【カオ転三次】『俺たち』閑話集   作:塵塚怪翁

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今回は、56話の少し後の修羅勢のお話

時系列としては、半終末に突入してしばらくした頃です。



 とある修羅勢の半終末旅行紀行捌頁目

 

「幼女ネキ、誕生日おめでとう」

 

「……アーチャーニキ?

 山梨で刀を打ってシキガミ嫁を多数侍らしている刀匠のアーチャーニキがどうしてここに?」

 

「その説明みたいなセリフはいるのかとか言うか、人聞きの悪い言い方は止めてもらおうか」

 

「山梨にはエミヤはたくさんいるからな。

 こう言って確認しておかないと、他の連中には誰だか判らないしね。

 ……それで宮城までわざわざ何のようだ?」

 

 

 宮城県の支部で行われた幼女ネキの誕生日会から数日後、所用から戻った彼女の前に刀匠のアーチャーニキが姿を見せていた。彼女のシキガミや家族も見る中で、アーチャーニキは朱塗りの拵えで出来た短剣と白い木の拵えの刀をカバンから取り出し彼女に手渡した。

 

 

「……これは?」

 

「ネキの誕生日に渡してくれと星杖ニキから依頼のあった護り刀の短剣だ。

 銘は“面影”とした。

 古来、古い家の女性は身を守るための懐剣を持っているのが習わしだったからな。

 葛葉の血筋の幼女ネキにも渡してくれと、彼から頼まれて出来たのでこうして持って来たのさ。

 ついでにこっちは俺の分で、実用も可能な例の漫画の“逆刃刀”だ」

 

「それはすまないな。星杖ニキにもお礼を言っておいてくれ。

 ……でもどうせなら、直接会って渡して欲しかったな」

 

「それは難しいな。彼は今、因縁の相手と決着を付けるべく乗り込んでいる最中だしな」

 

「……因縁の相手?」

 

 

 そう聞く彼女からアーチャーニキは西の方に視線を向けてこう答えた。

 

 

「そちらも噂は聞いているだろう? どこぞの邪神の手で黄泉帰った剣豪達さ」

 

 

 ーーーーーーーーーー

 

 

「今度は、我が手で!」

 

「悪いですが、あなたの相手をしている暇はないのですよ」

 

 

 空中をうねる様に四方八方に巨大な身体を浮かべる大蛇の体の上で、星杖ニキと魔界衆の生き残り【外道ボウタロウ】は刃を交えて斬り結んでいた。2度、3度と刃を交えるとボウタロウは地の利を活かし、斬りつけては逃げ斬り付けては逃げを繰り返し格上である星杖ニキの消耗を狙う戦術を取っていた。

 

 彼がこのような状態に陥ったのは一つの報せが彼のもとに届いたからだった。

 

 曰く、『柳生家の菩提寺である芳徳寺に但馬守が現れた』という現地の組織からの通報であった。

 

 芳徳寺とは、奈良県奈良市柳生下町の柳生地区を一望できる高台にある柳生氏の菩提寺である。門前の坂の途中に全日本剣道連盟による全国指導者講習会や県下の剣道大会の会場に利用されている正木坂剣禅道場を構え、また寺に隣接して柳生藩の資料を展示する史料室があり紅葉の名所としても知られる寺裏の墓地には柳生藩主・柳生氏一族代々の墓石の80基あまりが並んでいる。

 

 そこに、腰に刀を帯びた江戸時代の剣客風の男が現れたというものであった。

 

 

「こちらです。黒札さま!」

 

「……中に人は?」

 

「高位の悪魔だと聞いていたので中の人々はもう逃げ出して無人となっています!

