囲一体を吹き飛ばした。

 そして、目も眩むような閃光と爆発が起きて異界全体にその震えが伝わり、ヴーゾンファとバービーは悲鳴と嬌声を上げた。

 

 

『ギィイヤァァァァァ!!』

 

『ああっ♥! ご主人様ぁっ♥♥!!』

 

 

 その札は、簡易シキガミに【飛行】と【自爆】【特攻】【玉砕破】のスキルを付与し、合言葉と共に起動して誘導ミサイルのように敵に突っ込んでいくのを目的に開発された【カミカゼ・ドローン】と呼称される技術部の試作品である。

 試作なのは制作者によって効果ダメージが違うのと、変化後のデザインの本採用争いで簡易とは言え式神に愛着のある黒札達から反発があるからだそうだ。

 

 なお、何故あの合言葉とあの姿になるのかと言うと、開発者が概念的にあれしか思い浮かばなかったからだそうである。

 

 その吹き飛んだ彼女は上半身は触手を盾に身を守ったようで原型を留めているが、体力の7割は削りきった爆破で触手塊はボロボロとなり、取り込む途中だったテンプルナイト達は肉片と化していた。

 羽は吹き飛び血だらけの身体と化したヴーゾンファは、ギロリと入り口から覗き込んでいるブラウニキを睨むと叫び魔法を唱えた。

 

 

『なぜ、このような事をする! 我に帰依せよ!

 男は我を讃えながら喰われるのだ!【魔性の誘惑】!』

 

『ホウ(注意。魅了の状態異常スキル)』

 

「それは対策済みや。おい、起きるんやバービー!」

 

『ああん♥ もう出番ですのね♥』

 

『ええい、目障りだ! 去れ、羽虫!』

 

 

 あの爆発を【食いしばり】で生き残っていたバービーの持つスキルの効果で釣られ、ヴーゾンファの攻撃がフラフラと浮き上がった彼女に集中する。

 複数の触手が彼女の身体に巻き付き、スキルの効果で悶えながら動けなくなった。

 

 

『あああ、もうダメですわぁ♥ あへぇ♥』

 

「ご苦労さんやで、バービー。これでどうや?」

 

 

 瀕死状態になりCOMPに送還されていくバービーを見ながら、ブラウニキはカバンから棒のような物を取り出すと柄に付いたリングを抜きヴーゾンファに向かって投げた。その雷マークが付いている木の柄の先に金属の箱が付いている手投げ爆弾は、ヴーゾンファに当たるとカチッと音がして閃光と共に雷撃を撒き散らす。

 

 

『ガッ、ガァァァァァ!』

 

「おう、こいつもかなりの破壊力やな。弱点やし、よく効くやろ?」

 

 

 ブラウニキが投げた手投げ爆弾の名前は【ライアットボム】。

 手に入りにくいジオンガストーンの代替品として開発された代物で、威力は普通のジオンガストーンより若干劣るが中身の薬品を調整して感電状態にして動きを封じる確率と持続時間はこちらの方がかなり高いという代物である。

 小型化出来ない【神経弾】のパクリでは?、などと言ってはいけない。

 

 これも技術部の知り合いから試験の代行として貰ったものであるが、効果の程は電撃弱点のヴーゾンファによく効いたようで感電してショック状態になり動くことが出来なくなっていた。

 それを見てニコニコと笑いながら、ブラウニキはペルソナに構えさせた。

 

 

「それじゃ、後は動けない間に死ぬまで燃やしてやるわ。

 あと、ライオットボムのお替わりもまだあるで?

 ほな、燃やそか。【アギラオ】、【アギラオ】!」

 

『アガガガ、ギャアアァァァァッ!!!』

 

 

 こうして、修道院に巣食っていた邪神は討伐され異界の消えていったのだった。

 

 

 ーーーーーーーーーー             

 

 

 それでは、事件後の事を語ろう。

 

 調査の結果、代表のシスターロッテンマイヤーと客として来ていた男性達に加え一部のシスター達は、全員が死亡もしくは行方不明として処理されて関係者や関係機関には知らされる事となった。

 

 修道院は閉鎖され、孤児院の方にいて生き残っていた者達は方々の教会に引き取られる事となった。

 

 ここの修道院のおかげで色々と着服していた件の司教は、隠蔽のために派遣した手駒のテンプルナイト達がいなくなったのもあり、持っていた修道院も含めた資産を処分してここの修道院で娼婦として働かされていて生き残ったシスターたちの治療のために役職から外され面倒を見るようにと処分が下ったそうである。

 

 そしてたんまりと報酬を貰い、シスタークリスを転移で連れ帰ったブラウニキと言えば……

 

 

 ーーーーーーーーーー 

 

 

「……そうして、ブラウニキはエロシスターとエロ天使をお持ち帰りした、と」

 

「エロエロ言わんでええやんか、係長」

 

 

 あの事件から数日後、事件のその後を話すために前の時と同じ喫茶店でランチを食べながらブラウニキと係長は話していた。

 ちなみに、係長はナポリタン、ブラウニキはカキフライ定食である。

 

 

「ブラウニキの事だ。しっかり手綱は握っているんだろう?」

 

「当たり前やろ。低レベルでも、天使とメシアンやで?

