【カオ転三次】『俺たち』閑話集   作:塵塚怪翁

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今回は、第38話のその後のとある黒札の家族のお話

時系列としては、半終末に突入し終末に近くなった頃です。


 事案に巻き込まれた少年と黒札の顛末

 

「それで言い訳は聞かせてもらえるんでしょうね、閑?」

 

「言い訳はしないよ、姉さん。理由はどうあれ、彼女たちとはお付き合いする事にするよ。

 “男なんだからやった事の責任は取れる男になれ”って姉さんが言っていた事だよ?」

 

「……うぐっ」

 

 

 怒り心頭で目を吊り上げて眼の前に座る実の弟である【山南閑(やまなみしずか)】を睨みつけているここ山梨の修羅勢の一人である【山南恋(やまなみれん)】は、こちらを言い負かした静かに彼女を見返す閑と隣に座る二人の女性に視線を向けていた。

 

 

「どういうつもりよ、蜜。事と次第によっては容赦しないわよ?」

 

「ごめん。好みだったし、前から狙ってました」

 

「半笑いで言う事じゃないでしょうが! それで本当に手を出すのは犯罪だからね!?」

 

 

 一人は銀髪銀目の波ががった髪を肩口で切り揃え、ダンスで鍛えたその肢体を黒のノースリープと短パンで包んだ女性黒札の【折岸蜜(おりきしみつ)】である。彼女は、友人である恋の向ける厳しい視線にどこ吹く風とばかりに明後日の方を向き知らないフリをしている。

 

 

「……それで、そちらの人はどうしてうちの弟とそうなったの?」

 

「危ないところを助けてくれて、それが理想の男の子だったから…つい?」

 

「つい、で手を出されるのは家族としては問題なんですけど!? 父さんと母さんにどう言ったらいいか!?」

 

 

 もう一人は、申し訳無さそうにしているこれまた銀髪碧眼の長い髪を後ろでまとめて細身のその肢体を女性用のスーツに包んでいる女性黒札の【間藤花蓮(まとうかれん)】である。彼女は申し訳無さそうにしながらも頼もしげに頬を赤らめて10歳年下の彼氏の方を見つめていた。

 

 

「父さんと母さんに話しても大丈夫…かな?」

 

「大丈夫なわけ無いでしょう!?」

 

 

 そう言って荒れている山南恋の実の弟である『山南閑』が今回のお話の主人公である。

 

 

 ーーーーーーーーーー             

 

 

 事の起こりは数ヶ月前の事だった。

 

 

「閑、これ以上京都にいても強くなれないわ。山梨に来なさい。

 あなたはうちの跡取りなんだから、大叔父様を見習ってもっと強くならないといけないわ」

 

「羅生門の異界でも十分だと思うけど?」

 

 

 京都の片隅にある歴史を感じさせる剣術道場の建物の離れにある子ども達用の部屋で、そう言う姉の恋の発言に疑問を投げかける閑の姿があった。

 

 ここは、京都にある【山南剣術道場】。

 

 江戸の末期に葛葉から異能の才がなく放逐されたある分家の男が開いた剣術道場で、結果的に異能の才ではなく剣術の才だけはあったおかげでメシア教の京都を襲った蹂躙から逃れ血を繋ぐことが出来た家である。現道場主の『一郎』と市井から来た妻の『桜』が今はここを経営しており、また最近亡くなった当主の父である恋と閑の祖父その弟にあたるガイア連合の修羅勢『星杖ニキ』の実家でもある。

 

 その縁もあり、京都のガイア連合の保護下に入り剣術を関係者に教えている連合御用達の道場でもある。

 

 その家に産まれ黒札だった姉の恋もいるその血筋は伊達ではなく、閑自身もなんらかの鬼神の加護を受けその才能もSR級とあって剣術の才も際立っておりここの道場の跡取りとして期待される少年であった。今年高校1年になったばかりの15歳であるにも関わらず、ボサボサ髪を伸ばした後頭部で結んでいる髪型の紅顔の剣道美少年として地元では密かにファンも居るという噂の彼であった。

 

 当然これだけの優良物件であるから周囲の京に犇めく数多い生き残りの霊能名家の子女に目をつけられない訳はなく、高レベルの黒札である恋の威圧と牽制がなければまともに高校にも通えない事態となっていたであろうと家族はそう考えていた。

 

 

「これは言うべきか迷ったけど言うわ。

 あなた、このままだと誰かに既成事実でも作られて結婚させられるわよ?」

 

「え? 僕、まだ15歳だよ? そんな事がある訳が……あるわけが」

 

「心当たりがあるのね?」

 

「最近、クラスメートや学校の女の子の距離が近いなと思う事があるんだ。姉さんが山梨に行ってからかな?」

 

「……ちっ、やっぱりか。うちの可愛い閑に手を出そうとするなんて発情期のメス猫共が。

 あれだけ言ったのに、油断も隙もあったものじゃないわね!