 それではこちらに……! ああっ!」

 

「! オルガノ! 私はいいです、彼を!」

 

『…………!』

 

 

 その報せを聞いた星杖ニキは樋口まどかと山梨で別れ、シキガミのオルガノと共に一路奈良へと来ていた。そして現地の案内人を伴って住職や関係者の人払いの済んでいた境内に入った途端に、空中へと投げ出されたのだった。

 

 

「彼は無事に逃げ出せたようで、重畳。こちらは、と……」

 

 

 姿を表したオルガノが案内人の男性を連れてトラエストで脱出する横で、星杖ニキはマントをたなびかせ下へ下へと落下していた。

 

 

「……さて、あの黒幕はこのまま高空から投げ出して終わりとするような性格ではないはずですが…?

 ……ああ、やはり仕掛けを用意していましたか」

 

 

 彼の下方向に見えてきたのは、全長は1kmに達するかという長さの胴回りが10mはある大蛇の姿であった。よく見ると蛇の頭部の上に人影が見え、どうやら胴の腰に当たる部分に彼を降りさせておびき寄せようとでもしているかのようであった。

 

 

「……なるほど。

 毎回よくもまあ、趣向を凝らしているものですね。【雲耀の太刀】!」

 

『『『ギキィィーーッ!』』』

 

 

 10m程落下し音もなく大蛇の上に降り立った星杖ニキに黒尽くめの影のような姿の雑兵達が一斉に斬りかかるも、素早く杖刀を抜いた星杖ニキの一閃により弾き飛ばされそのまま落下していった。そして彼が立ち上がったところへ背後から斬りかかるものがいた。

 

 

「……そういえばあなたはまだ会っていませんでしたね、田宮坊太郎殿」

 

「但馬守様が相手をするまでもない! 俺の手で!」

 

「魔界転生と関係者の話は履修してきましたが、確かあなたは歌舞伎でも取り上げられ一度絶命するも蘇った話がありました。

 ……察するに、死んでも踏みとどまる異能をお持ちでは?」

 

「だからどうした、葛葉の剣士!」 

 

 

 斬り掛かったボウタロウの剣を弾き返す刀で星杖ニキが斬りかかるも、忍びのように飛び下がり距離を取ると星杖ニキの反撃スキルを警戒しそれに対策した動きで戦いを開始したのだった。

 

 

(……普通に斬って捨てた所で蘇って戦いを続行する。

 私も自分の事は言えませんが、相手にすると相当に厄介です。

 さて、どうしたものか)

 

「どうした、葛葉! 手も足も出ないかっ!?」

 

 

 すでに十数回ほど斬り掛かられては反撃するも素早く距離を取るやり方、どうやらボウタロウは今までの彼の戦いを見て学習していたようで星杖ニキの【無拍子・流刃返し】の射程ギリギリを移動しては斬り掛かっているようだった。

 

 考え込む星杖ニキの脳裏に、かつて星祭神社という修羅勢の一団がいる場所で出稽古死合をした時の事が思い出された。それが終わったあとの宴会の席で、自分と同じ老剣士が言っていた事があった。

 

『おぬしも剣にのみ入れ込むのではなく、わしのように他のものにも目を向けている様だな。

 今回のセツニキとの死合で掴めたものもあるだろう。

 それを形にする上で、俺等の仲間が集めた漫画やアニメにゲームと言った娯楽に出てくる架空の流派を見るのも刺激になると思うぞ。

 俺等の中にはその架空の流派を“ヒテンミツルギスタイル”とか叫んで現実に使いこなす者もいるのでな。

 自分の好みのものを探すのも一興かと思うぞ』

 

 そして、山梨で過ごした時にまどかから勧められた書籍にも架空の流派が出てくるものがあった。

 

『剣客商売の主人公が使う“無外流”は実在の流派ですけど、他の本にはこんな流派も出てくるんですよ?

