【カオ転三次】『俺たち』閑話集   作:塵塚怪翁

51 / 78
今回は、大阪城の豊国神社にまつわるお話

時系列としては、半終末に突入ししばらくした頃です。


 半終末における大阪城解放作戦の顛末

 

「えいっ! せいっ! とうっ!」

 

「……ああ、精が出ている所ちょっといいかな?」

 

「誰ぞ、わしに用かの? 

 どこぞのビデオで見た悪役の顔にそっくりじゃの」

 

「俺はあそこまで人間のクズじゃない。

 俺はまあ、カンユーニキと呼んでくれ。木下くんか?」

 

「今の成りは小僧だが、前は傘寿まで生きとったんだから君付けはよしてくれ。

 木下でええよ」

 

 

 ガイア連合山梨支部の某所、近接戦闘の技術を学ぶ道場の一角で剣の素振りをしていた小学生ほどのツンツン頭の少年漫画に出来そうな剣術少年に、悪役顔と言われて少し傷ついたカンユーニキが話しかけていた。

 

 その少年の今世の名前は【木下和延(きのしたかずのぶ)】。

 

 大分県の生まれで毒親両親にネグレクトを受けていたが、数年前に父親に殴られた衝撃で前世の記憶が戻り前世で長年剣術を嗜んでいたのもあり逆に父親をボコボコにして警察に通報し、今世の両親を壁の向こうに送って施設で生活していたがつい最近占術で発見されて山梨まで来ていた転生者の少年である。

 

 

「それじゃ遠慮なく、木下さんに一緒に来てもらいたいんだ。

 大阪で悪魔退治をするために」

 

「おう。理由は分からんがいいぞ。

 悪党や化物みたいな斬ってもお咎めがない相手がいるのは本当にいいご時世よ」

 

 

 関西支部で行われる大規模な作戦に必要だと占術で示された彼を連れて行く依頼を受けた事を、そのニヤニヤ笑いで物騒なセリフを吐く彼の態度を見てカンユーニキは少し後悔をし始めていた。

 

 

 ーーーーーーーーーー

 

 

 半終末になってそう時間の経っていない関西支部は現在、大きく3つの事柄にその人員を割いて行動していた。

 

 そのうちの一つは、ジュネスの地下に広がる梅田駅地下街の異界化の抑制。

 

 人々の噂や認識が強くなる事でも起きる異界は、『まるで地下迷路や迷宮みたいだ』と思われるここを異界にするように侵食が進んでいる。これを止めるために現在の場所に関西支部が建てられたのも関係してるほど、ネットの発展もあり日本全国の人達がそれを強く意識する様になっていた為である。

 

 終末後には異界化が一気に進み地下迷宮と化し罪人を強制的に放り込む異界鉱山となるのだが、表社会が存在する今のうちは工事に見せかけた湧き潰しを含めた抑制策を行なっている。

 

 もう一つは、甲子園球場のシェルター化と大阪ガイアタイガースの人員保護である。

 

 これは現在の支部長であるウシジマニキにも制御が出来ないほど、地元のトラキチ達が富豪俺達も巻き込んで急ピッチで進ませていた。球場近辺の建築物も含めてのシェルター化工事や札束で頬を叩くような強引な交渉に、虎にちなんだ“白虎”と虎を神使にしている朝護孫子寺や鞍馬寺の“毘沙門天”を護り神にと勧請して結界の要にするなどなど急速に整えていた。

 

 終末後にはプロレスの興行と並んで関西支部の収入となる一大産業になるが、伝統の宿敵は終末後の東京の状況により消滅したため【北海道ガイアホッパーズ】をかつてのあの球団のようにライバル視するようになる。

 

 最後が、大阪城の二の丸南側に鎮座する豊國神社の異界の解放である。

 

 これは、大々的に今まで2度行われて2度とも失敗している作戦であった。1度目は関西支部の腕利きを選んで送り込んだが物量の差で頓挫し、2度目は自衛隊の協力も得て行なったが最奥の異界のボスのギミックの解除が不可能だと判明し撤退したのが今までの経緯であった。

 

 

「この2度の作戦の失敗で実力に自信を持てなくなった前の支部長のレスラーニキが、希望者を募って山梨の大異界で特訓を開始しているんだよ。

 そのレスラーニキの知らせから君が見つかる切っ掛けになったんだ。

 何しろそのギミック、つまり異界の主を倒す仕掛けの決め手に君がなるんだ」

 

