【カオ転三次】『俺たち』閑話集   作:塵塚怪翁

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今回は、とある山梨支部のペルソナ使いの女性転生者のお話。

時系列としては、アメリカのクトゥルー召喚から半終末に突入する間の頃です。


 とある女性転生者の愛の形にまつわる顛末

 

「……どうして……私の邪魔をするの?

 ……仕事は…終わったわ。……早く帰りたいの…」

 

「そう言わずに、お嬢さん。お礼の宴会も用意しているんですよ?」

 

 

 とある地方の寂れた都市にて、一人の黒髪の美少女が20代半ばくらいのいかにも良家のお坊ちゃんとでもいうような美形の男に絡まれていた。

 

 男の方はここの地元の名家の者であった。

 自分らでは対処できない異界の処理をガイア連合に頼み、それを一人で解決したその少女を家に取り込むべく、地元では敵なしの得意の女性を口説くやり方で懐柔しようと話しかけていた。

 

 

「……興味ない。……早く帰って、彼に…会いたいの…」

 

「そんな事を言わずに。俺の方がいろいろと楽しませてあげるぜ」

 

「……触らないで」

 

 

 噂に聞くシキガミも連れず、こちらの案内人も入り口に残し一人だけで異界に入り攻略する。

 それだけの実力であるが、のこのこと一人だけで来た内気で大人しそうな外見のこの華奢な少女ならいつものように口説けばいけると男はそう考えていた。

 男は手慣れたように彼女の肩を抱き、言ってはならない言葉を口に出した。

 

 

「“そんな彼”なんかより俺と一緒の方が楽しいって、絶対」

 

「……イシュタム」

 

 

 そう彼女がつぶやくと、背後から古代南米風の民族衣装に身を包み白い仮面を付けた黒髪の女性の像が出現し、その男の首を掴んで持ち上げた。

 足もつかない高さまで持ち上げられ苦しむその男に彼女は告げた。

 

 

「がっ! あががぐごっ!」

 

「あなた、うるさい。……それに…彼を否定するなんて…。

 だけど、報酬が支払われていないから…まだ依頼人だから消せない。

 …二度は言わない…どっかに行って」

 

「ぐげっ!」

 

 

 そのまま男を遠巻きに見ていた他の者達の方に放ると、後ろの女性に抱きつかれたまま振り返って恐怖に引き攣る顔の彼らに告げた。

 

 

「……報酬はちゃんと…ガイア連合の方に…支払っておいて。

 裏切ったら…私があなた達を消しに来るから…ね」

 

「…………」

 

 

 こくこくと頷く代表者と、地面に叩きつけられ運ばれていく男を視界の外に置くと彼女はその街を出て行った。

 

 彼女の通称は【ニーアネキ】。

 

 高レベルのペルソナの使い手でありその孤独な境遇から強い承認欲求を抱えていたが、真摯に自分のために指導してくれたショタおじに惚れて、彼のためなら何でもするしその身を捧げるのも厭わないショタおじガチ恋勢のヤンデレ転生者であった。

 

 そんな彼女が今回のお話の主役である。

 

 

 ーーーーーーーーーー

 

 

「だからさぁ、俺が活躍するのに相応しいもっと良い依頼はないのかよ!?」

 

「……いえ、ですからそれは……」

 

「……どいて。邪魔…よ…」

 

「んだよ、俺が話して……?

 ……ひぃっ、ニーアネキ! す、すいません、今どきますっ!」

 

 

 依頼終了から数日後、山梨第2支部に戻ってきたニーアネキは仕事の報告をするべく依頼の受け付けカウンターまで来ていた。彼女の前で受付に絡んでいた黒札の男は、後ろにいたのが彼女だと知ると顔を青くして走り去って行った。

 

 以前、ここのロビーで別の女性と間違えて口説きショタおじを軽く扱った発言をした黒札の新人を、3分の2殺しにして医療棟送りにしたのは有名な話である。それを知る今の男がすぐに逃げたのは正解だろう。

 男がいなくなったのを無視し、受け付けにいた“厄介な黒札担当”の係長に彼女は話しかけた。

 

 

「…仕事…終わったわ。報酬は…大丈夫?」

 

「ええ。終了していますよ、ニーアネキさん。ご苦労様でした」

 

「……そう。それで…私は大異界の中層…には入れるの?」

 

「貢献としてはあと少しですね。

 このルールは、彼も了承しているものですからご承知ください」

 

「…彼が…認めているルールなら…従うわ。

 ……それで、次は…何をすればいい…の?」

 

 