 例えばこんなものはどうでしょう、星杖さん?』

 

 

(……ぶっつけ本番ですが、例の漫画の技を試してみますか)

 

「考え込んでいるならば、死ぬまでだ! 葛葉の剣士っ!」

 

「【一の太刀・円月斬】」

 

 

 上段に斬りかかるボウタロウに合わせ、星杖ニキはスキルの一撃を文字通り円を描くようにして相手を斬り裂いた。その円を描く刀の軌跡は相手の上段に刀を構えた両腕の手首と両の足首を斬り飛ばし、ボウタロウはバランスを崩すと星杖ニキに蹴り飛ばされてそのまま蛇の背から落ちてはるか下へと落下していく。

 

 

「……な、馬鹿なっ!?」

 

「これならもう蘇っても追って来れないでしょう。さらばです」

 

「こんな、こんな事でぇえぇぇっ!!」

 

 

 絶叫を上げながら異界のはるか下へと消えていくボウタロウを見送り、息を整えた星杖ニキはそのまま頭部を目指して大蛇の胴体を走り出した。

 

 

 ーーーーーーーーーー

 

 

『たいして消耗させずに、ボウタロウが敗れたか。役立たずが。

 ……まったく。

 外道の種族として剣豪達を黄泉帰らせてちょうどよくいた剣士の黒札と戦わせてみたが、揃いも揃ってつまらん剣術馬鹿でしかないとは。

 愚かな人間が無様に右往左往する悲劇が面白いのであって、こんな殺陣はもう飽き飽きだ。

 あの銀髪の売女のワシもそろそろ邪魔をする頃合いだ。

 あのジジイの剣士をさっさと殺して、この蛇を外界に開放したらさぞ面白いものが見れるだろうな』

 

 

 蛇の頭部に立っているのは、涼やかな容貌であるが邪悪さがにじみ出た表情の若者の剣客であった。

 

 彼の名は【柳生但馬守宗矩】。あるいは【外道ヤギュウムネノリ】。

 

 愉快犯の邪神の化身である森宗意軒によって黄泉帰らされた剣豪達の集まり『魔界衆』の最後の一人である。

 しかしすでに剣豪同士の戦いに飽いた邪神は自ら遊びを放棄し但馬守に取り付き身体の支配権を得ると、奈良の山中に散らばるかつて役行者によって3つに切り飛ばされた大峰山の大蛇の身体を集め頭部に邪龍ハクジョウシに変化させた【細川ガラシャ】を据えて制御させると、今回の高空の異界を作り出し星杖ニキが来るのを待ち構えていたのだった。

 

 

『さあ、さっさと来い。ガイア連合の黒札よ。

 早く来ないと異界からこの大蛇を開放するぞ。クククッ』

 

 

 ーーーーーーーーーー

 

 

『やっとお出ましか、ガイア連合の黒札。待ちくたびれたぞ』

 

「……柳生但馬守殿、では無いようですね。

 森宗意軒を名乗る無貌の邪神ですか。いや、すでにその役柄ですら捨てているようですね?」

 

『お前との剣術ごっこはもう飽きたんだよ。

 俺が主導権を得ることでこいつは何倍にも強くなったぞ。

 まあ、お前は用済みで死ぬからどうでもいいか』

 

「……はあ。あの但馬守と戦えると思い楽しみにしていましたのに、こんな結末とは。

 あなたの方こそさっさと消えていただきましょうか」

 

 

 星杖ニキが頭部のある場所へ到達したのはそれからしばらく後の事だった。

 

 最初に降り立った時と同様に、ここに来るまでの各所に大勢の魔界衆の出来損ないとでも言うべき影のような姿の雑兵が多数配置され彼を消耗させるべく襲いかかっていたのだ。それらを斬り伏せ跳ね除けて星杖ニキが到達したその場所には、姿は但馬守の若い姿ではあるがその中身は愉快犯のチンピラのような性格の邪神である星杖ニキにとってはこの上なく最低の敵であった。

 

 

『消えるのはお前だ!【刹那五月雨……』

 

「【一の太刀・旋風斬】」

 

『痛うっ、があっ! ……何だ、何でだ! 何でただの剣士のお前が魔法を使うっ!?』

 

 