「ほう? わしが決め手になるか、面白いもんだ。

 で、何を斬ればええんじゃ?」

 

 

 山梨から一路、高速道路を車で大阪に向かう途上でカンユーニキは彼に今の現状を説明していた。そして彼のその問いにカンユーニキはこう答えた。

 

 

「俺たちがボスのところまで君を送り届けるからそいつにとどめを刺してくれ」

 

「おう、まかせろ。そういう頭を使わなくていいのは大歓迎じゃ」

 

 

 数時間後、そう話していた彼らの乗った車が大阪城に到着し、現在は『大規模工事中』と表示され堀の内側は一般人立ち入り禁止とされているエリアにある集合場所の神社前の広場に停車した。そこには関西支部と京都や近隣から応援で来た黒札とシキガミに配下の現地組織の人々がぞろぞろと集まっていた。

 

 車から降りたカンユーニキと木下は案内されるままに、ここの指揮官役をしている京都から来ている石清水八幡宮派出所の代表のカトーニキがいる中央の場所まで連れて来られた。彼らが到着すると、カトーニキは周囲の人々に拡声器で声を掛けた。

 

 

「あー、あー、テステス。

 俺はウシジマニキと藤野さんから今回の指揮を任されているカトーニキだ。

 今回の作戦の要の少年が到着したから作戦開始だ。

 事前に説明された通りに従って、突入!」

 

「「「おお~~!」」」

 

 

 そう声を上げてぞろぞろと中に入っていく彼らを見送り、でっぷりとしたその貫禄のある体格に陰陽師の服を着込んだカトーニキはカンユーニキ達に話しかけてきた。

 

 

「よう、来てくれたな。カンユーニキと…」

 

「木下じゃ。よろしくの」

 

「ああ、よろしく。

 カンユーニキ、彼に今回の件の詳しい説明をしたか?」

 

「いいや、まだだ。

 それに彼にはごちゃごちゃと説明するよりはスパッと言ったほうがいいぞ」

 

「そうじゃの。御託はええから何をすればいいかだけ言ってくれ」

 

「わかった。

 簡単に言えば、ここの神社で祀られているのは『豊臣秀吉』『豊臣秀長』『豊臣秀頼』の三柱だ。

 そしてメシア教がここの封印にした仕掛けは、過去の歴史を利用したものだった」

 

 

 彼が言うには、過去の二度の攻略でここの異界の内部はほぼ判明していた。

 

 内部は過去の大阪夏の陣の際の大阪城が再現された異界で、現在の縮小した大きさでなく当時の大きさの大阪城を天守閣まで攻略しなければならない仕掛けになっていた。状況としても最悪で、落城寸前の燃え盛る中を進まなければならず何百もの豊臣方の武者の幽鬼を倒さなければならないというものであった。

 

 さらに異界のボスである鬼女の悪魔は完全に倒すためにはある不可能に近い条件があり、倒しても即座に復活しその場に括られているので封印も出来ないという厄介なギミックがあった。ただし、そのギミックは今回参加する木下によって覆るのだとカトーニキは語った。

 

 

「空中から簡易シキガミで地図も出来たし、敵の武士たちもだいぶ数が減っている。

 今回は秘密兵器も持ってきたから、君らは比較的安全に天守閣まで行けるだろう。

 カンユーニキ、彼の案内を頼む」

 

「……ああ、くそ。わかったよ、カトーニキ。木下さん、俺に戦闘は期待するなよ。

 それと、木下さんはボスにとどめを刺す役目がある。

 体力を温存するから、途中での戦闘は避けていくがいいか?」

 

「そうじゃな。この体格では体力もそう保たんからそうする方がええか」

 

「それじゃ、早速頼むぞ!」

 

「おお。そのボスとやらを叩き切ってくるわい」

 

「行こうか」

 

 

 そう言うとカンユーニキと木下は、車から装備とアイテムを取り出し身につけると彼らの後を追うように異界の中へと進んで行った。

 

 

 ーーーーーーーーーー

 

 

 異界の中でまず彼が目にした物は燃え盛る大阪城の潰れた正門で、門のあった場所には何かが門ごと吹き飛ばしたような穴が広がっていた。呆気に取られている木下の周りでは、生き残った幽鬼武者達を倒し前に進む黒札達の姿がある。

 

 呆気に取られぽかんとしている木下にカンユーニキが話し掛ける。

 

 

「前の露払いは他の連中してくれているんだ、そろそろ行くぞ」

 

「カンユーさんよ、こいつは一体どういう事だ?」

 

「カトーニキが秘密兵器を持ってきたって言っていただろ?

