【カオ転三次】『俺たち』閑話集   作:塵塚怪翁

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今回は、34話の数ヶ月後の修羅勢のお話

副題:半終末剣豪伝~葛葉星杖魔界転生変

時系列としては、半終末に突入してしばらくした頃です。


 とある修羅勢の半終末旅行紀行参頁目

 

「はっ!」

 

『……ぐむっ。見事だ』

 

「これにて、1本。これで334戦目ですな」

 

 

 板張りの剣道場で木刀を持った老剣士が、日本書紀の頃の服装をした壮年の男性と剣を交えていた。その周囲には3名の同じような服装の人々が興味深そうにその試合を見守っていた。しばらくの打ち合いの後、老剣士が相手の男性を打ち据えて勝負が決まった。

 勝負が終わり互いに一礼すると、相手の男性は機嫌よく老剣士に話しかけてきた。

 

 

『よくぞここまで磨き上げたものよ、ガイア連合に属する葛葉に連なる者よ』

 

「虚仮の一念、というものです。経津主神(ふつぬしのかみ)殿」

 

『いや、あの天使共が荒らした今の時代でここまでの者はそうはおるまい?』

 

「いえ、我らを導く神主殿は私のはるか先を歩いております。

 その背中は遠く、私もまだ練達もままならない道の途上にあります」

 

『お主のその腕でまだ、とな。かの者は素戔嗚か日本武尊とでもいうのか?』

 

「その二方とは違う一人の人間ですよ。彼は我らを導く者であり友人でもあります」

 

 

 軍神フツヌシこと日本書紀にて大国主の国譲りの話に登場し古事記ではタケミカヅチに出番を奪われた剣神である経津主神は、山梨より遠くここ奈良の石上神宮(いそのかみじんぐう)にある異界に来て剣術を磨いていた星杖ニキと楽しく会話していた。

 

 前の一件よりしばらく山梨に滞在していた星杖ニキは、里帰りするという実の兄の孫になる山南恋に付き添い京都の実家に顔を出していた。しかし帰って数日後、『剣術を磨かんと欲するならば石上神宮に行かれたし』というメッセージを受けた彼は、同行していた樋口まどかを恋に預けるとオルガノを連れその地へと赴いていた。

 

 彼らの会話を聞いていた道場の端に控えていた3人の男性がこそこそと話していた。

 

 

『私の神宝はともかく、かの者かそこの彼にでも我が身を振るって貰いたいのでは。布都御魂大神?』

 

『そうは言うが軽々しく本身の我らを預けるのは鼎の軽重を問われます。布留御魂大神』

 

『そうです、我らは神剣。

 例えガイア連合の者とはいえ、振るうのならばスサノオかタケミカヅチに伍する者でないと』

 

 

 ここの祭神である十種神宝に宿る神霊である布留御魂大神(ふるのみたまのおおかみ)に言われ、 同じく祭神で御神体の布都御魂剣(ふつのみたまのつるぎ)に宿る神霊の布都御魂大神(ふつのみたまのおおかみ)はそう返し、同じく御神体の天羽々斬剣(あめのはばきりのつるぎ)に宿る神霊である布都斯魂大神(ふつしみたまのおおかみ)はそう同調していた。

 

 それに気が付いていた経津主神はため息を付き、星杖ニキにこう告げた。

 

 

『我が伝えられる事は全て伝授し、お主はそれを身に着けた。

 あの3柱は無視して構わん。行くがいい、葛葉に連なる者よ』

 

「剣技の伝授、確かに。私の剣技も上達できたと言えるでしょう。

 フツノミタマとアメノハバキリの二振りは気になりますが、そろそろ御暇しましょうか。

 もう既に一月はお邪魔しているのですから」

 

『連れの女子も退屈と見えて早々に帰っている。早く会ってやるといい』

 

「大事にお預かりしている娘さんですから、身内に任せたとはいえ確かにそうでしょうな。

 それでは、皆様方失礼致します」

 

『『……あっ』』

 

 

 そう言うと早々にこの場を後にした星杖ニキに話しかけるタイミングを逸した二柱は、彼を呆然と見送っていた。同じく彼を見送った経津主神は立ち去る彼に期待を込めて一人つぶやいた。

 

 

