【カオ転三次】『俺たち』閑話集   作:塵塚怪翁

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今回は、大阪のとある警察俺たちと覆面の男のお話

時系列としては、半終末に突入ししばらくした頃です。


 とある警察官転生者とある男の遭遇話

 

「それでは会議を始めたいと思います。

 今回の議題は、正体不明の覆面の男になります。

 オブザーバーとして、古屋孝宏警部補にも参加していただきました」

 

「……よろしくお願いします」

 

 

 大阪府警庁舎の上階にある会議室にて府警や警視庁の幹部達が勢揃いしている中、大阪府警内で最も強い覚醒者である【古屋孝宏(ふるやたかひろ)】警部補も『会議の決定権はないが、会議に参加できるガイア連合側の立会人』としてのオブザーバーとしてこの会議に参加していた。

 

 普段の自分からしたら雲上人になる警察の上の役職の面々がこちらに注目する中で、胃がキリキリと痛むのを我慢しながら古屋警部補は彼らに頭を下げた。なにしろ複数の上の役職の人達と顔を合わせる緊張と、話題の人物が自分の同胞の黒札である事が余計に痛くしているためだった。

 

 今回の議題は、推定では覚醒者だと思われるここ数年活動をしている“悪党専門の通り魔”についてであった。

 

 

「まずはこの事件からです」

 

 

 司会役の幹部警察官が機械を操作し、会議室のプロジェクターに尼崎市の地図と中年女性2人と男性の写真が映し出される。

 

 

「数年前、初めてこの覆面の男が確認されたのがこの事件でした。

 被害者は『K田美代子』と戸籍上の妹である『K田三枝子』、戸籍上のいとこである『R正則』の3名。

 3名とも家で寛いでいる所を覆面の男が襲撃し、各々片腕と片足の骨を粉砕骨折させ動けなくさせた後に十数分その場にいた模様です。

 何やら会話をした後に3名とも撲殺し、覆面の男は立ち去りました」

 

「資料だと残った家族からの通報で発覚したとあるが?」

 

「はい。その場に、指紋などの痕跡は残さず居なくなっていました。

 残された家族が近所の家に助けを求め事件が発覚しました。

 その後の調査でその3名が主導して家族内の人間が複数不審死しているのが判り、残った4名の被疑者を逮捕して現在も公判が続いています」

 

「報道に出した情報ではその覆面の男は伏せていたようだが?」

 

「それはR正則を襲撃した現場が西宮市のマンションの上階だったのが原因です。

 侵入方法が常人の能力では不可能な方法だったので、いわゆる闇召喚士との疑いからガイア連合にこの件の男に関する調査を依願しました」

 

 

 司会の彼がそう言うと周囲の視線が古屋に集中する。答えろと促す視線の圧力に答えて古屋警部補は立ち上がった。

 

 

(これって、数年前の半終末前に出所した彼が最初に手掛けた事件だ。

 前世でもワイドショーで話題になった『尼崎連続変死事件』。

 向こうだと戸籍ごと人間が入れ替わる“背乗り”目的だったが、こちらでもなぁ)

 

「どうかしたのかね、古屋くん?」

 

 

 不可思議そうに古屋に聞く幹部の声に、頭を振って彼は答えた。

 

 

「……いえ、何でもありません。

 御存知の通り、被疑者である覆面の男の方は今もなお追跡中ですが、被害者の調査をした際に殺された3名は魔術的な洗脳能力を有する大陸出身の闇召喚士だったのが判明しました。

 また他に逮捕された被害者の親族たちには覚醒者はおらず、彼らの目的が“背乗り”目的だったのは明白です。

 つまり、覆面の男が殺したのは異能を持つ闇召喚士だけである証左となります」

 

「補足させていただきますと、生き残りの中にはまるで催眠術でも掛けられていたかのような症状の人物が複数含まれるため古屋警部補の証言は事実に近しいものと言えます」

 

 

 古屋の証言を補足した司会の彼の言葉に困惑した表情を見せる幹部達。それに構わず、この話題は終わりというように司会の彼は次の内容に移った。

 

 

「それからしばらくは覆面の男の目撃情報は上がっていましたが、捕らえることは出来ていませんでした」

 