 星杖ニキの振るう刀から放たれたその一撃はまるで疾風魔法の【ガル】のごとく邪神剣豪の手元を斬り裂き、スキルを力任せに放とうしていたその手に持っていた刀の先を斬り飛ばした。刀を構え静かに歩いて邪神に近づく星杖ニキはその邪神への不快さを抑えそれに答えた。

 

 

「魔法ではありませんよ。

 あくまで物理技の応用で“剣圧で周囲に真空を作り上げて気で操り相手を切り裂く技”でしかありません。

 たまたま魔法のような効果を得ているだけです」

 

『インチキも大概にしろ! そんな馬鹿なやり方があるものかっ!』

 

「あなたでは出来ないでしょうね。但馬守自身でしたら出来たかもしれませんが」

 

『そんな事があるものかっ! 俺が取り付いてこいつはお前よりレベルは上になったんだぞ!』

 

「……なるほど。

 一般的な悪魔は基本的にスペックだよりで、技を練磨するという概念に乏しいという検証データは本当のようですね」

 

 

 そう言った星杖ニキがその手に持つ七星妙法村正を両手に構えその剣先を向けて集中しだしたのを見た邪神は、半ばからその先がない刀を振るって自らの盾にすべく雑兵達を召喚すると命令を出した。

 

 

『そいつを殺せ! 足止めをしろ! 技を出させるなぁっ!!』

 

「これが私なりの神魔覆滅の秘剣、【気合】【神技一閃・虚空斬】」

 

 

 その一言と共に静かに上段からまっすぐ剣を振り下ろした星杖ニキ。その一閃は音もなく走り途中の雑兵達を巻き込みつつ邪神剣豪に到達した。ぽかんとどこを斬られたのか不思議に思い邪神が手を当てると、“空間そのもの”が斬り裂かれその向こうに見える暗黒の空間に斬られた雑兵達と邪神が消えていく。

 

 

『なんだ、これはっ!? 何だこれはぁぁっ!?』

 

「その先が魔界なのか別のどこかなのかは私にも判りませんが、もうこちらには戻って来れないでしょうね。

 さっさと消えていただきましょうか、不愉快な邪神よ」

 

『こんなバカな方法で……葬り去るとは。

 ……無…駄な…こ…人が…存…在…限り…我…不…滅……』

 

 

 【神技一閃・虚空斬】。

 

 これは剣の神にして軍神の経津主神を祖とする星杖ニキが到達した権能“全てのあらゆるものを切り裂く”という能力を活かした彼の一つの到達点とも言える技である。言うなれば、空間ごと相手を斬り裂き異空間へと弾き飛ばして消し去る技である。

 

 ゲーム的なデータで言えば、神技一閃の効果は『敵単体に特大威力の物理攻撃を加え、高確率で即死を付与する。このスキルによる死亡時、踏み留まる効果を無視する』というものであるが、虚空斬となった場合はそれに『このスキルで敵を死亡させた場合、その敵は復活が出来なくなる』が追加される。

 

 つまりかの邪神が飛ばされた先はこの世界でも魔界でもなくその外側、文字通り虚空の空間で言い換えるならば世界と世界の狭間にある事象の地平線のその彼方になる。この邪神の分霊は再び蘇る事も本霊のもとに死して戻る事もなく、この世界から追放され永遠に漂うだけの存在と成り果てたのである。

 

 邪神が最後に言い残したように確かに人がいる限り悪魔は不滅の存在であろうが、少なくとも自身は不滅故に死ぬこともなく永遠に虚空を彷徨い続けるだろう。

 

 

「……さて、終わりにしますか。

 お待たせしました、ガラシャ夫人。どうか安らかにお眠りください」

 

『………………』

 

 

 邪神とその眷属である雑兵達が異空間に消えその場に残されたのは、異界の足場とされていた大蛇とその制御用の中枢として蛇の頭部に船首像の如く上半身を生やしていた女性の細川ガラシャだけになった。邪神が消えたことで精神的な作用も消えて自我が戻ったのか、先程から自分を殺してくれと哀願するかのような視線を星杖ニキに向けている彼女であった。