『悪鬼を討滅し、ぜひ活躍し我が名を広めて欲しいものだ。根源を同じくする同胞よ』

 

 

 ーーーーーーーーーー

 

 

「……大叔父様、ごめんなさい。わたしがもっとしっかりしていれば」

 

「いえ、誰にでも不覚を取ることはあります。今度は私が行きましょう」

 

 

 星杖ニキが奈良から戻り実家の剣術道場に顔を出した時見たものは、傷つき療養している恋の姿であった。聞けば、彼女は観光にも飽きていたまどかを誘い、関西支部から出された強制査察の依頼に参加したと言うのだ。

 

 場所は、大阪湾の埋立地の人工島。その居留地にいたのはメキシコから逃れてきた者達だという。

 

 その場所の祭神の名は【邪神マルベルデ】。

 

 本来は、“寛大な山賊”“貧しい人々の天使”または“麻薬聖人”と呼ばれているロビンフッドや鼠小僧のような生涯のメキシコシナロア州の民間伝承の英雄にして、カトリック非公認の聖人ヘスス・マルベルデである。無法者のイメージにより彼は違法麻薬取引の「守護聖人」とされ、メシア教の弾圧により聖人は邪神へと貶められていた。

 

 その性質から監視対象とされていたが、居留地での大麻栽培が発覚し警察の査察を実力で追い返した為に関西支部に要請が来ていたのが依頼の経緯らしかった。

 

 

「大叔父様、気を付けて。

 あいつらの祭神の悪魔、麻薬の息を吹き掛けて来て毒耐性が効かなかったのよ」

 

 

 それに参加した彼女らであったが、強制査察に踏み切った関西支部のチームを不意打ちと地の利を生かした罠にかけマルベルデの持つスキルによって撤退させられたのだと恋は語った。今だディスポイズンでも薬が抜けず寝ている彼女が語るところには、その悪魔は麻薬を強制的に大量に吸引させるスキルを使いこちらの黒札が10人はいたチームを半壊させたのだと言う。

 

 

「それだけではないの。

 そいつの他にも派手な衣装の着物を着た若い男の姿の悪魔もいたの。

 それはまどかちゃんが連れ去って、こう言ったわ」

 

 

 その悪魔はこう語ったらしい。

 

『娘の身は預かった。我を倒せし強者にのみその身を渡そう。

 されど、止められぬ時は娘を贄とし、我は日の本を滅ぼすであろう。

 この娘に縁ある強者、ここに来るがいい』

 

 どこで知ったのかは分からないが、これは星杖ニキを指名していると占術を使う黒札は結論付けていた。それを聞き、星杖ニキは療養中の恋にこう言うとその地へと向かうのだった。

 

 

「あなたは寝ていないさい、恋。彼女は私が助け出します。

 わざわざこのような行いをするのならば、その報いをくれてやりましょう」

 

 

 ーーーーーーーーーー

 

 

「邪魔です。消えなさい」

 

『『『ギィイィィッ!!』』』

 

 

 時間が惜しいと考えた星杖ニキは自重を捨てて、自らの足で京都から大阪の人工島のこの地へと山やビルの上を駆け抜け半日と掛からずに到着していた。

 

 居留地の前で警戒していた関西支部の面々の前をすり抜けると彼は中に突入し、完全に異質な異界と化した元は居留地だった場所を群がり来る死霊や屍鬼を斬り薙ぎ払いながら異界の中心にそびえ立つ禍々しい日本風の天守閣の塔へと駆けていた。

 

 空は暗い雲に覆われ荒野と廃墟の並ぶ異界にあるその塔の前の広場では、元は自分と一緒に避難してきたらしい褐色肌の人々の屍鬼を率いて邪神マルベルデが襲い来るだろうガイア連合の強力な異能者を待ち構えていた。

 

 

『Je, ji, ji, ji. Si esto sucede, mi ciudad se acabará de todos modos.

 ¡En ese caso, resistiré tanto como pueda!

 ¡Es tu culpa por no permitir la compra y venta de marihuana a pesar de que dejaste de consumir drogas!

 (ヒ、ヒヒヒッ。こうなったら、どちらにせよ俺の街は終わりだ。

  なら、抵抗できるだけ抵抗してやる!