(そりゃ出所した彼の死亡をウシジマニキが手を回して偽装して別の顔と戸籍を用意していたのと、その間の殺した闇召喚士や頭の逝かれたメシアンの死体は現地組織が喜んで処分していたしなぁ)

 

「次に覆面の男の姿を確認できたのは、今から半年ほど前の事件になります。

 マスコミはこれを『連続胎児殺害事件』と名付けていました」

 

 

 司会の彼が機械を操作し一人のサラリーマン男性の姿を映す。

 

 

「最初はこの人物が警察に相談に来たのが始まりでした。

 彼曰く、『家の中に怪物がいる』『妻が妊娠している子どもは俺の子じゃない』。

 しつこく話す彼を安心させるために警官が彼の家に赴きましたが、変わった所はありませんでした。

 相談者が指差す怪物だと言うものはただの小さなペットの子猿でした」

 

「それでどうしたのかね?」

 

「危険は確認できなかったので、周囲のパトロールを増やすと彼に告げて引き上げました。

 そしてそれから1か月後に事件は起こりました」

 

 

 スライドには相談者の家で撮影された踏み込まれた跡やその周囲の家々の痕跡が映し出されていた。

 それと同時に、資料の方に添付された被害者の女性の写真を顔をしかめながら幹部達は見ている。

 

 

「深夜、相談者の家に覆面の男が侵入し2階で寝ていた彼の娘の部屋で猿の絶叫が響きました。

 その声に気づいた相談者が行った所、覆面の男と遭遇し殴られて気を失いました。

 そのまま覆面の男は夫婦の寝室に移動すると、寝室で寝ていた妊婦の妻の腹を裂き胎児を摘出し潰したようです。

 そのまま覆面の男は逃走し、後には気を失った相談者と泣き叫ぶ娘に腹を裂かれた後もなく胎児だけが消えた相談者の妻だけが残されました。

 近所からの通報で家族は保護されています」

 

「彼の目的は何だったのかね?」

 

「……不明です。

 それから1週間ほど、連続して6名の妊婦の女性が相談者の妻と同じく胎児だけを殺されているのでそれ自体が彼の目的だと推察されています」

 

「……古屋警部補の意見は?」

 

 

 再び、周囲の視線が古屋に集中し答えろと促す視線の圧力に古屋はまた立ち上がった。

 

 

(女性を孕まして自分の子を産ませようとした悪魔のカクエンが、子猿に擬態して住宅街に潜り込んでいたとは信じてもらえないだろうな。

 ましてや、妊婦の女性全員がカクエンの子どもを身籠っていたとか悪夢でしかない)

 

「古屋警部補?」

 

「こちらとしても推測ですが、その子猿であった何かが妊婦の女性に何らかの干渉をしていたのではないかと言うのがガイア連合側の見解です。

 個人的な意見ですが、胎児そのものに何らかの原因があり覆面の男は処分したかったのではないかと愚考します」

 

「……なるほど、分かった。座ってくれたまえ」

 

(カクエンの子である胎児を腹から取り出して連合産の傷薬で傷を塞ぐなんて荒っぽいやり方、彼くらいしか出来ないぞ。

 俺なんかの普通の黒札には無理だろうな。妊婦ごと全員殺しちまう)

 

 

 幹部の言葉にそう考えながら椅子に座る古屋。司会の男は、それに続けて次の話題に移った。

 

 

「次の件が最新の情報になります。

 それではこの件については古屋警部補の方から説明をお願いします」

 

「了解です。

 これは関西支部の方からの情報で動く事になったもので……」

 

 

 ーーーーーーーーーー

 

 

 古屋が関わる事になった事件の始まりは警察に捜索願が出された事であった。

 

 捜索対象とされたのは、【安西真奈美(あんざいまなみ)】という15歳の少女だった。この少女がただの一般人なら古屋が関わる事はなく別の警官達が担当するのだろうが、この少女は関西支部に所属する黒札の少女であったのが古屋が担当して動く理由だった。

 

 

「彼女は異界の情報を見つけて一昨日から仲間と出ているようなのだが、家族には秘密していたようで両親から捜索願が出されていると府警から連絡があった。

 もともと彼女は同じ考えの女性グループと共に行動する事が多く、特に男性の黒札達とは仲違いをしていてグループで孤立していて判明するのが遅れた」

 