 

 瞬、と瞬きする暇もなく刃を振るい静かに彼女の首を刎ねる星杖ニキ。

 

 やっと終われると安堵の表情で消えていくガラシャ夫人に続けて大蛇の身体もマグの霧へ消失を始め、異界も空間がひび割れ崩壊していく。それを見届けると、星杖ニキも用意していた異界脱出の転移札を取り出しその場から姿を消した。

 

 その様子を座して眺めていた銀髪の少女の姿の邪神の哄笑が響く中、その異界は消滅した。

 

 

 ーーーーーーーーーー

 

 

 その後のことを語ろう。

 

 異界から脱出した星杖ニキは芳徳寺の1km上空に投げ出されたが、飛んできたオルガノによって救出され無事地上に降りることが出来た。

 

 邪神による異界は完全に消滅し、現地の組織の人々も安堵することが出来た。

 

 元凶の邪神の分霊の消滅を持って長らく続いていた過去の剣豪達の悪魔による騒動も終息する事となったが、この件を星杖ニキが山梨に報告した事で邪神の部分を除いたこの一件が明るみになり、一部の修羅勢が彼を羨ましがって過去の戦士の英傑悪魔を召喚して自分も戦おうとする騒動が起こるがそれはまたの機会に語りたい。

 

 それから数日後、山梨に戻りいつもの自宅で寛いでいる星杖ニキのところにまどかがお茶菓子を持って訪ねてきた。

 

 

「お帰りなさい、星杖さん。今回の旅はどうでした?」

 

「ああ、まどかさん。内容は掲示板に上がっている通りの内容ですよ。

 また一歩前には進めましたが、相対した敵としては三流もいいところでした」

 

「……それでまだ旅を続けるのですか?」

 

「ええ、少なくとも終末が来るまでは。

 未だに多くまだ会えていない強敵手となりうる黒札の同胞もいる事ですしね。

 山梨の下層に改めて向かうのはそれからでも遅くはないでしょう」

 

「……でも今は、少し休憩を取りませんか?」

 

「……そうですね。永寿にお茶を淹れるように言いましょう」

 

「お茶菓子も買ってきたんですよ。探求ネキさんの所の新作のお菓子で……」

 

 

 まどかは手に持ったお茶菓子の包みを見せながら縁側で寛いでいた彼の隣へといそいそと上がって行った。

 

 彼の旅はこうして一区切り付いたが、全国を回る彼の自身の行き着く先を探す旅はまだ続くようだ。

 