 それ、いやその人のおかげだよ。ほら」

 

 

 カンユーニキが上空を指差すと、その先にいる空中に浮かんだ白い服の女性の持つ杖からゴン太のピンク色の光線が城に叩きつけられ大きな爆発が起きていた。次々にいくつも光線が叩きつけられて城門が爆発四散し、最後に天守閣に光線が当たり入口近くに大穴を開けたのを確認したのかその女性はそのまま入口の方から空を飛び異界を出ていった。

 

 

「……あれは?」

 

「関西地方の最強の一角、『魔王ネキ』だよ。

 ああして上空を自由に飛び回って、届かない場所から広範囲に薙ぎ払う魔法の光線をぶっ放すおっかない人だよ。

 最近じゃ防具もガチガチにして“デス・スターみたい”だって言われているよ」

 

「あの人も黒札なのか?」

 

「あの人だってショタオジには敵わないんだから考えるだけ無駄だぞ。

 木下さんはどっちかというと剣術が得意な修羅勢向きだな。

 さあ、今のうちに行くぞ」

 

「……わしもまだまだじゃなぁ」

 

 

 そう呟いた木下を連れてカンユーニキは大阪城の中を進む。

 二人は周囲の相手から透明になる魔法【ドロンパ】を付与されたフード付きのマントを羽織って、幽鬼武者と戦う彼らを避け彼らは小声で話しながら足早に物陰を伝って進んでいた。

 

 

「前を塞ぐ門は全部穴だけになっているから足元には注意して行こうか」

 

「……しかし、話に聞く神社の異界は祭神を殺して消滅させるか、天使が後釜に居座って霊地を乗っ取るものだと聞いていたんだがのう?」

 

「ここみたいに、たまに迷宮になっているとかの封印の解除を妨げる仕掛けが施してあるそうだぞ。

 特に並の天使やメシア教徒で簡単には殺せない力のある神仏がいた異界だと、こうやって仕掛けを施して簡単には攻略させないようにしているんだ。

 半終末になる前は俺も全国を飛び回っていたが、大体がそう言う傾向だったな」

 

「そういうものか。

 ……前方で戦っているのう、静かに避けて行こうかの」

 

 

 そうやって彼らは姿を隠したまま、天守閣へと進んで行った。

 

 

 ーーーーーーーーーー

 

 

『ええい、現し世の異能者共め。

 またしても我らが城に土足で上がり込むとは徳川に従う者達と変わらぬな!』

 

『静まりなされ、母上。

 所詮、奴らには母上にとどめを刺すのは不可能に御座いますれば。

 母上さえ健在ならば、我らはいくらでも何度でも黄泉路より戻ってきます』

 

 

 異界の大阪城の最上階では一人の女性が荒ぶっていた。

 奥の上座には青年の姿の人形が置いてあり、その前で高位の女御の姿をした中年の女性【鬼女オオクラノツボネ】は自身が召喚した幽鬼の群れを率いる武者姿の息子【大野治長(おおのはるなが)】に窘められていた。

 

 

『南蛮の宣教師共にこのような姿で喚び出されたのは屈辱なれど、太閤殿下とそのご家族の死後の安寧を守るためにも墓荒らしのような慮外者共にはこの地は明け渡さぬぞ。

 治長、外の状況はどうであろうか?』

 

『万事、滞りなく問題はありません。

 城門を吹き飛ばされはしましたが、偉大な太閤様の治めていた霊地であるこの地では千に達する兵が尽きることはありませぬ。

 また前のように、兵の多さに攻めあぐねて退去するでしょう』

 

 

 そう歓談していた二人に、姿隠しのマントを脱ぎ捨てた木下が軍刀を加工した霊装の【ハラキリセイバー】を抜いて不意打ちで上段から斬り掛かった。

 

 

「【全力攻撃】! チェスト!」

 

『ぬうっ!』

 

『治長! 出合えっ出合えっ、狼藉者よ!』

 

 