「それで自分がですか、支部長?」

 

「行った場所が場所だからな。

 応援は後から送るが、府警からも要請があってまずはお前達に頼む」

 

「……それでその場所というのは?」

 

「大阪と奈良の県境の山中に“あった”集落『柿塚村』だ。

 10年以上前に廃村になっていて、旧名を『餓鬼塚村』とも言う」

 

 

 関西支部支部長であるウシジマニキが言ったその集落は、大阪府と奈良県の県境が存在する山々が連なる山地の中にある集落で100人ほどの人間が暮らしていた排他的で閉鎖的な場所であった。その地はもともといわゆる“部落”と呼ばれる場所で、その歴史からも駐在すらいない悪い意味で田舎の集落でもあった。

 

『ダッチワイフに欲情するようなあんな馬鹿な男達に批判なんてされたくない。

 あいつらに出来ない事をして黙らしてやる』

 

 すでに村の人間は離散し廃村となっている場所であったが、そこには古くから神社があり安西真奈美は取り巻きの現地民少女達とその神社の異界を独力で攻略し周囲を見返すためにその廃村に黙って行ったようだった。

 

 結果、行方不明となった彼女らの救助と探索のために古屋が派遣される事になり、彼は古屋と組んでいる津森和哉巡査の運転する車で専用シキガミの古屋春香と共にその地に向かった。

 

 

「このトンネルの先が目的の村ですけど、封鎖されていて車は入れそうにないですね。

 どうします、古屋さん?」

 

「こっから先は俺と春香で行こう。念の為、ここで待機していてくれ」

 

「分かりました。気をつけて」

 

「行くよ、春香」

 

「はい」

 

 

 そう言い残して彼はパトカーに津森を残し、古びた封鎖されているトンネルの金網の隙間から中に入り込む。春香と共に奥に進み、向こう側に出た彼らは変わり果てた廃村の様子が見えた。

 

 

「春香、ここ異界になっていないか?

 あちこちに倒れている農夫姿の老人達は人の遺体とは違うようだが」

 

「ええ、異界になっています。

 アナライズで観る限り、倒れているのは屍鬼だったものです。

 その証拠に徐々にマグに変わりつつあります」

 

「足跡は……駄目だな。エネミーソナーに反応は?」

 

「あちらの村の奥の赤い鳥居が見えますか? あそこが一番反応が強いです」

 

「よし、慎重に進もう。たぶん、あそこがボスのいる場所だ」

 

 

 銃を取り出した古屋はまるで現れない悪魔に注意しつつ、春香と共に奥に進む。もう少しで鳥居まで着くという所で奥の方から戦闘音が聞こえてきた。彼らがそこにたどり着くと、覆面の男と悪魔が戦っていた。

 

 

「“BeHinD_yOU.┓┏.”」

 

「ひぎっ!」

 

『あwせdrftgyふじこlp!』

 

 

 そこにいた覆面の男の前には、人間大の髪を振り乱した男の頭部の姿の悪魔【悪霊オマモリサマ】とそれの祭司らしき中年の男が倒れていた。覆面の男に何か言われたその男が倒れ、泡を吹いて痙攣しているのを見たオマモリサマは【バインドボイス】を乗せた甲高い意味不明の奇声を周囲に発した。

 

 

「アナライズ! 27レベル【悪霊オマモリサマ】、火炎弱点で衝撃に耐性あり!」

 

「まずはあの悪魔からだ。【精密射撃】!」

 

「…………警官、シキガミ。俺達の一人か」

 

 

 スキルによる緊縛を無効化した3人はそれぞれ行動する。

 

 春香はアナライズで悪魔のデータを読み取り、古屋は【ブルズアイ】【トリガーハッピー】【銃撃ブースタ】の乗った【精密射撃】で左目を潰し、覆面の男こと『ロールシャッハニキ』は無言で右腕を振るい【物理ブースタ】【コロシの愉悦】の乗った【ハードヒット】の一撃でもう一つの右目に腕を突っ込むと中身を掴んで引きずり出した。

 

 