後書きと設定解説


・主人公

名前:星杖ニキ(星丈・ほしたける)
性別:男性
識別:超人・65歳
職業:ガイア連合山梨支部所属退魔剣士
ステータス:レベル80・アタック型(力・速)
耐性:破魔無効・呪殺無効(装備)
スキル:一の太刀
    (敵複数・1~3回の大威力の物理攻撃。
     低確率で即死を付与する)
    雲耀の太刀
    (敵全体・力依存による大威力の万能属性攻撃。
     このスキルによるダメージは反撃効果を無視する)
    神技一閃
    (敵単体・特大威力の物理攻撃。
     高確率で即死を付与する。
     このスキルによる死亡時、踏み留まる効果を無視する)
    気合(自身の次の物理攻撃のダメージを2倍にする)
    無拍子・流刃返し
    (自身が受ける攻撃のクリティカル率を100%減少させる。
     自身が物理や魔法で攻撃された時、確率で回避し反撃する。
     反撃はクリティカル率の高い通常攻撃を行なう。
     反撃成功時、敵単体の攻撃力・防御力を1段階低下させる)
    物理ギガプレロマ(物理攻撃の威力が大きく上昇する)
    剣鬼の反応(敵の先制攻撃率が低下し、
          自身の命中率と回避率が大きく上昇する)
    剣神の武芸
    (物理貫通を得る。
     クリティカル率が大きく上昇し、
     クリティカル時に与えるダメージが大きく増加する)
    剣心一如(奈落のマスク)
    (状態異常になる、即死する確率を大きく減少させる)
    縮地法・改(夢幻の具足+アリ・ダンス)
    (戦闘時、あらゆる障害物を無視した移動が出来る。
     また攻撃を受ける際、敵の命中率が半減する)
    不屈の闘志
    (HPが0になった時、1度だけHP全回復で復活する)
    武道の心得(物理スキル使用時のHP消費量が半分になる)
    鋭い勘(何かに気づく判定(運判定)に+修正で判定できる)
装備:杖刀・七星妙法村正(友人から贈られた刀を仕込んだ仕込み杖)
   禍除けのケープマント(魔法回避率が上昇するマント)
   大和手甲(呪殺無効が付与された手甲)
   生命の根付(最大HPが20%上昇する)
   アイテム各種の入った腰のベルトポーチ
   COMP(ガラケー型)
詳細:
 前世と現世の両方の殆どを剣術に捧げてきた修羅勢の転生者
 普段、他の人には「星杖(せいじょう)ニキ」と名乗っている
 穏やかな笑みを浮かべた紳士的な振る舞いの好々爺の老人
 戦後すぐの頃に京都で生まれた転生者の初期世代の一人
 葛葉家の分家の傍流が市井に降りて剣術道場を開いていた家の出身
 前世は関東の新富流の道場で老齢で死ぬまで剣術のみに打ち込んでいた
 現世でも家に伝わる退魔も含めた新陰流に偽装した葛葉流を修めている
 己を磨く事と未知の相手との戦闘が一番の趣味である剣術家
 メガテンの基礎知識はあるが興味はなく、家の再興より剣術優先
 現世の家では独身のまま師範代として剣術に打ち込んでいた
 家の修練の過程で覚醒し自衛隊と協力し始めた頃に合流した
 現在は日本全国津々浦々を強者を求めて行脚の旅を続けている
 奈良の石上神宮にて自身の原点の経津主神に出会い新たに開眼した
 容姿は「ワールドトリガー」の「ヴィザ翁」にそっくり

【杖刀・七星妙法村正】
伊勢桑名の刀工、村正の晩年の作である鍋島勝茂が所有したという打刀
名の由来は「妙法蓮華経」の題目があるため「題目村正」「千子村正」とも呼ばれる
刃の長さ66.4cm、反り1.6cm、元幅2.8cmの重文級の打刀
以上の妙法村正と無銘の刀との剣合体により誕生し友人から贈られた太刀
普段の持ち歩き用に今まで物と同じく仕込み杖型の杖刀の形になっている
今までの刀よりも切れ味と頑強性はそれ以上のものとなっている逸品
剣としてのダメージの他に浄化の炎により不浄を焼き尽くす能力がある
効果として刻まれた経文によりダーク悪魔に対して追加ダメージを与える事がある

【禍除けのケープマント】
星杖ニキが身につけているつなぎ目に赤いラインの入った黒いマント霊装
ケープのような襟の付いた部分があり首と口元を隠せるのが特徴 
普通の防具としての機能に魔法回避率の上昇とアナライズ隠蔽効果がある 
デザイン違いにナルトの暁や進撃の調査兵団など各種の漫画の物が販売されている