 木下のハラキリセイバーの攻撃は大蔵局を庇った大野治長に命中し深手を負わせたが、倒すには至らずに後ろに下がって姿を現したカンユーニキと合流した。そして、大蔵局が喚び出した数十人の死霊武者達に取り囲まれてしまった。

 

 

「すまん! 不意討ちに失敗した!」

 

「ああ、くそ! どうにか抜け出さないと!」

 

『おのれ、このような場所にまで入り込むとは! 始末せよ!』

 

 

 大蔵局がそう言ったその瞬間だった。

 

 

「そこまでだ。破ぁーーーーー!!」

 

『『『があああーーっ!』』』

 

 

 彼らの背後の入口から青白い光が放たれて取り囲んでいた治長と死霊達が消滅する。木下とカンユーニキが振り返ると、首に数珠をかけ『破ぁ!』と胸に書かれたTシャツを着た坊主頭の青年が立っていた。

 

 

「「寺生まれってすごいな」」

 

「……それほどでもない。少年これを、【霊式斬艦刀】を使え!」

 

「おう!」

 

 

 応援で来ていた【Tさんニキ】が空中に持っていた剣を放り投げた。

 

 

「これで終わりだ! チェーーストーッ!!」

 

『ギャアアアッ!!』

 

 

 刃渡り2mはあるかのような出刃包丁のような剣を飛び上がって木下は掴むと、先程のTさんニキの破魔魔法の光で怯み動けなくなっていた大蔵局目掛けて振り下ろす。両手でしっかりと握りしめたおかげで柄に付いていたボタンを木下は押し込み、刃の峰にある噴射口から噴射炎が出る事でそのまま袈裟懸けに振り下ろし大蔵局を両断した。

 

 

『……く、くくくっ。妾を殺せると思うな、異能者共。

 妾は不死身よ、…………な、なぜだ? 何故、身体が崩れて消えていくのじゃぁぁっ!?』

 

「そこにいる木下さんの先祖は、豊後国日出藩藩主『木下延由』。

 その彼の先祖の正体は豊臣秀頼の息子『国松』だ。

 つまり、彼はお前の子孫になる!」

 

「そして、我々が掴んでいたお前の不死身のからくりは、“直系の子孫の手でとどめを刺されなければ死なずに蘇る”というもの。

 彼の手でお前を倒せばこの異界は終わる」

 

 

 身体が崩れていく事に叫ぶ大蔵局に、カンユーニキとTさんニキが答える。その言葉を聞き自分がここに呼ばれた理由を納得した木下は、刃を返し逆袈裟に剣を振り上げとどめを刺した。

 

 

「さらば、遠いご先祖よ。斬艦刀に断てぬもの無し、じゃな」

 

『おのれ、徳川! 伴天連共! 異能者共! この恨みは忘れぬからなぁ!』

 

「……! 城が崩れる、脱出するぞ! 破ぁーっ!」

 

「穴が空いた! 行こう、木下さん!」

 

「おうっ!今行く!」 

 

 

 絶叫と共に消える大蔵局に合わせるように、奥に安座していた秀頼を象った木像が砕けて天守閣全体にも火が回り始める。異界が揺れ崩壊を始めるのを感じ、彼らは慌てて脱出するのであった。

 

 

 ーーーーーーーーーー

 

 

『儂は方広寺のある京の豊国神社の方におるのでな、ここはお主を養子とし任せるとしよう。

 小一郎、拾丸、二人はここの祭神として手助けをするように。

 稚日女尊様と宇迦之御霊神様が二柱居られるから助成を賜わろうぞ。頼んだぞ』

 

『ははっ、兄上』

 

『わかりました、父上』

 

「それじゃ“大阪城派出所”の代表はこれから君に頼むとしようか。

 木下さん、……いやトヨトミニキ」

 

「わしは剣術と植木のやり方しか知らんのじゃぞ!? おおい、誰か助けてくれ!」

 

 

 その後の事を語ろう。

 

 無事に崩れ去る異界から脱出し、封印されていた大阪豊国神社の祭神達は開放された。

 その後、主祭神の豊国大明神こと秀吉公はトヨトミニキを代表に指名し、神社の管理をしていた名家の生き残りも即座に説き伏せ“大阪城派出所”の体勢を交渉で作り上げると京都に帰って行った。

 