 いい、閑。女はね、その時の感情で衝動的に行動する事があるの。

 あんたに隙があったなら、突発的に薬を盛るなり魅了の魔術をかけるなりする事もありうるの」

 

「……ええ?」

 

「あんた根が善良だから助けを求められて断るって事はないでしょう?

 それで人気のない場所に誘導されて搦め手で押し倒されて、ジ・エンドよ。

 そうなる前に、地元から離れて更に強くなれる修行場もある山梨に来るべきなのよ」

 

 

 その恋の発言に最近ボディタッチの多い教師や道場の弟子も含めた周りの女性を思い出し、あり得る自分の未来を想像し考え込む閑。

 その様子を見て間違いないと確信した恋は閑にこう告げた。

 

 

「山梨に来るなら部屋は余っているから私のマンションに住めばいいし、修行や勉強に関してもいろいろと便宜が図ってもらえるように交渉してもいいわ。

 それに山梨なら、大叔父様に直接稽古を付けてもらえるわよ?」

 

「大叔父様に!? うん、行くよ姉さん!」

 

「そう。なら、父さんと母さんにも話して許可をもらわないとね?」

 

 

 してやったりと密かにほくそ笑んだ恋はそこらの名家の子女などという馬の骨に大事な弟をくれてやる事を回避するべく、両親を説得すると今の高校には休学届を出させ諸々の荷物を持つとガイア連合の転移術者もいる引っ越し業者と共に山梨への帰路についたのだった。

 

 それから1ヶ月ほど経った。

 

 閑はこちらでの生活にも慣れ、山梨でいろいろな施設や訓練用の異界などにも潜りレベルが14から19になるまでに成長していた。恋の友人や関係者にも顔見知りや友人が出来てすくすくと強くなる弟に満足したのか、恋自身も自分の修行を再開するべく彼よりも深い階層へと潜り始めていた。この時、もう少し見張っていればと後で後悔する羽目になるにも関わらず。 

 

 

「止めて下さい! 人を呼びますよっ!」

 

「お前だって同じ黒札だろう? 俺達といいことしようじゃないか、なぁ?」

 

「触らないで!」

 

「ちっ、覚醒しているのかお高く止まりやがって! おい、あれだせ。アレ」

 

 

 その日も閑は修業を終えて一人で帰路についていた。ただその時、裏路地の方から言い争う声が聞こえて女性が嫌がっている風にも聞こえたのでそちらを覗くと。複数のチンピラっぽい風体の福本モブ風の男たちが一人の女性を取り囲み手に持つ小型の棒状のもので彼女を気絶させる様子が目に入った。

 

 

「何をしているんだ、お前ら!」

 

「ちっ、餓鬼が黙っていろ! 俺らは天下の黒札様だぞ? 頭が高いんだよ!」

 

「そうだそうだ。現地民なら黙ってろ、同じ黒札なら余計な事に首を突っ込むな」

 

「これから俺らはお楽しみなんだ。そうだ、餓鬼。下っ端をするならお裾分けしてやるぞ?

 その持っている武器とか見るに覚醒者なんだろうけどよ」

 

 

 ニヤニヤと笑って見せるクズな大人の男達に、閑は手に持つ武器霊装の傘である【霧雨】を開くと投げつけた。

 

 

「そういうつもりなら!【五月雨斬り】!」

 

「「ぎゃああっ、痛てぇ!」」

 

「ひ、ひぃっ! 逃げるぞ!」

 

「……あ、待て! ああでも、この人を放っておくわけには…!」

 

 

 クルクルと回転しながら開いた傘の外側部分が変化した刃状の部分で複数人の男達に軽くない怪我を負わせると、ブーメランのように彼の手元に傘が戻る。脅しが効かず自分たちよりも強いと理解した彼らは、追って来れないように女性を閑の方に投げつけるとバラバラになって四方へと逃げ去っていった。通報があったのかしばらくして警察と警備会社の者達が来て事情聴取の後で閑は開放される事となった。

 

 保護された女性はこのまま病院へと搬送され、閑の方には後日連絡する旨が告げられその日は家に帰る事となった。

 

 

 ーーーーーーーーーー             

 

 

 場面は変わって、襲撃された女性である間藤花蓮の方に移る。

 

 

 

「………………あれ? 病室?」

 

「気がついたの、花蓮? さっきまでお兄さんが来ていたよ」

 

 

 仕事からの帰り道に近道をしようとして路地裏に屯していた男達に囲まれ棒のようなものを突きつけられ意識を失い、気がつくといつも入居者の付き添いで行く病院の病室であった花蓮は椅子に座って本を読んでいた友人の折岸蜜がいることに気がついた。ゆっくりと上体を起こし、いつの間にか着替えていた病院の寝間着姿で花蓮は蜜に尋ねた。

 

 

「変な男達に襲われて男の子が助けに来て……そこから思い出せない」

 