 エンジェルの方は、ミナミィネキが教義より性癖に傾倒するように霊基を弄って契約でギチギチにしとるから大丈夫や。

 むしろ、ギチギチにされとるのを喜んどる。

 クリスの方も、変な真似は出来んように呪的に縛っておるから平気やろ」

 

「今はどうしているんだ?」

 

「二人の事か?

 クリスはリカと服や必需品の買い出しに行っとる。

 リカは戦闘のセンスはええのに、家事はからっきしやったしな。

 家の方を管理して細々としてくれるんは助かっとる。

 バービーは、……COMPの中で『放置プレイ』とか抜かして悶えとるやろ」

 

 

 真顔で、係長がブラウニキに尋ねた。

 

 

「なんでそんなのを新品のCOMPで仲魔にしたんです?」

 

「肉壁にしても心が痛まん仲魔を探していたら、ミナミィネキに譲られたんや。

 微妙に役に立つから性癖には目を瞑っとる。

 いやもう、その話はええやろ」

 

 

 ゴホンと咳払いをして係長は話題を変えた。

 

 

「そうだな。

 いや、今回の件は色々とお疲れ様だった。

 それで早速で悪いんだが、またもう一件今度は特別派遣をお願い出来ないだろうか?」

 

「ああ、ええよ。

 半終末の今の時期、もう遠征していた黒札も巣ごもりに入っとるから行く奴がいないんやろ。

 で、クズをレンタルで派遣するような場所やないんやろ。

 ボクが行くわ」

 

「助かるよ。

 実は、恐山支部の若返ったけど売れ残ったお姉さん達がだな……」

 

「急用を思い出したわ。ほな」

 

「待て、行くと言っただろう? 逃さんぞ」

 

 

 こうして、ブラウニキの仕事はまだまだ続くことになりそうである。

 




後書きと設定解説


・主人公

名前:ブラウニキ(青上鷹久・あおがみたかひさ)
性別:男性
識別:転生者(ガイア連合)・28歳
職業:ガイア連合地方派遣調査員
ステータス:レベル30・マジック型(魔・速)
耐性:破魔無効・呪殺無効(装備)
スキル:ペルソナ(悪魔インキュバス)
    アイテム習熟(消費アイテムの効果を強化する)
    蛇の道は蛇(裏社会の情報を得る技術)
    異文化交流(異文化の相手への交渉会話術)
    隠密行動(姿を隠して情報を得る技術)
    誘惑(異性相手に有効な交渉術)
    房中術(閨での効率的な霊的技術)
装備:サバイバルベスト(ガイア連合製霊装) 
   サバイバルナイフ(ガイア連合製霊装)
   防毒マスク(毒耐性を付与した霊装)
   呪殺無効のタリスマン
   サファイアのピアス(精神無効付与)
   COMP(ヒロえもん、フォルマサーチ、ライトインヘル)
   アイテム各種
詳細:
 元は風俗店の店員と用心棒を生業にしていた施設出身の転生者
 細目で体格は普通の細マッチョな顔はそれなりの容姿な男性
 高校卒業後、女体が好きで覚醒しアルバイトから裏の業界に入った
 担当していた店の風俗嬢にいたメシア教徒絡みの騒動で連合に保護された
 前世は中年で病死するまで縁がなく独身で過ごしたサラリーマン
 ガイア連合では調査依頼と種乞い依頼を中心に熟している
 服装やコーデが青い物ばかりでピアスもそうなのが通称の由来
 我の強い女性は苦手で特にトラウマのあるハムコネキは一番苦手
 レベル上げとミナミィネキの所で修行したらスキルが生えた
 