  ドラッグは止めてやったのに、大麻の売買を認めなかったお前らが悪いんだ!)』

 

「私は急いでいます。そのまま消えて下さい、オルガノ」

 

『…………!』

 

『... ¡Tch, cómelo [aliento a droga]!

 ...! ? ¡No puedo encontrarlo por ninguna parte! ¡¿Qué es esto?! ?

 (……ちっ、食らえ【麻薬ブレス】!

  ……!? どこにもいねぇ! なんだこりゃあっ!?)』

 

 

 数十体はいる状態異常の効かない屍鬼の群れの中に隠れ潜み屍鬼と戦う敵に状態異常の吐息を吹きかける前に来た連中を退散させたマルベルデの戦法を星杖ニキは、スキルを避けながら宙を舞いオルガノの【千烈突き】と鋭さの増した【雲陽の太刀】で屍鬼ごと薙ぎ払った。

 

 大勢の屍鬼を消し飛ばす威力の広範囲に薙ぎ払う攻撃から吹き飛ばされる形で逃れ、塔の入口へと来ていたマルベルデは閉ざされていた扉を叩き中の者に大声で叫んでいた。

 

 

『¡Ji, ji! ¡Oye, ayúdame!

 ¡Si ese sacerdote te convocara y me robara este lugar, podrías derrotarlo! ?

 (ヒッ、ヒィッ! おい、助けてくれ!

  あの神父が喚び出して俺からここを奪ったお前ならアレを倒せるだろうがっ!?)』

 

「何を言っているかは解りませんが、終わりです。【一の太刀】」

 

『¿Estás planeando simplemente usarme y deshacerte de mí, idiota?

 Todavía tengo que vengarme de los tipos mesiánicos...Jejeje.

 (利用するだけ利用して始末する気か、このヒョロヒョロ野郎。

  メシア教の奴らへの復讐もまだ……グブッ)』

 

 

 星杖ニキを無視し扉を叩き続けていたマルベルデを扉ごと斬り捨てた彼は、倒れ崩れていく扉に巻き込まれながら消えていくそれを一瞥した後に踏み越えて中にあった階段を駆け上がる。

 

 そして、ようやく天守閣の塔の最上階へと辿り着いた。

 

 

 ーーーーーーーーーー

 

 

『前座もろくに出来ぬは、外つ国の神は木偶にもならぬな。

 そうは思わぬか、古強者よ?』

 

「…………」

 

 

 最上階に登り星杖ニキに見えたのは、一番奥には大きさが60cmはあるマリア観音像とその前の床に書かれた魔法陣の中で意識を失っている樋口まどかがおり、それを背に伴天連風味の派手な装飾の着物を着た若い男がこちらを向いて笑って立っている様子であった。

 

 

『我こそが新しき世の理なり。そして、嘆き悲しむ事が人の定めなり。

 さあ、古強者よ。汝が魂と血肉を差し出すがいい。

 さすれば、あの娘とも永遠に主が元で暮らせようぞ!』

 

「御託は終わりですか? あなたが愚かさを理解する前に斬ります」

 

『我に逆らう愚昧の徒よ。汝に死と恐怖の罰を与えようぞ!』

 

 

 そこまで確認した星杖ニキが斬り掛かるも、その男が持っていた黒く長い人の髪を束ねた物を構えて受け止めた。鍔迫り合いになり二言三言交わすと、お互いに距離を取って後ろに下がり手に持つ武器を構え直した。

 お互いに構えジリジリと反時計回りに移動する二人は、隙を突くべく声を掛け合った。

 

 

「さて、墓には何と刻むと良いのでしょう?」

 

『我が名は【天草四郎時貞】なり! 冥府魔道より復讐のために蘇ったのよ!

 死より黄泉返りし我に墓など不要!

 我に等しいほどに鍛え上げたその魂と血肉、是非とも我の物とするとしよう。

 汝の魂と血肉、新しき世の礎となろうぞ!』

 

「ふむ、あの島原の天草四郎と。それならば、メシア教の走狗という訳ですか」

 

『でうす様を奉ずるにかの邪教はいらぬ! 御使いもいらぬ!

 主がこの世の終わりを望むなら、我こそが死という名の救済を降そうぞ!