【懐剣“面影”】
愛刀の「斬鋼」「村正」の予備として用意していたガイア連合製の霊刀
前に「神技一閃」を放った際に破壊したものと同じ作りの武器シキガミ用の刀
知り合いの刀匠に仕込み杖への加工してもらう前の白鞘仕立てのままの状態
装飾は斬鋼と同じだが古刀への挑戦に燃える連合の刀匠が作っている
材料は現代で再現製錬された玉鋼で作られていて家には何本か死蔵している
以上が元となった星杖ニキ常用の刀だった“斬鉄・影打”の仕様
この剣はそれを女性用の短刀に打ち直したもので刃渡りは15cmほどの長さ
彼の依頼で経津主神を祖とする星杖ニキの血を混ぜた油で焼入れを行い打ち直した
効果としては物理反射や吸収も無効化する【貫通】スキルが付与されている
特別製の鞘以外のこの世の触れたものを全て切り裂くため使用に注意が必要である
使い手によっては物理的な物だけでなく魔法や結界などの非物質も切断可能となる
彼としては効果はともかく何かあった際の御守りとして渡したかっただけである

・関係者

名前:アーチャーニキ
性別:男性
識別:転生者(ガイア連合)・38歳
職業:ガイア連合山梨支部技術部所属刀匠
詳細:
 ガイア連合山梨支部技術部に所属している刀匠
 刀剣などの武器の扱いもそれなりの腕である刀剣鍛冶師
 本物の刀匠の資格持ちで刀の作成と自作の試し切りが趣味
 仕事は真面目に熟し凡人なので正義の味方は御免被るという性格
 前世と今世の事はいろいろあったのか黙して語らない
 合流したのはかなり古参だが黒札は前衛が少なく刃物全般を取り扱っている
 嫁が増えすぎたため、ほとんど鍛冶場か寝室に籠っている生活
 今の目的はヒロインの姿のシキガミ嫁のコンプで新型も発注済み
 現在、セイバー、遠坂姉妹、岸波白野、藤村大河の姿のシキガミ嫁がいる
 新規のシキガミ嫁注文は嫁との話し合いの結果、カレンとルヴィアになった
 容姿は日焼けサロンと毛染めでFateのアーチャーそのもの

名前:オルガノ
性別:女性
識別:シキガミ
職業:星丈ニキの専用シキガミ
ステータス:レベル68
耐性:物理耐性・破魔無効・呪殺無効
スキル:トラフーリ(ボス以外の戦闘から脱出できる)
    トラエスト(瞬時に異界から脱出する事ができる)
    デクンダ(味方全体・能力低下効果を消去する)
    デカジャ(敵全体・能力上昇効果を消去する)
    千烈突き(敵複数・2〜7回の小威力の物理攻撃。
         速の値が対象より高いほど回数増加)
    カバー
     (味方単体・味方のダメージを代わりに受ける)
    エネミーソナー(周囲の敵体反応を感知する)
    迅速の寄せ(素早さと先制攻撃率が上昇する)    
    シキガミ契約のため主人以外からの精神状態異常無効
スキル(汎):念話・飛行・虚偽感知・隠蔽化
詳細:
 星丈が補助のために購入した浮遊する剣型の専用シキガミ
 白い刀身と女性を象った意匠のある白色の柄が付いたブロードソード
 かなり早い速度で飛び回り、主人一人なら乗せて飛行が可能である
 剣なのは彼が姿を指定しなかったので原作を知る製造班が気を利かせた
 彼が連合に来てしばらくしてからの仲で忠実な従士のように接している
 他人とは話そうとしないが主人にはかなり饒舌である