『あzsxdcfvgbhんjmkl!!!』

 

「終わりだ、クソ悪魔」

 

 

 ロールシャッハニキがそう呟くと悪魔は絶叫を上げながら消えていく。

 血塗れの右腕をした彼に古屋が話しかけた。

 

 

「……その実力。もしかして、俺達の一人か?」

 

「答える必要はない。

 ……娘達を助けに来たのなら、廃神社の建物の中で拘束されている。

 一人喰われたが、黒札の女は無事だ。連れて行け」

 

「黒札の一人だが、俺も警官だ。目的くらいは教えろ」

 

「俺は…」

 

 

 古屋の問いかけにロールシャッハニキは、倒れていた男の頭を右足で踏み砕くと彼の方に顔を向け答えた。

 

 

「…半終末になりGPの上昇で偶然封印の解けたこの悪魔へ生贄を渡すために、少女をさらう元はここが地元だったダークサマナーのこの男を追って殺すためにここに来ていた。

 異界も無くなり、目的は果たした」

 

「待てよ。同じ黒札なら協力すれば…」

 

「嫌だね。黒札でも、警察は信用できない」

 

 

 投げかけた言葉を拒絶し元の廃村に戻ったここから立ち去るロールシャッハニキを見送り、古屋は廃神社の跡地の建物から安西真奈美ら少女達を見つけると大阪へと帰還した。

 

 

 ーーーーーーーーーー

 

 

「……と、そういうところです」

 

「そうか、ご苦労だった」

 

 

 古屋は協力して悪魔を倒した部分と同じ黒札と分かった箇所を除き、上層部にありのまま説明した。会議はそのまま続き、指名手配し引き続き追跡するという事で結論が出て終了した。会議が終わりいつもの待機室で津森に古屋はこう聞かれた。

 

 

「……結局、あの男って何なんです?」

 

「正体不明の悪党専門の通り魔でいいんじゃないか。

 警官としてはまずいが、異能者としては闇召喚士は昔から裏側で自主的に対処していたのは変わらないからな」

 

「はあ、ガイア連合が積極的に追わないのならそういう事でいいです」

 

「それにな……」

 

 

 春香の淹れてくれたコーヒーを飲みながら津森の方を向いて彼はこう言った。

 

 

「『終末の時、セックスや殺ししか頭にないクソ共や他人を利用だけする偽善者の悪党共は、俺たちに向かってこう叫ぶだろう。“助けてくれ!”って』

 『それに俺は答える。“いやなこった”』

 あいつはこう言っていたが、俺も同意見だ。

 逮捕するに値しない悪党の異能者なんて禄なもんじゃないからな、……だろ?」

 




後書きと設定解説


・主人公

名前:古屋孝宏(ふるやたかひろ)
性別:男性
識別:転生者(ガイア連合)・34歳
職業:大阪府警警備部所属警部補
ステータス:レベル25・スピード型(速・体)
耐性:破魔無効・呪殺無効(装備)
スキル:精密射撃(敵単体・中威力の銃撃属性攻撃)
    連続撃ち(敵複数・2~4回の小威力の銃撃属性攻撃)
    ブルズアイ(銃撃の命中率が大きく上昇する)
    トリガーハッピー
    (銃撃属性攻撃のクリティカル率が上昇する)
    銃撃プースタ(銃撃属性攻撃の威力が上昇する)
    バイトザバレット
    (HPが0になった時、1度だけHP1で復活する)
    ラッキーコイン
    (自身が受ける攻撃のクリティカル率が低下する)
    誘導尋問(交渉決裂時に情報を引き出す技術)
装備:レミントンM31(ガイア連合製散弾銃型霊装
   ニューナンブ(警察配給のリボルバー拳銃)
   トンファー(ガイア連合製武器型霊装)
   ケブラーアーマー(ガイア連合製ボディアーマー)
   呪殺無効の指輪
   精神無効のタリスマン
   特殊弾頭各種
詳細:
 大阪府警に勤めている現役警官の銃の扱いが得意な転生者
 顔は整ってはいるがあまり特徴のない普通の容姿の男性
 前世も殉職した警官だった為、今世でも警官になった
 今世の両親は一般人だがDQNで揉めて高校卒業後から疎遠
 関西支部が出来た頃に連合名を不審に思って調査し転生者と判明した
 山梨支部で覚醒後、現職に戻り関西支部との仲立ちをさせられた
 大阪の警察俺らで一番レベルが高いため出動が一番多いのが悩み
 仕事のストレスから銃を握ると性格が変わりトリガーハッピーになる
 自衛隊との協力で銃が扱いやすくなった事に狂喜した一人
 前世で海外に撃ちに行くほど銃が好きでFPSのゲームも好き