「間一髪だったそうよ。その子が来てくれなかったら、馬鹿共にいいようにされていたかもしれないんだよ。

 花蓮のお兄さんやお母さんも心配していたよ?」

 

「ごめんなさい。ここは治安が良いから油断していた。

 次からは気をつけるよ」

 

「そうした方がいいよ、花蓮。黒札って言ったっていい人ばかりじゃないんだから。

 神主さんや幹部の人がいるから馬鹿なことをしないだけで、ああいう連中だっているんだからね」

 

「それなら、私を助けてくれたあの子はいったい?」

 

「ああ、警察の人から聞いたよ。彼の名前は山南閑くん。知り合いの弟さんだよ?」

 

「……そうかあ。会ってお礼が言えるかしら」

 

 

 そう言いつつ頬を赤らめている花蓮にニヤニヤと笑いながら蜜は彼女の頬を突いた。

 

 

「そりゃ愛読書がおねショタ物だしね、花蓮。しかも、あの子お気にの本の主人公そっくりだし」

 

「そういうあなたはBLに百合にと雑食過ぎるんじゃない?」

 

「余計なお世話よ。それにメルリー先生の本、不定期にしか発行されないんだからしょうがないじゃない」

 

「本当よね。その点だけは本当にしょうがないわね……て、知り合いの弟さん!?」

 

 

 準修羅勢で異界に潜る蜜と山梨の介護施設で働く花蓮という二人の黒札、この二人が知り合った切っ掛けが趣味友であるのは意外だろう。彼女らはメルリーという漫画家、つまりナマモノネキのファンクラブ『ナマモノネキ愛読者の会(非公式)』のメンバーで掲示板で知り合いオフ会で意気投合した友人である。蜜が雑食であらゆる分野を読むのとは違い、花蓮はいわゆる成年女性と少年の恋愛を描いたおねショタものが大好物であった。

 

 ちなみに花蓮のお宝本は、初期の頃に創刊されあっという間に発禁になって今ではプレミア物のちひろネキ✕ショタオジものである。

 

 そんな彼女にとって自分を助けてくれたヒーローが好みのど真ん中ストレートな紅顔の美少年とか、こんな偶然は仕事のストレスで日々疲れている自分へのご褒美ではなかろうか、などという変な妄想まで頭の中を駆け巡っていた花蓮は蜜の台詞に反応して両肩を捕まえて揺さぶりだした。

 

 

「蜜! 紹介して! あの子の事、紹介して!!」

 

「わかったわかった。連絡を入れて会えるようにするけど、それだけでいいの?」

 

「それで十分よ。趣味は別として年の差、いくつあると思っているのよ。

 お礼に、私の家で手料理を出すだけよ」

 

 

 お一人様故になかなか振るう機会はないが、花蓮は前世や今世でも昔それなりに花嫁修業しただけあって料理の腕前は確かである。

 ちなみに、蜜は“得意料理はガイアカレー”とのたまう食べる方専門である。

 

 

「それならあたしも一緒にいい?」

 

「……何のつもり?」

 

「あの子とはあたしも顔見知りだから、知ってる人がいた方が良いんじゃないかってだけ」

 

「まあ、そういう事なら。それじゃ退院次第、連絡するから段取りはお願いね?」

 

「まかせて。材料代はあたしも割り勘で出すから。友達を助けてくれたんだしね」

 

「ありがとう。じゃあ、お願いね」

 

 

 そう言ってお礼を言う花蓮に、自分もあの子ともっと関係を近づけたいと内心では狙っていた蜜はいい機会だとにっこり笑って頷いていた。

 

 それから1週間後。

 

 

「……はい、はい。そういう事で、その日は有給をお願いします。はい、お願いします。

 さてと、蜜の方にも連絡を入れないと」

 

 

 検査入院から退院した花蓮は仕事のシフトを調整し、蜜に連絡を取って閑と会えるように食品を買い込んでいた。買い込んだ先は近くのスーパーではなく、値段はお高めだが霊草などもある山梨の農業部が運営する直売所である。

 

 

「もしもし、蜜? 彼の方はどう?」

 

「連絡ついたよ、花蓮。18時位に第二支部近くのモニュメント前でいいかな?」

 

「いいんじゃないかな、あれ目立つし」

 

 

 彼女らの言うモニュメントとは第ニ支部近くの広場にある黒い石柱の事で、それには『天文学で陳腐化する』という謎の文言が記されている建てられた経緯も不明のものである。

 

 

「それじゃ、予定では明日だね。よろしく」

 

「おーけー。明日ね」

 

 

 そして、当日。

 

 気合の入った服でモニュメント前の待ち合わせ場所に行く花蓮の前に、蜜に連れられてそれなりにオシャレをした閑がいた。その好みそのままの美少年ぶりに声が出ない花蓮に、同じく女性との会食など初めてで緊張して話せない閑に代わり苦笑しながら蜜が口を出した。

 

 

「ほら二人とも固まってないで、行こ?」

 

「……ああ、うん。そうね。初めまして、間藤花蓮と言います。助けてくれてありがとうね?