 我が烙印は免罪符。エデンの園が汝らを受け入れようぞ』

 

「いらぬ気遣いです。【雲陽の太刀】」

 

『ハッハッハッ。どこを見ておる?』

 

 

 星杖ニキの放つ右からの横薙ぎの一撃を、天草は姿をぶらすように移動し躱す。

 彼の刀の届かぬ右の位置に姿を現した天草はその一撃を余裕釈然と嘲笑するが、星杖ニキもまたそちらに視線を向けながら嘲笑し返した。

 

 

「これでよいのです、オルガノ!」

 

『…………!』

 

『……まさか、娘をっ!? 我が術を断つだと!?』

 

 

 天草が向けた視線の先で先の一撃でまどかを閉じ込めていた魔法陣の壁に大きなひびが入り、先程から隠れて機を伺っていたオルガノがそこに体当たりを加えた。両刃の剣であるオルガノの切っ先がそれを貫通し中に入り込み、まどかの傍に近寄り一緒にトラエストで姿を消した。

 

 魔法陣のさらに奥の祭壇に安置されていたマリア観音が先の一撃で上下に断たれて崩れる様を見て、怒りに震える天草は自分へと切っ先を向ける星杖ニキに叫んだ。

 

 

『おのれ、下郎風情が! ただでは殺してやらぬぞっ!!』

 

「目的は達しました。後はあなたを斬るだけです。

 さあ、どうぞ。殺してみて下さい」

 

『貴様っ、炎で焼かれよ!【汝、暗転入滅せよ】!』

 

「【無拍子・流刃返し】」

 

 

 浮き上がり全身を炎の球体で包むとそのまま体当たりして来る天草の攻撃に、星杖ニキはニ歩横にずれてそれを躱すと下から上へと左逆袈裟に刀を振るう。すれ違いざまに斬られた天草は左腕を押さえながら彼の方に振り向き、離れた場所にいる星杖ニキを指さしながら叫ぶ。

 

 

『おのれ、出合え出合え! あ奴を殺せ!』

 

『『『Aァ阿アぁ』』』

 

「……十字の旗を持つ落ち武者の群れ、と。眷属ですかな?」 

 

『『『【マハムド】』』』

 

『『『【マハブフ】』』』

 

『これにて死ぬがいい! 3万7千の嘆きを知れ、【天草死霊一揆】!』

 

 

 天草の喚び出した宙を舞う無数の死霊の群れが、一斉に呪殺と氷結の魔法を星杖ニキに放つ。それに合わせるように天草も自身の持つ最大の技である呪殺魔法を彼に叩き込んだ。

 

 

『これならば!』

 

「……確かにこれは厳しいですな。

 しかし、友人達の魔法に比べれば甘い」

 

『何だとっ!?』

 

『『『餓っアあぁッ!!』』』

 

 

 多数の魔法が叩き込まれた場所から声がすると、無数の剣閃が飛び死霊と天草に逆に叩き込まれる。喚び出された死霊達が切り刻まれて消える中、攻撃を回避する転移技【逢魔刻】でかろうじて躱した天草はあの攻撃を受けて多少汚れた程度で立っている星杖ニキを見て絶叫する。

 

 

『何故、抵抗するっ!?

 全てが平等に滅びれば、それこそ幸福! この世こそ不幸を産むと何故気が付かん!

 痛みは福音、死は赦しぞっ! 理解らぬのかっ!!』

 

「分かるつもりはありません。さて、大道芸は終わりですか?」

 

『分をわきまえぬ木偶めがぁ!【天草死霊一揆】ぃ!』 

 

「終わりにしましょう。【気合】、秘剣【神技一閃】」

 

 

 再び天草から放たれる無数の死霊の顔が浮かぶ黒い光の呪殺魔法に、星杖ニキは1ヶ月の間食事や寝る間も惜しんでフツヌシや剣の神霊達と戦い得た新たな奥義を放った。彼の刀が上段から振り下ろされ放たれた奥義の剣閃は、天草の魔法を真っ二つに斬るとそのまま当たり呪殺魔法を放った天草諸共に両断した。

 

 

『ガハッ! …我がこの塵世を浄化せねばならぬのに……! 汝に…呪いあれぇ…!』

 

「……持ちませんでしたか」

 

 