・関係者

名前:古屋春香(ふるやはるか)
性別:女性
識別:シキガミ
職業:古屋孝宏の専用シキガミ
ステータス:レベル21
耐性:物理耐性・破魔無効・呪殺無効(装備)
スキル:アナライズ(霊視方面の強化あり)
    エネミーソナー
    マッパー 
    コンピューター操作(軽度のハッキングも含む技術)
    スクライング(水晶や鏡を使う占術)
    アムリタ(味方一体・状態異常を全て回復する)
    ディアラマ(味方一体・HP中回復)
    かばう(主人が攻撃された時、代わりに攻撃を受ける)
    シキガミ契約のため主人以外からの精神状態異常無効
スキル(汎):会話・食事・家事・交渉・性交
装備:女性用ビジネススーツ(ガイア連合製霊装)
   ライアットシールド(警察用の盾を霊装強化したもの)
   ショルダーバッグ(丈夫な霊装の肩がけ鞄)
   呪殺無効の指輪
詳細:
 30歳前後の波打つ黒髪を肩で切り揃えた髪型の美女型シキガミ
 主人の好みからパワフルでハキハキとした母性的な性格になっている
 主に古屋孝宏の職務の補助と身の回りの世話をするのが日常
 情報収集と調査及び回復を目的にしたスキル構成のサポート型
 彼の助手としてオカルト案件の際は同行する許可も得ている
 主人の義両親とは仲良く適度に距離をおいて過ごしている
 容姿は「ToHeart2」の「柚原春夏」がモデル

名前:津森和哉(つもりかずや)
性別:男性
識別:異能者・25歳
職業:大阪府警警備部所属巡査
ステータス:レベル4
耐性:破魔無効・呪殺耐性(装備)
スキル:霊視(弱)
    法律知識(警察関係の法令知識)
装備:ニューナンブ(警察配給のリボルバー拳銃)
   防刃ベスト(警察配給の一般用防具)
   呪殺耐性の護符
詳細:
 古屋孝宏警部補が仕事で組む新人巡査
 顔は整っているがいまいちぱっとしない細身の容姿
 実家が関西支部と懇意にしている住吉大社の霊能組織の名家
 実家の意向で警察学校卒業後に彼の補佐をするべく派遣されている
 基本的に内勤が主に得意で実践はあまり得意ではない
 実家の事は好きではないがこの仕事にはやり甲斐を感じている
 恋人いない歴が年齢なので春香の存在が羨ましく思っている

名前:ロールシャッハニキ(鍛冶屋軍治・かじやぐんじ)
性別:男性
識別:転生者(ガイア連合)・45歳
職業:ガイア連合関西支部所属黒札
ステータス:レベル36・アタック型(力・速)
耐性:破魔無効・呪殺無効(装備)
スキル:ハードヒット(敵単体・中威力の物理攻撃。
           クリティカル時、威力が上昇する)
    回し蹴り(敵複数・1~3回の小威力の物理攻撃)
    不吉な言葉(敵単体・高確率で絶望状態を付与する)
(絶望:行動不能になり、ターンが来るたびにMPが5%減少し、
    3ターン後には絶望に沈み戦闘不能になる)
    トラフーリ(ボス以外の戦闘から逃亡できる)
    ハイ・アナライズ
    (通常の結果の他に対象が人間なら罪状も見通せる)
    物理ブースタ(物理攻撃の威力が上昇する)
    コロシの愉悦(物理攻撃のクリティカル率が上昇する)
    鉄心石腸(精神状態異常無効)
    スクライング(過去視・幻視による追跡術)
    脅迫(相手から効率的に情報を得る技術)
装備:ロールシャッハマスク(黒い模様の変わる白地の覆面)
   トレンチコート(ガイア連合製霊装防具)
   ワイヤーガン(離れた場所への移動が出来るアイテム)
   手帳(今までの事を全て記録した手帳)
詳細:
 47話で登場した関西支部所属の転生者
 あれから10年が経ち、出所後にウシジマニキによりスカウトされた
 モデルの彼のように己の正義を曲げる事なく濡れ仕事に従事している
 フェドーラ帽にマスク、コートと革手袋に安全靴仕様のブーツを着用
 犯罪者は骨を折り闇召喚士は叩き潰し腐れ外道は殺す自警活動中
 出所後の活動により一層、人の悪意を憎悪し活動は過激になっている
 同じ黒札でも場合によっては叩きのめして指を折る事もする模様
 マスクには呪殺無効とアナライズ阻害効果が付与されている