 お姉さん、今日は頑張って料理するから」

 

「……ええと、山南閑です。

 怪我がなかったようで何よりで、今日はよろしくお願いします」

 

「挨拶はそれくらいで。さっさと移動しよ?」

 

 

 ギクシャクとした動きで挨拶する二人を引っ張って移動し始める蜜。ぎこちない雰囲気の二人に苦笑しながら一緒に歩いていくと住宅街近くに来た時にそれは起こった。

 

 

「おい、いたぞ。あいつらだ」

 

「人払いは大丈夫か?」

 

「警備の連中はまた起きた研究棟の方の爆発騒ぎと老人ホームの騒ぎで手薄だ。

 今がチャンスだな」

 

「へっへっ、今度は別の上玉もいるな。小綺麗な餓鬼の方はあの女どもに売ればいい金になるかもな」

 

「あっ、あなた達!」

 

「お前ら、また!?」

 

「おい、やっちまえ」

 

 

 商業地区と住宅街の境目の人通りが少なる通りに差し掛かった時、10人ほどの以前花蓮を取り囲んでいた自称黒札の男達が現れ、3人を取り囲むと手に持っていた警棒のような形状のものを複数突きつけると3人が反応する前にスイッチを入れた。

 

 この男達が持っているのは【マジックデバイス】と呼ばれるもので、本来は未覚醒の関係者の護身用にと開発されたいわゆる魔法の杖である。魔法石のように使い捨てではなくDQの“いかづちの杖”のように何度もそれに込められた魔法を使用できるもので、この男達の物に込められていたのは相手を眠らせるドルミナーや動けなくするシバブーであった。

 

 

「ああっ!」「くうっ!」

 

「………………」

 

「よーし、女どもには効いたな。小僧はどうした?」

 

「立ったまま動かないな。……まあいい、殴っていう事を聞かせるか」

 

 

 意識を失い倒れる花蓮と金縛りになり倒れる蜜。手慣れた様子で近くに止めていたワゴン車からロープを持ってくる仲間を見ながら、俯いたまま動かない閑に男の一人がこれまた触れた相手を感電させて動けなくする機能付きの棒状のデバイスを持ち閑に近付いた。

 

 

「ガアアァァァッ!」

 

「ぎゃああぁっ!!」

 

 

 出かけるためにいつもの装備は持っていなかった閑ではあるが、男が腰に無造作に付けていた大型のナイフを引き抜くとそのまま男に切りつけその場に大量の鮮血が宙を舞った。

 

 

 ーーーーーーーーーー             

 

 

「……ふうぅ~ん。で、それでどうなったんです?」

 

 

 時間は現在に戻る。

 当の本人たちが恋の家で修羅場を演じている頃、事件の後始末の報告を不在のショタオジに代わりちひろネキがそれを聞いていた。この件に関わる者に些か縁があるためでもある。

 

 

「通報があり付近の警邏中の者が駆けつけると、鮮血の海の中に倒れ伏す男達と女性たち、それに唯一血塗れの刃物を持って立つ少年がいたそうです。

 倒れていた黒札の女性の証言により、この男達は前々から因縁を付けられていた相手でありこの少年は彼女らを守ろうとしていたという事が占術の結果からも判っています。

 死亡者はおらずほぼ全員が入院が必要な怪我ですが、この連中は性根の腐った未覚醒の黒札とその関係者や親族で警備側で前からマークしていた札付きでした」

 

 

 実際にこの男達は半終末になって慌てて山梨に駆け込んできた後発組の黒札とその関係者の集団で、ダークサマナーとそれほど違わない犯罪者も中にはいたためショタオジとの面会もされず登録だけして泳がされていた連中でもあった。

 ちなみにここに来る前は、いわゆる半グレやチンピラと言っても過言ではない事をしていた様だった。

 

 

「全員が斬られて血塗れで倒れていたそうですけど、原因は?」

 

「この少年、山南閑くんは金札で黒札の家族のようですが、何らかの鬼か鬼神の転生体のようです。

 今回の件で彼の中の鬼の部分が何故か目覚め、連中を斬り捨てたのが原因のようです。

 それ以外に被害者側には怪我などは無いようです」

 

「この終末間近の忙しい時期にダークサマナーみたいなとんでもない事をしてくれますね、こいつら。

 ショタオジに確認を取る必要もありません。

 男達は全員怪我が治り次第、ここにいる為の権限の全てを取り上げて支部を含めて全て出禁にして追放です。

 黒札も含めて全員、料金は連中の資産から徴収して記憶の処理もお願いします。

 そんな連中は身内でもなんでもありませんから」

 

 