 両断された天草が左右に分かれて倒れ消失すると、塔全体が揺れ始め崩れ出す。

 奥義を放った代償に砕け散った愛刀の斬鉄の柄を持ったまま、星杖ニキは脱出するべく階下へと走り出す。異界全体が崩れる中、出口に辿り着いた星杖ニキに囁く者がいた。

 

 

『天草四郎は敗れはしたが安堵せぬことだ。

 災いの種は今だ多く眠っているのだ、今の世の柳生十兵衛よ。

 我が名は、森宗意軒。また会おうぞ』

 

「いずれ、その首を断つとしましょう。洗って待っていることです」

 

 

 ーーーーーーーーーー

 

 

 事件のその後を語ろう。

 

 崩れ行く異界から星杖ニキは無事に帰還し、助け出された樋口まどかや山南恋とまどかが入院していた病院で再会を果たした。

 

 

「また遠くに行ってしまうんですね。ミスターサムライ」

 

「ええ。あなたを拐った者には落とし前をつけませんと」

 

「…………。気をつけて、無事に帰って来て下さい」

 

「ええ、もちろんです」

 

 

 関西支部のウシジマニキに今回の仔細を告げると、療養と襲撃時に殺された専用シキガミの蘇生のために山梨に戻るまどかと別れ、星杖ニキは裏で暗躍する森宗意軒を追って旅立つ事にした。

 

 失われた宇治の宝蔵の宝物、裏で暗躍するという森宗意軒。

 彼が次に行く場所で待つのは何か。それはまた別の話になる。

 




後書きと設定解説


・主人公

名前:星杖ニキ(星丈・ほしたける)
性別:男性
識別:超人(ガイア連合)・65歳
職業:ガイア連合山梨支部所属退魔剣士
ステータス:レベル78・アタック型(力・速)
耐性:破魔無効・呪殺無効(装備)
スキル:一の太刀
    (敵複数・1~3回の大威力の物理攻撃。
     低確率で即死を付与する)
    雲耀の太刀
    (敵全体・力依存による大威力の万能属性攻撃。
     このスキルによるダメージは反撃効果を無視する)
    神技一閃
    (敵単体・特大威力の物理攻撃。
     高確率で即死を付与する。
     このスキルによる死亡時、踏み留まる効果を無視する)
    気合(自身の次の物理攻撃のダメージを2倍にする)
    無拍子・流刃返し
    (自身が受ける攻撃のクリティカル率を100%減少させる。
     自身が物理や魔法で攻撃された時、確率で回避し反撃する。
     反撃はクリティカル率の高い通常攻撃を行なう。
     反撃成功時、敵単体の攻撃力・防御力を1段階低下させる)
    物理ギガプレロマ(物理攻撃の威力が大きく上昇する)
    剣鬼の反応(敵の先制攻撃率が低下し、
          自身の命中率と回避率が大きく上昇する)
    剣神の武芸
    (反射も無効化する物理貫通を得る。
     クリティカル率が大きく上昇し、
     クリティカル時に与えるダメージが大きく増加する)
    剣心一如(奈落のマスク)
    (状態異常になる、即死する確率を大きく減少させる)
    縮地法(夢幻の具足)
    (戦闘時、あらゆる障害物を無視した移動が出来る)
    不屈の闘志
    (HPが0になった時、1度だけHP全回復で復活する)
    武道の心得(物理スキル使用時のHP消費量が半分になる)
    鋭い勘(何かに気づく判定(運判定)に+修正で判定できる)
装備:杖刀“斬鉄”(手に入れた連合製霊刀を仕込んだ仕込み杖)
   禍除けのケープマント(魔法回避率が上昇するマント)
   大和手甲(呪殺無効が付与された手甲)
   生命の根付(最大HPが20%上昇する)
   アイテム各種の入った腰のベルトポーチ
   COMP(ガラケー型)
詳細:
 前世と現世の両方の殆どを剣術に捧げてきた修羅勢の転生者
 普段、他の人には「星杖(せいじょう)ニキ」と名乗っている
 穏やかな笑みを浮かべた紳士的な振る舞いの好々爺の老人
 戦後すぐの頃に京都で生まれた転生者の初期世代の一人
 葛葉家の分家の傍流が市井に降りて剣術道場を開いていた家の出身
 前世は関東の新富流の道場で老齢で死ぬまで剣術のみに打ち込んでいた
 現世でも家に伝わる退魔も含めた新陰流に偽装した葛葉流を修めている
 己を磨く事と未知の相手との戦闘が一番の趣味である剣術家
 メガテンの基礎知識はあるが興味はなく、家の再興より剣術優先
 現世の家では独身のまま師範代として剣術に打ち込んでいた
 家の修練の過程で覚醒し自衛隊と協力し始めた頃に合流した
 現在は日本全国津々浦々を強者を求めて行脚の旅を続けている
 奈良の石上神宮にて自身の原点の経津主神に出会い新たに開眼した
 容姿は「ワールドトリガー」の「ヴィザ翁」にそっくり