 この事にはウシジマニキも賛成し、淀川霊道の重要な防護拠点として“大阪城派出所”は近隣でも最も大きく最も堅固な派出所シェルターとして祭神達の協力もあり終末後も栄える事となるのであった。

 

 トヨトミニキはその後、この地でいろいろな事に巻き込まれながらも元気に第2の生を楽しんだという事であった。

 




後書きと設定解説


・主人公

名前:トヨトミニキ(木下和延・きのしたかずのぶ)
性別:男性
識別:転生者(ガイア連合)・10歳
職業:ガイア連合関西支部所属黒札
ステータス:レベル14・アタック型(力・速)
耐性:破魔無効・呪殺無効(装備)
スキル:全力攻撃
    (敵単体・大威力の物理攻撃。 
     この攻撃に対する回避に40%の修正を受けられる)    
    猿叫(敵全体・攻撃力を2段階低下させる。
       また、低確率で緊縛を付与する)
    気合(自身の次の物理攻撃のダメージを2倍にする)
    男気(自身・使用者の状態異常を解除し、
       HPが0以下の場合は1にする。死亡時でも使用可能)
    コロシの愉悦(物理攻撃のクリティカル率が上昇する)
    武道の心得(物理スキル使用時のHP消費量が半分になる)
装備:ハラキリセイバー(昔の軍刀を加工した霊装武器)
   霊式斬艦刀(ロボ部の剣マニアから渡された霊装武器)
   大和手甲(呪殺無効を付与した腕防具)
   気合はちまき(ステータスの力が+4される)
詳細:
 大分県出身の半終末後に合流した男性転生者
 ツンツンした髪型の目付きの鋭いそこそこ整った容姿の少年
 煙草と賭博は嫌いで酒は好きな割りと脳筋で手が早く気が短い性格
 前世は示現流や自顕流などの剣術を趣味で修めていた植木職人の老人
 今世では酒中毒の作業員DV父と水商売浮気性のネグレクト母の両親
 父親に殴られて前世覚醒、逆に動けなくして警察に自分で通報した
 施設に行き今世でも剣術を学ぼうとしていたら現地組織に発見された
 その生い立ちから山梨で転生者向けの小学校に通い直していた
 地獄湯支部を経由し山梨に行って強くなりたいと修行を行なっていた
 ある時、自分の血筋が豊臣秀頼由来だと知り大阪に向かった
 専用シキガミはまだ資金不足で未購入

【霊式斬艦刀】
某ロボットSLGで登場した大型実体剣を人間大のサイズにした逸品
オリジナルと同様のデザインで刀身2mになる巨大な出刃包丁な剣
材質はロボ部が開発した合金製で「準物理貫通」を付与している
柄のスイッチを親指で押す事で刃の峰にある噴射口から噴射炎を出す
この機能によりダメージをさらに上昇させる事が可能である
製作はロボ部の必殺剣好きの同志たちで押し付ける相手を探していた

・関係者

名前:カンユーニキ(菅優・すがすぐる)
性別:男性
識別:転生者(ガイア連合)・30代
職業:ガイア連合地方派遣調査員
ステータス:レベル22・スピード型(速・体)
耐性:破魔無効・呪殺無効(装備)
スキル:精密射撃(敵単体・小威力の銃属性攻撃。
         クリティカル率が高い)
    アギ(敵単体・小威力の火炎属性攻撃)
    ムド(敵単体・低確率で死亡を付与する)
    宝探し(アイテム捜索の成功率が上昇する)
    サバイバル(野外生活で効率よく生き抜ける技術)
    隠密行動(姿を隠して情報収集する技術)
装備:呪殺無効の指輪
   魅了無効の結婚指輪
   封魔管(妖獣ガルム・レベル9)
   54式トカレフ(ヤクザから拾得した中国製品)
詳細:
 某むせるロボットアニメの小悪党にそっくりな転生者
 元探偵の経歴から全国を移動して調査依頼を熟している
 両親や家族と共に秋田から山梨支部に引っ越した
 一神教改宗済の元シスターの嫁が2人目の子供を妊娠中
 今回は大分空港での仕事の後に同行の依頼を受けた