 手早く彼らに関する処置をするための手続きと書類を用意し、担当の警備の男に手渡すちひろネキ。

 

 

「判りました。監視を強めて準備をしておきます。

 それと、連中がそんな行動に出る原因になった道具についてですが……」

 

「何か解りましたか?」

 

「前々から現地民相手にガイア連合の製品を転売して荒稼ぎする連中がいるのは判っていたのですが、そのうちのメシアンやダークサマナーにも売りつけている悪質なグループが判明しました。

 男達から手段を問わずに証言を引き出せた結果ですが。

 グループのリーダーの名前は、【海渡みずの(うみわたりみずの)】。

 いわゆる前世で言うツイフェミのような思想の女権主義者の団体の代表でした」

 

「……ああ、あの連中ね。……幸原みずきの亡霊どもめ……」

 

 

 つい過去のことを思い出し、ぽつりと漏れ出た言葉に聞き返す担当者の質問を流すちひろネキ。

 

 

「何か?」

 

「なんでもないわ。それで、そっちの方にも捜査はしているの?」

 

「現在、強制査察に入っているはずです」

 

 

 ーーーーーーーーーー             

 

 

「これは不当弾圧よ! 捏造欺瞞、女性の権利を蔑ろにする陰謀よ!

 下がりなさい! 触ったら、セクハラで訴えるわよっ!」

 

「これは任意じゃなく、査察だ。悪質な転売は明白だ。大人しく従え!」

 

「女性の持つ権利を弾圧する男の陰謀よ! 止めなさい、触らないで! 怪我するわよっ!?」

 

「抵抗を確認! 取り押さえろっ!!」

 

「ああああっ、クソオス共がぁっ!! あああああっ!!」

 

 

 ーーーーーーーーーー             

 

 

 その連中の資料を見つつ、ちひろネキは彼女らへの判断を下した。

 

 

「拘束して調査が終わり次第、こいつらも山梨から追放ね。

 連合から手に入れた資産と権利も剥奪。

 各支部への出入りは禁止、ガイア連合の製品は正規購入は出来ないようにしておきましょう。

 終末になってから後悔するといいわ」

 

「はい、ではそのように。記憶の処理は?」

 

「記憶は残しておきましょう。後悔するのが彼女らへの刑罰になりますから」

 

 

 そう言って、ちひろネキはこの件はおしまいとばかりに次の書類の処理に入った。

 

 

 ーーーーーーーーーー             

 

 

 そして、場面は冒頭に戻る。

 

 

「それで、あらためて2度も助けられたお礼に料理を振る舞うのはいいわ。

 でも、どうしてそこで閑にお酒を飲ませたの。蜜!?」

 

「自分たちが飲むつもりだったのよ、恋。

 だけど、喉をつまらせた閑くんが慌ててジュースと間違って飲んでしまって。

 たちまち酔った彼が真正面からあたし達を口説き始めて、あたし達も飲んでて酔っていたのが悪かったのね。

 気がついたら翌朝で、みんなベットの上で裸で色々とした形跡も(自分としても)バッチリだった訳よ」

 

「閑がこんなに酒癖が悪いとは思わなかったわ。成人しても禁酒だからね、閑!」

 

 

 ぐるぐると部屋の中を歩き回る恋に、二人に抱きつかれたままだが真剣な表情の閑が声をかけた。

 

 

「とにかく、責任は取らないといけないよ姉さん。

 道場はちゃんと継ぐから将来はともかく、彼女らとは正式にお付き合いは始めるよ。

 “男なんだからやった事の責任は取れる男になれ”って姉さんが言っていた事だし」

 

「そうは言ったけど、たしかに言ったけど。ああもう。

 大叔父様もこの件では当てにならない状態だし、もう!

 なら、そっちの家族にも事情を話してお互いに話し合いする事にするわ。いい?」

 

「うちはもともとこっちの業界の家系だから、あたしは大丈夫。花蓮は?」

 

「兄も黒札で母はガイア連合の企業と契約している税理士しているから、こっちの業界のことも把握しているはず。

 ちゃんと説明すれば大丈夫だと思う」

 

「しょうがない。これで家族から反対意見が出たなら従ってもらうからね!」

 

 

 この時こう言った恋ではあったが、弟に甘い彼女であるから後に閑が正式に道場のあとを継いだ時には横に二人の嫁がいるのを苦々しくも協力する事になるのであった。

 

 