 彼女は山梨の大異界はショタおじがかつて最下層まで攻略してそこの湧き潰しを求めているのを知り、今まではタルタロスなどの認知異界に自身を鍛え上げるために一人で潜っていたのを止め大異界の方に潜るのを始めていた。

 

 山梨の大異界の中層以下に挑むには、ある程度の依頼を果たすなどの貢献が必要とされている。もっともそれは中層に潜るだけの実力を持っているのかを調べるためのものであり、彼女の場合、実力は充分だが常に一人だけで動くのが事務側には危惧されていた。

 

 自身のシキガミである、実の妹の【来栖川久理恵(くるすがわくりえ)】も放置状態であるのがその根拠であった。さらにその性格から、他のペルソナ使いとも連携を取れないでいた。

 

 

「それなんですが、やっぱり他の方とペルソナの異界に行くのは無理でしょうか?

 普通の異界に行くにしても、シキガミを連れていけませんか?

 我々転生者の親しい相手を失うのは、彼が一番嫌がる事です」

 

「……ごめん…なさい。

 彼の…悲しむ事でも…どうしてもあの人達は…苦手なの。

 ペルソナを使う人は…こちらに話しかけ…過ぎる人が多いから…」

 

「それでは、シキガミはどうです?」

 

「……あの娘と行動するのは…嫌。

 ここに居られる条件で…あの子を…シキガミにするのに同意はした…けど、見ていると…消したくなるから嫌…なの。

 新しくシキガミを持つのも…嫌。

 イシュタムがいるし、彼の隣に行くのに…邪魔になるから」

 

「そうですか、残念です。貴女を失うのは、彼が悲しむ事だと忘れないでください」

 

「…はい…もちろん…です」

 

 

 コクリと頷く彼女を見て、係長はファイルから一通の封筒を取り出すと彼女に手渡した。

 

 

「今回の依頼も、彼からの指名になります。

 詳細はそれに書かれているので、読み次第取り掛かってください」

 

「! …はい…すぐに読みます。…失礼します…ね」

 

 

 彼から手渡された封筒を大事そうに仕舞うと、ニコニコしながら手紙を読むために自分の家にニーアネキは帰って行った。それを見送ると、係長はため息をついた。

 

 

「毎回、ショタおじに直筆での手紙を頼むのも大変なんですがね。

 別人が書いたやつはすぐに見破るので、出来ないからしょうがないか。

 まったく、ショタおじも本当に厄介な女性にばかり惚れられたものだなぁ」

 

 

 ーーーーーーーーーー

 

 

「……あ。

 ちょうどいい所に…いてくれてありがとう…イナバニキ。

 すぐに…神戸まで運んで…ね?」

 

「げっ、ニーアネキ!? いや、これから用事が……。

 …………いえ、何でもありません」

 

 

 ニーアネキに渡された手紙にはこう書かれていた。

 

『関西のとあるモスクで認知異界が発生すると占術の結果が出た。

 発生を防ぐか、発生した場合は内部の調査もしくは異界の攻略を頼む』

 

 ちひろネキ文面監修の女性向けの文章で書かれた手紙を何度も読むと、彼女は専用の桐の箱に丁寧に仕舞い自宅を出て捕まえた同じペルソナ使いの転移魔法で関西へと跳んで行った。

 

 

「……ここ…ね?」

 

 

 逃げる彼と別れそのまま目的地の中東避難民のいるエリアまで来た彼女は、妙に人通りの少ない通りを歩き指定されていたモスクへと着いた。本来なら門番らしき人もいるはずだがそれもおらず、止める人もいないので彼女は中へと踏み入った。

 

 

「? ……ここは…どこ?」

 

 

 入った瞬間、周囲の光景が変わり彼女は昼間の田舎町に立っていた。

 

 確かこの中は、中東一神教の施設であるモスクで中は礼拝所になっているはずである。

 しかし、周囲の光景は照りつける日差しや乾いた砂混じりの空気に通りをまばらに歩く人々といい、彼女は行ったことはないがここは平和な中東の田舎町であった。

 

 キョロキョロと周りを見ていると、そこに一人の少年が話しかけてきた。

 

 

「お姉ちゃん、観光客? 一人? 連れの人は?」

 

「……私、モスクに来たはずなのだけど…」

 

「モスクに用があるのかい?

