年始から犬でバタバタした実話です。

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直近で起きた小話。


迷い犬

 

年明け早々、我が家は騒がしかった。二日の昼過ぎ、兄夫妻が騒いでいる。何の事かと出て見ると、黒い柴犬がそこにいた。家で飼っている黒い柴犬そっくりだった。聞けば、買い物の帰り、この犬を見て家の犬が家から脱走したのかと思い、追っかけていたらしい。犬は非常に大人しく、余りに家の犬と真逆だったと判る。まず、毛並みが整っていない事、その犬が若々しい事(家の犬は10歳の老犬)、何より首輪が違う(家の犬は胴を回すタイプの首輪)。余りに痩せ細り、人慣れしていて大人しい為、誰かが捨てたかと思ったが、手を近付けてもスリスリと寄ってくる等、虐待されている形跡はない。餌と水を与えるとガツガツと食べている、余程腹が減っていたらしい。

 

家で話し合いをした。飼おうかと思ったが、仮にただの迷い犬だった場合、もし黙って飼えば窃盗罪に問われる。そこで保健所と警察に連絡、警察で拾得物預かりの書にサインする。犬の特徴、保護した日、保護した者の名前を記入。更に一定期間飼い主が見つからなかった場合、うちで正式に飼っていい日にち等がこれで判った。ただ、年始と言うのもあり(コロナ対応で人員が割かれていたのもあるが)保健所の対応は翌日からと言う事になり、その日は犬の散歩と食事、寝床の手配のみで終わった。家で飼っていた犬が1日中不機嫌だった(他の犬に構っていると犬の機嫌が悪くなったり自家中毒を起こす等なるので注意しよう)。

 

翌日、警察から連絡が入り、保健所経由で飼い主が判ったと言う。野良犬と思われた犬は、実は何度も飼い主の家から脱走していたらしい。しかし今まで警察に連絡を入れていなかったらしく、今回もまた保健所から連絡が入る位の考え方だったらしい、迷惑な話である。

 

飼い主と警察が我が家に来て引き取りに来た。まだ若い家族が元の飼い主らしい。妻の方は車から出てこず、夫が一人出て来て警察立ち会いの元書類を書いて引き取りが完了した(警察に拾得物預かりを届け出た場合、例え飼い主本人でも直接引き取りが出来ない。警察に書類書きと確認をして引き取り出来る)。心無しか犬は喜んでいた為、愛情をもって飼われている事は分かったものの、もう少し毛並みの手入れ、粗相のしかたはしっかり教えるべきだと思った。後、たかが犬で警察沙汰にするなと言う感じの態度(相手は声に出さなかったが)にややムカついた。生き物を飼うならばきちんと最後まで責任を果たせ、基本だが重要だ。日本の生体の展示販売に反対の意見を持っていない俺だが、飼うからには最後まで、可愛いから飼うのではなく、家族としてしっかり愛情をもって飼って欲しい。

 

 




犬、大事に飼っていますか?可愛いからの一言で飼って、飽きたから保健所へとかそんな事していませんか?最近は生体の展示販売そのものを廃止しようと言う話も聞きますが、それもこれも人間の勝手から来ています。ペットとして飼う事、今一度見直して下さいね。

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