【杖刀“斬鉄”】
愛刀の「斬鋼」の予備として鍛えてもらっていたガイア連合製の霊刀
使い易いようにそれを連合の刀匠に仕込み杖に加工して貰った逸品
装飾は斬鋼と同じだが古刀への挑戦に燃える連合の刀匠が全力で作っている
古刀の斬鋼と違い現代で再現製錬された玉鋼で作られている
元はシキガミ刀にする予定で希望者がいなかったものを再利用した
効果は斬鋼の効果を再現したものだが性能は劣っている

【禍除けのケープマント】
星杖ニキが身につけているつなぎ目に赤いラインの入った黒いマント霊装
ケープのような襟の付いた部分があり首と口元を隠せるのが特徴 
普通の防具としての機能に魔法回避率の上昇とアナライズ隠蔽効果がある 
デザイン違いにナルトの暁や進撃の調査兵団など各種の漫画の物が販売されている

・関係者

名前:樋口まどか
性別:女性
識別:転生者(ガイア連合)・19歳
職業:ガイア連合山梨支部所属黒札
ステータス:レベル19
耐性:氷結耐性・破魔無効・呪殺無効(装備)
スキル:ブフ(敵単体・小威力の氷結属性攻撃)
    マハブフ(敵全体・小威力の氷結属性攻撃)
    マリンカリン(敵単体・中確率で魅了を付与する)
    氷結ブースタ(氷結属性攻撃の威力が上昇する)
装備:改造ブレザー制服(ガイア連合製防具霊装)
   G・ラダーズ(呪殺無効が付与された腕時計型霊装)
   精強のペンダント(睡眠・混乱・魔封・魅了耐性付与)
   COMP(アナライズ、エネミーソナー)
詳細:
 半終末後にガイア連合に参加した女子高校生だった転生者
 ボブカットの左目の泣きぼくろが特徴的なクールな容姿の美少女
 何事に対してもクールでシニカルで、常に澄ました佇まいを崩さない
 …はずが諸々の事態が続きその余裕も吹っ飛んで積極的に動いている
 前に起きた祖父の事件後、無事に東京から山梨へと引っ越しできた
 山梨のガイア系企業に両親が就職した関係で高校もこちらに転校
 幼馴染の透や小糸や雛菜も家族込みで山梨に連れて来られて満足
 最近の男性の好みは年上で、やや枯れ専気味のおじ専というか個人
 高校も卒業し星杖ニキの旅に同行し少しづつ強くなっている

名前:オルガノ
性別:女性
識別:シキガミ・20代相当
職業:星丈の専用シキガミ
ステータス:レベル66
耐性:物理耐性・破魔無効・呪殺無効
スキル:トラフーリ(ボス以外の戦闘から脱出できる)
    トラエスト(瞬時に異界から脱出する事ができる)
    デクンダ(味方全体・能力低下効果を消去する)
    デカジャ(敵全体・能力上昇効果を消去する)
    千烈突き(敵複数・2〜7回の小威力の物理攻撃。
         速の値が対象より高いほど回数増加)
    カバー
     (味方単体・味方のダメージを代わりに受ける)
    エネミーソナー(周囲の敵体反応を感知する)
    迅速の寄せ(素早さと先制攻撃率が上昇する)    
    シキガミ契約のため主人以外からの精神状態異常無効
スキル(汎):念話・飛行・虚偽感知・隠蔽化
詳細:
 星丈が補助のために購入した浮遊する剣型の専用シキガミ
 白い刀身と女性を象った意匠のある白色の柄が付いたブロードソード
 かなり早い速度で飛び回り、主人一人なら乗せて飛行が可能である
 剣なのは彼が姿を指定しなかったので原作を知る製造班が気を利かせた
 彼が連合に来てしばらくしてからの仲で忠実な従士のように接している
 他人とは話そうとしないが主人にはかなり饒舌である