 まあ、この辺で観光で見るものならそこくらいしか無いね。

 ついて来なよ、案内するぜ」

 

「……どうしよう。…とりあえず、お願いできる?」

 

「分かった。こっちだよ」

 

 

 話しかけてきた少年にそう答え、後について行くニーアネキ。

 あの人から手紙には、『認知異界』が発生すると書いてあった事を思い出す。

 

 認知異界とは悪魔が発生させる異界とは異なり、文字通り、人々の「認知」によって成り立つ異界で悪魔ではなくシャドウと呼ばれる悪魔に似た何かによって形作られる異界である。そこには基本的にペルソナ使いしか侵入できず、時に『パレス』と称される強い執着や欲望を持つ人物が認知世界に形成する自分だけのテリトリーを作り出す事もある。

 

 パレスではその人物が執着している場所を認識している形へと変貌させ、己が主として君臨し主である金眼のシャドウは自分が認識している通りの格好をしているという。

 

 もしここがそうなら、今から行く場所に手がかりがあるだろう。そう考えていたニーアネキは街の中心にあるモスクへと着くが、そこで彼女はたいへん驚く事になった。

 

 なんとそこには旅行姿のショタおじが立っていて、親しげに彼女に話しかけてきたのだから。

 

 

「どこに行っていたんだい、仁愛(にあ)。探したよ?」

 

「……え? 嘘? どうして…ここに?」

 

「何、言っているんだい?

 終末を回避した記念に、新婚旅行に来たんじゃないか。忘れたのかい?」

 

「…あれ? …いえ、そんなはずは…」

 

「ここのモスクの管理者が今夜泊まるホテルも紹介してくれたよ。行こうか?」

 

「……でも、私まだ…結婚式もしていない…」

 

 

 金色に光る目でショタおじは優しく彼女にささやく。

 次第に混濁してきた意識の中、次の彼の言葉でニーアネキは一気に目が覚めた。

 

 

「みんな大変な時に抜けて来たんだから、式は帰って落ち着いてからしようって決めたじゃないか。

 “ほら、妹さんだって祝ってくれるよ。おめでとう、って”」

 

「…………嘘。ウソ、うそ、嘘。彼はそんな事は言わない。

 あの子が祝ってくれるなんて…あり得ない。

 そもそも…まだ彼に本当の名前で呼んで貰ったのも…数えるほどしかない。

 私、まだ…彼の本当の名前も…知らないのに!」

 

「そんな事はないよ。愛を確かめた時に言ったじゃないか」

 

 

 まだそう優しげに言うショタおじの偽者に、そのノイズのように頭に響く言葉を振り払うように彼女はソレを睨みつけて言い放つ。

 

 

「私はただ……彼に愛してほしいだけなの、認めて欲しいだけなの……!

 …それなのに……私に彼を否定させるような事をするなんて…許せない!

 みんな……みんな、消えればいいっ! イシュタム!」

 

『アア、愛シイ人ヨ。貴女ノ望ムママニ。【マハムドオン】!』

 

 

 ニーアネキのペルソナ【死神イシュタム】が呪殺魔法の黒い光を周囲に放ち、辺りを残らず吹き飛ばす。

 周囲が瓦礫と化す中、俯向いて肩で呼吸をしていた彼女に男の声が話しかけてきた。

 

 

『ひどいな、お姉ちゃん。

 皆が安心して暮らせる場所を望んだからそうしたのに、全部壊れちゃったよ』

 

「……あなた…何?」

 

 

 顔を上げた彼女が見つめる先には、先程まで案内してくれていた少年が金色の目をしながらニヤニヤと笑っていた。そして、周囲のシャドウらしき人影が消えていく中で彼女の問いにこう答える。

 

 

『僕は、【堕天使イブリス】。

 神に世界の終わりの日まで人を惑わすと誓った堕天使さ。

 お姉ちゃんと同じ素質を持つこの身体を借りているのさ』

 

「……そう、興味ない。…なら、あなたを倒して私は帰るわ…」

 

『そして、報われない愛情を彼に向けるのかい?

 それは、現実から目をそらしているだけじゃないのかい?

 そんなに辛い現実なら、温かい夢の中で過ごしてもいいんじゃないかい?

 僕と契約するなら、君だけの君の理想の彼がいる温かい世界を用意できるよ?』

 

「………………………」

 

 

 彼のその悪魔の誘惑に、光を無くした目でじっと彼を見つめるニーアネキ。

 その言葉への、彼女の答えはこうだった。

 

 

「…私の記憶を覗いて…勝手に知った風な口を…利かないで。

 報われない愛情だ…なんて誰が決めたの?