名前:安西真奈美(あんざいまなみ)
性別:女性
識別:転生者(ガイア連合)・15歳
職業:中学生
ステータス:レベル11
耐性:破魔無効・呪殺耐性(装備)
スキル:マリンカリン(敵単体・中確率で魅了を付与する)
    プリンパ(敵単体・中確率で混乱を付与する)
    ムド(敵単体・低確率で即死を付与する)
    誘惑(異性に効果的な交渉術)
    演技(前世からの経験で培った技術)
装備:学生ブレザー服(ガイア連合製霊装)
   呪殺耐性のお守り
   精神耐性のペンダント
詳細:
 半終末後に合流してきた関西出身の転生者の少女
 セミロングの巻き髪で小柄な一見すると明るく派手で可愛らしい容姿
 容姿を生かした明るく穏和な性格を装うがそれは人気を得るための演技
 実際はかなり自己中心的、自意識過剰で思い込みが激しい性格
 前世からのやや過剰な潔癖症の気質と思った事を口にする悪癖がある
 前世も同じような性格で高校生の頃、刃傷沙汰を起こした末に逆に死亡した
 現世では容姿や霊能の才があるのを上手く活かして取り巻きを作っていた
 男黒札の嫁式神を気持ち悪いと陰口をしているので他の黒札とは仲が悪い
 
・敵対者

【怪異カクエン】
レベル10 耐性:物理耐性・衝撃弱点・破魔弱点
スキル:ポイズンクロー(敵単体・小威力の物理攻撃。
            低確率で毒を付与する)
    ポズムディ(味方単体・毒状態を回復する)
    擬態(敵全体・高確率で魅了と幻惑を付与する)
詳細:
 古くは江戸時代の記録にも出て来る猿が悪魔化した妖怪「玃猿」
 山に潜み人里に出て女性を攫い子どもを産ませる習性がある
 この個体は日本産の人里に紛れ込むのが上手いタイプのカク猿
 実際の姿は黒い体毛と歪んだ笑みの中年男性の顔をした人間大の日本猿
 姿を目にした人間に愛らしい猿の姿に異能で誤認させ近づく能力あり
 1つの家に入り込む事で周囲の女性を次々と孕ませていく畜生
 邪悪な性格で人を甚振ることがこの上もなく好きな性格

【悪霊オマモリサマ】(ボス)
レベル27 耐性:火炎弱点・衝撃耐性・破魔無効・呪殺無効
スキル:バインドボイス(敵全体・中確率で緊縛を付与する)
    吸血(敵全体・小威力の万能属性HP吸収攻撃)
    マハムド(敵全体・低確率で即死を付与する)
詳細:
 地図からも排除されている山間の集落の神社で祀られる祟り神
 赤黒い肌の縦横2mはある醜悪に笑う中年男性の人頭の姿
 役所もなく100人ほどの集落で外との行き来は車か徒歩のみ
 排他的で閉鎖的な集落で念仏講の祭りでは贄の家系の娘を共用にしている
 十数年に一度、贄として美しい若い娘を所望し嬲り尽くした上で食べる

最初の事件の目的は、大陸出身のダークサマナーが戸籍ごと日本人になり変わってガイア連合の恩恵により集りやすくするのが目的でした。
実際の日本でも日本人になり変われば、故国より優秀な日本のインフラを利用し放題になるのですし。


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