名前:山南恋(やまなみれん)
性別:女性
識別:転生者(ガイア連合)・20代
職業:ガイア連合所属黒札
詳細:
 京都出身の星杖ニキの兄の孫に当たる修羅勢の女性転生者 
 暇にしていた樋口まどかを誘って参加した戦いで不意を撃たれた
 
・敵対者

【狂神トキサダ】(ボス)
レベル75 耐性:電撃耐性・衝撃耐性・破魔無効・呪殺無効
スキル:天草死霊一揆
    (敵単体・呪殺貫通を得た大威力の呪殺属性攻撃。
     弱点をついた時、確率で即死を付与する。
     攻撃成功時、味方全体の攻撃力・回避と命中を1段階上昇させる)
    救世の烙印
    (自身が生存中、味方全体は次の効果を発動する。
     「呪殺属性で与えるダメージが増加する。
      自身の行動時、MPが少量回復する」)
    汝、暗転入滅せよ(敵単体・中威力の火炎属性攻撃)  
    致命の一撃(クリティカル時に与えるダメージが増加する)
    呪殺ハイブースタ(呪殺属性攻撃の威力が大きく上昇する)
    逢魔刻(瞬時に移動でき、物理回避率が上昇する)
    眷属召喚(天草一揆に関係した死者達を召喚する)
詳細:
 ここ霊地の主にして邪神マルベルデによって召喚された悪魔
 元は島原の乱で有名な天草四郎時貞だが狂気に染まり英傑でなく狂神
 ある黒人の神父が召喚に協力しここまで高レベルに成長している
 狂気に飲まれたまま神と存在しない徳川幕府への復讐だけが行動目的
 召喚には協力者の神父が持ってきた島原のマリア観音と女性の髪の束を使用
 容姿は映画「魔界転生」の「天草四郎時貞」

【軍勢 死霊の群れ】
レベル16 耐性:物理耐性・氷結無効・破魔弱点・呪殺無効
スキル:マハムド(敵単体・小威力の呪殺属性攻撃。
         弱点をついた時、確率で即死を付与する)
    マハブフ(敵全体・小威力の氷結属性攻撃)
    通常攻撃(敵全体・3~4回の物理攻撃)
詳細:
 天草四郎時貞により召喚された彼に付き従う怨念の塊
 長年の鎮魂ですでにほぼ大半は成仏していたが眠りから喚び起こされた
 当時の落ち武者の集団の姿をしていて目に写る生者を殺す

【邪神マルベルデ】
レベル27 耐性:銃弱点・火炎耐性・氷結弱点・呪殺耐性
スキル:麻痺針(敵単体・小威力の物理攻撃。
        中確率で麻痺を付与する)
    アギラオ(敵単体・中威力の火炎属性攻撃)
    麻薬ブレス(敵全体・中確率で毒、混乱、至福を付与する。
          状態異常の回復には時間が掛かる)
    潜伏(自身・敵から狙われにくくなる)
詳細:
 本来はメキシコにおけるカトリック非公認の聖人ヘスス・マルベルデ
 「寛大な山賊」「貧しい人々の天使」または「麻薬聖人」と呼ばれている
 ロビンフッドや鼠小僧のような生涯のメキシコシナロア州の民間伝承の英雄
 無法者のイメージにより、彼は違法麻薬取引の「守護聖人」とされている
 現地の彼を信仰する者の主な祈りは「麻薬が無事にアメリカに着きますように」
 メシア教に追われ大阪湾埋立地の霊地に移り住んでいた外様の神の一柱
 容姿は生前と同じ口ひげを生やしたメキシコ系のハンサムな中年男性の姿
 一神教の聖人が種族が邪神の悪魔となっているのはメシア教の弾圧が原因
 権能の一つとして普通の人に擬態出来て窃盗を行なえる能力がある
 専用スキルの「麻薬ブレス」は薬品による肉体依存の状態異常を付与する
 麻薬栽培を禁止され外貨獲得に黒人の神父に言いくるめられて天草を召喚
 一発逆転の外貨獲得どころか逆に力を奪われ操られ霊地を乗っ取られている
 

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