 私は…彼が振り向いてくれるまで…傍で…努力し続けるだけ。

 ……彼が私を認めてくれる……それだけで幸せなの、イシュタム!」

 

『オオオ、【ブフダイン】!』

 

 

 イシュタムの放つ氷の塊が少年の身体を貫く。

 口の端から血を流し、それを不思議そうに見た彼は笑みを崩さず彼女の微笑みかけた。

 

 

『ああ、身体がもう持たないな。残念だが、今回は引き上げるとしよう』

 

「……逃がす訳が…ないでしょう? あなたも…冥界に葬送ってあげる」

 

『安ラギヲ!【ソウルドレイン】!』

 

『な、何だっ!? これはぁぁ、あああぁああっ!』

 

 

 彼女の掲げるタロット『No.13・死神』から出る紫の煙と共に、少年の姿のイブリスはマグへと変えられ吸収され跡形もなく消えてしまった。

 

 異界の主が消えて異界が崩壊すると、そこには生命力を吸い取られて倒れ伏す人々の姿があった。

 その中心でイシュタムに抱きつかれながら、彼女は独り呟いた。

 

 

「帰ったら、彼に何て言おう?

 彼が望むなら……私のこと……好きにしていい……かも?

 ……ううん、私がそうしてほしい……の……。

 だから……神主さん……私の全部を奪って……。

 私の全てを、あなたのものにして。

 ……そうすれば……きっと私……彼に、愛されてるって……認められるから……」

 




後書きと設定解説


・主人公

名前:ニーアネキ(来栖川仁愛・くるすがわにあ)
性別:女性
識別:転生者(ガイア連合)・20歳
職業:ガイア連合山梨支部所属黒札
ステータス:レベル42
耐性:破魔無効・呪殺無効(装備)
スキル:ペルソナ(死神イシュタム)
    占術(タロット占い)
    神秘知識(アナライズ)
    図書館(書物から効率的に情報を得る技術)
    ストーキング(マッパー+追跡探知)
    状態異常耐性(すべての状態異常にかかりにくくなる)
装備:“嘆きの恋人”(モデルにそっくりな特製の霊装衣装)
   呪殺無効のイヤリング(左耳)
   アルカナカード(P4型ペルソナ具現器具)
   身代わり翡翠(死亡時、自動的に蘇生する機能付きの腕輪)
   スマホ型COMP(アナライズ、エネミーソナー)
詳細:
 クトゥルーがアメリカで召喚される少し前に合流した女性転生者
 静寂が好きでおどおどした内気な性格の長い黒髪に赤眼の美少女の容姿
 ペルソナに目覚めて以来ほとんど容姿に年齢による変化がない
 その来歴から素直で純粋な性格が大きい承認欲求により病んでいる
 前世は小学生低学年で遊び呆けるシングルマザーの育児放棄で餓死
 今世ではとある地方の霊能名家の毒親のもとに生まれ高校生まで育つ
 モデル元と同じような経緯で家族と家人を目覚めたペルソナで惨殺
 最期に妹の両足を切断した所を依頼で来ていた黒札に止められる
 山梨支部へ連れて来られ自分の同類というべき転生者達と出会った
 妹の処置まで済ませると、性格の事を知った助けた黒札には逃げられた
 その中で唯一、真摯に自分を見てくれたショタおじに惚れている
 それ以来、彼を慕いつつ傍にいるために強くなる事に没頭している
 その性格のためにペルソナ関係者とも絡めず孤独気味に過ごしている
 “彼の為に役に立つ”黒札以外はどうでも良い存在と考えている
 なお、彼の為にならない存在は黒札でも排除するのに躊躇いは無い
 半シキガミになった妹を含めた関係者は彼との約束で基本的に殺す事はしない
 容姿は獣耳のない「グラブル」の「嘆きの恋人・ニーア」に似ている

【ペルソナ:死神イシュタム】
レベル42 耐性:氷結無効・破魔無効・呪殺反射
スキル:マハムドオン(敵全体・大威力の呪殺属性攻撃。
           弱点をついた時、確率で即死を付与する)
    ブフダイン(敵単体・大威力の氷結属性攻撃)
    子守唄(敵全体・中確率で睡眠を付与する)
    サマリカーム
    (味方単体・戦闘不能状態をHP全快で蘇生する)
    ソウルドレイン
    (敵単体・大威力の万能属性攻撃。
     与えたダメージの40%分、HPとMPを回復する)      
    狂戦士(敵に与えるダメージが10%増加し、
        自身が受けるダメージも20%増加する)
    死の抱擁
    (味方が死亡した時、次の連動効果が発動する。
     「3ターンの間、敵全体の攻撃力・命中と回避率を、
      それぞれ1段階ずつ低下させる」)
    死ニ至ル恋
    (自身が死亡した時、次の連動効果が発動する。
     「敵全体に大威力の万能属性攻撃を行なう。
      この攻撃での死亡時、踏み留まるスキル効果を無視する」)
詳細:
 死者を楽園に導く役割を担うマヤ神話に登場する自殺を司る女神
 女神として崇める部族では首吊り自殺が名誉な死に方と考えられていた
 白い仮面と豪奢な民族衣装に身を包み首縄を持った長い黒髪の女性の姿
 彼女の自分を愛し認めて共に死出の旅路にも来てくれる相手を望む願いの産物
 相性の良すぎる使い手だったため、独自のスキルまで発現している