 どっとはらい




後書きと設定解説


・主人公

名前:山南閑(やまなみしずか)
性別:男性
識別:異能者・15歳
職業:高校1年生/山南剣術道場跡取り/ガイア連合金札
ステータス:レベル19
耐性:破魔無効・呪殺無効(装備)
スキル:雨流れ狂落斬(絶命剣)
    (敵単体・中威力の物理攻撃)
    五月雨斬り
    (敵全体・小威力の物理攻撃)
    禁じ手 鬼の記憶・天泣(貫通撃)
    (敵単体・大威力の物理攻撃。
     反射・吸収を除いた物理相性を無視して貫通する)
    コロシの愉悦(クリティカル率が上昇する)
    野生の勘
    (自身が受ける攻撃のクリティカル率を25%低下させる)
    鬼神の加護
    (戦闘での生存率が大幅に上昇する。
     代わりに災難やトラブルへの遭遇率も上昇する)
装備:霧雨(仕込み刃付き番傘霊装)
   大祓禍神鬼切(ガイア連合製大太刀の霊刀)
   ケブラーベスト(防具霊装)
   呪殺無効の腕輪
   精神状態異常無効の首掛けお守り
   スマホ型COMP
詳細:
 黒札の山南恋の溺愛する実弟にして実家の道場の跡取り息子
 ボサボサ髪の髪型で伸ばした髪を後頭部で結んでいる紅顔の美少年
 星杖ニキと山南恋という黒札がいる葛葉の血筋のためSR級の才能あり
 実家の道場を継ぐべく鍛え覚醒してからは異界にも望んで修行する真面目な性格
 華奢な体格だが大太刀を振るう膂力を持ち並の鬼なら一太刀で倒せる実力もある
 京都生まれに相応しいのか何らかの鬼神の生まれ変わりのようで加護がついている
 逆に異性関係は苦手で奥手な性格で地元では実の姉の恋が近づく女には威嚇していた
 溺愛の証拠に彼の装備は全て姉の恋が山梨で買い揃えてきた一級品の霊装ばかり
 自分が不在がちで地元の名家の娘達が近づくのを感づいた恋の手で山梨へと連れて来られた
 山梨へは来たが彼自身の活躍により女性関係者に性的に喰われる羽目になった
 容姿のイメージは「サムライスピリッツ」の「緋雨閑丸」

【鬼神の加護】
転生体である彼の本霊に当たるとある伊吹山に住む鬼神が気まぐれに彼に与えた加護
攻撃への命中や回避、状態異常への抵抗などの成功率にプラスの修正を与えるスキルとも言える
要は戦闘での生存率を上げるためのスキルと言うか生き残るための加護である
その代わり彼が活躍する様を本霊が観たいが為にトラブルと会いやすくなる星回りとなる
この加護のお陰で彼は時折、自分は人ではなく鬼ではないかと思い悩む事がある
この点が恋にとっては溺愛する遠因ともなっている
 
【霧雨】
山南恋が用意した携帯に不自然でない京都の番傘型の武器霊装 
霊力を通すことで傘の外側の部分が鋭利な刃物に変わる仕組みになっている
また、手から離しても自動的に持ち主の手元に戻る仕組みもある
その見た目からは想像できないが普通の傘よりかなりの重量を持っている     

【大祓禍神鬼切】
山南恋が用意した鬼のフォルマを刀身に使用した大太刀型の武器霊装
その名の通り京都で一番遭遇する“鬼”の名の付く種族の悪魔に特攻の性能がある
それらの悪魔へ与えるダメージが1,5倍に増加しクリティカル率も上昇する
この刀に使われたのは以前に星杖ニキが退治した大嶽丸のフォルマ
制作は山梨の刀匠であるアーチャーニキで恋に依頼されて作った 

・関係者

名前:山南恋(やまなみれん)
性別:女性
識別:転生者(ガイア連合)・21歳
職業:ガイア連合所属黒札
ステータス:レベル37・スピード型(速・力)
耐性:破魔無効・呪殺無効(装備)
スキル:風龍脚(敵単体・力依存の中威力の衝撃属性攻撃)
    回し蹴り(敵全体・ランダムに1~2回の中威力の物理攻撃)
    マカジャマ(敵単体・中確率で魔封を付与する)
    ヒートライザ
    (自身・攻撃、防御力、命中・回避率を1段階上昇させる)
    軽気功(自身・浮遊移動ができ床の罠を無視できる)
    トラフーリ
    (味方全体・ボス以外の戦闘から離脱できる)
    物理プレロマ(物理攻撃の威力が上昇する)
    専科百般(多方面に渡る多芸な才能。
         非戦闘時でも効率よく経験値を取得できる)
    被虐体質
    (敵に狙われ易くなる。
     自身のHPが低いほど防御力が増加する)
装備:バッデドアーマー(高質のゴム製のボディスーツ防具霊装)
   メタルブーツ(金属製の戦闘用ブーツ霊装)
   花飾り(呪殺無効を付与した桃の花の飾り)
   精神無効の腕輪
   禍除けのマント
   スマホ型COMP(アナライズ、エネミーソナー)
詳細:
 第38話登場の京都出身の星杖ニキの兄の孫に当たる修羅勢の女性転生者 
 実の弟で今回の主人公である山南閑を溺愛している  
 半終末後に星杖ニキが実家に帰省した際に話して転生者と判った
 地元の京都では有名な剣術道場の娘として良家の学校に通っていた
 卒業後、山梨で覚醒し大叔父の星杖ニキの後を追うように鍛錬し出した
 今世の両親は京都の連合関係者を道場生として受け入れて教えている
 前世は良家のお嬢様で普通に結婚して老年で穏やかに亡くなった女性
 今世で自分の才能がどこまで伸ばせるのかを試すのが今の一番の趣味
 容姿は「魔都精兵のスレイブ」の「山城恋」にそっくり
 終末後、とある女神のせいで深刻な風評被害に晒される運命が待っている
 専用シキガミは索敵に強い黒い柴犬の姿の「カナメ」