【ペルソナ:悪魔インキュバス】
レベル30 耐性:火炎無効・破魔弱点・呪殺無効
スキル:アギラオ(敵単体・中威力の火炎属性攻撃)
    マハラギオン(敵全体・中威力の火炎属性攻撃)
    スリープソング(敵全体・中確率で睡眠を付与する)
    デビルスマイル(敵全体・中確率で恐怖を付与する)
    淀んだ吐息(敵単体・状態異常の付着率が上昇する)
    吸魔(敵単体・小威力の万能属性MP吸収)
    亡者の嘆き(敵全体・恐怖状態の敵を即死させる)
    ソートグラフィ(誰かの夢を写真の形で念写し具現化させる)
詳細:
 欧州各地に伝承を残すサキュバスと対になる男性の夢魔
 眠っている女性の夢に入り込み、子どもを身籠らせるという
 インクブスとも呼ばれ、ラテン語で「上に乗る者」という意味をもつ    
 前世から持つ女性への不信と女体好きを受け入れてペルソナに覚醒した
 蝙蝠の羽を持つ紫肌の悪魔の姿で股間に尖った長い筒を着けている
 従来の小型の姿でなく長身のマッチョな二つの角の生えた彼の姿に近い

・関係者

名前:オウル
性別:男性
識別:フクロウ型のシキガミ
ステータス:レベル26
耐性:物理耐性・破魔耐性・呪殺無効
スキル:トラポート(味方全体・最後に登録した座標へ帰還する)
 スクカジャ(味方全体・命中、回避率を1段階上昇する)
    アナライズ(名前・レベル・耐性が判る)
    エネミーソナー(周囲の敵対的な悪魔の反応を検知する)
    警戒(敵の先制攻撃率と奇襲成功率を低下する)
    飛行(翼で飛行できる。小柄な人物なら運搬可能)
    野生の勘(自身が受ける攻撃のクリティカル率が低下する)
    梟の目(暗視が出来る為、ダークゾーンを無効化する)
    シキガミ契約のため主人以外からの精神状態異常無効
スキル(汎):食事、念話、思考感知
詳細:
 オスの茶色の梟の姿をしているブラウニキの専用シキガミ
 戦闘面でのサポート補助を目的にスキル構成している
 冷静で無口な性格のため鳴き声もあまり出さない
 以前より、レベルとスキルも強化された

名前:弓削猟果(ゆげりょうか)
性別:女性
識別:異能者・16歳
職業:高校生/ガイア連合山梨支部所属員
ステータス:レベル12(成長限界)
詳細:
 ブラウニキが子飼いにしている現地民の美少女
 地方の潰れかけた忍者系組織の家系の生まれ
 依頼のトラブル解決で来た彼に保護されてスカウトされた
 ぼっち気質にとてもコンプレックスがある加虐性癖な性格
 彼の役に立つにはと最近はよく考えている
 何故か生理的に爆発物が嫌いでアレルギーがある
 成長限界になり、デモニカを使うか思案中
 容姿は『とある科学の超電磁砲』の「弓箭猟虎」

【天使“M祈願の”エンジェル】
レベル8 耐性:物理耐性・破魔無効・呪殺弱点
スキル:ディア(味方単体・HP小回復)
    ハマ(敵単体・低確率で即死付与)
    被虐体質(オリジナル)
    (敵に狙われ易くなる。自身のHPが低いほど、
     受けるダメージ量が減少する。
     また、魅了・至福・緊縛の状態異常時、
     受けるダメージ量がさらに減少する)
    中治癒促進
    (戦闘中、行動順になる度にHPが4%回復する)
    食いしばり
    (HPが0になった際、一度だけHP1で復活する)
    三分の活泉(最大HPが30%上昇する)
詳細:
 ミナミィネキ謹製であるブラウニキのCOMP悪魔
 召喚といろいろな実験の後、悪魔娼館で働いていたらしい
 肉壁兼囮と異界の罠を踏ませて確かめる目的で購入した
 野鳥の囮猟の囮バード・カービングから名前は「バービー」
 両目と全身を黒の革で束縛した昔のデザインの女性型天使
 首輪の部分から長さ1m程の細い鎖が垂れている
    
名前:シスター・クリス
性別:女性
識別:異能者・16歳
職業:マグダレン修道院新人シスター
ステータス:レベル4
耐性:破魔無効
スキル:ディア(味方単体・HP小回復)
    パトラ(味方単体・軽い状態異常を回復する)
    潜伏(敵に攻撃され難くなる)
詳細:
 ラビアンの後輩だった孤児院出身のメシア教徒の美少女
 後ろをおさげで一つに纏めた金髪碧眼でスタイルの良い容姿
 出来ることは簡単な回復魔法と身を隠すのが得意なだけ
 彼女は孤児院を出たてで修道院ではまだ見習いだった
 今回のマグダレン修道院の襲撃を知らせた生き残りの依頼者