【嘆きの恋人】
彼女のモデル元の服を忠実に再現した衣装型の防具霊装
腰にリボンをあしらった黒い膝丈のワンピースとケープ付きの紺色のローブ
製造部の衣装班が彼女の容姿からモデルを見抜いて作成した
物理耐性が付与されとても物理防御力の高い逸品に仕上がっている

【身代わり翡翠】
加工した魔法石である翡翠を埋め込んだ腕輪型の霊装
着用者のHPが0になった時、自動的にリカームが発動する効果がある
一回発動するごとに翡翠が砕けて再度使用するには新しい翡翠が必要

・関係者

名前:来栖川久理恵(くるすがわくりえ)
性別:女性
識別:半シキガミ・18歳
職業:ニーアネキの専用シキガミ
ステータス:レベル19
耐性:物理耐性・破魔無効・呪殺無効
スキル:ムド(敵単体・低確率で即死を付与する)
    メパトラ(味方全体・軽い状態異常を回復する)
    メディラマ(味方全体・HP中回復)
    リカーム
    (味方単体・瀕死及び即死状態をHP50%で蘇生する)
    カバー(味方単体・敵の攻撃を代わりに受ける)
    魔術の素養(魔法を使用する際の消費MP量が半減する)
    シキガミ契約のため主人以外からの精神状態異常無効
装備:シキガミ義肢(腿から下の両足)
   ミニスカメイド服(ガイア連合製防具霊装)
詳細:
 ニーアネキの実の妹で彼女に殺されかかった事のある半シキガミ
 姿は姉とよく似た長い黒髪と赤い目をした容姿の美少女のまま
 とある地方の霊能名家の毒親のもとに生まれ高校生まで育つ
 モデル元と同じような経緯で家族と家人を姉に惨殺されている
 両足を切断された所を救われ両足にシキガミ義肢を移植された
 他人を嘲り見下す傲慢で悪辣な性格は消え姉以上に弱気になった
 姉自身にもシキガミ化による姉への好意の増加にも恐怖しか無い
 シキガミ契約の効力で彼女には逃亡も自殺も発狂も出来ない
 普段は姉の指示に従って医療班の手伝いと異界遠征をしている

名前:草壁係長
性別:男性
識別:転生者(ガイア連合)・30代
職業:ガイア連合山梨支部総務部係長
詳細:
 山梨支部で受け付け事務の取りまとめ担当の係長をしている
 田舎の役場にでもいそうな眼鏡をした容姿の平凡な男性転生者
 一応覚醒して本名は別にあるが皆には「係長」と呼ばれている
 依頼での彼女の担当でショタおじと彼女の事情も承知済み
 今回の件では占術による彼女への指名依頼となっていた

・敵対者

【堕天使イブリス】
レベル18 耐性:火炎耐性・氷結耐性・衝撃弱点・破魔無効・呪殺耐性
スキル:マハマグナス(敵全体・中威力の地変属性攻撃)
    最期の一撃(敵単体・大威力の物理攻撃。
          現在HPが少ないほど威力が上昇する)
    洗脳(会話により対象単体を魅了する)
詳細:
 イスラム教におけるサタンに相当するシャイターン達悪魔の王
 元はその昔、神により人間に平伏せよと命じられた時に拒否した天使
 神に罰の猶予を許され終末で地獄の業火に焼かれるまで人間を惑わすと誓った
 今回は過激派の信者が中東から避難してきた難民に紛れていたのが原因
 この個体は過激派信者が乗っ取ったモスクの信徒と霊地を犠牲に天使召喚に乗じた
 贄とした者の中にいたペルソナ素質のあった少年を依代に異界を作り出した

イナバニキ:
ブロウタスさん著「ガイア連合武器密輸課職員の日常」より出典

イブリスとの対峙の際のBGMはもちろん「死二至ル恋 ~GRANBLUE FANTASY~」
間桐桜といい、下屋則子さんは愛の重い女性の役が多いなぁ


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