名前:Tさんニキ(寺内匠・てらうちたくみ)
性別:男性
識別:転生者(ガイア連合)・30代
職業:ある仏教宗派の遍歴僧
ステータス:レベル55
耐性:破魔反射・呪殺反射・精神状態異常無効
スキル:破っ(味方単体・HP全回復)
    破ぁ!!(敵単体・力依存による中威力の破魔属性攻撃。
         弱点をついた時、確率で即死させる)
    破ぁーー!!
        (敵全体・力依存による大威力の破魔属性攻撃。
         弱点をついた時、確率で即死させる)
    俺の後ろに隠れろ
      (味方全体・万能以外の攻撃を1回だけ防ぐ障壁を張る)
    破魔貫通
     (吸収・反射以外の耐性を無視して破魔属性攻撃を行える)
    破魔ブースタ(破魔属性攻撃の威力が上昇する)
    仏教知識(アナライズ)
    心眼(遭遇判定の失敗を成功に変更しその場に駆けつける)
装備:破ぁTシャツ(黒地に白抜きで『破』と書かれた服型防具霊装)
   首掛けの数珠(魔法防御力が上昇する)
   親父譲りのお守り(ハマ成功率UPが付与されている)
   実家の梅酒(アムリタと同効果の霊酒)
詳細:
 ネットミーム「寺生まれのTさん」を体現したような能力の転生者
 多くを語らないため生まれた寺や宗派、前世などは不詳のまま
 整った面立ちの中肉中背で細マッチョの年齢不詳な容姿の男性
 アルバイトをしながら日本全国を放浪しており連絡が付きにくい
 旅が趣味であちこちで突然現れては悪魔を調伏して回っている
 稀に各地の支部に現れては依頼を熟したりメンバーを助けている

・敵対者

【軍勢 死霊の群れ】
レベル10 耐性:火炎弱点・破魔弱点・呪殺無効
スキル:突撃(敵単体・小威力の物理攻撃)
    九十九針(敵単体・小威力の銃撃属性攻撃)
    通常攻撃(敵全体・3~4回の物理攻撃)
詳細:
 大阪城敷地内に大量に現れた豊臣方の落ち武者姿の幽鬼の群れ
 刀や槍、中には弓や鉄砲を所持した者もいる
 豊国神社のメシア教の封印の仕掛けで召喚される

【幽鬼オオノハルナガ】
レベル12 耐性:火炎弱点・破魔弱点・呪殺無効
スキル:突撃(敵単体・小威力の物理攻撃)
    指揮
詳細:
 大蔵局が喚び出した死霊の群れを統括する幽鬼
 生前は大蔵局の息子で大野修理と呼ばれていた淀殿の近侍
 大坂の陣で敗れ自害した秀頼や淀殿に殉じて母と共に自害している
 古田織部に学んだ茶人で能書家でもあったらしい
 まことしやかに淀殿と密通し秀頼の実父ではないかと噂がある 

【鬼女オオクラノツボネ】(ボス)
レベル24 耐性:火炎弱点・破魔無効・呪殺無効
スキル:毒引っ掻き(敵単体・小威力の物理攻撃。
          低確率で毒を付与する)
    マハムド(敵全体・低確率で即死を付与する)
    闇の再生
    (自身・とある条件下で止めを刺されないと死亡しない)
    眷属召喚(幽鬼の群れを召喚する)
詳細:
 生前は淀殿の乳母であり秀吉の死後に城内で権勢を振るった「大蔵局」
 後年に淀殿と密通し秀頼の実父と噂された大野治長の母親でもある
 大坂の陣で敗れ自害した秀頼や淀殿に殉じて子の治長と共に自害している
 戦後に施された豊国神社の封印に掛けられた仕掛けにより召喚される
 自身の血を濃く引く者でないと殺されてもすぐに蘇るスキルを持つ
 これを仕掛けたのは黒髪と黒い羽をした白い仮面をしているとある大天使

北海道ガイアホッパーズ:
やややさん著「【カオ転三次】現地民とのぐだぐだ小話」より出典

最後のギミックがあった為に今まで大阪城の異界は攻略されていませんでした。
トヨトミニキが今になって見つかったので攻略できました。
今回のギミック、戦後に主要な名家の血筋を根絶やしにしたメシア教の連中ならやりそうな仕掛けだと思いませんか?

※今回のお話は豊臣秀頼の秀吉の非実子説と1968年に刊行された書籍の木下延由の正体は豊臣秀頼の庶子・国松だとする異説を参考にしています。


読んでくださった方がいるならありがとうございます。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。