【禍除けのマント】
山南恋が身につけている装着部が金色の赤いマント霊装 
普通の防具としての機能に魔法回避率の上昇とアナライズ隠蔽効果がある 
デザイン違いにナルトの暁や進撃の調査兵団など各種の漫画の物が販売されている

名前:折岸蜜(おりきしみつ)
性別:女性
識別:転生者(ガイア連合)・19歳
職業:ガイア連合所属黒札
ステータス:レベル27
耐性:破魔無効・呪殺無効(装備)
スキル:神楽舞(バロンダンス)
    (味方全体・HPを中回復する。
     また3ターンの間、攻撃力・防御力・回避と命中を一段階上昇させる)
    セクシーダンス
    (敵全体・中確率で魅了を付与する)
    ライトアップダンス(闇夜の閃光)
    (敵全体・中確率で目眩状態を付与する)
    (目眩:3ターンの間、命中率が大幅に低下する)
    スクラッチダンス
    (敵全体・ランダムに2~4回の小威力の物理攻撃)
    アリ・ダンス
    (攻撃をしてくる敵の命中率が大幅に低下する)
    チャクラダンス(チャクラウォーク)
    (戦闘時、行動順になるたびにMPが微少回復する)
装備: タップスアン(ガイア連合製霊装防具)
    小悪魔インナー(魅了・洗脳無効付与の霊装防具)
    ダンシングヒール(回避強化付与の霊装ローヒール靴)
    呪殺無効の腕輪
    体強のピアス(毒・麻痺・病気・目眩耐性付与霊装)
    スマホ型COMP(アナライズ、エネミーソナー、百太郎)
詳細:
 半終末前に合流した黒札の中でも珍しい踊りによる異能を発揮している女性黒札
 ウェーブの掛かった髪を肩で切り揃えた覚醒時に髪と目が黒から銀髪銀眼の美少女の容姿
 前世はバレリーナを志すが中学生で病気になり数年後に死ぬまで病院にいた少女
 今世では同じくバレエを志すもメシア教のせいで海外がアレなために諦めた一神教家系出身
 バレエ業界にいたメシア関係者に狙われ逃げ出す際にある黒札に助けられたのが切っ掛け
 現在は両親と山梨に在住し家族を守るため強くなるために日々異界で踊り続けている
 強くなるのを志したのは人魚ネキが踊る映像を見てその美しさと実際の強さに憧れたから
 今では踊りの才だけなら彼女の背中が見えている状態で追いかけている
 シキガミは装備や引っ越しや両親の借金返済など諸々の経費捻出のために未購入
 趣味はとある分野の読書でナマモノネキ愛読者の会(非公式)で花蓮とは知人だった
 山南恋とは山梨に来てからの友人で弟の閑の事は前々から密かに狙っていた
 容姿は「MMDオリジナルキャラ」の「折岸みつ」にそっくり

【タップスアン】
新潟で倒されたアラハバキの残したフォルマから作られた最高級の女性用防具
蜜が高額のお布施をして連合ガチャで当てたフォルマを材料としている
原作ではタイ舞踏の女性用衣装の一部で胸の部分につける衣装の形をしている防具
現代風にアレンジされて黒のノースリープの形に変更されている
布製ながら金属鎧と遜色ない防御力を誇り疾風(衝撃)属性の攻撃に高い回避率を付与されている
 