名前:カンユーニキ(菅優・すがすぐる)
性別:男性
識別:転生者(ガイア連合)・30代
職業:ガイア連合地方派遣調査員
詳細:
 某むせるロボットアニメの小悪党にそっくりな転生者
 元探偵の経歴から全国を移動して調査依頼を熟している
 両親や家族と共に秋田から山梨支部に引っ越した
 元メシアンの嫁が2人目も娘を出産し溺愛している
 今回の件では係長と組んで裏で色々とやっていた

名前:草壁係長
性別:男性
識別:転生者(ガイア連合)・30代
職業:ガイア連合山梨支部総務部係長
詳細:
 山梨支部で受け付け事務の取りまとめ担当の係長をしている
 田舎の役場にでもいそうな眼鏡をした容姿の平凡な男性転生者
 一応覚醒して本名は別にあるが皆には「係長」と呼ばれている
 今回の件では裏でガッツリと向こうからカツアゲしていた

・アイテム

【カミカゼ・ドローン】
敵に突っ込んで自爆し敵集団を倒す能力を付与した簡易シキガミ
術者の意志で照準を付け、合言葉を言うと起動して飛んでいく
技術部で大量生産される簡易式神を使用するため追尾性に難がある
付与スキルは「飛行」と「自爆」「特攻」「玉砕破」など
メギドストーンでも良いのではという意見は開発者は聞かないそうだ

【ライアットボム】
ジオンガと同威力の電撃属性ダメージを与える手投げ爆弾
威力自体は平均的なジオンガに劣るが感電状態にする効果はこちらが上
手に入りにくいジオンガストーンの代替品として開発再現された

・敵対者

【メシアン・テンプルナイト】
レベル10 耐性:電撃耐性・衝撃耐性・破魔無効
スキル:マハンマ(敵全体・低確率で即死付与)
    マハザン(敵全体・小威力の衝撃属性攻撃)
    掃射(敵全体・小威力の銃撃属性攻撃)
詳細:
 メシア教穏健派のテンプルナイトの12人のチーム
 在日アメリカ軍の顔を隠した部隊の様に偽装している
 メシア教装飾付きの軍用アーマーと軍用小銃で武装している
 全員男性で統一されたここの修道院の常連の集まり

【ダークサマナー】
詳細:
 修道院で客になりすまして入り込み悪魔を召喚した男
 メシア教に家を潰され地元組織に追われ全部を恨んでいた
 他所の組織の封印倉庫から召喚器を盗み出してテロに走った
 その魔改造された「脇見の壺」がニャル製の品で原因だった

【夜魔ラフム】
レベル3~14 耐性:火炎弱点・氷結耐性・破魔弱点
スキル:巻き付き(敵単体・小威力の物理攻撃。
         中確率で快楽毒による麻痺を付与する)
    溶解ブレス
       (敵単体・防御力を1段階低下する)
    吸血(敵単体・小威力の万能属性HP吸収攻撃)
詳細:
 日本特有の成人向け文化概念から生まれた怪異に近い触手の悪魔
 姿は皮膚のない肌のイソギンチャクのように蠢く触手の塊の肉塊
 もしくはコールタールのように黒い粘性のスライムの様な塊
 相手を性的に襲う際のMAGを好み、本能的に繰り返す行動が多い
 触手の先端から白くて臭い粘液の溶解ブレスを吐き出す
 女性から吸収したマグにより主に成長するらしい
 邪神ラフムの本霊としては非常に不愉快な喚ばれ方であるらしい

【邪神ヴーゾンファ】(ボス)
レベル34 耐性:氷結耐性・電撃弱点・破魔無効・呪殺無効
スキル:触手巻き付き(敵複数・1~4回の小威力の物理攻撃。
           中確率で快楽による緊縛を付与する)
    エナジードレイン
       (敵単体・小威力の万能属性HPMP吸収攻撃)
    マハブフ(敵全体・小威力の氷結属性攻撃)
    メディラマ(味方単体・HP中回復)
    魔性の誘惑(敵全体・中確率で魅了を付与する)
    淀んだ空気(敵味方全体・状態異常にかなり掛かり易くなる。
          効果範囲は異界内の全てのエリア)
    ボス補正によりHPMP増加、破魔・呪殺無効、状態異常耐性
詳細:
 ル=クトゥの魔神たちの一柱であり旧支配者であるクトゥルフ神話の神
 両性具有の神であり、「あらゆる海の生き物の父にして母」とされている
 上半身は黒い翼の嬌声を上げる淫靡な裸身の褐色肌の女性が生えている姿
 下半身は2m大の幾重にも絡まった黒い触手の塊のような姿をしている
 ここに喚ばれたラフムの一体が教会の守護天使と融合し変化した
 ここの守護だった天使プリンシパリティが女性型だったのが悪化の原因


読んでくださった方がいるならありがとうございます。
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