これは、まだシャドウが現れる2年前の事
ミドガル王国に有る、とある貴族の屋敷
主「ひひひ・・・!」
女「主様!・・・如何か・・・如何かもう・・・」
男「駄目だ!・・・もっと・・・もっと楽しませろ!!」
鎖で縛られ、全身傷だらけの女を男は容赦なく襲う。
まるで獣の様に
女は、唯泣き叫ぶ事しかできず
女「うぇ!」
やがて、失意の余り衰弱死した。
男「あ~あ・・・つまんねぇ!」
衰弱死した女を見ても男は顔色一筋変えず、まるで物としか目に見えていない。
それもその筈、男はこれまでに犯罪を犯していた。
容赦ない取り立て、そして女を誘拐しては犯して殺す
そんな犯罪を犯しても男は裁かれる事は無い。
何故なら、男はかなりの身分の貴族で裁く事が出来ないからだ。
その為に民衆は見て見ぬ振りをし、王国でさえも証拠がなく動く事が出来ず
奴らの横暴に怯えるしかなかった。
だが、それに鉄居を下す者が居た。
『うわぁ・・・・・・!!』
男「ん!?」
『な、何者だ!うわぁ!!』
男「何事だ?」
突然の悲鳴に男は何事と思いきや
護衛の騎士「大変です!何者かが突然襲撃を!!」
男「襲撃!?相手は何人だ?」
護衛の騎士「それが・・・1人です。」
男「何だと」
突然の襲撃と襲撃者の数が1人だと聞いて驚愕する。
「葬る!」
護衛の騎士「うわぁ!」
護衛の騎士「な、何なんだうわぁ!」
謎の女剣士1人に護衛の騎士は次々と倒されていく。
男「何をやっている!相手は女1人だぞ!!」
男が叱るも護衛の騎士は次々と倒される。
更に
ボーン!!
護衛の騎士「な、何だ!?何が起こって?」
いきなり何処からかの狙撃
「・・・・」
そして、遠くの屋上から狙撃銃を持つ女性
騎士「このままでは・・・全滅です!!」
護衛の騎士達は全滅寸前
男「す、直ぐに騎士団を呼べ!!」
男は慌てて、王国騎士団を呼ぶ様命令するが
護衛の騎士「王国騎士団をですか?・・・しかしそれでは?」
王国騎士団を呼べば、此方がやっていた事が明るみに出る。
そうなれば立場が危うくなる。
男「良いから早く呼んでくるんだ!!」
だが、男は気が動転してるせいか、全く聞かず、早く王国騎士団を呼んで来いと命令するが
「その必要はない!」
男「!?」
突然、床から悪魔の様な化け物が現れ
男「貴様何者だ!!」
男は何者かと問うと
「俺の名はゴースト!・・・お前を冥土へと導かん男だ!」
怪物の名はゴースト
しかも死の世界へと案内すると言った。
男「貴様が噂のゴーストか!」
男はゴーストの事を知っていた。
ゴースト「知ってるなら話は早い・・・自分が犯した罪をあの世で悔い改めろ!!」
男「ほざけ化け物目め!死ぬのは貴様の方だ!!」
護衛の騎士がゴーストを帰り撃ちにしようとする。
ゴースト「はぁ・・・全くいさぎよしを知らない奴らだ!」
すると、ゴーストの影から狼見たいな魔物が現れ
『うわぁ!?』
その魔物に護衛の騎士はなす術もなく食い殺される。
男「ひぃ!」
ゴースト「残るはお前だけだ・・・お前を守る者はもういないぞ!」
既に下に居た騎士達は全滅
残るは男唯一人。
男「た、助けてくれ!!・・・金ならいくらでも出す・・・」
ゴーストと魔物に囲まれる中で、男は命乞いする。
ゴースト「駄目だ!・・・そう言ってお前は何人もの人間を好き勝手に殺してきた・・・その報いを受けろ!」
だがゴーストは許さない。
男「いやだ!死にたくない!!・・・助けてくれ!・・・何でもするから!!」
それでも男は命乞いを続ける。
ゴースト「ならばお前はディアボロス教団について話せ!」
突然、ゴーストはディアボロス教団の事を問う。
男「な、何故それを!?」
ゴースト「お前は教団に資金を提供していた・・・更に悪魔憑きになった者も・・・さあ、教団について洗いざらいはいて貰おう!」
男はディアボロス教団の関係者だった。
男「し、知らない!・・・俺はただ・・・頼まれただけ何だ!!・・・あの方に!!」
男はディアボロス教団については何も知らず、唯誰かに頼まれたと言い張る。
ゴースト「誰だ!?」
男「そ、それは・・・」
男は名を口にしようとした次の瞬間
男「うわぁ!」
何所からか謎の刃によって、男は殺されてしまった。
ゴースト「・・・死人に口なしか・・・」
標的は仕留めたが、情報は得られなかった。
アオメ「ボス!」
さっきの剣士が来て
ゴースト「終わったか?」
アオメ「屋敷に居た奴らは・・・大方始末した!」
屋敷に居た騎士は既に全滅し、残っている者はいない。
ゴースト「よくやった・・・帰還するぞ!」
アオメ「ん!」
任務を完了し、その場から消え去った。
数時間後
アイリス「遅かったか・・・」
ゴースト達が去った後、しばらくしてアイリス・ミドガル率いる王国騎士団が駆け付けるが、時既に遅く。
辺り一面血と死体の山だけが残っていた。
アイリス「皆殺しか・・・酷い物だ!」
現状を見て、余りにも酷いありさまだと思うアイリス。
王国騎士「しかし、此処の連中はあまりに取り立てが酷く・・・中には・・・」
アイリス「そんなの関係ない!・・・ゴースト!・・・必ずこの手で捕まえる!!」
アイリスは、ゴーストを必ず捕まえると誓う。
この頃、ミドガル王国には、裁けない者を闇で裁く暗殺集団が有った。
その名はゴースト
彼らは音も無く現れ、そして消える。
雅に幽霊の如く。