名前:間藤花蓮(まとうかれん)
性別:女性
識別:転生者(ガイア連合)・25歳
職業:特別養護老人施設ガイアホーム職員/介護福祉士
ステータス:レベル7
耐性:破魔無効・呪殺無効(装備)
スキル:悪魔変身(大天使ファヌエル)
    ハマ(敵単体・低確率で即死を付与する)
    ディア(味方単体・HPを小回復する)
    介護知識
装備:施設職員制服(ガイア連合製防具)
   呪殺無効の指輪
詳細:
 第24話で登場したドッペルニキの実の妹で日米ハーフのため銀髪碧眼の女性転生者
 悪魔変身能力者の黒札で「大天使ファヌエル」に変身する
 前世では乙女ゲーだけが唯一の癒やしだった30代で過労死した社畜OL
 今世では日本生まれだが国際結婚の両親により幼少期はアメリカ在住
 その後、メシア教に洗脳された神父の父親と離婚の末に母兄と日本に帰国
 高3の時に掲示板を見つけ兄とガイア連合に合流しオフ会で覚醒
 高卒時に執拗なメシア教の勧誘から逃げるように神戸から引っ越した
 母親は山梨支部で税理士や公認会計士として企業や支部と契約し働いている
 兄と違い、その能力への蔑視と戦闘の過酷さからレベル上げを諦め勉強して介護士に就職
 それ以来10年間、たまに異界には潜るが山梨で介護士として暮らしている
 シキガミや霊装装備などの高価な品は諦めて平穏に暮らすことだけが今の目的
 自分の容姿そっくりのシキガミを複数見た事で自分が買うつもりはなくなっている
 実は年下趣味でナマモノネキの本の愛読者でもあり山南閑は好みのど真ん中
 容姿は「Fate」の「カレン・オルテンシア」にそっくり
    
【大天使ファヌエル】
レベル7 耐性:電撃無効・破魔無効・呪殺弱点
スキル:裁きの雷火(敵単体・中威力の電撃属性攻撃)
    マハンマ(敵全体・小威力の破魔属性攻撃。
         弱点をついた時、確率で即死を付与する)
    神の顔・劣化
    (電撃属性・破魔属性の与ダメージが10%増加する。
     自身が生存中、
     味方の種族「天使」「大天使」は自身が受ける全てのダメージが10%減少し、
     自身が与える全てのダメージは10%増加する)
詳細:
 旧約聖書外典の「エノク書」に登場する大天使
 その名前は「神の顔」を意味し、希望を与える大天使とされている
 神の御前の十二天使の一人で、贖罪の大天使とも呼ばれている
 この世界ではその権能からまともな天使の一人でガブリエルと共に逃げ出している
 変身時は2対4枚羽で白い貫頭衣を着た天使の姿に変わる

・敵対者

名前:海渡みずの(うみわたりみずの)
性別:女性
識別:転生者(ガイア連合)・39歳
職業:ガイア連合所属黒札
ステータス:レベル9
耐性:破魔無効・呪殺無効(装備)・魅了無効(装備)
スキル:デビルスマイル(敵単体・中確率で恐怖状態を付与する)
    淀んだ吐息
    (敵単体・3ターンの間、状態異常の付着率が上昇する)
    亡者の嘆き(敵全体・恐怖状態にした敵を必ず行動不能にする)
    交渉・根回し・脅迫
詳細:
 関西出身の転生者でかつて幸原みずきという女性活動家の仲間だった黒札
 思想としてはフェミニスト及びミサンドリーな新左翼リベラル活動家
 前世でも同じような活動に参加し今世でも同じような経緯の人生を辿っている
 未覚醒や低レベルの女性黒札の一部にいるツイフェミ思想のグループのリーダー
 幸原みずきが関西で変死した後、関西放逐組や山梨での残存グループをまとめている
 彼女自身は自身が強くなる事には戦闘の痛みや死への恐怖から頓挫している
 ただ、表向きには隠しているが覚醒した自分を肯定し未覚醒者や現地民を見下している
 専用シキガミやアガシオンはその辺の事を見透かされて許可が彼女には出ていない
 男黒札の嫁シキガミを生理的に不快に思う一方、自身は手に入らない嫉妬からより不満が強い
 またグループの資金源はガイア製品の横流しで支払うならメシアンや闇召喚士でも売っている
 そのためグループの仲間や自身は裏で横流ししているデバイスで武装している 
 今回の一件は山南閑とトラブルを起こした男達が彼女らが転売したデバイスを悪事に使ったのが原因
 容姿は黒髪の「ガンダムF91」の「ナディア・ロナ」にそっくり

【マジック・デバイス】
いわゆる魔法の杖であり、非覚醒者の関係者の護身用にと開発された魔法を放つ道具
魔法石のように使い捨てではなく、繰り返し使用者のHPやMPを使用することなく魔法が使える
使用できるのはあらかじめ込められていた魔法のみで強度は込めた術者の力量に左右される
込められているMPは専用の機器か魔法石の取り扱いに慣れた術者が再充電をすればまた使用ができる
要は、リリカルなのはのアニメに登場したストレージデバイスやDQの魔法の武器の再現品である
形状は杖の他に武器やスマホなど様々なデザインと形状のものがある
彼女らのグループが主に扱うのは攻撃魔法ではなく状態異常魔法のものが主力である
護身用と言い逃れやすくするためとその方が色々と“便利”だから

作中で閑が鬼の面を時々覗かして事態を動かしているのは、彼の本霊が娯楽ついでに鑑賞しているからです。

「年上の女房は金の草鞋を履いて探せ」とは言いますが、おねショタは2次元の中だけにしましょう。
女性側が成年でも未成年に手を出すと犯罪になります。


読んでくださった方がいるならありがとうございます。
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