名前:樋口まどか
性別:女性
識別:転生者(ガイア連合)・19歳
職業:ガイア連合山梨支部所属黒札
ステータス:レベル23
耐性:氷結耐性・破魔無効・呪殺無効(装備)
スキル:ブフ(敵単体・小威力の氷結属性攻撃)
    マハブフ(敵全体・小威力の氷結属性攻撃)
    アイオンの雨(敵全体・中威力の氷結属性攻撃。
           中確率で凍結を付与する)
    マリンカリン(敵単体・中確率で魅了を付与する)
    氷結ブースタ(氷結属性攻撃の威力が上昇する)
装備:ケブラージャケット(ガイア連合製防具霊装)
   G・ラダーズ(呪殺無効が付与された腕時計型霊装)
   精強のペンダント(睡眠・混乱・魔封・魅了耐性付与)
   メンタルリング(二分の魔脈が付与された指輪霊装)
   スマホ型COMP(アナライズ、エネミーソナー)
詳細:
 半終末後にガイア連合に参加した女子高校生だった転生者
 ボブカットの左目の泣きぼくろが特徴的なクールな容姿の美少女
 何事に対してもクールでシニカルで、常に澄ました佇まいを崩さない
 …はずが諸々の事態が続きその余裕も吹っ飛んで積極的に動いている
 前に起きた祖父の事件後、無事に東京から山梨へと引っ越しできた
 山梨のガイア系企業に両親が就職した関係で高校もこちらに転校
 幼馴染の透や小糸や雛菜も家族込みで山梨に連れて来られて満足
 最近の男性の好みは年上で、やや枯れ専気味のおじ専というか個人
 専用シキガミはオルガノに似た装飾の白い円盾型の「トピカ」
 高校も卒業し星杖ニキの旅に同行し少しづつ強くなっている

・敵対者

【外道ボウタロウ】
レベル60 耐性:物理耐性・破魔無効・呪殺無効
スキル:絶命剣(敵単体・中威力の物理攻撃)
    ヒートウェイブ(敵全体・小威力の物理攻撃)
    不屈の闘志・邪
    (HPが0になった時、何度でもHP全回復で復活する)
    物理ブースタ(物理攻撃の威力が上昇する)
詳細:
 森宗意軒の秘術「魔界転生」で実体を得た魔界衆の一人
 元は歌舞伎で有名な新陰流の剣術家「田宮坊太郎」
 柳生但馬守に流派の印可を受け仇討ちに成功している
 肉体を得たことで異界でなくとも活動可能となっている
 逸話から蘇る異能を持つが前より強化され回数制限が消失している
 ただし、自覚はないが復活する度に肉体の寿命が大きく減少する
 生前とは違い、強者を斬るために外道の徒と化している
 容姿は2003年版映画「魔界転生」準拠

【外道ヤギュウムネヨリ】
レベル90 耐性:物理耐性・火炎弱点・破魔無効・呪殺無効
スキル:奥義の太刀(敵単体・大威力の物理攻撃。
          クリティカル率が高い)
    刹那五月雨斬り
    (敵複数・2~4回の中威力の物理攻撃)
    無刀取り(猛反撃)
    (自分が物理または銃撃属性で攻撃された際に確率で反撃)
    物理ハイブースタ(物理攻撃の威力が大きく上昇する)
    武道の心得(物理スキル使用時のHP消費量が半分になる)
    物理貫通(反射を除く物理相性への貫通を得る)
    眷属召喚(魔界衆の出来損ないの雑兵を召喚する)
詳細:
 森宗意軒の秘術「魔界転生」で実体を得た魔界衆の一人
 元は徳川将軍家の剣術指南役にして、大和柳生藩初代藩主「柳生宗矩」
 「但馬守」とも呼ばれ3代将軍徳川家光に絶大な信頼を置かれていた
 悪魔ではあるが肉体を得たことで異界でなくとも活動可能となっている
 森宗意軒の思惑とは違いあくまで剣術家であったため身体を乗っ取られた
 遊戯の駒としては役に立たないと判断し直接自分が殺すためにこうした
 涼やかな美剣士といった風情のゲーム「サムライレムナント」の若き日の容姿

幼女ネキ:
タマヤ与太郎さん著「【カオ転三次】TS^2ようじょの終末対策」より出典

セツニキ:
Lilyalaさん著「【カオ転三次】最速で出会った俺らのガイア連合活動記録 」より出典

探求ネキ:
緋咲虚徹さん著「【カオ転三次】終末を約束された世界で心のままに生きていく」より出典

まだ彼の旅は続けるつもりですが、星杖ニキの魔界転生編はこれにて終幕です。


読んでくださった方がいるならありがとうございます。
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